The Society of Helical Carbon ヘリカル炭素学会

Helical C (CMC), PAT PCT/FDA JP & TH (Food), SM TH FDA (Med)

高濃度水素水

2015-11-28 22:58:15 | 健康

伊藤園が今年7月に発売した「高濃度水素水」が、先週ごろから一部で物議を醸しています。インターネット上では「伊藤園どうしたんだ」と困惑する声や、中には「伊藤園はもう買わない」など“不買”を表明するコメントも。

 「水素水」とは昨今注目されている、水素ガスを含んだ水のこと。伊藤園でも「還元性 水素水」として2008年より取り扱っていましたが、今年になって新しく「高濃度水素水」としてリニューアルしていました。価格は1本200ミリリットル入りで、7本セットが1780円(税込)と、一般的なミネラルウォーターなどに比べるとかなり高めとなっています。

 ただ、一部では「美容や健康に良い」とされている水素水ですが、具体的な効果については懐疑的な声も多く、販売している伊藤園に対し「がっかりした」「怪しい商売に手を出すなんて」と批判が集まる形に。またサイトでも具体的効果については一切触れておらず、代わりに「水素の量」や「水素の抜けにくさ」、モニターからの「お水なのでカロリーも気にせず飲めますね」といった当たり障りのないコメントばかりが並んでいたことから、「詐欺みたいな説明書き」「ギリギリで疑似科学にならないよう気を遣っている狡猾(こうかつ)さを感じた」といった声も寄せられています。

 これについて伊藤園側に確認したところ、ネット上での批判については社内でも把握しているとのこと。また「高濃度水素水」の具体的効果について質問すると、「薬事法の規制があるため、伊藤園としては効果をうたうことができない」との回答でした。

 「高濃度水素水」の具体的な販売本数については公表されていませんが、2008年から販売している「還元性 水素水」はこれまでに累計で500万本以上を販売しているそうです。

 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151125-00000027-it_nlab-sci


青森県の不健康習慣

2015-11-19 02:18:32 | がん

がん死亡率11年連続で1位の青森県。その原因になっている生活習慣はなんなのか?そこで青森県出身の記者ならではの視点で、何げなくやっている習慣をあげてみると、専門家から次々に指摘が!そんな、やってはいけない青森県の不健康習慣を紹介。

【朝からスープ一気飲み!ラーメン大好きな県民性】
 とにかく青森県民はラーメンが大好き。県庁所在地を調査した総務省の『家計調査』(’13年)では、青森市が中華めんとカップめんの購入数量全国1位に。また、朝からラーメン店は、サラリーマンや主婦で満席。スープはほとんどの人が飲み干す。

「ラーメンのスープの塩分が気がかりですね。スープを最後まで飲み干すと、日本人の1日食塩平均摂取量11gの半分近く取ることに。がんや生活習慣病にとっていいはずがありません」(白澤抗加齢医学研究所所長・白澤卓二医師)

【病院に行くのが遅い】
「青森県のがんの発症率は全国平均とさほど変わりません。がん検診率も同じく、とりわけ低いワケではありません。それなのに、がん死亡率が高い。その要因のひとつは、転移もなく治療が期待できる『早期発見率』が43.6%の全国平均に比べて10ポイント近く下回っていることです。つまり、医療機関を受診したときには、症状がかなり進行した状態の人が多いのです。今後は、受診する機会を早めていく対策が求められています」(弘前大学医学部附属病院・松坂方士准教授)

【やめられない禁断の味。焼き魚に醤油ドバドバ~】
 青森市内の食堂では、焼き魚に醤油をドバドバかけ、真っ黒になった焼き魚でご飯をかっ込む人を多く見かける。

「青森県では脳卒中で亡くなられる方が多く、県を挙げての減塩運動をした結果、塩分摂取量は11.7gにまで減り、全国2位から15位に。それでも全国平均よりも高いので、県では塩分摂取量1日8gを目標として、塩分の代わりに県産食材でダシをとる“ダシ活”に力をいれています」(青森県庁のがん・生活習慣病対策課の嶋谷嘉英課長)

【日本一ソーセージを愛する人々】
 実は、青森は一世帯当たりのソーセージの購入数量も全国トップ。ソーセージといえば、先ごろ、WHO(世界保健機関)がソーセージやハムなどの肉の加工食品を過剰に摂取すると、がんのリスクを18%高めるという調査結果を発表したばかり。

「共働きが多く、手軽に作れる加工品が好まれる土地柄です。総菜も揚げ物や肉類が多く脂っこいものが特徴です」(対策課の嶋谷課長)

【スナックで、ウイスキーを飲むのがたしなみ】
 ソーセージと並んで意外なのが、ウイスキーの購入額も日本一の県だということ。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151118-00010005-jisin-soci


コーヒー、アルコール、喫煙、肥満

2015-11-18 10:03:49 | 健康

「大人になると神経細胞は再生しない」――最近までそう信じられていた。脳の機能は年齢とともに低下するばかりだと。ところが近年、生きている脳の活動を「見る」ことができる技術が登場し、脳科学が飛躍的に発展。「脳は鍛えることができる」という発見が広まった。

 日本では2005年に「脳を鍛える大人のDSトレーニング」(脳トレ)がブームになり、アメリカでも2007年にPBS(公共放送)で「ザ・ブレインフィットネス・プログラム」というスペシャル番組が放送されるなどして、脳トレーニングの関連市場が立ち上がった。ちなみに「脳トレ」は、米欧や韓国などでも発売されている。

 その後、さまざまな報道や研究発表、商業的な主張が入り乱れ、混乱と誤解が広まったのも事実だ。それでも、「脳は鍛えることができる」あるいは「脳の活性化に好ましい習慣や行動がある」といった点については、一般に認められるようになったと言えるだろう。

 そうした「ブレインフィットネス」分野の最新の知見をまとめたのが、『脳を最適化する――ブレインフィットネス完全ガイド』(山田雅久訳、CCCメディアハウス)だ。神経科学における健康管理と教育手法を専門とするマーケットリサーチ会社、シャープブレインズの最高経営責任者であるアルバロ・フェルナンデスと、同社の最高科学顧問エルコノン・ゴールドバーグ、そして認知心理学博士のパスカル・マイケロンが著した。

「ブレインフィットネスとは、クロスワードパズルを何回か余計にやることでも、朝食でシリアルと一緒にブルーベリーをたくさん食べることでも、少し長い距離を歩くことでもない」と、本書では述べられている。

 運動から食事、瞑想、レジャー、人間関係、ストレス、脳トレまで、あらゆる側面から脳を「最適化する」具体的アドバイスを盛り込んだという本書から、「Chapter 4 私たちはほぼ食べたものでできている」を抜粋し、3回に分けて掲載する(なお、この抜粋第3回の最後には、「Chapter 4」の要点が簡潔にまとめられている)。

<*下の画像をクリックするとAmazonのサイトに繋がります>


『脳を最適化する
 ――ブレインフィットネス完全ガイド』
 アルバロ・フェルナンデス、エルコノン・ゴールドバーグ、
 パスカル・マイケロン 著
 山田雅久 訳
 CCCメディアハウス


※抜粋第1回:脳を健康にするという「地中海食」は本当に効果があるか はこちら
※抜粋第2回:記憶力や認知力をアップさせるサプリメントは存在するか はこちら

◇ ◇ ◇

飲み物は脳にどう影響するか?――コーヒーとアルコール

 脳の健康について関心が高まるにつれ、2種類の飲料が繰り返し研究されるようになっている。コーヒーとアルコールである。

 カフェインはキサンチンと呼ばれる化学基に属していて、ニューロンの働きを短期間スピードアップさせる働きがある。このニューロンの活性化がアドレナリンホルモンの分泌につながり、私たちの身体にいくつかの影響を及ぼす。心拍数が増え、血圧が上がり、気管が開き、脳のエネルギーになるグルコースが追加的に血中に放出されるのだ。そのため、適度な量(日に数杯)のカフェインを摂取することは注意力をよくすることにつながる。

 コーヒーを定期的に飲むことは、持続的で生涯にわたる利益になるのか、害になるのか? その答えには、良いニュースと悪いニュースが混在している。良いニュースは、長期研究による結果のほとんどが、否定的な内容よりも肯定的な内容を示していることだ。明白な害も起こっていない。悪いニュースは、一般的な脳機能に実際に有効かどうかの研究結果が、短期的効果においても、加齢に伴う認知力低下や認知症になるのを遅らせる長期的効果においても、一定ではないことだ。

 脳に作用する別の分子はアルコールである。アルコールの過剰摂取が脳にダメージを与えることはよく知られている。ほどほどの摂取による影響はやや不透明だ。最近の国立衛生研究所のメタ分析は、軽くたしなむ、あるいは、ほどほどの飲酒であれば、おそらく認知力低下のリスクを減らすだろうと報告している。しかし、結果はやはり一貫したものではない。研究方法にも相違が見られる。たとえば、「軽くたしなむ」「ほどほどに飲酒する」の定義が、最低で週1~2杯、最高で週に13~28杯であり、研究によってひどくばらついている。この不一致に関する明解な説明もなされていない。

 アルコール摂取によるアルツハイマー病への影響はもう少しはっきりしている。国立衛生研究所の同じメタ分析は、飲まない人と比べて、軽くたしなむ、あるいは、ほどほどに楽しむ程度の飲酒であれば、男女ともアルツハイマー病になるリスクが低くなると結論づけている。ただ、ほとんどの研究が、晩年におけるアルコール摂取を扱っているので、晩年になってからのアルコール摂取が認知症のリスクに影響したのか、大人になって以降の継続的な飲酒が影響したのかはわかっていない。

 アルコールが脳に与える長期的な影響という点で納得できる説がひとつある。それは、心臓血管病になる率をアルコールが低くするとするものだ。HDLコレステロールを上昇させ、血栓を形成する要因を減らす作用がアルコールにあるからだ。そのため、ほどほどの飲酒であれば、脳の血管システムを保護するだけでなく、脳卒中を防ぐ効果があり、その結果、よりよい認知力を保ち、認知症になるリスクを減らすことへとつながっていく。

 補足になるが、晩年にアルコールをほどほどの量たしなむ人は身体全体が概して健康なので、なぜ、アルコールが認知症への進展リスクを低くするかをうまく説明できない場合がある。

問題を起こすふたつの要因――糖尿病と喫煙

 ラリー・マクリーリーが指摘しているが、認知症の初期兆候のひとつに、脳が効果的にグルコースを使えなくなることがある。一部の研究者が、その事実に気づいている。糖尿病という病気の核心はグルコースをうまく使えなくなることだが、脳内でそれが起こっていることから、アルツハイマー病を3型糖尿病と呼ぶ脳神経学者もいる。

 最近行なわれた国立衛生研究所による広範囲にわたるメタ分析が、糖尿病によって、認知力が低下するリスクや、アルツハイマー病になるリスクを高くすることを立証している。糖尿病になることが、認知的な機能不全につながる大きなリスク要因になるのだ。これは、体内の微小血管がダメージを受ける細小血管障害が、血糖値をコントロールできない糖尿病の人たちの特徴だからかもしれない〔そのため、グルコースや酸素がニューロンに運搬されなくなる〕。ほかの可能性として考えられるのが高血糖症だ。高血糖症は脳内の血流を変化させ、同じように認知力を障害する。

 糖尿病が認知力に影響を与えるという情報が大切なのは、糖尿病患者になんらかの方法で認知力への影響を相殺しようとするモチベーションを生じさせるからだ。それは、たとえば、よりよいライフスタイルを選択する、あるいは、認知力を向上させたり、認知力の低下や認知症になるリスクを低減させたりする介入を考えさせるきっかけになるだろう。

 喫煙はどうだろうか? 今現在、喫煙している人はアルツハイマー病になる高いリスクを抱えているといってよいだろう。そして、タバコを一本も吸わない人と比べると、認知力低下が激しくなることがわかっている。

 今この時点からの禁煙が助けになるのは、一度も喫煙したことがない人と比べると認知力は年々低下するが、禁煙せずに喫煙を続ける人に比べれば、アルツハイマー病になるリスクが高くならないからだ。この結果は、たぶんタバコの葉に起因するものであり、ニコチンが脳に及ぼす影響とは話が違ってくる。決定的な研究結果に欠けるものの、ニコチンが認知機能(注意力、処理速度、記憶力)を強化することを示すいくつかの調査があるからだ。

肥満と認知力

 体重と認知力との関連性は本質的なところであきらかになっていない。これを探った研究は数が少なく、結論に至っていないからだ。肥満とアルツハイマー病になるリスクとの関連性についても相反する結果が報告されている。あるものはリスクが増加するとし、あるものはリスクが減少するとしているのだ。たぶん、体重が認知力に与える影響は小さいのだろう。この相反する結果を生む別の要因として、被験者が太り過ぎになったときの年齢も問題になるだろう。

 体重という指標では、認知症になるリスクを矛盾なく予測することはできないことを示す研究もある。高いBMI(肥満度指数)が、若い頃は認知症になるリスクを増加させるが、晩年になると減少させるからだ。この結果に関しては、晩年における体重減少は、(リスク要因ではなく)認知症の初期症状ではないかとする指摘がある。

 最近行なわれた38に及ぶ研究の再調査も、中年期の肥満と晩年の認知症には関連性がないとする。同じ研究は一方で、肥満と認知力そのものとの間には関連性があるとする。肥満している人は、いわゆる実行機能、つまり、計画力や推理力、問題解決能力などが低い傾向にあるからだ。実行機能の低下は食習慣を乱して体重増加につながりやすい。また、体重が増加すると、生物学的なメカニズム(炎症、脂肪の増加、インスリン抵抗性)を通して次々と脳に悪影響を与えるだろう。しかし、肥満したから認知力が低下するのか、認知力が低下したから肥満するのか、その因果関係はわかっていない。

 好ましい行動指針は、どちらか一方を選ぶのではなく、肥満と認知力の両方に注意を払うことである。これは、この本の主要テーマにつながっていく。万能薬を使った解決を期待するより、認知力に影響を及ぼす主な要因に効率よく取り組むほうが、意味があるからだ。

まとめ

●脳は全体重のうちの2%しか占めていないが、全体の25%のグルコースを消費している。エネルギー要求量がとてつもなく大きい器官であり、認知機能の良し悪しに私たちが食べたものが影響することを示す理由のひとつになっている。

●栄養素が脳に与える影響は、短期間(エネルギーが急増し、その結果、よく脳が働くようになる)だが、長期間に及ぶ場合もある。たとえば、地中海食(野菜、フルーツ、シリアルをたくさん、魚は適度に食べ、アルコールも適度に飲む、乳製品と肉類は少なくする)に忠実に従っていると、認知力が低下するリスクと認知症になるリスクを減らす。

●健康的な人が、安全かつ効果的に認知力を向上させるサプリメントは確認されていない。ふだんの食のあり方がなによりも大切だ。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151112-00159517-newsweek-int


薬の特許「同一成分でも用法違えば延長可能」 米社の抗がん剤、最高裁が初判断

2015-11-17 19:56:12 | がん

成分が同じ抗がん剤について、用法・用量が異なるため改めて薬事法の承認手続きを受けた米大手製薬会社「ジェネンテック」が特許期間の延長を求めた訴訟の上告審判決で最高裁第3小法廷(木内道祥裁判長)は「同一成分の薬でも用法・用量が一定程度違えば、特許の延長を認める場合がある」とする初判断を示した上で、国側の上告を棄却した。特許延長を認めなかった特許庁の審決を取り消した知財高裁判決が確定した。

 用法・用量が異なっても効果・効能が同じであればすべて「同一の薬」としてきた特許庁は、最高裁判決により延長を柔軟に認めるよう変更を迫られる。

 特許権の独占期間は出願日から20年だが、医薬品の場合、製造・販売承認まで時間がかかることも多く、承認に要した期間を考慮して最長5年の延長が特許法で認められている。同社が開発した抗がん剤は、平成19年に最初に承認を受けた後、用法・用量を変えて21年に承認を受け直していた。同社は21年の承認について延長を申請したが、特許庁は「同一の薬で延長は認められない」と退けた。

 知財高裁は「21年の承認によって別の治療方法が可能になった。用法・用量は薬事法上の承認の審査事項で重要だ」として延長を認めるべきだったと判断、特許庁の審決を退けた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151117-00000550-san-soci


アンチエイジング=柿+きのこ

2015-11-16 17:46:43 | 健康

 

■レシピ付き!  なぜ柿、キノコで老けない体になれるか? 

 ・食物繊維:“体内で最大の免疫器官”である腸内の環境を整える作用で、風邪などの病気に対する抵抗力を高めるのを助けます。「柿が赤くなると医者が青くなる」という言い伝えの通り、“万病の元”とも言われる風邪が流行し始める秋に、昔の人は“旬の柿”を健康増進に役立てていたのでしょう。

 柿は病気の予防に役立つだけではありません。柿の渋味の元、タンニンが口臭や便臭の抑制に役立つことが最近の研究で明らかになりつつあります。これはタンニンが口臭や便臭の原因となるイオウ化合物(臭いを発散する揮発性)を、臭わない物質(不揮発性)にするためです。

 柿はそのまま食べる以外にも、細切りにして「豆腐の白和え」や「柿なます」(酢の物)にしても美味しく食べられます。熟した柿がたくさん手に入ったら、ジャムにしたり、牛乳とよく混ぜ合わせたりするだけで簡単に作れる「柿プリン」(レシピは文末参照)がオススメです。

 ▼ウォッチ[2]きのこ 免疫力向上、血圧降下、高血糖の低下! 

 縄文時代に食べられていた形跡が残っているキノコもまた、日本人とは“深い仲”です。春が旬のキノコもありますが、日本人にとってキノコの旬と言えば 、秋。栄養面では食物繊維が豊富で、ビタミンDやB1、B2も豊富です。
■若い世代に多い「新型栄養失調」とは何か? 

 年配者はほぼ完璧です。

 しかし、その一方で、最近「新型栄養失調」と呼ばれる栄養不足が懸念されています。

 この十数年間の国民健康栄養調査結果を見ると、1日に口に入れる食品の量はあまり変わらないのに、ビタミンやミネラル、食物繊維といった栄養素の摂取量が年々減っています。なぜか?  これは若い人たちの問題です。
■なぜ、70代なのに40代に見えるのか? 

 私は買い物カゴ・ウオッチャー。カゴの中身を覗けば、その人の食生活や健康状態がおおよそ推測でき、食生活の改善ポイントが見えてきます。

 先日、スーパーで「奇跡の人」に出会いました。

 若い女性(推定20代)から「ねえ、バーバ」と呼ばれた女性。OLらしきその若い女性(お孫さん)の年齢から考えると、バーバは70歳は超えているはずです。なのに、顔や体型を見て、驚きました。ハツラツと、姿勢もよく、明るい雰囲気。若々しいのです。40代といっても嘘じゃないくらい。

 バーバの買い物カゴには、柿や数種のキノコなど、旬の食材が入っていました。“老けない体の秘密”はこれにあったのかと合点がいきました。

 柿とキノコ。

 言わずと知れた、秋の味覚。旬の食べ物です。地味だけれど、体を老化させにくいすごい栄養パワー(簡単レシピ付き)があることはあとで詳細に解説していきましょう。

 その前に、特に年配者ほど取り入れている「旬」の食習慣の文化が消滅の危機にあるので、そのことについて簡単に触れたいと思います。

 図1を見てください。60歳代以上の年配者は「旬の食材を選んでおいしく食べる」ことが身についているせいか、健康維持に必要な栄養(厚生労働省策定の推奨量)をある程度摂っています。

 昔から日本では「旬のモノは栄養価が高い」という言い伝えがあり、四季折々の旬の食材を積極的に食べ、その栄養を健康に役立ててきました。旬の野菜は旬を外れたモノよりもビタミン類が多いことが近年の研究で明らかにされています。

 また「初物を食べると寿命が75日のびる」という言い伝えもあります。

 この真偽のほどは「? 」ですが、日本が世界一の長寿国となり、日本の伝統的な食事“和食”が“長寿食”として世界中から注目されていることは事実です。“和食”には「旬の食品を上手に選んでおいしく食べる」という生活の知恵がつまっており、これがユネスコ無形文化遺産に登録されるに至った理由のひとつでもあります。

 図2を見てください。若い世代(20~49歳)の栄養素摂取状況です。ビタミンやミネラル、食物繊維などの主要な栄養素18項目のうち、推奨量を上回るのはたった3項目だけ。しかも、ビタミンAは推奨量の半分以下、ビタミンDやB1、C、食物繊維は推奨量の6割にすぎません。まさに、「新型栄養失調、ここにあり! 」と言えます。

 ビタミンやミネラルは生きるために必須の栄養素で、食物繊維は生活習慣病の予防・改善に役立つ栄養成分です。たとえ食べる量が同じでも、「旬」の食材を積極的に食べれば、口に入る栄養量は必然的に増えてくるはず。若い人たちは特に旬に目を向け、意識して食べましょう。

 ▼ウォッチ[1]柿 栄養満点+風邪・二日酔い・口臭対策にもってこい! 

 平安時代の漢和辞書『倭名類聚鈔』にも登場するほど、柿は古くから日本人とは“深い仲”。栄養面では、ビタミンCやβカロテン(プロビタミンA)、食物繊維などが豊富です。

 ・ビタミンC:喉や鼻の粘膜の健康維持に役立つビタミンCは身近で手に入る果物中トップ。中くらいの柿1個(150g)でレモン果汁5個半分のビタミンCが摂れます。これは1日の推奨量を上回る量です。また、ビタミンCは二日酔いの原因となるアセトアルデヒド(アルコールの分解過程で生じる物質)の分解を助ける作用があります。ビジネスマンの皆さん、飲み過ぎたら柿です。

 ・βカロテン:“柿色”の元となるβカロテンは体内で必要に応じてビタミンAに変わり、これもまた粘膜の健康維持に役立ちます。風邪などのウィルスは喉や鼻の粘膜から体内へ侵入するので、粘膜が乾燥せずに潤った健康な状態であればウィルスの侵入を防げます。
 特筆すべき点は、“キノコ”の持つ成分そのものが直接、免疫アップに役立つことです。これまでの研究で、免疫増強作用が強い順に並べると……。

 (1)松茸(2)舞茸、ホンシメジ、エリンギ(3)エノキタケ、椎茸、ナメコ、ハタケシメジ、ブナシメジになります。

 この免疫増強作用は医療現場でも利用されています。現在、椎茸の抽出物(レンチナン)は日本で抗がん治療に使われており、舞茸の抽出物(MDーフラクション)については乳がん治療のための臨床試験がアメリカで行われています。

 ほかにも、キノコには血圧降下、高血糖の低下、血清脂質の改善、認知症改善、肝障害改善、花粉症の軽減、血流の改善などの様々な効果が期待されています。

 キノコの健康効果をしっかり享受するには、

 (a)色々な種類のキノコを食事に取り入れること
(b)キノコの有効成分を閉じ込めている細胞組織を破壊して食べること

 がポイントです。細胞組織は加熱でも破壊されますが、ひとつひとつの細胞を完全に破壊しようと思えば、冷凍がオススメです。買って来たら、そのまま使えるようにキノコをほぐしてジッパー付の袋に入れて冷凍します。使う時には、鍋物や汁物には凍ったまま、卵とじや和え物にするなら解凍し、出てきた水分も一緒に入れて調理するようしましょう。冷凍してもキノコ特有の食感は失われないので、美味しく食べられます

 

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151113-00016645-president-bus_all&p=1


大腸がん

2015-11-12 09:29:30 | がん

大腸がんの病気療養のため、演奏活動を休止していたピアニストの中村紘子さん(71歳)が、11月末までだった活動中止期間を来年の3月まで延ばすことが明らかになりました。過去には、女優の坂口良子さんや漫画家の中尊寺ゆつこさんが大腸がんで亡くなっており、俳優の渡哲也さん(73歳)や女優の倍賞美津子さん(68歳)、ジャーナリストの鳥越俊太郎さん(75歳)などは大腸がんにかかった今も活躍されています。

女性の死因のトップにもあがる大腸がん。どのような症状があらわれるのでしょうか?

■「大腸がん」とは

大腸は、消化吸収が行われた食べ物を処理する消化器官で、長さは1.8メートルほどあるといわれています。口側から盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸に分けられ、これらの部位に悪性腫瘍が発見された場合を総称して「大腸がん」と呼びます。日本人では直腸とS状結腸に悪性腫瘍ができることが多く、男女共に60~70代の発症率が高くなります。しかし、最近では30~40代の若い人の間での発症も増加しています。

大腸がんは早い段階で治療すれば治る見込みは大きいのですが、発見が遅れるほど5年生存率が下がります。いずれにしても、早期発見することが重要です。

■「大腸がん」の初期症状とは

大腸がんの初期症状のひとつに「血便が出る」と聞いたことがある人も多いでしょう。実際に大腸がんでは、血便の頻度が高くなると言われています。痔でも同じように血便が起こることがありますが、血便に気が付いたら放置せずにすぐに検査をしましょう。ほかにも大腸がんには次の初期症状があります。

・下痢と便秘を繰り返す
・便が細い
・おなかが張る
・血便が出る
・体重が減少する

毎日排便があること、そして排便の状態がいいことが大切です。毎日自分の排便状態を確認し、把握しておくことが早期発見への一番の近道です。

■「大腸がん」の原因とは

大腸がんは、遺伝だけでなく喫煙や飲酒、肥満が原因で引き起こされると考えられています。特に、煙草を吸わない人に比べて、煙草を吸う人は約7倍大腸がんになりやすいと言われています。また、男性の大腸がんでは肥満も関係すると言われており、BMI27以上を境に大腸がんになる可能性が大幅に上昇します。大腸がんを予防するためには「煙草をやめる」「適正体重に近づける」ことが大切です。

大腸がんは日本人にとっては特に身近な病気です。上述したように初期症状では便に起こる異変が多くあらわれます。きちんと自分の排便状態を知っておくことが何よりも重要でしょう。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151111-00010003-mocosuku-hlth


ヘリカル炭素に関する臨床研究

2015-11-10 06:33:47 | がん


ヘリカル炭素のがんに対する基礎研究データは、「図説カーボンマイクロコイル」元島栖二著(2013)日刊工業新聞社に掲載されています。また、PAT PCT、日本化学会・文部科学大臣賞等多数の国際賞を受賞しています。

臨床研究参加希望の方は、「ヘリカル炭素学会参加と記載の上、住所、氏名、年齢、電話番号、疾病の症状を記載」の上、a1@eidaka.com宛メールをお願いいたします。ヘリカル炭素学会参加」表明で、何ら義務責任は発生しません。