でも我子がある年令や立場になってきたら、ひたすら見守るしかない。
本人自身で解決しなければならない時や事柄は必ずあるのだから。
親は、あくまで解決の糸口やヒントやアドバイスを伝えることで充分なのです。
いくつになっても子は子、親は親。
親を頼りにすることはけっこう、何でも話せることは良いこと、親としては嬉しいものです。
でも子は親を必要以上に頼りにせず、親も必要以上に腕を広げず、子もプライドを持たなくてはね、親も子のプライドを尊重しなくてはね。
親も苦悩し子も苦悩しながらお互いが成長するのです。
やがて、ある時期になると今度は親が子を頼りにするようになる。
お互いそのタイミングがうまい具合にいくようになった時こそ、本当に親も子も自立したといえるのかもしれない。
でも……でもね、我子がどうしてもどうしてもど~してもにっちもさっちもいかない程傷ついている姿を見た時、そんな時には親は大きく腕を広げて何の迷いもなく子を受け止める……ものでもあるのです。
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