雪割草~書家・木原光威のブログ

「読まれるための書」ではなく「鑑賞(み)られる」書を

大切にしていること

2013-01-17 16:41:37 | つれづれ


「雨にも負けず」の作品のアップです。

先日のアーティストトークで、お話させて頂きました
「作品制作上、大切にしていることが二点ある」ということについて、
今日はご傾聴頂ければと思います。


一つは、呼吸や間合い、リズムを大切にしています。
細かな技術に拘っていては、動き、流れ、抑揚などが出てきませんし、
身についた技術をいちいち選んで組み合わせて書くいとまなどありませんから
それは瞬間的な判断に任せて、自然と滲み出てくることを期待するしかないと思うのです。
そのために、呼吸や間、リズムは私の場合欠かせません。

もう一つは、ことば選びです。
「しっくりくることば」をさがします。
それは人によって違うと思いますが、
見つからなければ書く気になれません。    
ことばが決まれば9割方出来上がったようなものです。

宮沢賢治のことばは、私にとりまして、「しっくりくることば」のひとつなのです。


全体像はこちら。↑クリックで拡大



新潟県三条市で「初めて筆を持つ人のための書道教室」を始めました。
通信教室もあります。

お気軽にコメント欄から、または下記までメールでお問合せください。
→ hibari541★mail.goo.ne.jp  メールを下さる時は、★の部分を@に変えてください。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。