雪割草~書家・木原光威のブログ

「読まれるための書」ではなく「鑑賞(み)られる」書を

「風立ちぬ いざ生きめやも」

2013-08-27 20:55:56 | 書展





第22回書展 グループ墨花    越智麗川氏






「書展 グループ墨花」


ご案内いただくたびに


見に行きたいと強く思いつつ


未だうかがうことなく


失礼をしています。





yoz先生が 越智麗川氏の画像を送ってくださいました。





右から来る風が


左上にスーッとやさしく吹き抜ける。


構成だけに拘っていてはこんな風にきまらないのです。


越智氏の感性が字字の間合いをつくって


見ている人になんともいえない空気を感じさせてくれるのだと思います。






「風立ちぬ いざ生きめやも」





ところで


「めやも」の音が私にはいい感じで


堀辰雄の誤訳だ云々の話はありますが


古語の持っている


独特な


DNAに働きかけるようなこの響きに


私は強く意識がむかうのです。








ボツ作品2点

2013-08-25 15:47:58 | 書作・その他

   









いずれも「幻聴のひばり」







「文字文明展2013」に出すものを書いてました



うっかりして締め切り日を間違えていて



慌ててやり出したんですが・・・







慌てて書いても



余裕がありすぎても



だめですね







じゃぁ どれくらいがちょうどいいかといえば



それもなんといっていいか・・・







できない時は



何を言ってもいいわけです









「第5回文字文明展2013」は



9月24日(火)から9月30日(月)まで



韓国 昌原城山アートホールにて




久々に日本酒

2013-08-19 23:31:51 | つれづれ



夏といったらビールですよね。


酒はそんなに強くはないのですが毎日飲んでしまいます。


普段は焼酎ですけど・・・。






でも今日は日本酒でした。


さすがに冷やでしたが、日本酒もうまいですね。






日本酒といえば・・・


一度だけ日本酒のラベル(ロゴってやつですか)を書いたことがあります。






おいしいと評判だったのですが


今は(2年前から)作られておらず、


ですから市場に出回っていません。(たぶん・・・)


残念です。






新潟は日本酒がうまいですから


いい酒がいっぱいありますけど


自分がちょっとでも関わったということで


情がうつってしまって


この酒、けっこう飲みました。







「千年悠水」といいました。









第53回現日書展へ 3

2013-08-09 21:55:32 | 書展



岡村雞守斎氏「重山」 ガリガリと石を彫るがごとく、紙を削り、筆を押し込む。






新潟の本間渓僊氏 この木簡・残紙調で同人格推挙に。






諸橋紅苑氏 時間差で動く噴水のように揺らめきながら。楽しい。







Yoz先生の「残響」  いつもお世話になっているマルチな方。なんといってもことば選びから参考になるのです。

その全貌はこちらから「Yoz Home Page







そして木原の作品 「蒼空に舞う」  前にもブログに載せましたが、今回は淡墨

後半筆が走り過ぎましたか。どうでしょう。




第53回現日書展へ 2

2013-08-08 21:39:32 | 書展



小櫃凜香氏 「龍虎」 公募で特選受賞  若手テーブルの一員





懇親会は春に引き続き「若手テーブル」

前の職場では自分よりはるかに若い人たちを相手にしてきて

違和感はないはずなのだけれど

なんていっていいか

うまく溶け込めなかったというか

微妙な緊張感があったというか・・・

いやいや、ぴちぴち、キラキラしている彼らが眩しくってといった方がいいでしょうか。







高瀬里佳氏 「あさがほの・・・」  春の若手テーブルでもご一緒でした。







テーブルの皆さん。

未来の現日会の担い手達です。

大切にしなければね。







もうひとテーブルありましたが、こちらは私がご一緒させていただいたほう。







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