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日々の移ろい

母へ面会

昨年3月11日から入所している老健へ 面会に行ってきました。

今日は、春のような暖かさ。

テラスの窓越しの面会です。


ガラス戸の向こうとこちらでは、難聴の母(93)では 聞き取れません。

15センチ程 ガラス戸を開けて 網戸越しにしてくださいましたが、
やはり ほぼ一方通行の会話になりました。
「今日は温泉に入ったわ」

温泉とは、大きなお風呂のことです。

「ここ(施設)に来たのは、初めてやわ、おとうさんが、行ってえぇ、と言うてから、正月過ぎにやっと来たんやわ」

と、言います。

おとうさんは生きているようです。

「ここに来る前はどこに居たん?」 と聞きましたら、

「蟹江」と、答えます。

あっています。

しかし、
実家から私達の家に来て2年間のことはストンと 抜けているようです。

「あと10日後のお彼岸に、お父さんのお墓参りしてくるね」

と、話すと あら?という表情をしました、亡くなっていると、理解できたのでしょうか。

その後、「忙しいのに 悪いなあ」と、話す母でした。

表情も元気でした。

「ここの人は ええ人ばかりよ」と、母にとって過ごしやすい場所になっているのでしょう。

ここへ入所した経緯を覚えていない母です。

私に、追い出された事情も覚えていない、

認知症って この点は助かりました。

それに比べ、姑は頭がクリア、

これはこれで 色々困るんですよ(笑)







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