今日は、春のような暖かさ。
テラスの窓越しの面会です。
ガラス戸の向こうとこちらでは、難聴の母(93)では 聞き取れません。
15センチ程 ガラス戸を開けて 網戸越しにしてくださいましたが、
やはり ほぼ一方通行の会話になりました。
「今日は温泉に入ったわ」
温泉とは、大きなお風呂のことです。
「ここ(施設)に来たのは、初めてやわ、おとうさんが、行ってえぇ、と言うてから、正月過ぎにやっと来たんやわ」
と、言います。
おとうさんは生きているようです。
「ここに来る前はどこに居たん?」 と聞きましたら、
「蟹江」と、答えます。
あっています。
しかし、
実家から私達の家に来て2年間のことはストンと 抜けているようです。
「あと10日後のお彼岸に、お父さんのお墓参りしてくるね」
と、話すと あら?という表情をしました、亡くなっていると、理解できたのでしょうか。
その後、「忙しいのに 悪いなあ」と、話す母でした。
表情も元気でした。
「ここの人は ええ人ばかりよ」と、母にとって過ごしやすい場所になっているのでしょう。
ここへ入所した経緯を覚えていない母です。
私に、追い出された事情も覚えていない、
認知症って この点は助かりました。
それに比べ、姑は頭がクリア、
これはこれで 色々困るんですよ(笑)