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日々の移ろい

介護される側の胸中

三女と1歳児の孫が来てきた。

孫のパンパースを替えるのを見ていて、
姑の紙パットを替える私は どんな表情をしているのか?と思った。

姑は、

「お下の世話にもならんと、
朝起きたら 死んでいる
そんな死に方(ぽっくりと)がしたい」

と、よく言っていました。

又は 老衰 が 理想と。

それを聞くたびに、

(人の手を煩わさずに逝くのは本当に少ない)と聞いているから、まず無理でしょう と 心の中で応えていました。

昨夜 夫が、夕飯を姑の部屋に届けベッドテーブルやベッドの頭部分を上げる用意をしようとしたら、

「ご飯は食べない、食べないでいると死んでいける、死にたい」というような言葉を口にしたそうです。

嫁にお下の世話をさせて迄 生きながらえたくは無いという 思いでしょう。

私が姑の前に顔を出し、

「冷めてしまいますから食べましょう、食べないと出したい物も出ませんよ」と、声をかけたら

すんなり ペロリと平らげた姑です。

頭は 冴えてる姑です。
今の我が身が情けない思いで 一杯でしょう。


病気にならない様に、
様々な健康法を試みていた姑です。

これまで 病気には ほぼ無縁でした。

それでも 96歳という年齢には抗
えなかった のでしょう。









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