日々の移ろい

老親

夫の母、85歳。

私にとって姑である。
舅は私達結婚前の、夫が就職して直後の夏に、胃がんでなくなった。
胃がんは、開腹しても手遅れですぐに閉じられただけであった。
60歳だった。

姑は、48歳に未亡人となり、息子達は既に2人就職、3人目は大学院生だった。

こう聞くと、若い頃から苦労されていたのだと思う。
辛い事苦しい事を若いうちに、一杯経験してこられた。

私と違うところは、姑と同居をしていなかった事くらい。


さて、この頃良く思うこと。

老いて、子供の病気を知ること程辛いものはない、と思う。
順番が反対。
それも、治る見込みのないような難病などと聞けば、代わってあげたくてもできない。
ただ、見守るだけしかできない。
どうする事もできない、苦しさがある。

私にもいつかこんな日が来るのだろうか
それなら、健康に留意してまでも子供たちより長生きなどしたくない
やっぱり、70才過ぎたら、
もう本能の赴くままに、好きな事をして好きなものを食べて・・・

一番悲しいことと直面しなくて済むように、
神様、お導きください。
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