日々の移ろい

夫の病気

夫は定年前の健康診断で、肺ガンの疑いのある腫瘍が見つかり、
来週手術をすることになった。

まさか、こんな事が待っているとは思わなかった。
定年後、のんびりと休養をし自由な時間を過ごして欲しい。、と思っていた。

有給休暇が残っていて、9月3日から会社に行かなくてよくなった。
これからどんな日を過ごすのかな?と思っていたら
一日おきに病院の検査が待っていた。

CTは2度、PET, MR, 気管支鏡検査、などと続いた。
検査入院も。
それでも疑いは晴れず、今日外科の医師と相談し、
丁度空いていた手術室の来週火曜日が 夫のその日と決まった。

胸腔鏡手術は、朝から始まる、まず疑わしい部分を切除する。
そして病理解剖をして、悪性と判明すれば、右上肺葉部分を切除、午後15時くらいに終了する
良性ならば、12時で終了。
そんな予定を聞いた。

と言う事は、手術時間が長ければ、やはり癌だったと言う事で、
これからも転移なども心配しつつ、暮らしていかねばならない。

また、手術後の疼痛は相当らしく、傷みに弱い夫のことだもの、気の毒
これまでも、苦しい手術をした。

今日の主治医からの説明で、1期なら5年生存率が60から80パーセントという
恐ろしい数字も聞いた。

今までどこの妻よりも健康に気をつけた食事作りに気をつけていたと自負している。
だからこそどうして夫がと言う気持ちも起きる。

10月3日に長女の安産祈願の為 京都に行く事を楽しみにしていた。
その夜は、なかなか席が取れないようなお店での食事も用意してもらっていた。

夫の体が思いのほか良好になれば、こんな嬉しい事はなく
私一人ででも行きたい。
しかし、苦しんでいる夫を残してはいけないと思う。

これから、私達夫婦に訪れる日々はどんなものとなるであろうか・・・
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