昨日市立図書館から久しぶりに借りた本を読んでいる。
浅田次郎さんの「人は情熱がなければ生きていけないー勇気凛々ルリの色」と山崎豊子さんの「小説ほど面白いものはない」。
浅田さんのは、文句なしに面白い。山崎さんのは少しさわりを読んだだけだが、これもよさそう。
よおおし、張り切って読もう。いい信念(新年)にいい本に当たるのはとても嬉しい。
そして、一か所だけ思うところが。
浅田さんの「男がキレた女の言葉」の章に以下の文章がある。
元来東京人は極めて排他的で、理由もなく地方出身者を蔑む。だから東京人の間で「イモ」という言葉は、しゃれにも愛嬌にもならず、口に出した途端喧嘩になる。
他にも「田舎っぺ」の略である「カッペ」も最大の侮辱であり、さらに端的な「ヒャクショー」に至っては、冗談にも口にしてはならぬ禁句であった。
確かに。この頃、今から18年前はそういう風潮だった。
でも、変わった。農家の絶対数が少なくなり、農業への若い人たちの参入希望が出てきたと、同時に、若者の農業にたいする羨望みたいなもの見聞きするようになった。
農業への共感が増えるように、私もちょびっと努力して、読み書きしていきたい。