ゆたかなり 牡丹に和傘 添ゆる心よ
鶴岡八幡宮 牡丹園
wikipediaによれば、牡丹の原産地は中国で、盛唐期以降、「花の王」として他のどの花よりも愛好されるようになった、・・・、日本では8世紀には栽培されていたようであるが、文学に登場したのは『枕草子』が最初である、とのことです。
一方、傘は6世紀ごろ仏教文化とともに中国より日本に伝わってきたとのこと。
牡丹に傘を添えたのは古代中国からか、日本に渡来してからか・・・
なぜ傘を添えるのか? 牡丹のあの広く美しく、しかもか弱い花びらを雨から守るという合理的な理由もあるのでしょうが、和傘と牡丹の組み合わせが何とも言えない心地よい風情を醸し出します。この繊細なセンス、素晴らしいと思います。