沿道に 廃屋いまだ 原発事故
福島県双葉郡 May5,'23
今回、孫の国際サッカー大会会場J-Villageが福島県双葉郡楢葉町にありますので、水戸以北の国道6号線を何十年かぶりに通りました。この写真の光景は、5月5日の子どもの日の帰途に撮ったものです。
昨年の8月30日、福島第1原発事故の放射能汚染で全町避難が唯一続いていた福島・双葉町は、特定の区域で避難指示が解除されました。しかしながら、そこに住まわれていた被災者の1割くらいしか戻られていないとのことです。そういう予備知識はあったものの、この10年の間に廃屋と化してしまった建物が並ぶ光景は、荒涼としていて、やるせなく、背筋も凍る現実世界でないような錯覚に陥りました。
原発事故は恐ろしい。また、原子力発電ので発生する放射性廃棄物(核のゴミ)の安全な処理方法はいまだ見出されていません。
地球温暖化対策で火力発電への依存率を下げなければならない中で、原子力発電への依存率も下げるには、太陽光、水力、風力、地熱などの再生可能エネルギーの活用が不可欠です。
同時に、私自身の日常の生活スタイルも変えていかないといけないと思いました。冷暖房、食料、翌日配達、コンビニの24時間営業、大量の食品ロス等などのエネルギー消費生活。
今後、今享受している利便性、贅沢を少しでも我慢する生活様式が一般化する時代に移行していく、乃至は移行せざるを得ないのではないか、とも思いました。