城は小 偉大家康 夏の雲
浜松城にて
今の巨大都市・東京の道路、川、町の配置などの都市の形の基本は、1590年に江戸城に入城した徳川家康によって作られたと記憶しています。今は皇居となっている入城当時の日比谷方面は海であったとか・・・。
浜松城は今回初めて訪れました。天守閣は昭和33年(1958年)に実際の2/3程度の大きさで建設された鉄筋コンクリート造で、小ぶりの部類かなとの印象です。
天守閣内のビデオによれば、家康入城当時の浜松城(1570年)は初期の江戸城と同じように湿地帯に囲まれていたところを、城域の拡張や改修を行い、城下町の形成を進めたとのことです。
浜松城周辺の今昔を見、大都市・東京と江戸の町との関係を思い起こし、改めて、家康は偉大な都市計画家だったのかな~と思いました。
ところで、9月18日は暦の上では秋ですが、写真のこの雲、十分に夏の雲と言えるのではないでしょうか? 異常気候の一現象なのでしょうが、夏雲の美しさの中に、自然の大きな力、人間を威圧するような不気味さをも感じます。