海霧に耐え育てられ礼文薄雪草
海霧:じり
レブンウスユキソウ群生地にて
この花は礼文島固有種で、群生地は香深(かふか)港から歩いて行ける海に面したかなり急な斜面にあります。お花ガイドさんの説明では、礼文島は霧の島とも言われるくらい夏でも霧の日が多く、気温も下がります。海から吹き上げてくる風もかなり強烈です。この群生地はかなり厳しい環境にあるのですが、この海からの霧が、川などの水の供給源の無い斜面に咲くお花に水分を供給し、礼文島を高山植物の花の島にしてくれているそうです。霧は礼文島の高山植物たちにとっては恵みでもあるとのことです。
礼文島でしか見られないこの花の花言葉は「初恋の感動、尊い記憶、大切な思い出」。日本の最北端の島でこの花に出逢え、良い思い出となりました。