コロナ禍の癒し新緑ペイネ館
軽井沢 ペイネ美術館にて
楽しくも大難題でありました発表会でのギター演奏も終わりましたので、再び新緑の軽井沢紀行に・・・。
わが奥さんがペイネ美術館に行きたいというので訪れました。この画家、ペイネさんの名前は知らなかったのですが、美術館に入って絵を見た途端、軽快なタッチのほのぼのとした癒しを感じさせてくれるこの絵は見たことがある、と思いました。それぞれの絵に書かれているペイネさん直筆の文には初めて接しました。「生」を透徹しつつも、絵と同様のほのぼのとした「言の葉」の舞に、いつとはなしにペイネさんの「愛と平和の世界」に惹き込まれていました。静謐で品のある無常観、私なりの侘び寂びの世界を感じました。
Pauvre? C’est la vie!
無いって? それも人生!
これって、明るいですよね~! 日本の
起きて半畳寝て一畳、天下取っても二合半
は、私自身のお気に入りの格言の一つで、且つ人生観の一つともなっていますが、ペイネさんの言の葉と並べてみると、なんとなく精神論的な静けさを感じてしまいます。
コロナ禍で親しい人となかなか会えない今、ペイネさんの「恋人」だけでなく、家族、友人の大切さを改めて思う日々です。ペイネ美術館でペイネさんの絵と言の葉に出逢い、その感をほのぼのと深めることが出来ました。
ペイネ美術館は、軽井沢町の南に位置する塩沢湖を中心とする総合的リゾート施設・「軽井沢タリアセン」の中にあります。建物自体は、建築家アントニン・レーモンドが昭和8年に建てたアトリエ「軽井沢・夏の家」を移築復元したものです。こじんまりとしたcozyな木造で、軽井沢の新緑の中、ペイネさんの作品と共にゆったりと豊かな時間を過ごすことが出来ました。