コルビュジエの 息吹西美の リニューアル
西美(せいび):西洋美術館の略称
リニューアル前の西美の前庭は、ロダンの四つの作品の周りが確か植栽されていて、でも、特段違和感を感じていませんでした。リニューアル後の今の前庭に立ちますと、こちらの方が格段に素敵だ~!と思いました。狭い前庭が広々と開放的になり、ロダンの作品も一段と存在感を増し、コルビュジエの建物の美しいフォルムと互いに高め合っているように感じます。
最高峰の芸術家の作品には、後世の方々はあまり手を加えない方がいいのかな、と思いました。 日本の仏像や建物などの文化財修復の基本的考え方は、できるだけ創作当時のままの状態を維持しながら修復して後世の人々に引き継ぐと聞いたことがありますが、このことの素晴らしさを改めて思いました。
この写真は、西美の正門ではなく、西側の門から入ったところで撮りました。暫しそこでたたずみ、1959年の竣工当時を勝手に想像していました。