新緑に 聳ゆ本堂 崖造り
大悲閣千光寺の本堂は、この写真のように嵐山の急峻な崖の斜面にへばりつくように建てられています。「懸造り(かけづくり)」、「懸崖造り(けんがいづくり)」、もしくは「崖造り(がけづくり)」という日本の木造建築の伝統工法とのことです。京都の清水寺本堂、鳥取県三朝(みささ)町の三仏寺投入堂(さんぶつじなげいれどう)と同じで、訪れた時は「ようこんなところに建てたな~」と感嘆しました。
「観世音菩薩は経典によれば南海の普陀洛(ふだらく)山中に住むという。したがって、観音堂は普陀洛山にあやかって、名山の中腹に建てられるために、床下を高めて懸造になる例が多い」とのこと。信仰の力ってすごいですね~・・・
清水寺の写真は2008年12月、三仏寺投入堂の写真は2019年5月に訪れた時のものです。
懸造 見事清水 宵紅葉
清水寺本堂
信仰の 力新緑 投入堂
道峻嶮 堂新緑の 絶壁に
三仏寺投入堂