髭を剃るとT字カミソリに詰まる 「髭人ブログ」

「口の周りに毛が生える」という呪いを受けたオッサンがファミコンレビューやら小説やら好きな事をほざくしょ―――もないブログ

「へべれけ」 レビュー (ファミコン)

2019-03-01 21:00:32 | ファミコンレビュー
サイドビューアクション
発売元サンソフト(サン電子)
1991年9月20日発売



お話としては…

タイトル画面で放っておくと勝手にオープニングが始まるので
それを書いていく。
髭人があらすじ等を紹介する際は
大抵、漢字変換するが今回は敢えてそのままとする。


へべれけ:
 うぽ! みんなげんきかにょー?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

へべれけ:
 へんじがないにょー

へべれけ:
 みんなげんきかにょー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

へべれけ:
 しずかにするにょー

へべれけ:
 わちは へべだしょ
 わちのはなしをきくろー

へべれけ:
 はるかむかし
 へいわだったせかいが・・・・・・・・・

へべれけ:
 とばしよみしよーとしてるにょー
 しっかりよむにょー

へべれけ:
 2つのせいりょくにわかれて
 おおきなせんそうを・・・・・・・・・・

へべれけ:
 あとはめんどくさいからとりせつを
 よむにょー

へべれけ:
 そうさほうほうをせつめいするにょー

へべれけ:
 こうげきは じゃんぷして ほうこうきーを
 したにいれると てきを・・・・・・・・・

へべれけ:
 めんどくさいからとりせつをよむにょー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

へべれけ:
 なにっ さっきからわちが
 ぜんぜん うごいとらんてか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

へべれけ:
 ひととはなすときは まっすぐまえをむいて
 ちょくりつふどーで はなすにょー

へべれけ:
 けっして ようりょうがないとか
 じかんがないとかじゃないにょー

へべれけ:
 そんなことはどうでもいいにょー

へべれけ:
 さあ わちといっしょに ぼうけんのたびに
 でひょー




空白が少なく文字が全て平仮名であり独特の喋りをする上に
表示時間も短いので読んで理解するのに苦労する。
その気持ちを少し分かってもらいたくて敢えて平仮名にした。(苦笑)

補足しておこう。
「取説読め」とか言っているしな…
箱裏に書かれたお話としては

大きな戦争が起き、その甚大なエネルギーは周りの世界を巻き込み
『へべれけ』はエネルギーから生じた時空の裂け目に落ちてしまった。

『へべれけ』は途方に暮れたが元に世界に戻る冒険を始めた。

という感じです。





特徴

※それぞれの技は初期では使用不可。
 マップ上にいる特定のボスを倒す事で使用可能になる。

キャラを紹介しておく




『へべれけ』(上記画像、左端)

特徴:他キャラと比べて動きが速い。
 壁登りを習得する。

技:『くびちょんぱあたーく』
 頭部を3キャラ分ぐらい飛ばし敵に攻撃する。雑魚のみに有効
 上キーや斜めにキーを押すと上部斜めに攻撃可能

備考:設定上はペンギンである。
 ちなみに2017年9月21日に「Nintendo Switch」で発売された
 「ぺんぎんくんギラギラWARS」にて
 『へべれけ』含めた4人がキャラとしてダウンロード配信されている。


『助左衛門』(上記画像、左から2番目)

特徴:他キャラに比べてジャンプがゆったりであるため
 他キャラに比べ若干遠くまでジャンプ出来る。

技:『めんたまとびであたーく』
 飛び道具、目ん玉が飛び出て若干敵を追尾して雑魚敵を倒す。
  目玉は戻って来なくなる事もあるが
  どうやら再生しているらしく飛ばした目玉が画面外に行けば
  再使用可能。

備考:古風な侍っぽい口調
 「参った参った。隣の神社。」



『おーちゃん』(上記画像、右から2番目)

特徴:4キャラで唯一、氷の上でも問題なく歩く事が出来る。
 (他キャラで歩行しようとすると転ぶ)
 水は水面を泳ぐことができる(潜るのは不可)

技:『あいすこちこちあたーく』
 雑魚をその場で凍らせて足場にする事が出来る。(空中にも固定する)
 凍らせた敵は一定時間で元に戻る。

備考:女の子である。
 身に着けているのは着ぐるみで当然別の着ぐるみを着ていたりする。
 2人のしもべがいる(従う訳ではない)
 高笑いを良くする。
 SFCやPSで
 「おーちゃんのお絵かきロジック」
 というタイトルでスピンオフ作品で主役として登場している。
 設定的には『へべ』が好きだが表に出さない(とされている)



『ぢぇにふぁー』(上記画像、右端)

特徴:4キャラで唯一、水中を潜る事が出来る。

技:『うげーばくだんあたーく』
 口から爆弾を吐く。(何か卵っぽくてナメック星人みたい)
 時間で爆発し、破壊可能のブロックを壊せる。
 但し、敵は倒せない(何で?)
備考:潜れるのは有能だけど…
 うげーばくだんはキモイ。
 設定的には『おーちゃん』が好き




操作方法

左右キー:移動
下キー:体勢を低くする。
 体勢低め→左右キー:そのままの体勢で移動
Aボタン:ジャンプ
 水中の『ぢぇにふぁー』のみ:泳ぐ
 ジャンプ中、下キー:踏みつけ攻撃

 アイテムの吸盤取得後、壁際でAボタン:『へべれけ』のみ壁を登る。

Bボタン:『ぽぷーん』を所持
 『ぽぷーん』を所持中にBボタン:『ぽぷーん』を投げる

各キャラの技を取得後に
 Bボタン長押し→ハートみたいのが集まり
  集まってから再度Bボタン:特技使用

  ※ハートは一時的に維持するが、隣マップに行くと消失。



雑魚敵は『踏みつけ』により倒せる。
『踏みつけ』せずに乗るとダメージを受ける。

『踏みつけ』を行うと敵は大体『ぽぷーん』という頭みたいなものを出す。
それを投げつける事が可能である。
『ぽぷーん』が出現しないときは体力回復が出る。



点数は65点

良い点
・独特世界観
・操作性良好


悪い点
・踏みつけ下ボタン
・開始時、場所固定、体力10固定。




良い点の解説

・独特世界観
 あらすじを見ればわかるが
 緩いキャラの面白世界観が好きになる人もいるんじゃなかろうか?


・操作性良好
 歩く、ジャンプなど挙動にストレスは感じない。
 ジャンプ中にキャラを替えても変にカクカクするような事もない。



悪い点の解説
・踏みつけ下ボタン

 上記の通り操作性はいいのだ
 歩いたり、ジャンプしたりという挙動は悪くない。
 だが「スーパーマリオブラザーズ」に慣れてしまっているせいか
 ジャンプして何もせず踏みつけようとしてダメージを受けることが多発。
 ウゼェ…
 何故に厳格に下ボタンにこだわる?
 別に下ボタンを押さなければならない必然性がないんだよね。
 何も押さないといういわばニュートラルの状態での特殊操作ってのもないし…
 他にジャンプ中、上や左右キーを押したからと言って何もないし…
 何でこんな仕様に…


・開始時、場所固定、体力10固定。
 
 マップは結構広いが
 開始の場所はパスワードやコンテニュー問わず固定
 体力はハートの器を取ると結構最大体力が増えるが
 最初の体力は10固定。
 
 体力は、全回復施設のようなものはなし。
 各所に『薬』が存在するが、
 1度取ると、ゲームオーバーやパスワードを使わないと復活しない。
 『薬』はパスワードで保持されるので
 パスワードを使って再開しまず『薬』を使って体力を回復させて
 また『薬』を取りに行くって手法が良いのかもしれない。

 但し…
 めんどい…



広大なマップを隅々まで行く事で
新しいキャラクター、アイテム、特技を入手出来て
それにより同じ場所に行ったとしても更に行ける場所が拡大していくというゲーム。
新しい地点に行けて楽しいと言えるが

その場所に何があって何が障害となっているかなど
 (『壁があってジャンプ力が足りない』『水場がある』『壁がある』…etc)
細かいマッピングを行う人ならいいが
それをしない人は(髭人も)
どこに何の障害があったか忘れがちになるから
アイテムを入手した後に一度行った来た場所に再び戻るという
繰り返しが必須となる。
そういった行為が「面倒臭い」と思う人には向かないと言える。




それにしてもスーパーファミコンなど色々とシリーズ作品が出ていて
スーパーファミコンからはキャラが喋るのもあって
その声優さんが超絶豪華。

へべれけ:「林原めぐみ」氏
おーちゃん:「かないみか」氏
助左衛門:「若本規夫」氏
ぢぇにふぁー:「千葉繋」氏

という面々。
当時からすれば普通だったのかもしれないが
今考えると錚々たる顔ぶれ。
 (しかし『助座衛門』が「参った参った隣の神社」言うけど、それなら
  「装甲騎兵ボトム〇」で『バニラ』を演じた『千葉 繫』氏なんじゃないかとちと思うけど)
スーパーファミコンぐらいだと容量の都合上、
技名ややられ声程度であまりボイスがないちと残念。
仮にアニメ化でもしていたらマニアが相当出来ていたんじゃなかろうか?


ちなみに海外でも移植されていて
「 U-four-ia: The Saga」というタイトルである。

キャラ名とキャラデザインが一部変更となっている。

『助左衛門』と『ぢぇにふぁー』は名前こそ異なるがデザインは同じであるのだが
『へべれけ』と『おーちゃん』は異なる。

『へべれけ』は目が大きくなっているのだがその結果…
『ナイトキャップ』を着用した
「ドラゴンボール超」の『ジレン』と言った印象である。

『おーちゃん』に至っては完全に別キャラであり
どこにでもいるような角付きの恐竜と言った印象。
まるっきり別キャラでありモブっぽさが尋常でない(苦笑)
何故にあんな魅力0にする必要があったんだろうか?

PS)2019年現状、ややプレミアがついている。
 髭人は箱付だけども取説なしで7000円ぐらいで購入しました。
 取説付きならどれぐらいするんだろ…
 にしても誰か取説単体だけで売ってくんない?(無茶いうな)





ここからがネタバレ






















ボスとか一体何者なのだろうか?
何故、『へべれけ』達を邪魔するのかよくわからんのだけど…
単に『へべれけ』が元の世界戻りたいってだけだろ?
う~ん…
説明などは一切ない。


ラスボスを倒した後のエンディング

へべれけ:
 じゃあ みんな
 わちはこれでかえるにょー

おーちゃん:
 へべさま・・・ いってしまわれるのですね
 さみしいです
 けど ごきげんようですわ

すけざえもん:
 たっしゃでくらすでござる

ぢぇにふぁー:
 ずいぶんとせわになっちまったな
 まっ げんきでな

へべれけ:
 そいではみなさま ごきげんようでぴゅー


ごごごごごごごごごごごごごご・・・・・
(説明もなくどこからともなく出されたロケットに乗って発射する『へべれけ』)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

へべれけ:
 ただいまーぴょー
 おりゃ?

へべれけ:
 なんだ わちのもといたせかいって
 ここのことだったんだぴょーうっっ

どかーんっっっ
(みんな転んだりしてる)

スタッフロール

「SUNSOFT」の文字が出てちょっと放置
すると『へべれけ』のみが現れる。



へべれけ:うぽ!
 みんなどうだったかにゃ?

へべれけ:くそげーすれすれの すりりんぐな
 げーむだったりょう

へべれけ:いや なにもいうにゃ
 みんなのいいたいことは よくわかる
 しかし・・・ いやっ いいんだにょー

へべれけ:それはさておき (すててしまえ)
 こうしてわちは ちがうせかいで みんにゃと
 くらすことに なったにょだった・・・・・・

へべれけ:そいではみなさま またいつのひか
 ごきげんようでぱぴゅーっ


THE END



と表示され、スタートボタンでタイトルへ。


ってか、ロケットはどこから出したんだろ?
それに、元々、『へべれけ』そこの住人だったって話なのに
エンディングの後では「違う世界でみんにゃと暮らす事になった」って話が違うやん!!
どういう事だ――――――――――!!


ちなみに
「へべれけ」は
『へーべーのお酌』という意味のギリシャ語
「へーべー・エリュエケ(Hebeerryk)」が短縮されたいう説が定説のようである。

『へーべー』とはギリシャ神話の青春を司る女神の名前で
『ゼウス』と『ヘラ』の間に生まれ『ヘラクレス』と結婚している。

ギリシャ神話が日本に伝わったが
ただ『へーべーのお酌』という意味が
現在使用されている「へべれけ」の意味に転じたかは不明だとの事。

語源が正確には不明ならばゲーム内容もあまり深く考えちゃいけないのだろう。
うんうん。
髭人は常時『へべれけ』状態なのかもしれないが…




(オチが思いつかないからあれこれ調べて
 無理矢理、締めてみたのはナイショだ!)





「ROBOCOP 2 (ロボコップ2)」 レビュー (ファミコン)

2019-02-22 21:00:17 | ファミコンレビュー
サイドビューアクションゲーム+3Dシューティング
Ocean Softwareが開発
データイーストから発売
1991年4月2日発売

データイーストで日本版が開発されていたが中止となって
外国版を輸入という形になった。

特徴

基本的に右端に行けばクリア(ボスを倒すステージもあり)
各ステージにはノルマがあり
達成できないと3Dのシューティングステージが始まる。
そこでのノルマを達成できないとステージ最初に戻される。

サイドビュー時のノルマは
・『N』と書かれた麻薬の一定以上の回収
・犯人の逮捕数

但し、ステージ最初でそのノルマは明かされない。


残機制で
基本的に、敵にやられると最初からだが
中間地点が存在する。
だが、通常のゲームのように中間地点を通過するとそこから再開というのではなく
このゲームではステージ毎の条件を満たす事で中間地点から再開できる(ゲームオーバーになるまで)
ただ、その条件はノーヒントである。
(ちなみに
 攻略サイトでも「このステージにはないと思われる」という
 記述があり全ステージ、その有無は解明されていない。)



操作方法

サイドビュー時

左右キー:移動
Aボタン:ジャンプ
Bボタン:射撃(一部敵に最接近されるとパンチ、銃使用不可ゾーンでパンチ)

 ホバー搭乗時
  左右キー:移動
  Bボタン:ジェット噴射
  Aボタン:降りる(その際、ジャンプ)


3Dシューティング時

十字キー:標準の移動
Bボタン:射撃



得点は25点


良い点
・無限コンテニュー


悪い点
・前作のようなストーリー性皆無
・背景なのか足場なのかわかり辛い。
・一撃死
・操作性


良い点の解説
・無限コンテニュー
 読んで字のごとくである…
 というかコンテニュー制限があったらこのゲーム投げてる。


悪い点の解説

・ストーリー性皆無
 前作は完全再現とまでは言わないまでも
 ラスト付近など、映画版を添うような形でストーリーが展開されたが
 本作はステージクリアの合間に
 『ロボコップ』の毎回同じ1枚絵が表示され
 英文で『ロボコップ』に命令が下されるという描写しかない。

 映画を見た人はゲームでの場面で

 「こんな描写あったからそんな仕掛けにしたのか…
  そんなキャラいたな…」

 うっすら思い出すだけであり、劇中の場面など全く再現されていない。
 英文が分からない人は

 「なんのこっちゃ?」

 でしかない。

 登場キャラクターは犯人系のキャラがそれっぽく出て来るが
 会話は一切ない。

 『オムニ社会長』や『ルイス巡査』などは一切出てこない。


・背景なのか足場なのかわかり辛い。
 画面の色合いがやたらと毒々しいというか色合いに統一感がなく
 背景だと思ったら壁だったり、逆に何もなかったり非常に困惑する。
 擬態化しているというか同化しているような感じ。

 そんな背景みたいなものからビームが発射されたりとか…
 酷い!


・一撃死
 本作は敵からの弾の多くには耐久力がありダメージは受けるが
 被ダメージのモーションがなくロボコップの厚い重装甲をイメージさせるが
 多くの敵の体当たりや仕掛けなどに触れると即死する。

 歯車に触れると即死
 電流に触れると即死
 敵のメカに触れると即死
 プレス機に潰されると即死
 

 etc…

 挙げだしたら枚挙に暇がない。


・操作性
 初速は遅く動き出すと速い。
 そして滑りやすい。
 その挙動に戸惑って仕掛けに触れて即死なんて事は多々起きる。
 


『ロボコップ』のメインテーマが無くて不満。


外人が作ったゲームだからこうなのかと思えば諦めがつくのか…
『ロボコップ』がピョンピョンジャンプするようなアクションはプレイしたくなかったな。
映画では、バイクから飛び掛かったり高所から飛び降りるという描写がありはしたが
だからと言って通常でジャンプするような『ロボコップ』はなかった。

それに仕掛けなどで即死ばかりが目立つゲームであり
「電流イライラ棒」をさせられているような感覚

 ※「電流イライラ棒」とは

  「ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャー これができたら100万円」

  というテレビ番組のワンコーナーであり、
  2本のレールが曲がりくねったり仕掛けが沢山あるような所に伸びている。
  その間を警察官が所持しているような警棒サイズの棒を
  レールの間を通す。
  そのレールに接触しないようにゴールに進めるというもの。

しかも独自慣性がかかり仕掛けに触れ即死。
実にイライラさせられる。


PS)ゲームオーバー時の仮面外した状態のロボコップ(マーフィー)がキモい。


ここからがネタバレ






















よくわからん仕掛けなどを書いていこう

1面:工場前の外ステージその1
 特になし

2面:工場内その1
 大型歯車:周囲に無数に存在、触れると即死
 プレス機:ちょこっと出ていたかと思いきやいきなり出て来る。
 電気:静電気が作る奴の間に電気が流れる。触れると即死

3面:工場内その2
 磁力板:画面上にちょこっと出ていて
 ロボコップが直下に来ると浮かせて移動させる。
 強制移動なので穴直行のものもある。
 ホバー:Bボタンでロボコップを浮かせる。ってか何やねんコレ。
  ホバー使用中は電気と歯車が周りに多数ありだるい。

4面:工場前の外ステージその2
 タイヤ(?):タイヤみたいのが転がって来る。触れると即死

5面:工場内その3
 ジャンプ台:かなり遠くまで飛ぶ
 風船:風船みたいのが下部から上に向かって浮き上がる。触れると即死
 竜巻:足場の周りをグルグル回る。触れると即死
 レールがある動く足場:いくつもあり自動なのかよくわからん挙動する。
  別の足場に触れると即死

6面:工場前の外ステージその3
 特に新しい仕掛けは無し

7面:工場内その4
 爪の付いた足場みたいの:『ロボコップ』に下部から触れると
 UFOキャッチャーの要領で移動してくれる。
 但し、乗り続けると大抵行き先は穴。解除して足場に乗るのが重要

8面:ボス戦
 バズーカで弾切れになるまで攻撃してくる。
 弾が切れると殴りかかって来る。こちらもパンチで応戦。

9面:工場内その5
 ビーム攻撃機:かなり早いビームを撃って来る。触れると即死
 U字磁石:直上では銃が撃てずパンチとなる。

10面:工場内その6
 特に新しい仕掛けは無し

11面:工場内その7
 下に行く足場:乗るとかなりすぐに下に行く、飛び移らなければならない
 ミサイル:左からミサイルが飛んでくる。
  触れると右端につれていかれるが結局死ぬので意味はない。
 虎ばさみ:時折とらばさみが下から出て来る。触れると即死
 『<<』という足場:操作が左右逆になる。
  ジャンプして次の足場に着くまでその操作となる。
  つまり、ジャンプして右の足場につきたい場合。
  ジャンプ中も左を押し続け、着地と同時に手を離す必要がある。

12面:工場内その8
 特に新しい仕掛けは無し
 仕掛けの組み合わせ

13面、夜であるので背景は暗いが宇宙っぽい雰囲気のステージ
 ノズル:時折火を出す。これは触れても珍しく即死ではないが
  かなり早く体力を減らす。

14面、ラスボス戦
 VSロボコップ2
 3連戦だが倒しても別に見た目は変わらない。
 敵への攻撃位置と敵からの攻撃の仕方が異なる。
 1度やられると1戦目からやり直し
 


エンディングはにっこり笑う『ロボコップ』の頭だけど
英文で少し書かれた描写とスタッフが書かれた1枚絵が出て来て終了。

「え?これで終わり?」

と、拍子抜けが半端ではない。
ループゲーでエンディングが一切ないとかあっても、
その後を文章だけでサラサラと書かれているようなファミコン初期ならともかく
1991年4月って…
スーパーファミコンが出て5ヶ月だからね。
何なんだろ…このゲーム。


ロボコップ:
 堪えろ。髭人。
 このゲームは洋ゲーだ。(震え声)


髭人:
 あ…
 そうすか…



「タイガーヘリ」 レビュー (ファミコン)

2019-02-15 21:00:19 | ファミコンレビュー

同名アーケードゲームの移植版
縦スクロールシューティング
開発はマイクロニクス
発売はポニーキャニオン
1986年12月5日発売


あらすじ
wikiなどがあるがあらすじが書かれたサイトなど発見出来ませんでした。
誰か教えて



特徴

Bボタンでボンバーを使用できる。
機体の左右の側面部に装備されており、2発使用可能。
敵の弾がその装備されているボンバーに触れると自動使用し
敵の弾を無効化してくれる。
勿論、ボンバーを所持していない方からの弾は自動発動せず、被弾する。

ステージクリアすると左右端に2発装填される。

色が変わる十字みたいな地上物がある。
その色の時に破壊するとアイテム等が変化する。

赤:機体側面部に小型ヘリが付き、同一側面方向に攻撃する。
 右側に着いたら右側直線に攻撃。
 左側に着いたら左側直線に攻撃。

白:機体側面部に小型ヘリが付き、正面方向に並列攻撃する。

 『赤白』共通で敵の攻撃を受けると小型ヘリは無くなる。
 小型ヘリ2機装備時に更に『赤白』十字を破壊すると点数になる。

緑:ボンバーを装備
 既に両側面に所持している場合に(つまり2個装備時)に取得すると点数になる。


出てきたり、消えたりする赤いブロックは10個破壊する毎に残機が1機増える。

2人プレイが可能であるが、交互プレイである。
同時プレイは出来ない。


得点は25点


良い点
・特になし

悪い点
・敵が少ない


悪い点の解説
・敵が少ない。
 敵の種類は4種しかいない。

 「戦車」「砲台(形状は若干違いあり)」「船」「硬くてデカイ車(戦車か?)」

 の4種。
 ボスは存在しない。
 戦闘機が飛行するが攻撃はしてこない。

・ループゲー
 ボスが存在しない上に、ステージ表記もない。
 調べたら全4面構成で2~4面の繰り返しだそうだ。
 すぐ飽きる。



ボスもおらず敵も少なく音楽もステージ毎に変わらない。(小型ヘリ装備時には曲が変わる)
2人同時プレイではなく交互プレイという仕様。
とても単調であり退屈。
20~30分もプレイしていると睡魔に襲われる。



裏ワザ

・コンテニュー
 ゲームオーバー時に
 A+Bボタンを同時押すとコンテニュー出来る。


コンテニューするほどのゲームではねぇんだよなぁ…



そうそう。
1面の最初は家とか車とかあり、破壊できる。
どう考えても民間人の所有物だろう。
破壊してええんか?タイガーヘリ。


PS)プレイ開始時のシーンの

 「ピシャン!」

 ってSEが何か好き。

ネタバレはなし。

「けっきょく南極大冒険」 レビュー (ファミコン)

2019-02-08 21:00:51 | ファミコンレビュー
同名MSX版からの移植作(1983年12月)
3Dアクション
開発はコナミ開発2課
発売はコナミ

あらすじ
ペンギンが南極大陸にある各国の基地に時間内にたどり着く。

特徴
クレバスやアザラシなどを避けて前に進んでいるとゴールがある。
時間内に到達するとクリアとなる。

操作方法
左右キー:移動
上下キー:スピードの調節

AorBボタン:ジャンプ
 ボタン連打(『ペギコプター装備時』):飛行(左右の操作は不可)

点滅する旗を取得する事で『ペギコプター』を一時的に装備する。
飛行時に一定時間経過か、飛行中一定時間前に着地するか
飛行時に『アザラシ』に触れるかするとコプターを失う。




点数は30点


良い点
・可愛らしい

悪い点
・残機無し
・ステージが代わり映えしない




良い点の解説
・可愛らしい
 ペンギンを題材としているからか
 愛嬌はあるよね。殺伐としてないし…
 でも、それだけ。

悪い点の解説
・残機無し
 15分程度で全クリできるようだが
 タイムアップで即座にタイトル画面はちと過酷過ぎるわ。
 何度かやらせてーや。

・ステージが代わり映えしない
 南極って事もあって背景は白が多く
 ゲーム中、邪魔になるのは「穴」「クレバス」「アザラシ」のみである。
 邪魔する物の種類が増えたりせず、
 3Dゲーって事もあって
 上記3つの障害が増えるという配置の違いしかない。



数面クリアすると
「パックマン」みたいなシアターがあれば良いんだけどね。
せいぜいクリアした時に国旗が上がるぐらい…
ああ…
元々このゲームは「教育ソフト」という位置づけで
MSX版の発売時のキャッチコピーは

「I love 地理」

だそうだ。
国旗を覚えただけで地理は覚えんだろう…
地理覚えるのは日本国内が主だが後に出る「桃鉄」に任せておけばよい。

しかし『アザラシ』のウザさは何なん?
穴から

「呼んだ?」

ひょっこり出て来る糸目野郎。
後に「コナミ」の「がんばれゴエモン」シリーズに出てきた『エビス丸』を彷彿とさせる表情。
当たると速度が0になるし、『ペギコプター』でも避けられないとか…
思いっきり蹴り倒す事とか出来んの?
パッケージみたいにタンコブ作らせるぐらいに…


プレイで重視するのは基本最大加速。
スピードを遅めにして障害の避け重視すると間に合わない。
穴にオットットしようと、クレバスに落ちたり、『アザラシ』への接触覚悟で最大加速。
後は上手く避けるって事ぐらい…


「けっきょく南極大冒険」ってタイトルだけど

結局の意味:つまるところ、最後には

だそうだ。
ただ基地をめぐる旅ってだけなら
別にそこまでしてまで大冒険するほどではなかったんじゃね?
それにもう少しゆっくり観光したってええやん。
何を急ぐ必要があるんだろ…
基地について旗をいち早く上げるのがそんなに楽しいんか?
氷に囲まれた世界だとちょっとしたことでも楽しくなるんだろうね。きっと。
そんな寂しいペンギン君にちょっとばっかり同情してしまう髭人なのでした。



ネタバレはなし



「エイリアン シンドローム」 レビュー (ファミコン)

2019-02-01 21:00:48 | ファミコンレビュー
同名アーケードゲームのファミコン移植版(1987年1月稼働)
トップビューアクション
開発はサンソフト、サンリツ電気(アーケード版はセガ第一AM研究開発部)
発売はサンソフト(アーケード版はセガ)
1988年12月2日発売


あらすじ
『リッキー』と『マリー』は宇宙船にセットされた時限爆弾が爆発する前に
仲間たちを救出しボスを倒し脱出する。



特徴
2人同時プレイ可能

操作キャラを『リッキー』と『マリー』の選択可能であるが
特にキャラ性能差はない。好みの問題である。

ゲームとしては
ステージにいる助けを求める人を制限時間内に全員救出するとボスのいる部屋が開き
そこにいるボスを倒す事でステージクリア


武器は三種
ステージ上の壁に設置してある。
文字に触れる事で取得する。


FB:ファイアボール、弾は大きい
F:火炎放射器、連続して放ち続けられるが敵に当たると一旦引っ込めてしまう
L:レーザー

MAP:文字通り、ステージのマップ、救出する仲間も表示される。
W:ワープ、触れた瞬間で別の場所にワープする。

操作方法
十字キー:移動
Aボタン:ショット


得点は50点


良い点
・特になし

悪い点
・次ステージ、武器持ち越し不可



悪い点の解説
・次ステージ、武器持ち越し不可
 次のステージでは初期装備なんだよなぁ…
 ただ、このゲーム。
 敵にやられた場合は現状の武器を維持している。





2人同時プレイだけど
1Pが左、2Pが右って行こうとしても
画面分割してくれないので手綱につながれた散歩の犬同然。
だからスクロールせず先に進めなくなる。
その割に、制限時間は短めである。
どちらかが譲歩して一方の動きを優先するのが大事である。


操作性は悪くない。
ただ敵を倒す爽快感ってのはあまりない。
何でかって言うとエイリアンを銃で撃って倒す訳だから結構グロいからだ。
倒した時に飛び散ったり
「ピチュ」とかいうような粘着物質っぽいSEもまたグロさに拍車にかける。


後、捕まっている仲間はエイリアン共
がうようよしている中を手を振っていて何かノンキである(笑)
観光気分か?画像でも撮ってSNS映えって感じ…にはならねぇだろ。
アーケード版を動画で見たけど、触手やスライムみたいのに
絡まれているので救出している気になるが…
奇数面だと男だが偶数面だと女子を救う事になるぞッ!
だから何?と聞かれたら…
手を振る所が可愛らしく見えるから即座に救わねば!(アホか…)


裏ワザ

タイトル画面で
2Pコントローラの右ボタンと
1Pコントローラの下ボタンを押しながらスタートボタン。

上下で面セレ可能
(5面まで)






ここからがネタバレ






















地球をバックに抱き合う二人。
なかなか美しいね。

ただ、ラスボス戦が案外ショボくて驚いたな。
本体の周りにグルグル回る奴に攻撃出来るから
それを倒したら第二形態との戦闘かと思いながら
グルグル回るのを倒したら
普通にクリアで逆に驚いた。
弱点の方がグルグル周回してるんかいッ!!



「エッガーランド ~迷宮の復活~」 レビュー (ファミコン)

2019-01-25 21:00:42 | ファミコンレビュー
エッガーランドシリーズ
トップビューの画面固定型アクションパズルゲーム
HAL研究所が開発&発売
1988年8月9日発売

あらすじ…
って調べたけどシリーズのwikiはあれど
個別のストーリーが載ってないやんけ!
特に本作にはオープニングシーンなどもないからな…
取り敢えず『ロロ』が『ララ』を助けに行く…
でいいんじゃない?



特徴
『ハートフレーマー』というハートマークが描かれたアイテムを全て取ると宝箱が開く。
その宝箱の中身を取る事で次ステージに行く事が出来る。

そのステージに配置された全ての『ハートフレーマー』を取るのが大変であり
『エメラルドフレーマー』というブロックなど動かし敵などを遮ったりして取得し
中には特殊効果がある『ハートフレーマー』の持つ能力を活かさねければならないステージもある。

『ハートフレーマー』の効果
 ステージによって効果や異なり、集める『ハートフレーマー』の数も異なる

 ・『エッガーショット』:一部の敵を卵にする事が出来る。(効かない奴もいる)
  押して移動できるほか水に浮かべると一定時間、橋の役目をして渡る事も可能(すぐ沈む)
  卵にした敵に『エッガーショット』を使うと画面外に吹っ飛ばすことが可能。但し、復活する。

 ・『橋』:水辺に任意に橋を架ける事が出来る。
  1度架けると動かす事は出来ない。

 ・『一方通行』:一方通行の向きを変更できる。

 ・『ハンマー』:岩を1つ壊す事が出来る。


操作方法

十字キー:移動
Aボタン:『エッガーショット』や『特殊能力』の使用
Bボタン:現在地点の表示


点数は45点

良い点
・歯応えがあるパズル

悪い点
・ポーズ出来ない。
・どの『ハートフレーマー』に能力がついているのか分からない。

良い点の解説
・歯応えがあるパズル
 パズルゲー好きにはいいんじゃないだろうか?
 操作方法は悪くないし、パスワードもあるし

悪い点の解説
・ポーズ出来ない。

・ポーズ出来ない
 部屋に入った直後は敵が止まっていてあれこれ考える事が出来るが
 1度動き出すと動く敵がいるステージでは止まらない。
 ステージの状態毎にポーズして考えさせろや。
 動く敵がいる所では考えている最中に攻撃されてやられる場合もある。
 落ち物パズルゲーでポーズを掛けながらプレイするのは反則ってのは分かるけど
 この手のステージクリアのパズルゲーなら許容せーや。

・どの『ハートフレーマー』に能力がついているのか分からない。
 ステージ中の『ハートフレーマー』はただ集める物なのか
 それとも特殊能力があるものなのか分からないし
 どの種類の能力があるのか
 とってみなければわからないのだ。
 色とかで区別しろや。



ただ、止まっているものに対して腕組みしてあれこれ思考してクリアしていくゲームではないんだよね。
一部敵は動いているからこちらを動いたり、敵を誘導したりやる事や考える事は多い。

敵の個性も色々あって
動かない蛇やら向かって来てこちらに触れると眠って動かなくなるキャラやら
普段は眠っていて『ハートフレーマー』を全て集めると炎を吐くキャラ、同じく動き出してくるキャラ
直線状に並ぶと攻撃を仕掛けて来る奴キャラやら…

個人的には『メドーサ』が嫌いだわ。
直線状に並ぶと攻撃を仕掛けて来る奴。
コイツは攻撃のモーションに入ると回避する事が不可能。
髭人が名付けたのは毛ばり大仏
最初は警戒しているんだけど、

「あれをこうやって…
 それをこうやる事で…
 よっしゃ!
 解けたぞ!!」

「~♪」

ザクッ

「何ィィィ―――――!?」

ウキウキで謎解きの仕方を試していたら想定から外れた所からザクッとやってくる。
再び、その大仏野郎の位置を考えた謎解きをやっていると別の所の大仏野郎が…
そんな事のエンドレスになる。
実に心臓に悪い…


で…
まぁ…

髭人は挫折しました~!
そこそこ進んでいたらコード引っ張ってバグらせてしまって
パスワードをとっていなかったもんだからね。
そのステージまでのパスワードが書かれたようなサイトを探していたけど見つけられなかった。
その代りにステージの全体図が乗っていて
その時点で結構難儀していたのにまだ1/4すらたどり着いてない事実を突きつけられたので

「当然、更に難しいステージが目白押しなんだろ?
 もうやってらんね」

という所である。
たまには進めるのが楽しいボーナスステージ的な物でもあればいいのに…
ガチばっかりなんだもん。
せいぜい2面に1回ぐらいボーナスステージ。
それはあまりにも甘すぎるか…
1日1ステージクリア
結構な期間をかけてじっくりパズルゲームを楽しみたいって人には向いているんじゃないだろうか?
チャチャッとクリアしたい気の短い髭人には向いておりません。


丸っこい頭に手足が生えたキャラって言うと
HAL研究所で言うと「星のカービィ」だわな。
本作主人公の『ロロ』と比べれば似ている。
「星のカービィ」内に『ロロロ』と『ラララ』という似たボスが出る。
緑の箱や『ゴルドー』を押すキャラである。
箱に関しては本作の物と同じであろう。
しかし、

『ロロ』からすれば

「あの後発の吸い込みピンク。
 何で俺より人気やねん!」

とは言っても『カービィ』と比べたら人を選ぶわな。本作は…
ま、万人向けじゃないのだから出演させてもらっただけでも
『ロロ』側は『カービィ』に感謝しなければならんのかもね。




ネタバレはなし



「チェスター・フィールド ~暗黒神への挑戦~」 レビュー (ファミコン)

2019-01-18 21:00:15 | ファミコンレビュー
サイドビューアクションRPG
VIC東海
開発と発売もVIC東海
1987年7月30日発売


あらすじ
昔、ガルドリア大陸は戦乱が続いていたが
『ガルス卿』とその臣下『バックヴァイザー』率いる義勇軍の手によって平定され
『ガルス卿』は『ガルドレド王国』を建国したが
『バックヴァイザー』は何故か1人息子と共に国外に旅立った。
20年間平和であった『ガルドレド王国』であったが
ある日、国王である『ガルスI世』は何者かに手によって暗殺された。
王亡きは『ゲモン将軍』が恐怖政治を行ったために
王の暗殺には『ゲモン将軍』が仕組んだものではないかと噂していた。

『王妃ライザ』と『王女カレン』は危険を感じた『老騎士ガゼム』に手により
『バッグヴァイザー』の住む『チェスター・フィールド島』に向かった。
3人を乗せた船は『ゲモン配下』の海賊の襲撃に遭い
『王妃ライザ』は殺害され『王女カレン』は海賊達に連れ去られてしまった。
瀕死の重傷を負い、島に漂着した『ガゼム』を助けたのは
バックヴァイザーの息子『ケイン』であった。
『ガゼム』は王国の危機を伝えると息を引き取った。

「カレンを助け、ゲモンを倒さなければならない!」

青年騎士『ケイン』は『チェスター・フィールド島』を後にした。




特徴
ステージクリア型のアクションRPG(戻る事は可能)

お店の人と話す事が出来る。

『TALK』:話す
『YES』:はい
『NO』:いいえ
『TAKE』:取る(お金を支払って購入する場合にも使う)
『OUT』:外に出る

『TALK』を選んだだけでは話してくれない情報があり
物を買わなくても情報は話してくれるんで敢えて『NO』を選ぶ必要はある。

宿屋ではまず『2時間休む?』と聞かれ、
『NO』を選ぶと
『お泊り?』と聞かれる。

『2時間休む』:体力全回復(HPは200固定)
『泊まる』:体力全回復+パスワードを聞ける。

セレクトボタンで使用武器やアイテムなどを切り替えられる。


操作方法

左右キー:移動
下キー:しゃがむ。梯子を下る。
上キー:扉に入る。梯子を上る。
Aボタン:ジャンプ
Bボタン:突き
 上+Bボタン:上突き
 斜め+Bボタン:斜め突き

セレクトボタン:メニュー画面切り替え
スタートボタン:メニュー画面で指定したアイテムの使用。


主な使用アイテム紹介

赤い薬:HP30回復
黄色い薬:HP100回復
青い薬:一定時間攻撃無効

赤い呪文書:画面上の敵を一掃
青い呪文書:敵の動きを止める。
白い呪文書:ダンジョン脱出



武器や防具を購入したりその他アイテムがあるが
『剣』と『メイス』は武装切り替えがあるが
それら以外の防具やアイテム(鍵やランプなど)は基本的に常時使用状態である。

後、パスワードの入力画面
薬屋の女の子が出る。
間違えると

「いれかたが へたね」

などと文句を言われる。
それでも数回間違えるとタイトル画面に戻される。
アイギーナの予言」と似たようなものだ。(アイギーナの場合は画面がフリーズする)
その「アイギーナの予言」も本作と同じ「VIC東海」のゲームだもんなぁ。


点数は35点

良い点
・キャラがカワイイ。

悪い点
・動きが硬い。
・ループ、一方通行ダンジョン
・動く足場
・死亡時の仕様



良い点の解説
・キャラがカワイイ。
 店員キャラは胸ぐらいの上から見える。
 ファミコン特有の目だけポツッとあるようなものではなくしっかり顔立ちが分かるほど大きめ
 武器屋はオヤジであるが
 『宿屋』『薬屋』『防具屋』は女性でなかなかカワイイ。


悪い点の解説
・動きが硬い。
 似たようなステージクリア型でサイドビューで剣を使ったアクションゲームというと
 「マドゥーラの翼 ~愛と魔法と夢の大冒険~」なんかが思い出されるけども
 ピョンピョンと飛び跳ねられ動きが軽い「マドゥーラ」に対し、本作は硬い…

 その割に、1キャラ分開いた天井から上の段に行くなんて場所が多数あるが
 どーにも中をすり抜けるのが困難。
 例えるのなら、針穴の糸通しみたいな事を何度もする事になる。
 だりぃ!


・ループ、一方通行ダンジョン
 このゲーム、一方通行なんてのあり
 マッピングした上でもキチンと今の場所を把握してないと
 ループしているのを気づかず迷い続けるなんて事態は当然起こりうる。
 昔のゲームには結構あったけども…
 本作の場合、背景やフィールド構造が似ているから非常にわかり辛いんだよなぁ~。


・動く足場
 多数の動く足場が出て来る。
 しかも1キャラ分の小さい足場である。
 回転する動きをする足場は大抵乗り続けていると落ちる。
 真下が穴なら死亡である。

 それと、天井と床の間を上下する足場。
 挟まれるとHPがあっても即死である。


・キャラの足場判定
 足場の判定がややいい加減であり
 ジャンプしてブロックがあるのに半キャラ分めり込んでその場にとどまるなんて事があり
 そんな状態で上の即死の動く足場地帯。
 態勢を整えようと動いたら、動き過ぎて足場に挟まれて即死なんてのが数回あった。


・死亡時の仕様
 そのステージから再開できるんだけど
 ステージ最初からでお金は所持金半額というペナルティ。
 だったらなんで穴ばかり即死多めのダンジョンを作るんだよ!
 操作性悪いのにぃぃ!!




操作性が良くないのに
動く足場に乗った時の主人公の奇妙な挙動。
大抵、そんな動く足場の下は穴。
落ちたら即死で残機無しって仕様は頂けんわ。

そうそう。
本作は掘削作業ゲーとも言える。
城とか砦に入ると『メイス』で掘る所が多いんだよなぁ~。
面倒くせぇ…

ちなみにスクロールすると掘った所がすぐに再生している仕様。
主人公はメイスでも下突きが出来ず上突きは可能なので
あまり上部に向かって掘りまくってから横に掘り進んで行って先に壁があり、
後戻りしようと思ったら土が盛られていて『詰む』事があるので注意。

ただ、それをさせないために「自殺コマンド」があるので教えておこう!

裏ワザ

・自殺コマンド

 2コンの下キー+A+Bボタン

これで死ねる!!

でも、死にたくない!
って人もいるかもしれないので無敵コマンドも教えておく。


・無敵コマンド

セレクトボタンでメニュー画面にして

 2コンのA+Bボタンを押して
 A、右、左、上、右、左、下、上、右、下

を押すとダメージを受けなくなり
穴に落ちても上からループして落ちて来るだけとなるとの事。
(即死行動をして生きてられるかは未検証)

・沈下法
ダンジョン内で
しゃがんだ状態でセレクトボタンボタンを押し、メニューを開き
再び戻すと下の階層に行ける。


これらを利用すれば少しはツライ難易度も軽減されるかもしれない。
ダンジョンのループなどはしんどいけどねぇ…



そうそう。
パスワードを間違えると薬屋の女の子がいう。

1回目
「まちがいよ。いれなおして!」

2回目
「あなた いれかたが へたね!」

3回目
「もう これっきりよ!」

4回目
「わたし ぷっつん するわ!!」
(直後にタイトル画面になる)



「入れ方が下手ね」は完全に狙って言っているんだろうな…
パスワードに入れ方も糞もねーだろ。
ちゃんと書きとっているか否かの問題の話なのに。


さて本作、電源を入れると
冒頭で「EPISODE II」と出る。
だが「EPISODE I」はファミコンに限らず他機種版とか
マンガや小説などの別媒体などですら存在しないそうだ。
(検索したりもして調べたよ。)

まぁ、上記のゲーム内容では
当時からして仮にシリーズ関連作が出ても
購入したいと思わせるぐらいの魅力は…
残念ながらないなぁ…





ここからがネタバレ






















後半に行くにつれ、誤った行動をとると即死が増える。

『ホワイトドラゴン』に攻撃する。
『武器屋の娘』を攻撃する。
『カレン王女』を攻撃する。

などすると、いくら体力があっても何の前触れもなく瞬時に主人公が倒れ

「GAME OVER」

となる。

『ホワイトドラゴン』は神の使いだって言っていたから攻撃したらやり返されるは分かる。
後、『カレン王女』に関しては助ける目的であったからそれも分かる。

でも『武器屋の娘』で即死ってさ…
まぁ、ちゃんと助けるとクリアに必要な重要アイテムをくれるんだけどさ…
いきなり倒れて死ぬってさ…
可愛い子に酷いことをすると仕打ちがキツイんか。この世界。

後、ラストダンジョンの『カレン王女』に
正気に戻す『短剣』見つける前に遭遇しちゃって
何やっても即死するしかねぇ…
その『短剣』見つけるのだって
ループ、一方通行、ワープあり、地図なしダンジョン。
しんどいわ…




さてストーリーとしては…

『ガルス卿』は暗黒神と契約を結んでいて
後に家族の命を渡すつっているんだよね。

それで『カレン王女』が狙われるってなるんだけども~。
あらすじを読むと『バックヴァイザー卿』と1人息子が国外に出たという話。
不自然である。
と、ここまで来て勘が良い方は分かるかもしれない。

そう。
『ガルス卿』はこの事を考えて自分の実の子を逃がしたのだ。
一方、『カレン王女』は『バックヴァイザー卿』の娘であったのだ。

主人公『ケイン』は『ガルス』の王族の血でしか使えない短剣で『カレン王女』を正気に戻しつつ
ラスボスである暗黒神を倒す事になる。

その暗黒神を倒してエンディング。
『カレン王女』と結婚したようだ。





しかし、あらすじ…
「『青年騎士ケイン』は『チェスター・フィールド島』を後にした」
ねぇ…
本作の舞台は『ガルドレド王国』であり
ゲーム中その『チェスター・フィールド島』に戻ってきたりすることはないので
全く無関係である。
何故、そんなタイトルにしたのか?
タイトルの存在が全くゲーム中に関係ってのは
頭脳戦艦ガル」に通ずるものがあるな…

電源付けた際の

「EPISODE II」

前日談として仮に「EPISODE I」が出たとするのなら
『チェスター・フィールド島』を舞台にしていたんだろうか?

本作の後に関連作は出ていない。
映画の「スターウォーズ」みたいに壮大な物語にしようとしていたんじゃないかねぇ~。
「スターウォーズ」も最初に公開されたのエピソード4だったよな。
そういえば、本作の物語のあらすじが
黒画面で英語が縦方向にスクロールするという「スターウォーズ」を意識した作りになっていたな…

だけど本作の発売の翌年「ビック東海」は突然、
「突然!マッチョマン」を発売している。
う~ん…

開発が異なるみたいだし大人の事情もあるだろうからあまり深くは言わないが…
何にせよ本作も冒頭で「EPSIODE II」なんてドヤッって感じで入れるべきじゃなかったね。

名前のインパクトから言っても悲しいが
本作よりも上記の「突然!マッチョマン」の方が知名度があるもんなぁ…


でも、発売から31年が経過した今から作れば
当時よりもいいゲームが出来るだろうから

「EPISODE I」

作ろうと思えば作れるのかな。
え?
仮に作ったとして開発費などの採算は取れるのかって?

いや~…
ないっしょ。

態々、一から作り直して良作にして「EPSODE I」と銘打って
知名度が殆どないシリーズをつなぐなんて面倒な事をするのなら
全くの完全新作を作った方が発展性があるでしょうからね。

エンディングで別に「つづく」って感じでもないから更にシリーズを続ける必要性はないし
前日談を知りたいって思えるほどの主人公や世界観に魅力は感じなかった。
そしてゲーム自体も関連作品が出たとしてプレイしたいという意欲も湧かなかった。

永久に「チェスター・フィールド」が全く出てこない
「EPISODE II」のみとして存在し続けるのが
この「チェスター・フィールド」の宿命でしょうかねぇ…(悲)








「ガーディック外伝」 レビュー (ファミコン)

2019-01-11 21:00:16 | ファミコンレビュー
1986年発売にMSXで発売された「ガーディック」の外伝作品
縦スクロールシューティング+トップビューアクション
開発はコンパイル
発売はアイレム
1988年2月5日発売



あらすじ

地球に巨大な球体が地球に接近していた。
その為、調査隊が派遣されたが全滅し、最後に送られた情報によれば
この球体に危険な生命体が救っており、
それらの縄張り争いの結果、地球に直進するコースを取ったのだ。
各種世界を支配している種族がいる。

植物世界の『ジャーレス族』
水中世界の『ゴーブラス族』
氷結世界の『バスタルス族』
生体世界の『ムーロス族』
石化世界の『エイテリス族』

この球体ははるか昔に人類とは別の「存在」が落とした用途不明の巨大カプセルだった。
そのカプセルは「ナジュ」と呼ばれ、10個の安全装置を起爆する事によって自爆する機能を有していた。

地球外のノウハウで造られた最強戦士『システムD.P.(通称『ミリア』)』が
『ガーディック』を生み出した者より送り込まれてきた。
彼女自身がこのプロジェクトである。





特徴
MSXで発売された「ガーディック」の外伝との事だが…
動画で見たがMSX版の「ガーディック」と本作とは似ても似つかない。
本作はシューティング部分は縦スクロールシューティングであるが
MSX版はゲーム部分は画面固定である。
どちらかと言えば「ギャラクシアン」「ギャラガ」の方が近い。
ゲームでの関連作品といえるのかもしれない。
(調べてみたけど「ガーディック」のストーリーについて触れられているサイトがねぇ…)


冒頭はシューティングであるが
惑星にたどり着いてからはトップビューアクションとなる。
そのアクションの合間にシューティングステージがある。

セレクトボタンを押すと、Aボタンで使用する特殊兵装を選択可能。
特殊兵装は兵装毎に決められたチップを消費する。
当然、チップが無くなると使用できない。
チップが減ると、通常兵装の範囲も小さくなる。

殆どの特殊兵装がアクションでもシューティングでも兼用可能。
殆どの特殊兵装が2段階パワーアップ(1~3段階)
段階に応じて使用するチップが増加する。

チップは所持数には上限があり
チップはお金の要素も含んでおり、ショップで上限以上の物を売っている事もある。
当然、その時点では買えないが
各所にある所持数上限アップアイテムを取る事で購入する事が出来るようになる。

このゲームスコアがあり、それは同時に経験値と思って良い。
一定のスコアを稼ぐと(規定値の表示はなし)体力の上限が上がる。
ゲームが下手な人は救済になるかもしれない。
最後の方は点数100万超えるけど…
パスワードで再開した時、スコアも保持するので

「また0点から…」

って事はない。


操作方法
十字キー:移動
Bボタン:通常兵装(無限に使用可)
Aボタン:特殊兵装(チップ使用)

セレクトボタン:メニュー画面の表示
スタートボタン:ポーズ



点数は65点

良い点
・マップが親切
・チップが集めやすい
・パスワードが入力しやすい


悪い点
・後半のバランス
・パスワードが入力しやすい


良い点の解説
・マップが親切
 過去のファミコンだとマップなんてアイテムが存在がないゲームは多々、見られる。
 本作はセレクトボタン1つでマップが表示されるし、ボスの部屋も表示。
 その上、現在所持している『キー』の状態によって行ける範囲が勝手に拡張されてくれたりと
 非常に親切な仕様である。

・チップが集めやすい
 特殊兵装と使うのとお金を兼務しているチップだと使うのを躊躇するかもしれないが
 別にそんな事をする事はない。
 敵をまとめて倒して行くと赤いアイテム良く出現する。
 それを1つ取るだけでチップ500である。
 最初の内の1段階の特殊兵装の仕様チップは一桁なのであまりケチらず使っていける。
 
・パスワードが入力しやすい
 このゲームはパスワードコンテニューだが
 Bボタンを押しながら十字キーを押すと現在の入力文字のカーソルを自由に動かせるので
 間違えてもすぐに修正しやすい。



悪い点の解説

・後半のバランス
 シューティング部分
 後半になると体力が豊富になって来て武器の威力や範囲が向上するんだけど…
 但し、ちと、やり過ぎ感はある。
 まず、このゲーム、まとまった敵を倒すと
 チップのアイテムや体力回復アイテムが多々でるんだよね。
 しかもボス戦の倒せる物体とかも…
 だから、ダメージ食らいながら回復して戦うのゴリ押しになりがち…
 シューティング要素が感じられねぇ…

 後、終盤の敵はかなり硬くて
 ダメージを与えているのかどうなのか実にわかり辛い…
 その分、アイテムは充実しているんだけどね…




ゲーム自体の感想としては




『システムD.P.』さんはパッケージでは機械と同化している実にメカメカしい感じの絵であるが



ゲーム中ではビキニ姿の女が背中にグライダーを背負っているような感じである。

最初、ミリアがクルクルと回転しながら戦闘機に変形していく様がなかなかシュール(笑)
シューティングのボスを倒した後で変形して人型になって後方にスーッと下がっていく姿もシュール(笑)
シューティング面を終えた後でトップビュー面に戻った際にピョ~ンと飛び出す光景もシュール(笑)

しかし、惑星の丸い物体は何やねん。青いカービィっぽく見えるし…
って、調べたら当時の開発に携わった「コンパイル」のマスコットキャラ『ランダー』だそうだ。
チップで物を売ってくれたり、場所によっては
『コリドール(シューティング面)』の封印を解いてくれたりする。

しかし、あらすじにある通り
『ナジュ』を自爆させるのが目的のゲーム。
開発の「コンパイル」自社のマスコットキャラもぶっとばしてしまってええんかな?
まぁ、実際は、その後にぶっ飛ばす事になってしまったんだけども(悲)



ここからがネタバレ






















ラスボス戦は敵の動きとは無関係な場所でひたすら
サイドとバックの特殊兵装を使い、エネルギーが尽きたら全画面攻撃を使って
アイテム出現で回復させ再び特殊兵装で倒すという
シューティングとしては実に面白くない戦法だったな。
まぁ…正面切って戦うと硬すぎるし、二本の腕を避けるのが大変だし…
仕方ないのかもしれん…



エンディングで『ミリア』の姿が胸辺りから顔まで分かる。
実に可愛らしくセクシーな格好である。
耳当てみたいのは取れるようだ。
パッケージのリアルなメカ女性とは似ても似つかないアニメ調な感じだ。
可愛い!

だからというのか人造キャラの主人公ゲームだと
どこかのアーケードの曲がめっちゃかっこいい忍者ゲーのような
実は自分自身に自爆装置が備え付けられていて
ラスボスを倒すという目的を達成したら証拠隠滅とか建物爆破という名目で
本人が意図してないのに自爆して任務完了なんて
悲壮感バリッバリのエンディングがたまにあるから
『システム.D.P.』さんは脱出してくれて良かった。良かった。



『ガーディック』を生み出してきた奴が『ミリア』を造ったらしいが…(姿などは出ない)
なかなか良い趣味してるわな。
生身風でしかもビキニ姿の女を戦闘機に変形させて宇宙を飛ばすとか…
考える事はあっても実行には移せんて…
多分、「コナミ ワイワイワールド」の『コナミレディ』を造った『シナモン博士』と張り合っているのかもしれん。

シナモン博士「やられた!
 次に宇宙行くときはツインビーの着ぐるみを着たレディにしよッ!」

と、バリバリに影響を受けるのか

シナモン博士「いやいや…分かっとらんな~」
 アンドロイドつっても余計なパーツは付けちゃダメだろ」

と、独自のコダワリを貫くのか…
後、宇宙船などを使わず生身の女性サイボーグの状態で普通に惑星間を行き来する「スペースハンター」に出て来る『アルティアナ』
これら3体の開発者同士の討論の場に是非とも見分したいものである。

ハッ!?
女子キャラ主人公ゲーだったからいつもの癖で
キモイだけの妄想書くのを抑えきれなかった!!

…。

……。

………。

う~む…。

髭人自身も『ナジュ』もろとも自爆した方が良かったのかもしれません…

ジャーレス族「あ?お前を俺達の『ナジュ』に入れろって?」
ゴーブラス族「いや~。ノーさんきゅーですわ」
バスタルス族「いくら俺達、縄張り争いしているからってなぁ?」
ムーロス族「ああ…。変態はキツイっすわ~」
エイテリス族「自爆したいのなら俺達を巻き込まず勝手にアンタ一人でしてくんね?」

髭人「……。

 まぁ…その…うん…。

 さらばだ―――――――!!」



宇宙にピョ~ン!




「伝染るんです。 ~かわうそハワイへ行く~」 レビュー (ファミコン)

2019-01-04 21:00:44 | ファミコンレビュー
タイトルは「伝染るんです。」という表記であるが読み方が独特である。

 ×:「でんせんるんです。」
 〇:「うつるんです。」

「吉田戦車」原作の4コマ漫画のゲーム
サイドビューアクションゲーム
タカラから発売
1992年3月6日発売


あらすじ
『かわうそ』君がハワイへ向かう。

特徴
「伝染るんです。」のキャラクター達が多数登場。
荒唐無稽なキャラや世界観は再現出来ているんじゃなかろうか?(髭人は未読)


主人公は『かわうそ』くん

Bボタンで溜め攻撃が可能。
押す長さによって効果が異なる。計5種類。

お店の品物は出入りを繰り返すごとに
商品が変わるが殆どが体力回復だけである。

但し、『きらいなもの(0円)』は別で
外に出ると何かよくわからない物が置いてある。
下ボタンを押すと拾う事が出来てBボタンを押すと投げられる。

本作で商品を購入するのに〇円と称してはいるが
『お金』ではなく『よしだのこころ』と言うのだそうだ。


操作方法

左右キー:移動
下キー:しゃがむ、物を持つ。
上キー:見上げる(特にこの行動に意味はないと思われる)
上斜めキー:登れる壁をよじ登る。(コレ、結構重要)

Aボタン:ジャンプ、泳ぐ(水中時)
Bボタン:つねる。物を投げる

 Bボタン溜め攻撃。
  第1段階(溜めない):つねる
   その場攻撃
  第2段階:かえるの踊り(音符マーク)、
   短い距離を往復する。技を出している時は無敵
  第3段階:炎(炎)
   かわうそ君から『( )』カッコみたいな炎が両サイドに画面端まで跳ぶ。
   攻撃中は無敵、ジャンプ中でも使用可能。
  第4段階:阿修羅の怒り(怒っているマーク)
   全画面攻撃、但し使用可能時間が短い。慣れが必要。
  第5段階:休み(チューリップ)
   少しの時間身動きが取れなくなる。


点数は30点

良い点
・「伝染るんです。」のゲーム

悪い点
・動きが硬い。



良い点の解説
・「伝染るんです。」のゲーム
 ファンは泣いて喜ぶんじゃなかろうか?


悪い点の解説
・動きが硬い。

 原作中の「かわうそ」くんを再現しているのかどうかは知らんが動きが硬い。
 ダッシュは出来んし、反対方向に動こうとしても振り返り動作を挟みやがる。
 つねるがパンチ程度の射程しかないので硬直が酷い。
 障害物を飛び越えまくって進んだり多くの敵を倒したりして進むような爽快感はない。




マイナーギャグマンガ原作ゲームと言えば「かってにシロクマ」を思い出したな。
あっちはアドベンチャーで謎解きが意味不明な所があってクリアは結構、精神力を削られるが
こちらは無限コンテニューで1時間程度でクリア出来るってのが救いか…

「伝染るんです。」を心から愛する人向けの作品ではなかろうか?
そんな方がいるのかどうかは知らんけど…


裏ワザ

ステージセレクト:
 タイトル画面でスタートボタンを2回押した後の画面で
 セレクトボタン+スタートボタン+Aボタン+Bボタンを押す。
 すると画面が暗くなり数字が出る。
 数字がステージでありBボタンを押すと進み、Aボタンでスタート出来る。





ここからがネタバレ






















個人的にこのゲームのピークは
1面のボスの『かっぱくん』が

「かわうそ君には 悪いけど、これ以上
 先に行かせることはできないよ!」
「先に進みたいなら この僕をいじめてから
 いけ!!!」


とかM発言するぐらいか…
それから先は何が起きても、キャラがどんな発言をしても
心は無だった。
ちなみに、戦って倒すと

「えーん。えーん。いい事教えるからこれ以上
 いじめないでよ。」
「かわうそ君以外にも、ハワイに行きたい人が
 いるらしいよ。」
「じゃあ ばいばーい。」

いじめられるのも限度があるのか…
それと『12000000円』もらえる。
その金で普通に飛行機でハワイ行きゃええやん。
ああ…
1200万といっても『よしだのこころ』だもんな。
「カイジ」の地下の『ペリカ』みたいに普通の円と同価値とは限らんか…

ツッコんだら負けなんて言葉があるが
2面辺りで
このゲームに起こる事象についてあれこれ思考する事すら放棄していたからなぁ…




ちなみにマルチエンディングである。
南極で踊ったり、ハワイに向かうエンディングであったり…
ちゃんとハワイに着くエンディングであったり…

いずれのエンディングにせよ。
繰り返して遊んで確認するほどのエンディングではない。


ちなみにその条件は確定してないようで…
「『よしだのこころを』使い切る」とか「ノーコンテニュー」などの説がある。
どちらなのか…
他にあるのか分かりましぇん。

え?髭人が検証しろって?ご冗談を!
何でゲームクリアしても原作を読む意欲0のゲームであれこれ調べにゃならんねん。

ファンですら検証するやる気が起きないのが伝染してしまったゲームという事ですね。

う~ん…
全然上手くもねぇし面白くねぇ…

PS)ええんやろか。
 平成の年の初のレビューがこんなんで…
 まぁいいか。この適当さが実に俺らしい。


「まじかるキッズ どろぴ~」 レビュー (ファミコン)

2018-12-28 21:00:45 | ファミコンレビュー
サイドビューアクションゲーム
開発も発売もビック東海
1990年12月14日発売

ゲームタイトル画面では
「MAGICAL DOROPIE(マジカル ドロピー)」という表記である。
『キッズ』の有無は人それぞれなんかな?

あらすじ

ゲームのオープニングを漢字変換で送ろう

 西暦 1999年
突如として現れたロボットの大群
”悪玉帝国” により 世界は
壊滅の危機に陥っていった。
”悪玉帝国” は世界各国に
全面降伏を 迫り これに対して
世界中の国々は それを断固として
拒否し そして…………………
”悪玉帝国” の 総攻撃が
始まったのである。
”悪玉帝国” は 地球上の
各地に大基地を構え そこを拠点と
してロボットを繰り出し 地上に無差別な
攻撃を加えていた。
 その強さ圧倒的で 各国の
最新鋭の軍備でさえ 歯が立たず
世界が ”悪玉帝国” に 支配
されるのは 時間の問題であった。

――― しかし 今。

  杖を手にして逃げる少年。追って来る空飛ぶロボット
  杖をかざすと杖が光り出し追ってきたロボットが破壊された。
  その直後、魔女の女の子が現れ驚く傭兵の少年『カゲマル』に対し
  女の子は

「あたしどろぴー!」

  『カゲマル』が言う。

カゲマル「驚いたな まさか 本当に
 魔法使いがいるなんて」

どろぴ~「私を呼び出したのは 君?」

カゲマル「ああ…」

どろぴ~「あたしみたいな魔女に 何の用なの?」

カゲマル「――― 世界が
 世界が危機に 陥っている あんたの
 助けが必要なんだ どろぴー!!」


『どろぴ~』は悪玉帝国を壊滅させ
世界に平和を取り戻す事が出来るのか?



特徴
ロックマン』に酷似している。

類似点
・アクション時の見た目
 (キャラの丸い目、走り方)
・無限に撃てる弾
・左の体力ゲージ
・針接触で死亡
・死亡時は全方位に火花のようなものを散らす。
・武器(魔法)を変更すると衣装の色が変わる。


異なる点
・ステージクリア型(1つのステージに3つのエリア+ボス)
・こちらの攻撃は壁を貫通しない。
・通常状態で上方向に攻撃が可能。
・しゃがむ事が可能。
・最初から多数の武器(魔法)を所持
・魔法使用に専用エネルギーはいらない。
・同一の場所で雑魚を倒し続けても敵はアイテムを出さない。
・コンテニュー時はステージ最初
・水中ステージでは酸素ゲージがあり、0になると体力を徐々に消耗する。


ロックマンシリーズによっての違い…
・E缶などの所持できるアイテムがない(「ロックマン」にはなく初出は「2」から)
・パスワードがない(「ロックマン」にはなく初出「2」)
・溜め撃ちが可能(「ロックマン」~「3」にはなく初出は「4」)


操作方法

左右キー:移動
下キー:しゃがむ
Aボタン:ジャンプ
Bボタン:攻撃

 Bボタン長押し→離す:溜め攻撃
 上キー+Bボタン:上部攻撃

スタートボタン:魔法選択
セレクトボタン:ポーズ

[武器の特性]

 ノーマル:通常攻撃、直線的に飛ぶ、溜め可能。

 ファイア:選択した時点で全画面攻撃、この時HPの半分を使用、
  HPが半分以下だと発動しない。

 アイス:溜めて攻撃すると相手を一時的に凍らせノーダメージで通り抜けられる。
  (炎など一部の地形にも有効)
  溜めないと通常攻撃と同じ

 ボール:壁に反射する弾を撃つ(溜め不可)

 シールド:溜めて撃つと
  『どろぴ~』前面に一時的に敵の攻撃を弾くシールドを設置する。
  ※設置という形なので『どろぴ~』の動きには合わせて動くことはない。
  溜めないと通常攻撃と同じ

 ホウキ:『どろぴ~』前面に設置(溜め不可)
  弾を下以外の撃った方向に動き出す。
  つまり左右と上には移動可能。(下方は不可)
  ホウキに乗った状態でジャンプすると速度を上げ、壁接触で消滅する。


点数は55点

良い点
・『どろぴ~』がカワイイ。

悪い点
・攻撃が壁を貫通しない。


良い点の解説
・『どろぴ~』がカワイイ
 オープニングやステージ間では若干のムービーがある。
 「忍者龍剣伝」的ではある。
 そこでの『どろぴ~』は可愛らしく表情も豊富。



↑:パッケージの『どろぴ~』はややキツそうな印象。


悪い点の解説
・攻撃が壁を貫通しない。
 敵は地形無視して動き回る奴がいるのに
 こちらは地形で消えるので手出しができない。
 壁の中の敵を倒すのは絶対に不可能って訳ではないが
 『ファイア』という全画面攻撃で倒せるが体力を半分も使う技である。
 雑魚に使用する理由はない。
 そしてそんな仕様なのに1-1から壁が多めのステージ構成。


・エリアクリア時体力回復しない。
 1ステージ3エリア構成。 
 そこをクリアしても体力は継続である。
 結構しんどい。


・コンテニュー時はステージ最初。
 1-3やボス戦でゲームオーバーとなって
 コンテニューして復活すると1-1からの再開である。
 1-3から再開させーや。



仕様やらステージ構成が結構キツイ。
1-1からワイリー面、終盤ぐらいの難易度の印象。
その為、本家『ロックマン』の遊びやすさや偉大さが身に沁みて来る。
なまじロックマンに寄せるから比較されてしまうんだよぁ…

とは言っても、何度も何度も繰り返して
体に『どろぴ~』の動きを染み込ませれば何とかなる。
それに、裏ワザでの救済があるのでそれを活用すればラストステージまではいける。
クリアはちとテクニックがいるけどね…




裏ワザ

・『どろぴ~』のコスチューム変化
 タイトルで
 2コンで『上上下下左右左右ABAB』と入力し
 1コンでセレクトボタンを押しながらスタート

・キャラを『カゲマル』にする
 タイトルで
 2コンで『上上下下左右左右ABAB』と入力し
 1コンでセレクトボタンを押しながらAボタン

※コスチューム変更しても、キャラを『カゲマル』にしても
 『どろぴ~』と性能は同一((魔法)武器の変更も可能で使い勝手も同じ)
 ストーリーも変化なしである。


うう~ん…
何と言うコナミコマンド。


・無敵
 タイトルで
 2コンで『上下上下左右』入力し
 1コンのセレクトを押しながらAを押す。
 ボタンはデモが流れるまで押し続ける。

・ステージセレクト
 タイトルで
 2コンで『上下上下左右』と入力し
 1コンでセレクトを押しながらAボタン
 ボタンはすぐに離す。

※ステージセレクトすると「11」と表示される。
 二桁目はステージ、一桁目はエリアとなる。
 エリアで「4」を選ぶとボス戦となる。
 但し、「54」と選ぶとバグるので注意!


そういえば本作は海外でも出ていて

「The Krion Conquest」

というタイトルで発売されている。
但し、ムービーはオープニングのみで他のステージやエンディングはカットされている。
(劣化版やないか)
主人公の名前は『どろぴ~』ではなく
『FRANCESCA(フランチェスカ)』だそうだ。



ここからがネタバレ






















5面はボス3連戦である。
上記ステージセレクト技を用いて「53」から開始してもボスの最初からである。
体力回復はない。頑張って倒すしかない!!

ちなみに、2戦目のボスは『偽どろぴ~』である。
「ロックマン1」や「3」でも出て来たよな…
偽物…


ステージクリアすると「忍者龍剣伝」のようにムービーが挿入されるが
登場キャラが

『どろぴ~』『カゲマル』『極楽機神帝』

と、敵含めて3人しかいないのでやや盛り上がりに欠ける。
(ステージ1クリア時に敵の雑魚が1匹出ているが)


ストーリーの過程を追っていくと…

『極楽機神帝』はかつて魔界を荒らしまわり
その結果『どろぴ~』に封印されていた。

今、動いているのは機械だらけの体にしたが故にである。
だから『極楽機神帝』は『カゲマル』を人質に取り
封印を解けと迫る。

どろぴ~「これが ”封印の石” これさえ
 壊せれば」

既に瀕死の『カゲマル』と石とを交換する。
『どろぴ~』は『カゲマル』の身を案じるが
『カゲマル』は言う。

カゲマル「オレは…国にやとわれた…傭兵…
 オレの使命は 機神帝を倒せるもの…
 …あんた…を探し出す事だった……
 その使命は…果たした……後は……
  後は…あんたが―――――――」

どろぴ~「かっ…カゲマル!?」

カゲマル「―――…い…け……奴の封印が…
 ……解かれる……」

どろぴ~「機神帝! 見てなさいよ!!」

『カゲマル』に言われて彼をおいていく。
最終的に封印を解いた『極楽機神帝』を追い
宇宙基地に移動し『極楽機神帝』を倒し…


極楽機神帝「私は 封印されてからは
 静かに人間界で眠っていたのだ……
 ………だが人間どもがそれを壊した
 ―――――人間どもは 私が眠って
 いた土地を 開発という名目で
 踏みにじり 自然を破壊した………
  ………私はそれを 許せなかった
 ―――人間を 許せなかったのだ………」

どろぴ~「…それでも… あなたのしたことは
 間違ってたよ……」


極楽機神帝「――――……… 早くここを
 脱出しろ………
 もうすぐこの基地は… 爆発する


 …さらばだ………」

 基地から宇宙船で脱出した『どろぴ~』だが浮かない顔である。
 そこへ通信が入る。

カゲマル「どろぴー!
  どろぴー! 無事か?!」

 通信の主は包帯で巻かれていた『カゲマル』であった。

どろぴ~「カゲマル! あなた 生きてたの?!」

カゲマル「あんたが行ったあと 仲間に助け
 られたんだ! 今からカプセルの回収
 に そちらに向かう!」

どろぴ~「うん!」


スタッフロール。



『ロックマンもどき』とか『魔女ロックマン』とか
ロックマンを『岩男』と称するの対として『岩女』とか
言われてきたけども…
裏ワザで「コナミコマンド」を流用している…
ここまで来たら全方位でもどきってしまえばよかったのに

上記の瀕死の『カゲマル』を返してもらう所なんかは…
怒りの『どろぴ~』が振り返りつつ

「お の れ 機 神 帝 !」

と、画面がフラッシュするとか…

サブタイトルに

「そして伝承へ」

にするとか

キャッチコピーが

「オープニングから驚くんじゃない」

にするとか
ゲームの背景に『ロック〇ンの墓』なんてものを入れるとか

ゲームの終わりに

「ゲームは~ビック東海~♪」
(これは無理矢理)

なんて音を入れるとかね。
そこまでやりたい放題にやっていたら
ある意味伝説になっていたんじゃなかろうか?
各社一斉に抗議に出たら担当者は謝罪行脚で死ぬかもしれんけど(苦笑)


しかし、ゲーム性はともかく
可愛らしい『どろぴ~』はもうちっと色んな所で派生していっても
よかったんじゃないかねぇ~。
続編を作ってもいい。

「まじかるキッズ どろぴ~2 ~極楽機神帝の謎~」
「まじかるキッズ どろぴ~3 ~極楽機神帝の最期!?~」

ってな感じのシリーズで(笑)

あ…そうそう。本家『ロックマン』の方が
(さりげなく本家とか本作が派生作品みたいに言うな)
2018年の10月2日に「ロックマン11」が
『Nintendo Switch』『PlayStation 4』などで
リリースされるとのことだが
(これ書いているの2018年6月中旬)
ダウンロードコンテンツで『どろぴ~』を使えるようにしたら
ファンはむせび泣くだろうな。
いや、揉め事を再燃させるだけか…(苦笑)



つまらなければ押すんじゃない。

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