髭を剃るとT字カミソリに詰まる 「髭人ブログ」

「口の周りに毛が生える」という呪いを受けたオッサンがファミコンレビューやら小説やら好きな事をほざくしょ―――もないブログ

「バルーンファイト」 レビュー (ファミコン)

2018-10-12 21:00:24 | ファミコンレビュー
同名アーケード版(1984年11月に稼働)の移植版
サイドビュー画面固定アクション
開発はHAL研究所
発売は任天堂
1985年1月22日発売


あらすじ

特になし



特徴

風船を2つ付けた主人公が
画面内にいる風船を1つ付けた鳥のような敵を全て倒すとステージクリア。

まず、風船はこちらや敵のも含めてキャラクターの上部から接触を触れると割れてしまう。
針だらけの靴を履いているというイメージでいいかもしれない。

鳥の風船を割ると、パラシュートで降下し
降りた先が陸地であると次の風船を膨らませて上昇するので
その前に、触れる事で倒す事が出来る。
降下先が水中だとそのまま倒した事になる。(巨大魚に食われるのも同様)

尚、こちらは自力で膨らませる事が出来ず
風船が2つ割られた時点で死亡確定

後、水面ギリギリから巨大魚が顔を出して食われたり
稲妻から変化した光に触れると風船が2つでも即死する。

画面は屋外であるが
実際には上端には天井があって上昇し続けると頭をぶつける。


「1人プレイ」と「2人プレイ」のステージクリアをする通常モードと
「バルーントリップ(1人プレイ限定)」という計3つのモードがある。

「バルーントリップ」は
障害物が多くあり強制スクロールするステージを
いかに遠くまで(長く)飛行し続けられるか試すモードである。



操作方法

左右キー:移動
Aボタン:小さな上昇
Bボタン:上昇しっぱなし

 Bボタンは押しっぱなしにする事で画面上端に着くまで上昇し続ける。
 Aボタンは1回羽ばたいて小さな上昇をする。
  押しっぱなしにしてもそれ以上、上昇しないので連打する必要があるが
  上昇の微調整に使いやすい。

点数は60点


良い点
・独自慣性による対戦が面白い。

悪い点
・ステージ数、仕掛けが少ない



良い点の解説
・独自慣性による対戦が面白い。

 風船での移動のためか上昇の仕方や方向転換の仕方など
 慣性の付き方が独特である。
 加速は遅く、ゆったりと上昇し加速すると急には方向転換出来ないという感じ。

 慣れないと歯がゆいが
 敵も同じ動きをするのでそれに合わせた動きをすればいい。

 協力すると見せかけての邪魔のしあいはなかなか楽しい(笑)


悪い点の解説
・ステージ数、仕掛けが少ない
 初期のファミコンだからなぁ…
 それを言うのは贅沢かもしれんけども…
 あっという間にループしてしまうのがなぁ…



実にシンプル。
『余計なものを入れてない!』って所であるが…
本当の所は『入れたいものを入れられない』ってのが正直な所か…


2人同時プレイが楽しいけど
慣性になれない人同士がプレイするとすぐに対戦になるわな。
態と相手の邪魔などをして

「手が滑った~」

なんてよく言うけど
本作の場合は態とではなくちゃんとプレイして相手の風船を割ってしまうのだから…


後、
このゲームで語られるのは水面ギリギリの飛行中、
突如現れる水中からの殺し屋
「巨大魚」である。
トラウマとして語られる事もあるか…
倒す手段ないし、何の前触れもないもんな…
そして、パラシュートでゆったり降りる敵をも食す食欲旺盛さ…

「スーパーマリオブラザーズ3」

のデカプクプクよりも印象深いかもしれない(笑)

続編出しても良かったんじゃないかねぇ~。
色々、使用できるアイテムなどを増やして
対戦特化の「バルーンファイト2」があっても良かった気がするんだけどね。
基本、上方にいるのが有利に働く本作なんだから
打ち上げ花火なんかで別キャラを攻撃出来たら楽しそう…

元々、本作は「ジャウスト」っていうアーケードゲームをベースにしているから
何かあったのかな?
(ちなみにファミコン版「ジャウスト」は
 権利面で発売するのが結構遅れたのだとか…)





エンディングもないループゲーなので
ネタバレはなし。


「マニアックマンション」 レビュー (ファミコン)

2018-10-05 21:00:45 | ファミコンレビュー
同名のパソコン版(1987年10月5日発売)の移植作品
アドベンチャーゲーム
開発はルーカスアーツ
発売はジャレコ
1988年6月23日発売


あらすじ

 20年前にとある館の近くに隕石が落ちた。
 その日を境に館の主、『Dr.フレッド』は豹変し
 地下に潜り怪しい研究を没頭するようになった。

 近所の人からはその光景を見て
 狂気の館『マニアックマンション』と呼称する事になった。

 そんな『Dr.フレッド』によって『サンディ』という少女が連れ去られてしまった。
 彼は彼女に脳を取り出すなどと怪しい実験を試みようとしていた。
 彼女が怪しげな館『マニアックマンション』に囚われた事を知った
 『サンディ』の恋人である『デイブ』は友人2名を引き連れ
 『サンディ』救出作戦を開始したのだった。



特徴

 主人公『デイブ』が最初に選んだ友人2名含めて計3名を切り替えながら
 『マニアックマンション』を攻略する事となる。
 (最初に決定した友人は途中変更不可)

 本作は
 十字キーだけでのキャラ移動が出来ない。
 『行動(移動含む)』も『道具』もカーソルを移動して指定する方式

 指定するカーソルを動かす事になるが
 『フィールド』と『行動』と『道具』は一体化していて
 それらを組み合わせることでキャラクターは動作する。

 基本は

 「いく(移動)」

 であり、その状態で
 フィールド上のカーソルを動かしAボタンを押すと、
 Aボタンを押した時でのカーソル位置に移動する。


 他には
 行動一覧「つかう(使う)」をカーソルを合わせてAボタンを押し、
 道具一覧「かぎ(カーソル)」をカーソルを合わせてAボタンで押し、
 フィールド上の「ドア」でカーソルを合わせてAボタンを押すと

 『指定したドアに対して鍵を使う』という動作をキャラクターが行ってくれる。


 [行動一覧]

 「あける」:『ドア』『シャッター』『レンジ』『冷蔵庫』等を開ける。
 封がしているアイテムを開けるのにも使用する

 「しめる」:『ドア』『レンジ』『冷蔵庫』を閉める。
  開いているアイテムを封をするのにも使用する。

 「わたす」:指定したアイテムを仲間または、
  フィールド上で指定した相手に渡す。

 「おす」:『ボタン』を押す。
  フィールド上の物を押して移動させるのにも使用する。

 「ひく」:引くというよりは
  『弾く』である。
  ピアノを弾けるキャラは弾く事が出来る。

 「とる」:指定したものを入手する。

 「なかま」:生存している他の仲間との切り替え
  ※フィールド上に動くキャラがいるときでは切り替え不可
  死亡しているキャラには勿論変更できない

 「つかう」:指定したものを使用する。
  アイテムを使用する。

 「つける」:指定したものを取り付ける際に用いる。
  電気を点けたり、電化製品を使用する際も使う。

 「いく」:指定した場所に移動する。

 「よむ」:指定したものを読む。
  部屋に貼ってある『ポスター』や持っている『書類』などだ

 「けす」:消滅させるという意味の消すではなく
  点いている電気を止める際に用いる。

 操作方法

 十字キー:カーソル移動
 Aボタン:カーソルでの物や行動の指定
 Bボタン:カーソル上の物が何であるか表示
  Bボタンを押しながら十字キーを用いると
  カーソルも動きながら物の判定をしてくれるので
  部屋に何があるのか探し回るのに有効

 セレクトボタン:パスワード表示
 スタートボタン:ポーズ



 主人公『デイブ』と共に
 複数いて様々な特徴がある友達の中から2人を最初に選定し計3人で館に挑む。
 1人1人の能力によって出来る事が異なり一部エンディングに影響する。
 全員最初は手ぶらである。
 (途中変更不可)


 デイブ:主人公であるが特に能力はない。


 2名を選ぶことになる6名の友人


 バーナード:科学部部長(男)
  科学関連のことがあれば…

 マイケル:賞を取った事もある写真家(男)
  写真関連の事があれば…

 シド:キレた音楽家(男)
  音楽関連の事があれば…
  そしてキレた行動もとれる。

 ウェンディ:小説家になるのが夢(女)
  執筆関連の事があれば…

 ジェフ:サーファー(男)

 ラザー:パンクバンド『レッドバスターズ』のボーカル(女)
  彼女もまた音楽関連の事があれば…


得点は25点


良い点
・独自センス

悪い点
・マンション広大過ぎ
・キャラ同士疎遠
・台詞の勝手なスクロール
・パスワード長すぎ


良い点の解説
・独自センス

 ブラックユーモアが独特であり好むマニアがいるほどだとか…
 髭人はどうかって?
 ハッキリ言って苦手です。


悪い点の解説
・マンション広大過ぎ
 マンションというからには複数部屋があるのは
 当然なんだけども次に具体的に何をするべきなのか示されない為、途方に暮れる。
 意味もなさそうな部屋もたくさんあるし

 屋敷の一家のやり取りやら『サンディ』が危険にさらされる寸劇が
 度々プレイ中に挿入されるが
 殆どヒントにもならんからなぁ…

 これを

 「自由度高い」
 「謎解きのし甲斐がある」

 と捉えるかはプレイされる方次第であるがな…

 髭人としては攻略サイトを見て

 「そんなん分かるかッ!!」

 ってのが多発した。
 攻略サイトを見ながらプレイするのが賢いと言える。


・キャラ同士疎遠
 キャラ同士、マンション内で会話する事はない。
 個別にキャラを自由に行動させられるシステム上仕方ないのかもしれないが
 イベントなどの直後、一旦集合して話すみたいな事あってもええやん。


・台詞の勝手なスクロール
 普通のゲームだと台詞などは長い文章などは
 文末に「▼」などが表示されて文字が止まるが
 本作は勝手にスクロールされてしまう
 ドラマを見ているかのような臨場感を表したかったのだろうが
 メモなど取りながらプレイするには向かない仕様である。

 (折角、面白ネタを書きとっておきたいのに!
  ウゼェ!!)


・パスワード長すぎ

 セレクトボタンを押すと基本的にパスワードが見えるが
 文字数は「100字」を越える…

  ※1行が6字+8字+7字が4行
  最後の行のみ6字+8字+6字
  よって

  (6+8+7)×4+6+8+6=104

  104字である。

 復活の呪文が長いと言われた「ドラクエ2」でさえ最大で52字であるから
 その倍である。
 フラグ管理があるだろうけどもう少し何とかならなかったん?
 ずっと話がつながっているから長いんだろうから章仕立てにするとかさ~。
 短くする工夫が見られねぇんだよ…
 実際入力すると「あああ」と、『あ』を連続して入力する事が多く
 若干、入力の手間は軽減するけども…
 ただ、ゲームオーバーがあるゲームなのに、
 パスワード画面に戻されるって理不尽やで
 せめてパスワードで再開した場合はそこからまたやらせろやッ!!



そうだ。
独自センスについて若干のネタバレになるけども軽く触れておこうか…
突き放しても良くないからな。
簡単に言うとこのマンションの地下には『原子炉』があるよ。
後は…考えれば分かるな?

それでプレイして進行としては
まず、マンション自体が広く、
次に何をするべきなのか提示されずヒントも乏しいので途方に暮れる。
それでいて、製作側独自のセンスの謎解き要素が結構あるので(かなりブラックな…)
攻略に頼らず自力で解き明かそうと思っている方は、相当な覚悟が必要。
そうだな…
詰まったら

「キャラクター替えてみよう」「この順番でやってみよう」

とか自分の行動をあれこれ書き取って
あらゆる可能性を試してみるぐらいの気持ちだろうか?
勿論、キャラの変更を含めてだ。
仕切り直して最初からプレイするのは当たり前
十回でも百回でも繰り返すぐらいの覚悟がないと独自クリアは無理だろう。


次にお話の展開も大どんでん返し的な展開もないので実に退屈である。
ただただマンション内を探索し、鍵を見つけたら行ける場所が拡張するという感じ。

キャラクターは何人もいるもののオープニングで主人公が

「サンディが捕まった。助けよう」

みたいな事言うぐらいでゲーム中での仲間との会話はない。
アイテムの手渡しぐらいの交流しかない。
道行く初対面の人に声をかけて彼女の救出を手伝ってもらうようなレベルである。
お前等、それで本当に友人なのか?


謎解きも「そんなん、分かるかッ!」ってのも多いから
さんまの名探偵」みたいにミニゲームをクリアすると
ヒントをくれるぐらいの事をしてくれてもいい。
プレイヤーを引き付けてくれるような
最後まで興味を無くさせない努力ってのが本作には見られない。
移植版ってのを考慮してもね。
ってか、もうソフト自体に攻略本付けろってレベル。

もう少しプレイヤーを楽しませるような工夫は出来なかったのかなって…

「このゲームのセンスを味わえ」

って感じでプレイヤーを突き放しているんだよね。
歩み寄ろうとしていない…

例えばこんな要素はどうだろう?
一応、設定的に『サンディ』は学園のアイドルらしい
(ゲーム中には語られない)。
だったら、最初にDr.フレッドが

「ちょっと脳を取り出す」

なんて言っていたがそれだけでは物足りない。

「お前の体のデータを全て取ってから脳を取り出す。
 服を脱いでもらおうか?」

みたいな事を言えば当時のアドベンチャーのスケベやらサービス要素としても
プレイヤーに興味を抱かせるに十分だろう。
(と言っても本作のキャラはレゴブロックの人間みたいな体型だから
 脱いでもらってもめっちゃ嬉しいって訳でもないが…)

まぁ、必ずしも

「アドベンチャー=サービス」

って訳でもないが…
何らかのプレイヤーのやる気をつなぎとめる要素はあっても良かった。


まさに『マニアック』なマンションという名にふさわしいマニアックさだ。
これをファミコン化しようという当時の「ジャレコ」の懐の深さが凄い…
まぁ、ソフト裏に「マニアックな君へ」とか書いているしな…
ただ、並のマニアックさではこのゲームに簡単に弾き返される。


裏ワザ

・スタッフのコメント

ゲーム中、

「スタート」+「セレクト」+「Aボタン」+「Bボタン」の同時押し

をするたびにスタッフのコメントが見られる。

最初はボタンを全て押さないでといわれるものだが
しつこく押し続けると呆れられたり、別の事を言ってきたりする。

最終的にどうなるかはプレイしてみてのお楽しみって事で
(ネタバレ欄に記述するけど)


ここからがネタバレ























本作でネタバレとしてまず言えるのは
全滅ゲームオーバーが多いわな。
原子炉の暴走で大爆発での全てが無に帰してゲームオーバー。

「床下のバルブを開けて放置」
「地下室のブレーカーを切って放置」
「プール底の赤いボタンを押す」

などなど…
なかなかの悪趣味。
ちなみに大体、体験しました(笑)




さて…
ゲーム開始して
『グリーンテンタクル』とかいうタコの足みたいのが徘徊しているのに驚く。

髭人「何こいつ、キモッ!
 触れたら死ぬんか?」

などと思うが主人公たちは驚きもせず普通に受け入れている。
触れても即死するような事はない。
このゲームの世界の住人はあんな生物を
家で犬を飼っているぐらいの感覚なのだろうか?


しかし、マンション住人である『Dr.フレッド』一家に見つかって
地下に捕まる事があるが
『Dr.フレッド』は手荷物検査をせずただ地下室に閉じ込めるだけ。
こちらが鍵を持っていても没収もせず放置するため
後半になると自由にマンション内を行き来できる。
(というか閉じ込められた地下室自体、鍵が無くても壁を探しまくると
 1人以上は必ず脱出できる)

地下室に閉じ込めたはずの主人公たちが目を離した直後に我が家の感覚で歩き回っている主人公たちに
『Dr.フレッド』一家は恐怖を覚えた事だろう。

「や 奴らは
 何回、出て来るんだ
 次はど…
 どこから…
 い…いつ
 『出て』
 くるんだ!?
 奴らは!
 奴らはッ!
 オレのマンションに近寄るなああ――――――ッ!」

……。

………。

さて…
愚かなネタを言った所で
髭人が理不尽だと思った謎解きについて触れておこうかな…

・「ハエ取り草」

 4Fの「ハエ取り草」の上部に通風孔みたいなものがある。
 ちなみにこれをBボタンで触れても反応しない。
 「ハエ取り草」に触れると噛まれる(無害)
 プールの原子炉の汚染水を『びん』にくみ上げてかえると巨大化するのだ。
 ただ、『コーラ』をかけると大人しくなる。
 その際に、「ハエ取り草」に『いく』を選ぶと
 通風孔みたいな所にあがれるのである。

 何でBボタンでカーソルをなぞって『通風孔』と表示しないねん。
 それをやらないからプレイヤー入れるなんて思えんやん。
 製作側の入れ忘れだろうがゲームでの進行として必須だからハッキリ言って致命的。
 ってか、大人しくなっているとはいえ
 それで何で巨大化した『ハエ取り草』に乗れるねん。
 俺は、巨大化させたんだから、
 『Dr.フレッド』なんかを誘導して『ハエ取り草』に食わせて
 物事を解決するもんだとてっきり思っていたぞ。(なかなか酷い)


・「屋根裏の電線」

 ゲームを進めていくと『Dr.フレッド』が大量の電気が必要という事で
 マンション内を一時的に停電するイベントがある。
 通常時は『屋根裏』にある切断された『電線』に触れると痺れて何もできないが
 停電中は触れる事が出来る。
 が、それだけでどうにもならず復旧には
 『ジェットエンジンを付けた車』がある『ガレージ』にある『工具』が必要となる。
 ただその『工具』を持っていてもダメ。
 真っ暗だからだ。
 台所に『ライト』があるので『古い乾電池』を付けるのだが
 これだと必ず途中で消えてしまい電線を直す事が出来ない。
 『ガレージ』途中にある『プール』に浮いているマット上にある『ラジオ』を
 マンション『地下』の『バルブ』を開けて水を抜いてその間に『ラジオ』を手に入れる。
 『ラジオ』から『乾電池』を取り、それを
 『ライト』につける事で消えないで済む『ライト』となり電線の復旧が出来るのだ。

 ちゃんと点く『ライト』を用意すれば済むのだから理不尽って程でもないが…
 これは、停電中に可能な一時的なイベントだからね。
 電気が自然と復旧してしまったら電線の接続は不可能となる。
 そうなったら一度、パスワードを取って入力し直すしかない…
 タイミングがあると言いライトが必要と言い回りくどすぎるだろ。


・「ちゃんとした封筒の封を開け方」

 『エドナ』の部屋の上の隠し金庫を開けると『封筒』が入っている。
 中に『100円玉』が入っているのでそれを取り出す必要がある。
 ただ開くと『封筒』を破いてしまう。
 その後、この『封筒』は他の物を入れて『切手』を貼って送るという
 クリアに対して重要なアイテムとなるから破らずに開ける必要あるのだ。
 『台所』にある『電子レンジ』に
 『水を入れたびん』と共に『封筒』を入れて温めると
 『封筒』がふやけて破らずに『100円玉』を取り出せるのだ。

 『封筒』を何でこんな苦労して使えるようにしなければならんのだ。
 コンビニで買え!


・「ラスト」

 『メテオ』によって操られている『Dr.フレッド』が自爆装置を起動する。
 1分以内に適切な行動をとらないと大爆発で終わりなのだ。


 大爆発したらゲームオーバーでパスワードの入力のし直しさせられる。
 104字である。 

 しかもこの謎解き、全部ノーヒントだからね。
 プレイ再開はパスワードもなしに自爆装置起動直前からでええやん。
 何度も試させろや…

 だから、ファミコンのアメリカ版であるNESは
 パスワードではなくセーブ方式だったのだろう。
 本作もそうするべきだったわ。



それでエンディングは大きく分けて3つ。

『Dr.フレッド』を操っている
『ムラサキメテオ』とかいう異星生物をどうするかで決まる。

・『ウェンディ』による『メテオ』有名人ルート

・『バーナード』よる『メテオポリス』突入ルート

・その他(『デイブ』含む)による『メテオ』追放ルート

の3種。

髭人は最初のプレイ時、女子である『ウェンディ』と『ラザー』を連れて行き
『メテオ』有名人ルートでクリアした。
(女キャラだからってサービスシーンなどは一切ないぞッ!)


折角なので3ルートのエンディング分岐直前のパスワードと方法を書いておくとしよう。
そしてどのルートのエンディングにも行けるように
配置や持ち物をもやりやすいようにしてあるぞ!


友人は『ウェンディ』&『バーナード』の2人。
パスワードは…


Eうはこゆう うえPあつあOぬ けそBIDきこ
よのみゆああ あああてすあけあ おいああああい
ちいいいちち CいえすCええす Cえすあすあす
CあGいあえ おあCあてすあえ すけあむあCむ
むすあえすす ああいおいうあす あああうきG


『デイブ』は、地下牢にいる。
『バーナード』は、通信機前にいる。
『ウェンディ』は、外にいる。

上記、パスワードで地下牢の扉は既に開いているが
万一、地下牢を締められてしまったら鍵は『赤い鍵』で開く。
その後の番号は『7134』

では、個別のルートの行き方も踏まえて解説。


・『ウェンディ』による『メテオ』有名人ルート

 ①『デイブ』に奥の部屋に突入させる。
 ②部屋に入ると『ムラサキテンタクル』がやってくるので『書類』を『渡す』
 ③次の部屋に入ると『ロッカー』を開けると『防毒服』が入っているのでこれを着用。
  ※捕まっている『サンディ』や騒ぐ『Dr.フレッド』がいるが無視。
 ④『Dr.フレッド』(操られてる)が自爆装置を起動させたら
  『カードキー』を使ってドアを開けてその中へ。
  部屋の中には紫の脳味噌みたいのがいるがこれが『ムラサキメテオ』なので
  コイツに『書類』を「渡す」と…

  クリア!



・『バーナード』よる『メテオポリス』突入ルート

 ①『バーナード』に切り替える。
 ②『バーナード』がいる部屋にある『張り紙』を『読む』と
  『メテオポリス』の通信方法があるのでそこに書かれた4桁の数字を控える。
 ④既に直してある『無線機』を『使い』
  4桁の数字を入力すると『メテオポリス』につながり
  『ムラサキメテオ』を捕まえてくれるという話になる。
 ⑤『メテオポリス』が『ムラサキメテオ』を捕まえるのは時間があるようなので
  ここでマンションの散歩でもお好きにどうぞ。
  イベントが始まると勝手に、
  『メテオポリス』が『ムラサキメテオ』を捕まえてくれる。
 ⑥その後は『デイブ』が先の部屋に行くと
 『ムラサキテンタクル』がいるので『書類』を『渡す』
 ⑦次の部屋に入ると『ロッカー』を開けると『防毒服』が入っているのでこれを着用。
  ※捕まっている『サンディ』や自爆装置を起動などと言う
   『Dr.フレッド』(操られている)がいるが無視。
 ⑧『Dr.フレッド』が自爆装置を起動させたら
 『カードキー』を使い『カードキースロット』に差すとドアが開くので中に入る。
 ⑨『ムラサキメテオ』はもういないが、部屋にある『スイッチ』を押す事で
  『Dr.フレッド』が正気に戻り自爆を止めてくれて

 クリア!



・その他(『デイブ』含む)による『メテオ』追放ルート

 ①『デイブ』に奥の部屋に突入させる。
 ②部屋に入ると『ムラサキテンタクル』がやってくるので『書類』を『渡す』
 ③次の部屋に入ると『ロッカー』を開けると『防毒服』が入っているのでこれを着用。
  ※捕まっている『サンディ』や自爆装置を起動などと言う
   『Dr.フレッド』がいるが無視。
 ④『Dr.フレッド』(操られている)が自爆装置を起動させたら
  『カードキー』を使ってドアを開けてその中へ。
 ⑤まず部屋の中の『スイッチ』を押し、『Dr.フレッド』を正気にさせつつ…
 ⑥紫の脳味噌みたいのがいるがこれが『ムラサキメテオ』なのでこれを『取る』
  取ったら先の部屋に行くと『ガレージ』に出る。
  車の『トランク』に『ムラサキメテオ』を『使う』と
  置くことになるので『トランク』を『閉める』
  そして、持っている『黄色い鍵』を『車(ジェットエンジン付)』に使うと
  車が発射して宇宙に飛び出し、

 クリア!


クリア出来なかった人たちはこれらを用いてエンディングを目撃するのだ!
ちなみに、自爆装置が起動すると1分。
行動が間に合わないとゲームオーバーである。

しかし…
このゲーム。相変わらずこれを「ノーヒントでやれ」だからね。
何度も何度も手探り状態でエンディングにしようとあれこれ試す羽目になるゲームで…
しかも制限時間ありでミスるとゲームオーバーでタイトル画面で
パスワード104字打ち直しって酷すぎるにもほどがあるだろう。


一応、キャラクター別の分岐を簡単に説明しておこう…


バーナード:壊れた無線機を直せるので
 『メテオポリス』を呼び出せる。

マイケル:『写真』を現像する事が出来して
 『エド』に渡すと仲間になって
 『ムラサキテンタクル』を足止めしてくれる。

シド&ラザー:二人のみがピアノを演奏できるので
 それを録音し『グリーンテンタクル』に聴かせると
 彼が演奏した『カセットテープ』をくれる。
 それを『封筒』に入れ、切手を貼り住所をタイプし
 『ポスト』にいれると『メディアマックス』に着き
 『バッジ』が送られてくる。
 『バッジ』を『グリーンテンタクル』に見せると仲間になってくれて
 『ムラサキテンタクル』を足止めしてくれる。

ウェンディ:『実験室』にある『ムラサキメテオ』の『書類(自叙伝)』を
 『ウェンディ』にタイプライターで打ち直させ、
 それを『封筒』に入れ、『切手』を貼り住所をタイプし
 『ポスト』にいれると『メディアマックス』に着き
 『書類(契約書)』が送られてくる。
 これを『ムラサキテンタクル』と『ムラサキメテオ』に渡すのだ。

ジェフ:特に何もなし…
 もう1人の友人の働きに依存するだけである。
 サーフィンが好きならプールでサーフィンでもさせてあげればよかったのに…
 それ汚染水だけど(苦笑)


つまり、エンディングに影響を及ぼすのは
『バーナード』と『ウェンディ』のみである。
ジェフ以外の他キャラは『ムラサキテンタクル』の足止めの仕方を
変化させるにしか過ぎない。
『ジェフ』は…
まぁ外れキャラ的な位置なんだろか?(涙)

ちなみに『シド』はキレたキャラって事であり
他キャラで入手した『ハムスター』をレンジに入れて起動しようとすると

「そんな事は出来ない」

と本人の良心が働いて行えないが、『シド』のみ可能。
その上、チンした物体を飼い主に見せるという鬼畜行動がとれるのである。
すると飼い主にブチ殺されるぞッ!!(ネタではなくマジに殺害されます)



エンディングに関してだけど
髭人は攻略サイトを見て最初『メテオ』有名人ルートでクリアした。
その後、どうなったのかあらすじ程度の文章で解説され
『メテオ』の台詞があるぐらいで使っていたキャラクター(『デイブ』『ウェンディ』『ラザー』)の台詞は一切ない。
『サンディ』救出したんだからなんか言及しろや。

他ルートも正気になった『Dr.フレッド』や『メテオポリス』と
後は『サンディ』のみの台詞が一言だけある。
主人公『デイブ』や仲間たちの台詞は一切ない。

キャラクターがてんで活きてねぇ…

みんな喜べよ!
『サンディ』も『デイブ』にキスぐらいしたれや!
コイツらに友人としての交流は本当にあったのだろうか?
もはや謎のままである。

そして、消化不良のままどのルートでも

「サンディは 無事 救出され 宇宙人の
 野望は 打ち砕かれた。
 しかし いつか また METEOR の ようなものが
 現れないとは 限らないのである…」

と書かれてスタッフロールとなる…


個人的に各エンディングについて意外に思ったのが

『サンディ』を直接救い出す事が出来ないという点。

普通、『サンディ』を救出してから
『Dr.フレッド』を懲らしめような行動をとる物かと思って
あれこれ『サンディ』に触れたり、アイテム使おうとするんだけど
それらは全て無駄に終わる。
だって最初に『サンディ』を助ける事は出来ないのだから。
だから捕まっている恋人を『サンディ』は放置して奥にいる『ムラサキメテオ』をどうにかするという形になる。
確かに、犯人放置して人質救出を優先するよりも、まず犯人を先に倒せば人質も危害を加えられる可能性もないと言える。
例えば人質事件で銃を犯人持っていた場合、犯人を捕まえるより人質を救出を優先していたら犯人に撃たれる可能性は十分にあるからな。

だが…話は分かるけども日本人にはあまりないセンスって言うのかな?
そう思いました…


えっと
ちなみに本作の続編『Day of the Tentacle』という続編が
アメリカで1993年PCで出たのである。
但し、日本語版はない。(日本語マニュアル付きで発売されたとか…)

後、1990年にアメリカで「マニアック・マンション」という
コメディ番組がビデオ発売されたんだとか…
(但し、本作のキャラや設定はあまり出てこない)

後、2017年3月末に
本作の精神的続編『Thimbleweed Park』というのも出たという。
ホント、好きなマニアックな人は好きなんだねぇ…



とは言っても髭人は『にわか日本人ファミコンゲーマー』だからね。
最終的に本作に馴染む事は叶わなかったわ…

ひたすら謎解き面がきつ過ぎる…
そして、お話としてはそんなに魅力を感じる物ではなかった。

とは言っても本作は移植作品なんだから
『ジャレコ』側はもう少しゲームをマシには出来なかったんかねぇ…
ソフト裏でマニア向けだなんて突き放してないでプレイヤーに歩み寄れよ!!

上記、裏ワザのメッセージなんか入れる容量があるのなら

「ヒントを入れられるだろ!
 このタコ足野郎共がッ!!」

と、ずっと思ってました。

そのスタッフメッセージを漢字変換して載せてみます。
勝手にスクロールしやがるので書き留めるのが苦労したぞ!
この野郎!!


「一遍にボタンを押さないで下さい」(6回続く)

「あなたもしつこいですね」

「こんな事しても何の足しにもならないですよ」

「別にこれはヒントでも何でもありませんよ」

「やめた方がいいですよ」

「こんなことやっている場合じゃないでしょ?」

「ゲームはどうしたのですか?」

「頑張ってエンディングまで行きましょうよ」

「真面目にゲームをやってくださいよお」

「もしかして退屈しているのですか」

「メッセージがどこまであるか見る気でしょう?」

「残念でした もう 出ませんよ ここで終わり」

「あなたもしつこいですね」

「もうないって言ってるでしょ?ここで終わり」

「ホントにここで終わりですからね!押さないでよ」

「終わりっ!!!!!!!」

「あのねぇ」

「もう ええっちゅーんじゃ」

「あーっ! もおっ! しつこいっ!」

「えーい!! やめんかー!!」

「貴様ぁーっ! なめとんのかーっ!」

「しらーん」

「あーあ もう 勝手にしてください」(7回続く)

「関係ないけど保土ヶ谷っていい所だよ」

「横浜にあるんだけど一度はおいで」

「まだやってますね」

「他にやる事がないのですか」

「しつこいなぁ」

「よーし! そっちがその気なら」

「こっちは勝手に個人的連絡やっちゃうよ」

「てづかさん 元気に写真撮ってるかい?」

「はははは 誰の事だかわかるまい」

「さらに」

「むらかみさん またコーヒー飲ませてちょうだいね」

「ひしぬまさんまたシビックで旅行しましょう」

「まつだくん カレーがおいしいんだよ」

「まげ 犬と猫は元気かい?」

「はるさん 先日はどうもありがとうでした」

「さかがみくん バイクの修理ありがとでした」

「うっちゃ マニアックマンションやってくれてありがと」

「やまぐち ともちゃん 全日空のTシャツどうも」

「のむじ 元気に学生やってるかい?」

「この辺でキリがないからやめましょう」

「もう飽きて来たでしょう?」

「そろそろゲームに戻りません?」

「もうメッセージはないですよ」

「これ以上押し続けると」

「ゲームが最初に戻っちゃうよ」

「信じてませんね」

「本当だよ 揃えたアイテムも消えちゃうよ」

「消えちゃっていいですね?」

「本当にいいんですね?」

「それじゃオープニングからもう一度スタート!!」



(言葉通り)タイトル画面へ…


「他にやる事はないのですか」
って詰まってやる事がないからこそ
こんなしょーもないメッセージを見るぐらいしか楽しみがなくなってんだぜ。


「もしかして退屈しているのですか?」
ってそのプレイヤーに退屈にさせないように工夫するのが
あなたがたの大事な仕事だったのでは?


やる事がなくなり…
「スタート+セレクト+Aボタン+Bボタン」を押しまくっていたらリセットを食らう。

このゲーム内で
水を抜いたプール底の赤いボタンを押すみたいなゲームだったって事で…

押すなよ。押すなよ。絶対に押すなよ…

う~ん…
そういわれると押したくなるよね!
ポチッとな!!



チュド~~~~~~~ン!!




う~ん…
このゲームの衝撃的バッドエンドに比べればカスみたいなオチだな(涙)



「このゲームのレビューは 無事 終了され 髭人の
 記事は 1つ終わった。
 しかし いつか また こんな糞レビュー の ようなものが
 現れないとは 限らないのである…」











「パリ・ダカール・ラリー・スペシャル」 レビュー (ファミコン)

2018-09-28 21:00:41 | ファミコンレビュー
カーレースゲーム(アクション、シューティング要素あり
イスコが開発
CBSソニーから発売
1988年2月1日発売
「ゲームセンターCX ~有野の挑戦~」挑戦ソフト #107

あらすじ
スタートボタンを押すとあらすじが出るのでそれを漢字変換で送ろう。

〇〇〇〇君、君はラリー出場の
為に、まず日本で色々準備をし
なければならない。必要なものを全て
集めてくれ。そうすれば、あのパリーダカ
―ルラリーに出場できるんだ。
そして優勝すればダカールで素晴らし
い何かが待っている。



特徴
スタートボタンを押すと上記のような
あらすじが出て即レースという訳ではない。

主人公は何もない状態で始まるのだ。
そしていきなりマップに放り出される。

そこで、まず、車を調達し、主催者側に登録をする事で
初めてレースに出場する事が出来るのある。

全8面で
トップビューやらサイドビューやら操作方法が異なる。

1面 [トップビューレース]

車が多数走っている中、画面上のゴールを目指す。

上キー:アクセル
下キー:ブレーキ
左右キー:ハンドリング


2面 [トップビューレース]?

狭い市街地を走り、敵車を避けて画面上のゴールを目指す。

十字キー:移動
Aボタン:オイルを撒く?


3面[サイドビューレース]?

道を走るが障害物等があり
それらを車外に降りプレイヤーが解除したりしながら車を先に進める。

左右キー:移動
Aボタン:弾を発射

 主人公モード
  左右キー:移動
  Aボタン:ジャンプ


4面[サイドビューレース]?

(地上時)
左右キー:移動
Aボタン:弾を発射

 主人公モード
  左右キー:移動
  Aボタン:ジャンプ


3面と同じように進めるが水中にも車が入れる。
ゲーム前半部でプレイヤーが水中に落ちると
ナビゲーターが梯子を下ろしてくる。

十字キー:左右キー
Aボタン:弾を撃つ


5面[トップビューレース]

砂漠で、ラクダ、サソリなどを避けて進む。
川でイカダに乗り移ったりするがそこで川に落ちるとゲームオーバー

十字キー:移動
Aボタン:弾を撃つ


6面[トップビューシューティング]

強制スクロール。
戦車や飛行機が攻撃してくる。

十字キー:移動
Aボタン:対地攻撃(戦車に有効)
Bボタン:対空攻撃(飛行機、ヘリコプターに有効)

7面:[トップビューレース]

狭い道を走る。
壁に当たるとダメージとなる。
本ステージの身左右キーを強めに押すとドリフト(急カーブ?)する。

左右キー:移動
Aボタン:ブレーキ


1~6面までステージクリア後にボーナスステージがある。
ブロック崩しのような要領で下部の車を左右に操作する。
主人公が上から降って来て
その主人公を車で落とさないようにするとポンポン跳ねる。
主人公でアイテムを取得するのである。

T:次ステージでのタイム増加
G:次ステージでのガソリン増加


最終的な総合タイムがトゥルーエンディングを見られるかどうか握る。
但し、今、何位かなのは最後にならないと分からない。


得点は35点

良い点
・色んなゲームがプレイできる。

悪い点
・意味不明
・ポーズ出来ない



良い点の解説
・色んなゲームがプレイできる。
 1種のゲームじゃないという事で飽きさせるのを回避している。

 ただ、またやりたくなるステージはないけども…


悪い点の解説
・意味不明
 2面以降は

 「何なの?これ」
 「何でこんな事になるの?」

 と、事ある毎にゲーム中起こる現象に困惑させられる。


 まぁ…
 それらを面白いと思うかで人それぞれ評価が違うだろうが…
 髭人としては「何コレ~!?」って感じだったけども…

 それと、説明などもなく
 いきなり始まってしまうのもなぁ…
 
 『STAGE1

  START』

 みたいな表示してほしかった。


・ポーズ出来ない
 ゲーム中、ポーズ出来ない。
 トイレ行きたくなった時など、辛いわなぁ…


・パスワード
 本作は『パスワード』の事を『カーナンバー』と称す。

 入力画面で
 『BS』
 バックスペースの略だと思われるが
 これで文字が戻るんだけど
 1度使うと、バグの為に全て消さないと
 正しいパスワードを入力しても間違いとなるとの事。
 (『ゲームセンターCX』で課長を相当焦らせた。
  番組中、原因は不明とされた)

 後、パスワードをミスして終わると、タイトル画面戻される。

 「カーナンバーがまちがって
  います?」

 と出て…
 お前が成否判定してんだろーが!
 何で『?』出してんだよッ!
 自信がねーのかッッ!!
 それともこっちをおちょくってんのかッ!!







1面はなかなかキツイ。
敵がまとまって走行していて
隣接するような形でこちらも走行させられるのだが
後方から猛スピードでぶっ飛ばして追突してきやがる。
それを避けるのだが…
その際に別の敵がいた時
まるで磁石の同極同士が反発するかのようにおよそ車とは思えない挙動で避ける。
その敵同士だとそんな」回避行動をとるのに
プレイヤー車の存在には意に介してないようでぶつかって来る。
なかなかイラつく!
まぁ1面は最高スピードで爆走するよりも、ゆっくりめに走行して
確実に敵車を避けるのが吉。

ここを越えれば難易度は低下する。



色々ツッコミ所が多く
深く考えず、ゲームを楽しむのがベターだろうか?
パッケージを見てラクダの影絵みたいのを見て

「こいつぁ多分、ヤベェな…」

という直感があったが
まさにそれを裏切る事はなかった…



しかし、これだけカオスにして
「パリダカ」の名を冠してよかったんだろうか?

普通に

「『惑星HIGEJIN』で行われる
 ならず者しか参加しない何でもありの大レース。
 優勝者には惑星の支配する権利が与えられるという。
 主人公は自身の車を改造し、レースに挑む」

みたいな地球ではない別の惑星での話にすればよかったのになぁ…





ここからがネタバレ






















色々ツッコミどころというか感想をと…

開始時

『カーマニア倶楽部』

に行くと、

「『りんく株式会社』ってところが最近儲かっているみたいよ
 もしよかったら紹介状書こうか」

というので書いてもらって『りんく株式会社』に行くと
それだけでスポンサーになってもらえる。

銀行の暗証番号は『池田課長』が知っているとの事で
『池田課長』探しとなる。
『佐藤課長』と『斎藤課長』もウロウロしていて

『池田課長』を見つけると暗証番号を教えてもらえ
「みつとも銀行」に行くとお金をもらえ

そこで
『オートセンター』に行って車を買う。
仲間が必要との事で

『カーマニア倶楽部』に行くと
反射神経を鍛えるミニゲームがあり
それで5段階評価でパートナーを雇える。

多くの〇の中で1つに『A』か『B』が小さく表示されるので
それを押すという反射神経を試すゲーム。
お手付きするとペナルティとして1秒増える。

『ラリー協会』に行くとエントリーとなり晴れて出場となる。


いきなり紹介状書いてもらえて
それから即座にスポンサーになってもらえて500万円もらえるっていいよね。
誰か髭人に紹介状書いてくれないだろうか?
このゲームのノリに合わせて言ってみたけど空しい…


各ステージの感想。

・ステージ1
 車が貧弱で敵車の動きがいやらしく
 弾を撃てないのでキツイ。

・ステージ2
 敵を巻く技術が必要。
 何度かやっていれば身につくけどね。

・ステージ3
 下方から火が吹き出すところで
 車を降りてジャンプでスイッチを押しに行く。
 何やねんそれは…
 そして、火に当たろうが大岩に当たろうが
 無傷な主人公、あまりにも強靭…

・ステージ4
 水場の足場を確保する為に、また降りる主人公
 水に落ちると水底を歩ける…
 何者なんだ?コイツは…

 それから海中に入る車
 ミサイル(魚雷)などをかいくぐりながら進むが
 タコやエビに触れてダメージって何なん。

・ステージ5
 砂漠、パリダカらしく曲もパリダカ。
 ラクダは強い…
 イカダはだるい…
 ってかステージ4で海中を進めるのに
 川に落ちるとダメってなんなん?

・ステージ6
 思わず笑ってしまった戦場。
 こんな紛争地域で何でラリーやってんだよ…
 中止にせい!

・ステージ7
 道幅狭い!
 ドリフトをよく使うような普通のレースにしていれば
 良かったんじゃないのかねぇ…



エンディングはパートナーと共に夕日を見る。

その後

『せいせきはぴょう!』(ゲーム中の正式表示)

『!』付けるなら『っ』入れろや…

総合タイム

「19:50」

を切れれば1位になれる。

2人が表彰台に立ち、パレードをやって
スタッフロールもなく
車がはるか遠くに走り去り

「END」

と、出て終了。
あれ?
最初は『素晴らしい何か』はいつ始まるの?
それとも既にあったの?
分からん…

ちなみに髭人はパートナーをDランクの
『マリアン』にしたんだけどさ~。
名前からして女のはずなのに
4面やエンディングで車から出て来たパートナーは明らかに男だったんだけど…
(パートナー決定時には表示されない)
ガッカリだぜ…
その意外な性転換が素晴らしい何かだったのだろうか?

本作は

『優勝すれば素晴らしい何かが待っている』って話だった。

優勝してもハッキリ言って素晴らしい何かは一切、なかった。
しかし、レース中に素晴らしいネタに関して言えば十分に頂いたよ!!
ありがとう!

『パリ・ダカール・ラリー』




「怒III」 レビュー (ファミコン)

2018-09-21 21:00:23 | ファミコンレビュー

同名アーケード版からの移植
トップビューアクションゲーム
開発はSNK
発売はケイミューズメントリース
1990年3月16日発売

あらすじ…
ゲーム中、オープニングがない。
ゲーム中のデモでは、台詞がないから絵だけで判断するしかない。
ちょっと検索したけどストーリーが載っているサイトがない…

そのデモ画面を見ての髭人の想像では…

大統領らしい人の娘が誘拐されたから
救出しに行く『ラルフ』&『クラーク』って所かなぁ?



特徴

「ラルフ」が鉢巻が『青』
「クラーク」が鉢巻が『赤』

前の2作品とは逆(まぁ、2人の違いなどないのだが…)

基本的に銃を使わずパンチ、キックと肉弾戦を繰り広げる。
(その後の『KOF』出演を見越しての処置であろうか?)

ライフ制を導入していて敵のパンチなどでは一発即死ではない。
ただ、敵の銃や手榴弾などでは当たると即死する。

ところどころで「ハート」のアイテムがあり
「W」のアイテムは武器。

「手榴弾」か「マシンガン」

手榴弾:投げて一定の所で爆発する(1発)
マシンガン:上下左右のみマシンガンを放つ。(斜めは不可)
 雑魚敵を1発で倒せる。残弾制。



操作方法

十字キー:移動
Aボタン:キック、手榴弾(武器装備時)
Bボタン:パンチ、マシンガン(武器装備時)
A+Bボタン:ジャンプキック

スタートボタン:ポーズ
セレクトボタン:点数等の表示


ボス戦時、相手が兵器の場合は銃を装備する(端から銃で撃てや)



点数は30点


良い点
・特になし


悪い点
・処理落ちが酷い
・硬直狙いが酷すぎる


悪い点の解説
・処理落ちが酷い

アホみたいに敵がワラワラ出て来るのだが
そのたびに、スローがかかる。

・硬直狙いが酷すぎる
殴られると硬直するのだが無敵時間がない。
それが上記の敵の多さと相まって
敵が実質の硬直狙いでボッコボコに殴って来る。
イラァッ!!

「う、動けん!
 殴り続けるのやめーや!」

という状態に駆られる。



基本的は
敵はスルーして進み続けられるので無用な殺生は避ける。
すると、画面がスクロールしない地点に来るので
そこでは敵を全滅させないとダメ。(手マークのような表示はない)



キックはまず使わない。
回し蹴りのようで90度ぐらいの当たり判定があるようだが
その分、攻撃の出が若干遅れるのでまず使わない。
というか出て欲しい方向にすぐ出ない印象。

陸上では基本、ジャンプキックを使い、
水上ではパンチを使う。
(ジャンプの着地時にしぶきが上がる演出で硬直が長い為)

何故か、ボス戦で
相手が兵器だとマシンガンを使い
相手が人型だと肉弾戦で挑む。

正々堂々って精神なのだろうか?



でも、こんな立派な銃を持って肉弾戦とは普通思わねぇよなぁ~。
(ってか『ラルフ』の左手は何も握ってないよな。
 右手はグリップだろうが…
 左手は位置的にマガジンでもないだろうし…
 「左手はそえるだけ…」的な感じか?)

しかし、アーケード版と比べればマシになっているとの事…
これよりひどかったアーケード版って何やねん…

ファミコン版のトップビューガンアクション。
SNKの作品なら「ゲバラ」一択だよな。

ここからがネタバレ























ラスボスはシュワちゃんっぽいサイボーグみたいな奴。
デカくてあまり近づくと投げて来る。
距離を取りながらジャンプキック。

それで倒せるはず…

全6ステージで
5面のボスを倒すと娘を救出する。

んで、6面、出て来て娘がついて来るんだよね。
敵がワラワラ出て来る中、下の方にウロウロと…
敵は、娘に攻撃するようなそぶりはない。
これはもはや、娘は殺されていて霊体と化しているんじゃなかろうか?
だから敵は気づいていないと!
(アーケード版では着いて来ながら敵が出て来ると頭を覆い伏せている)

この「怒」シリーズ
ファミコン版「II」は未プレイだが評判は良くないようだ。
うう~ん…
ファミコン版の「怒」シリーズは
怒りって感情どころか「喜怒哀楽」の中の
「哀」ばっかりのそんな悲しきシリーズだったのかなぁ?

早めに「II」もプレイしたい。


「太陽の神殿」 レビュー (ファミコン)

2018-09-14 21:00:32 | ファミコンレビュー
サブタイトルは 「ASTEKA II」

同名他機種版の移植版
コマンド選択式アドベンチャーゲーム

開発は日本ファルコム
移植はコンパイル
東京書籍から発売
1988年8月3日発売



あらすじ
チチェン・イッツァ遺跡を調査していた
白鳥教授以下7名は突如として魔物に襲われ
ガイドの1名を除き次々と倒れて行った。

ここでオープニング部分を抜粋する。

6月 10日
 チチェン・イツァー調査団 出発。
白鳥教授 以下 7名。


6月 22日
 カスティーリョを
調査中の 1名が
遭難。

7月 9日
 いけにえの 泉
調査中の 3名が
遭難。

7月 14日
 白鳥教授 他
2名が 球戯場で
遭難。


7月 17日
 ガイドが ただ一人
救出され、
教授は 遺体で
発見された。



教授には1人娘がいて彼女は遺跡があるメキシコに向かう。
その際、幼馴染で同級生でもある主人公と共に…


遺跡で2人を待ちうけるものとは?




主人公:17歳
 デフォルト名はあるが公式的な確定名前はなし

白鳥さゆり:17歳
主人公の幼馴染で同じ高校の同級生。
教授の1人娘

※『さゆり』はファミコンの攻略本に載っていた名前だそうで
 ランダムで出るデフォルト名には出てこない模様。

白鳥教授:メキシコ大学で考古学を研究をしていて
 マヤの古代文字解読のスペシャリストだった。
 伝説の『太陽の鍵』がチチェン・イツァーに
 隠されていることを、古文書から割り出していたが… 
 調査中に死亡。

オリビア:白鳥教授の秘書を務めている若き女性24歳

ラウーラ:調査隊のガイドを務めていた人
 奇跡的に救出された。


ゲーム開始時点で
主人公と幼馴染の名前の入力が可能。
入力せずに終えるとデフォルトになるが
男女数種ある名前のランダムで組み合わせとなる。

髭人が確認したのは8種ずつ

主人公
「ひろし」「のびた」「まさひで」「けん」
「よさく」「まいける」「じぇみに」「ぽち」

幼馴染
「きょうこ」「しずか」「くみこ」「おとみ」
「りんご」「なつこ」「めりー」「みけ」



特徴


タイトルの後3つの項目からスタートする。

「NEW GAME」:最初から

「LAST GAME CONTINUE」:敵に倒された地点からの再開

「PASS WORD CONTINUE」:パスワードを入力しての再開



外に出て、マップを歩く。
ゼルダの伝説のように画面端に行く事で隣のフィールドに移行する仕組み。
マップ内に遺跡が何か所もある。
遺跡に入るとアドベンチャー画面に移行する。


敵との戦闘になり敵へと攻撃した時、
こちらにはHPがありダメージを受ける事があるが
敵への与ダメージは数値で表示されない。

「かなりのダメージを受けた」
「ほとんどダメージを受けない」

などの表記があり、言葉で判断する事となる。
敵からの被ダメージが多いと感じたら退く事も大事である。

敵を倒すたびにレベルが上がる。
敵の出現位置は決まっており、1度倒した敵は復活しない。

敵から受けたダメージなどは戦闘後に回復している。(逃げても回復)

パスワードコンテニューだが、最初からは出来ず、
『ラウーラ』が最初に言うが
『尼僧院』にある『イシュチェルの玉』を取って、見る事によって
パスワードを取得できる。


コマンドが豊富にある。計14種

[たたかう]:敵と戦う

[かわる]:操作キャラを替える(ただ次の行動を1つ、終えると主人公に戻る)

[いどう]:その場所から移動する
 『前』『後』『左』『右』『上』『下』の6種

[みる]:指定したものを見る。
 選んだ後Bボタンを押すと所持品を『見る』事が出来る

[とる]:指定したものを入手する。(とれない物もある)

[おく]:持っている物を指定した場所に置く(置けない場合もある)

[つかう]:所持品を使う。

[うごかす]:指定したものを動かす

[おす]:指定したものを押す。

[ひく]:指定したものを引く。

[こわす]:指定したものを壊す。

[くみあわせる]:道具同士を組み合わせる。

[あらう]:道具を洗う。(泉で行える)

[まつ]:待つ(時間経過)



操作方法

[フィールド中]
十字キー:移動


[遺跡内]
十字キー:コマンドの選択
Aボタン:決定
Bボタン:キャンセル


[パスワード入力中]
十字キー:カーソル移動
Aボタン:カーソルで指定した文字の移動
Bボタン+十字キー:パスワードの入力する位置の移動。

 ※例えば、入力したパスワードの3文字目が間違えていた場合
 他のゲームでは戻るボタンを押す事で3文字目部分を指定し、改めてパスワードを入力するが
 本作の場合、Bボタンを押し続けて十字キーを押す事で何文字目かを指定できる。
 縦の段も移動が可能。
 全てのパスワードゲーが採用すべき仕様。





点数は55点

良い点
・ゲームオーバー時即復帰

悪い点
・パッケージ



良い点の解説
・ゲームオーバー時即復帰
アドベンチャーゲームで死亡した時、タイトル画面に戻された時
パスワードの打ち込み直しなんてさせられる事が多々あるが
本作ではメニューに
「LAST GAME CONTINUE」とあり、
戦闘中、やられた直前から復帰可能。


悪い点の解説

・パッケージ
パッケージについて触れると
髭人は大抵

「パッケージ詐欺」

なんて言うんだけどさ。



本作のパッケージは確かに世界観には準拠していると言えるんだけど…
でも、若い男女が出て来るようなゲームじゃないだろう。
(箱の絵は異なるんだろうか?)
どー見てもどこかの古代文明の展示品がある博物館のパンフレット。
これを見て

「ストーリーが面白そうだ!
 やってみよう」

にはならん。
登場キャラも描かれてないから

「このキャラデザインが気に入ったからプレイしよう」

にもならん…
一体どの層目当てにこのデザインにしたのだろうか…
遺跡目当てのプレイヤー?
大半のプレイヤーが子供であろうファミコン中期に?
その趣味、ちょっと渋すぎない?




悪い点にはしなかったけど
詰み要素は結構あってアドベンチャーで気になる人にはちとツライ。
閉じ込め、注意!



しかし調査隊の7人のうち6人が死ぬような遺跡に
生還した遺跡経験があるガイドと一緒とはいえ、
素人高校生が

「チャック・モールの剣」「ライター」「銀の鍵」

だけ持って挑むとは命知らずにもほどがないか?
『スペランカー』レベルやんけ!



にしてもこのゲームは
『ジョジョの奇妙な冒険』の第4部の『空条承太郎』を深く影響を受けている。

「観察しろと
 いうのは…
 見るんじゃあなくて
 観る事だ…
 聞くんじゃあなく
 聴くことだ」

という台詞がある。
所持している物や敵を「みる」事でヒントを得たり
更に物を使えるようになったりするから非常に大切である。
(聴く事は特にないが)





ここからがネタバレ






















しかし、強さがインフレするわ。

レベル1の時はHP100なのに
レベル30(カンスト)の時はHP9000

しかも、このゲーム
レベル上げとかしないでサクサクレベルが上がるから
(しかも、レベルが上がりHPが上がったという表記がなく
 敵を倒した時点でレベルに応じてHPが上がっている)
強くなったという実感があまりにも薄い。

「ドラゴンボ〇ル」でも一応、修行していたって事で強くなっているんだけどなぁ…

しかし、HP100→9000か…
ドラゴ〇ボールの戦闘力的に言えば

最初、鶴仙人(120)、チチ(130)、亀仙人(180)程度の人が
最後には初回ベジータ戦の通常時の悟空(8000以上)の戦闘力になっているとはなぁ~
凄いインフレ具合(どーでもええわッ!)

後、ダジャレが若干出て来る。

『ごく当たり前田のクラッカーな床です』

とかね。
『カスティーリョ』の大きな壺を見る件は印象深い。
キャラを替えると言うセリフが違う。

主人公「イテテ!暗い中を覗こうとして頭をぶつけてしまうま。
 やっぱり中は空っぽです」
女の子「アホ」

女の子「イテテ!暗い中を覗こうとして頭をぶつけてしまりす」
主人公「アホ!」

ラウーラ「イテテ!暗い中を覗こうとして頭をぶつけてシマヘビ」
主人公「アホ!」
女の子「アホ!」
主人公「アホ!」
女の子「アホ!」

2度も言う必要あんのか?
この2人性格悪いやっちゃなぁ~(笑)


そんな要素がありつつ
クライマックス辺りの流れを書いておこう。
漢字変換しておきます。

水が引いた「いけにえの泉」行く一行。

〇〇〇〇:主人公名
◇◇◇◇:女の子名

とする。

ラウーラ「この泉に生贄として
 捧げたられた者達は
 水晶の棺の中に、黄金の
 光で封じ込められたと言います。

 〇〇〇〇さん、下に降りるなら鏡と
 水晶の鍵を持ってた方が、
 それに悪霊に備えて
 青の宝殊をはめていった方が
 いいですぜ。
 おっと、チャックのたまも
 忘れずに持って行ってくださいよ。」
 (あれこれ言うお前は、お節介女房かッ!)

泉の底に行く主人公。

ラウーラ「この崖は
 ◇◇◇◇さんには、無理でしょう。
 ここで 待っていた方が
 いいんじゃないですかぃ?」

◇◇◇◇「そうねぇ。
 それに何かこの生贄の泉
 っていうのは気味が悪いわ。」

ラウーラ「それじゃぁ おいらも ここで待ってますよ。
 ◇◇◇◇さん 一人でこんな所に
 いるのは物騒ってもんですよ。
 その代り〇〇〇〇さん、必ず
 ここに戻ってきてくださいよ。」

◇◇◇◇「じゃぁそうさせてもらうわ。
 〇〇〇〇、気を付けて行って来てね。
 何か見つけたら、
 すぐにここに戻って来てね」

底に降りた主人公は
ヘルコブラを倒し、扉を開けて中に入る。
棺に眠る少女の仮面を取り出口を出るとそこは『カスティーリョ』の地下だった。
大小2つの薬を取り、外に出る。(曲が変わる)

『いけにえの泉』に戻ると、『ラウーラ』が倒れている。

ラウーラ「うぅぅ…。
 あっ、〇〇〇〇さん。
 大変です!◇◇◇◇さんが
 悪霊たちにさらわれてしまいました
 何しろ敵は大勢で、おいら一人ではどうにもならんかったです。
 申し訳ない事で…。
 は、早く探し出さないと、
 どんな目に 遭わされるか…。
 きっと 球戯場でしょう。
 奴らの 根城は。」

『球戯場』に向かう2人

歯車に『石のハンドル』と『歯止め』を付けて、『ラウーラ』に回させると
閉まっていた扉が開く。前に進むと暗くて先に進めないので
いけにえの泉の底で手に入れた
『両目のマスク』に『赤い宝石』と『青の宝殊』を取り付けて使うと
『白いブロック』が見えるのでそれを押すと左側の壁が開く

部屋に入ると目の前に小さなピラミッドが見えるのでそれを調べようとすると
『アシュラーダ』という敵が現れるのでそれを撃退する。

太陽の状態を見て日没になってから『大きい薬壺』を使おうとすると…
『ラウーラ』が突然悪霊に変身し襲ってくる。

ラウーラ「おっと、待った!
 その 薬は 俺様の 物だ!
 もう ここまで 来れば
 貴様の ような ガキには 用は ない
 フッフッフ…、◇◇◇◇を 攫って
 いったのは 俺の 仲間さ。
 イツァム・ナーのリングも
 俺様が 頂いてある。 後は
 太陽の鍵を 頂けば この世は
 永遠に 俺様の 物…。
 大魔王に 代わって 俺様 ウーラが
 マヤの 支配者と なるのだ。
 フフフ、 魔王の神殿の 鍵穴を
 拝めずに ここで 死ぬとは
 残念だったな。
 もう 愛しい ◇◇◇◇にも
 お目に かかれまいて。
 さあ!
 その 薬を 寄こすんだ!!」

『ウーラ』と戦って倒すと、
『イツァム・ナーのリング』を取り戻す。

『大きな薬壺』の薬を飲むと体が縮み
小さな神殿に入る事が出来る。
そこで『銀の鍵』を使うと神殿のロックが外れる。
神殿に出て『小さい薬壺』を使うと体が元の大きさに戻り
神殿を動かすと神殿が開き『太陽の鍵』を手に入れる事が出来る。

鍵を取ると、神殿が勝手に閉まり、部屋全体が揺れ始める。

〇〇〇〇「ああっ、目が回るぅぅ…。
 助けてぇぇぇぇぇ……。」

気が付くと『魔王の神殿』にいる。
そこの台の上に◇◇◇◇らしき人影が見えるが突如として敵が現れる。

エーマ「俺様が 大魔王エーマだ。
 自ら 死に場所を 求めて来るとは
 見上げた 小僧だ。
 だが 貴様もここまでだ!
 ◇◇◇◇ ともども この 祭壇の
 生贄と なるのだ!!」

戦いを挑んでくるので
『イツァム・ナーのリング』『チャックの石』
『青の宝殊』をはめた『チャック・モールの剣』で戦い、倒す。

台の◇◇◇◇を起こそうとしても目を覚まさないので
『銀の香炉』を床に置き『香』を使い、『ライター』に火をつけると彼女が目を覚ます。

〇〇〇〇「◇◇◇◇!◇◇◇◇!
 しっかり しろよ! 僕だよ!」

◇◇◇◇「〇〇〇〇、〇〇〇〇! 無事 だったのね!
 助けに 来て くれたのね!!
 ま、魔王は? ス、スゴイ!!
 あなた 奴を やっつけたのね!!」

〇〇〇〇「そうさ!
 太陽の鍵も 手に 入れたんだ!!」

◇◇◇◇「スゴイわ!
 その 太陽の鍵を 早く!!
 それで この 魔王の神殿を
 永遠に 封印するのよ!!
 これよ! この 鍵穴に 差すのよ!
 さ、早く!」

彼女が横たわっていた台に鍵穴がありそこに『太陽の鍵』を使う。
すると、神殿全体が揺れ始める。

2人は逃げ出すと、神殿は崩れ始め、解説がある。

「そうして・・・魔王は、神殿と共に
 地底深く、完全に 葬り去られた。
 そう、『太陽の鍵』は魔王を 封印し
 そしてさらに、神々の国への 扉を
 開く鍵だったのだ。

 ・・・・・そして、逃げる途中で 気を失って
 倒れている 所を、みんなに 助けられた。
  その時、『太陽の鍵』を 持っていた
 僕達は、神の言葉を 伝える者として
 迎えられる 事となったのだ。

  みんなとは、 つまり…」

巨大な神殿を登る2人。

〇〇〇〇「僕達…、あと ◇◇◇◇が、今
 マヤ文明の 真っ只中に いるのだ。
 そして今、目の前で 祝いの 儀式が
 行われようと している。
 僕達 二人を、人々が 皆 英雄
 として、讃えて いるのだ・・・・・・・。」

2人の顔が出てスタッフロールとなる。
その後に

「SEE YOU AGAIN
     IN ANOTHER GAME・・・

 KEY WORD
   あなんかこもくりしえんまわみでやあたおだう

と、表示され、その先は動かない。
この時、十字キーなどで2人の目と口を操作できる。
開いたり閉じたりって所だが…

左キー:主人公の右目
上キー:主人公の左目
下キー:女の子の右目
右キー:女の子の左目

セレクトボタン:女の子の口


そうだ。上記のキーワードは
1文字飛ばしにすると

「暗黒神話で会おう」

ってなるんだな。
後で知った(苦笑)

他に残った言葉は
「なかもりえまみやただ」
意味はなさそうだけど…


黒幕は最初の秘書の「オリビア」だと思ったんだが…
ガイドの「ラウーラ」だったんかい…
まぁ、やたらとゲーム中にヒントをくれるコイツに

『色々知っているのなら経験者のお前1人で何とかせーや』

と、思いながらプレイしていた(笑)
多分、カルティーリョでダジャレ言って
ボコボコに言われた件を根に持っていたんだろうなぁ~

個人的には主人公と幼馴染とのニヤニヤ展開がなかったのが残念。
ずっと、遺跡探検をしているだけなんだもんなぁ…
何かもっと親密になるようなイベントがあってもええやん。

ゲーム中では
父親の事を思い出してショックを受けて落ち込んだ女の子を
主人公が励ますなんていうような展開ないんだもん。
せいぜい最初の『オリビア』を何度も見ていると
女の子が嫉妬する所がややカワイイぐらいか…
う~む…物足りん…
(『オリビア』も一緒に冒険してほしかったな~)

それに「いけにえの泉」で自分の父親が遺体で発見されたのに
気にしているのは自分の身だけってなぁ…何か寂しい。
あれこれ考えるもんじゃないのかなぁ?
父親の事とか思い馳せたりとか…



しかし、最後、マヤ文明にいるって…
それってタイムスリップしてしまったって事だろ?
現代からワープさせられてええの?
ハッピーエンドなの?
バッドエンドな気がしないでもないがぁ~。

まぁ…2人が一緒ならいいか…
あんま互いが好き合っている所、描かれてないけど…


しかしこのゲーム。
あんな要素が出て来るからどーにも髭人としては
キーボードを叩いてしまうな。
あ~情けなや!

ここからが髭人の酷い下ネタ。
嫌いな人はブラウザを閉じろ!























しかし、『カラコル』1Fで『銀の玉』を光らせてから
『千柱の間』で『金の玉』を手に入れてから再び『カラコル』に戻る事になるんだけど…

ひげじん「今度は銀玉ではなくさっき手に入れた金玉を台座に…」
女の子「『の』を忘れてんじゃねーよ」
ひげじん「失礼、失礼…
 じゃ、これからどうなるのか考えるから君、よろしく」
女の子「はいはい…分かった分かった…」

銀の玉を外し金の玉を台座にセットする。

ひげじん「いいねぇ~。金の玉を台座にハメる光景は~」
女の子「このセクハラ最低野郎がぁぁぁ!!」

女の子が現れた。

ひげじん「しょうがない…戦うしかないか…」

ひげじん攻撃『ほとんどダメージを受けない』
女の子攻撃『ひげじんはダメージを受けた』

ひげじん「勝てん…逃げよう」

ひげじんは逃げられない

ひげじん「このゲームで逃げられんって嘘だろ!」

女の子の攻撃
『ひげじんは 死んで しまった。
 G A M E  O V E R』


9月 14日
ひげじんは『カラコル』で
セクハラ行為を行った結果
見るも無残な遺体となって発見された…




合掌。
(う~ん…
 我ながらしょーもなッ!!)





「スクーン」 レビュー (ファミコン)

2018-09-07 21:00:17 | ファミコンレビュー

サイドビュー横スクロールシューティング
企画・開発はホームデータ
アイレムから発売
1986年6月26日発売


パッケージで

「キミが地球を救うんだ!」との事

あらすじ
オトト星人が様々なプラントを作った結果
世界中の海面を上昇し多くの都市が海底に沈んだ。
これを解決せよと『ペンタゴン』が発し
海底艦『スクーン』が発進する。


(都市が海底に既に沈んでいる時点でアカンやろ…)


特徴
燃料があり、徐々に消費し、0になるとスクーンは海底に沈む。(死ぬ)

燃料を得るには2通りある。

①特定の海底施設を破壊すると海中に人間を放出する。
 (水圧どーのこーのは言わないのが約束だ!)
 それを9人救出すると画面上部に「人工島」が出て来る。
 「人工島」に接弦し9人、島に引き渡すと
 『P』を放出するのでそれを取ると
 燃料が回復するのと同時に自機のパワーアップがする。

②特定の敵をアイスボール(海底ボム)で攻撃すると
 金塊(四角い奴)を短時間出す。
 それを取得すると既に人を救助していた時「人工島」が出現する。
 「人工島」に1人以上、引き渡すと
 『×』を放出するのでそれを取ると
 燃料が回復する。

当時のシューティングと言えば敵に当たれば即死がつきものだが
本作は「ジョーク」というサメだけは自機に触れても許容である。
ただ、人間を海底に放出した時

「待ってました!」

とばかりに人を咥えていなくなります…(嫌な表現)

後、タイトル画面に出て来る十字架を持った人魚。
味方かと思って触れると死にます。(倒す事は出来ます。)


操作方法

十字キー:移動
Aボタン:ホリゾンミサイル(水平に放つ魚雷)
Bボタン:アイスボール(対地ボム)&
 人工島接弦時の人の引き渡し(この時、『アイスボール』使用不可)


点数は40点


良い点
特になし

悪い点
・海底アイテムが小さすぎる
・アイテムをちゃんと渡せよ人工島

悪い点の解説
・海底アイテムが小さすぎる

 『ナマコ』を対地ボムで攻撃し続けるとネックレスをくれたり
 『カニ』を対地ボムで攻撃すると金塊をくれるのだが
 海底に接していてかなり小さい。
 「グラディウス」のパワーカプセルの1/2~1/3ぐらいの大きさじゃなかろうか?
 海底に触れれば当然死ぬ。
 特に金塊は人工島呼んでの燃料回復に必要なので
 必然的に海底付近を彷徨わなければならないのにもう少し景気よく振る舞わんか!


・アイテムをちゃんと渡せよ人工島
 人工島に人を引き渡すとゲーム的にこんな流れになる。

 髭人「救助した人を引き渡します!」
 人工島「分かった」
 髭人「急げ!オトト星人は海中から襲ってくるぞ!」

 敵に注意しつつ9人収容

 髭人「収容完了しました。燃料とパワーアップを」
 人工島「了解した。パワーアップアイテムを…ホォイ!!」

 海中に放り投げる。沈みゆくアイテム

 髭人「何してんだテメー!」

 このゲームは救助した人を引き渡しても即回復にはならず
 アイテムを自機後方に投げるのだ(画面的には自機の左側)
 そういう仕様なので左端で救助自機が取れないなんて事態に陥る。



燃料の状態に気を遣うゲーム。
燃料が無くなると問答無用で海底に落ちて死ぬので
金塊を取り、人を潜水艦内に乗せていると人工島は水上を着いて来るので
燃料の減りに応じて補給するべきである。

敵の動きは結構いやらしい。
それに攻撃が当たりづらい…(弾の幅が小さい)

パワーアップは2段階するが2段階すると貫通する3WAYとなるが
画面上の敵の数が増えると処理落ちが増えやたらとスローになる。



曲自体はのほほんとしているが
都市が水没したり、サメが人を咥えたりする表現があったり

設定的には結構、沈鬱としている。(攻略本に書かれているんだろうか?)
2ちゃんねるの投稿だから確証はないが…

例えば
捕まった人間は人体改造されたり、カマボコに加工されていたりするのだとか…

人魚には名前があり「カズミ」って名前があり
ミスオトト星だったがバルバンに連れ去られ
地球に来て改造された結果だという…

倒せるけど倒しちゃってええのか?

でも、そんな哀れな人魚を救おうとして触れると死ぬんだよな。
一方的にこっちが…
何でやねん!!





ここからがネタバレ






















海底基地を倒しつつ7面をクリアするとオトト星人からメッセージがある。


「MAITTA…
 KOUFUKU SHIMASU
 ANTA WA E R A I



           OTTOTO」

と出る。
だが、8面が存在し、普通に敵は襲ってくる。
8面をクリアすると1面にループする。
どこが降伏するやねん。水位を元通りに戻さんかい!

後、1度人魚のカズミに撃破されることで
キャンペーンのメッセージが出てくるようだ。

「ANATANI KUNNSHIYO TO SHITE
   MAMBO BADGE PRESENT !!」

と出る。

にしても、人魚。
乳首出てるよね。1ドットだけど(笑)

ちなみにどこかのブログにスクーンの攻略本の裏表紙に
人魚の絵が描かれてブラが描かれてなかったので
トップレスは確定(乳首の有無は画像が荒くて確認出来ず)
リンクフリーか書かれてなかったのでそのサイトは載せません。
気になる方はご自分で探してみてくださいませ。

さて…今回の記事はこれで終わりだけれども…

改造された悲劇の人魚だってのに
乳首がどーとかで今回のレビューを締めてええんかな?

まぁ…
他サイトは皆さん真面目なようで全く触れてなかったので
敢えてがっつり触れてみました。

ペンタゴン:スクーン!
 酷すぎる髭人のエロバカ脳を今こそ救うんだ!
スクーン:無理でした。
髭人:諦めんの早すぎッ!!!




「たけしの挑戦状」 レビュー (ファミコン)

2018-08-31 21:00:42 | ファミコンレビュー
一応、サブタイトルがあり「ポリネシアンキッド 南海の黄金」というものらしい。

「ビートたけし」氏監修のゲーム(デザイナーとして参加)
サイドビューアクションRPG
発売はタイトー
1986年12月10日発売
(有名な『ビートたけし』氏のフライデー事件が本作発売の前日に起こしている)
バーチャルコンソールにて配信「CERO:B判定、12歳以上対象
「ゲームセンターCX」での1回目のゲームプレイソフト
(この時点で『有野の挑戦』という名称はない)



キャッチコピーは「謎を解けるか。一億人。」

ソフトのパッケージの表面に

「常識があぶない。」

裏面ではビートたけし自ら

「今までのゲームと同じレベルで考えるとクリアー出来ない」

とコメントしている。
また広告には

「成功確率 無限大数分の1」

と書かれていた。


あらすじ
冒頭「愛人」とデカデカと書かれた張り紙の悪趣味な社長の
社長室に呼び出され

「最近 君の成績は
 どうも良くないな
 ボーナスが少ないのも
 そのせいだぞ。
 今後はもっと頑張ってくれ」

と、ボーナスを受け取り、
社長を殴って机にめり込ませる場面から始まる。(めり込ませるのは自由だが…)



操作方法

左右キー:移動
上キー:建物内に入る
下キー:しゃがみモード
 (上キーを押すかジャンプしないと解除されない)

Bボタン:ジャンプ
 下+Bボタン:ハイジャンプ
Aボタン:攻撃

スタートボタン:ポーズ
セレクトボタン:メニューを開く

 メニュー内
  「もどる」:サイドビュー画面に戻る
  「おわる」:パスワード表示
  「はなしかた」:おどして話すか通常で話すか切り替え
  「こうげき」:『殴る』か『銃』か『石』での攻撃の選択
   (銃や石は持ってないと使用不可)

 ※所持中の『道具』や『資格』は表示されるが
 習得した『言語』や『スポーツ技能』などは表示されない。

2コンの下キー+Aボタンで

「もしもし」

と、主人公が言う。
これでマイク入力中という認識される。
それ以降は2コンのAボタンを押すとマイク認識中となる。
ただ、イベント中などにマイクを使用しても『もしもし』表示はない。

敵を倒した時、倒れて体をばたつかせて消滅するが
それを見届けると300円が手に入る。
ばたつかせている状態で建物に入ったり、別のマップに行ったり、
メニューを開くと無効である。





点数は測定不能



良い点
・自由度が高い
・システム面は決して悪くない


悪い点
・謎解き
・回復面が乏しい
・アクション面


良い点の解説
・自由度が高い
 お店だけでも
 「本屋」「花屋」「映画館」「駄菓子屋」「スナック」などお店が豊富である。
 だがあまりにも広大無比って感じなんだよなぁ…


・システム面は決して悪くない
 ゲームの評判は悪いが、システム面に関しては最悪というほどでもない。

 「パスワードコンテニュー」可能だし
 (但し、間違えると打ち直しなしの即死なのは頂けないが…)

 「マイク」の使用の時
 上記、2コンの下キー+Aボタンで認識してくれるし

 まぁ、これに関しては素晴らしいって程ではなく
 謎解き面が壊滅的なので相対的に
 この要素が良く見えるだけにしか過ぎない…


悪い点の解説
・謎解き
 上記、自由度は高い…
 あまりにも高いがヒントが殆どない。
 クリアに向けて次に何をしたらいいのか分からないのだ。


・アクション面
 敵味方、殴ってもノックバックせず、無敵時間もなく、
 ジャンプ中のパンチは出来ない。(銃撃は可能)
 避けるのも困難。
 銃を持ってない時に、こちらを殴ってくる敵に対しては
 ひたすらテクニックもクソもないパンチの応酬となる。

 もう少し何とかならなかったん?


・回復面が乏しい
 殴ってくる敵に関してまともに相手をしていると
 ジリジリと体力を減らされるハメになるのだが

 「じゃぁ、どうやって回復すんの?」

 ってなると自宅に帰っても回復しない。
 日本ではスナックでテキーラを飲むと回復する。
 別の所ではホテルに泊まると回復する。




このソフトは「ゲーム」などと思ってはいけない。
タイトル通りなのだ

『たけしの挑戦状』

『ビートたけし』氏が

「これをクリア出来るものならクリアしてみろ」

というメッセージが込められているのだ。
だからこそ、ゲームとして評価できないからこそ上記の点数で
『測定不能』なのだ。


さて本作、電源を付けて
タイトル画面で真っ暗で無音でサラリーマンらしきオッサン

『何やコレ?』

と、困惑する。
スタートボタンを押しても無反応だが
オッサンが動くので
左に「START」と書かれていてそっちに行くとゲームが始まる。
右に「CONTINUE」と書かれた方に行くと

「こんてにゅうや」に行くと、

『げーむを おわる』:いきなり終了する
『げーむを さいかいする』:パスワード入力可能
『おやじを なぐる』:
 「ぎゃー ひとごろしーー」と出て主人公が倒れゲームオーバー
 (「人殺し」言う割にすました顔してんな。このジジイ…)







何かあってからのトライ&エラーを毎回させられる。

進めていた先で問題が生じて、最初に戻って対応に迫られるという感じ。
全てノーヒントである。

本作を例えるのなら
誰も入った事のない迷宮の最深部に行くって所だろうか…

洞窟内に入ったら当然、真っ暗なのでライトを買う必要になる。
洞窟を進んでいたら毒を持つコウモリがいて、最初に薬を持っていく事になる。
コウモリを越えた先はマグマの付近を通行しなければならず防熱服が必要になる。

と言った感じで問題回避の方法を探るハメになる。
まぁ…
それでも、回避しきれん酷いものもあるけどね。
パチンコ屋やスナックでのカラオケやら地図の部分やら…

そういう点を踏まえるとトライ&エラーっていうよりは
エラー&エラー&エラー&トライぐらいの感じだろうか?




売上は80万本
バーチャルコンソールにおいて実在タレントをモデルにしたタレントゲームを、
タレント本人または芸能事務所より許諾を得たうえで配信するのは本作が初である。

2017年にはTAITO CLASSICSの2作目ソフトとしてiOS並びにAndroidにて配信開始され
「はーどもーど」や「むてきもーど」
「ひんたぼ語検定」が追加されたとの事。
(本作のハードモードだと?狂っとんのか?)


当時とは色々と権利関係の事情が違うから
タレントが出ているゲームは出せないものが多い中
流石は世界の北野。

まぁ…
当時のゲームは自由なものが多かったからなぁ~。
自由というか

「所詮、タイアップのソフト。
 タレント使っとけば食いつく奴がいるだろ」

っていうあからさまに手抜きゲームや
タレント自体に影響がありそうなゲームは多々あった。

本作の場合は
当時の『ビートたけし』氏はめちゃくちゃしていたからなぁ~
上記の通り『フライデー襲撃事件』は本作発売の次の日の話だ。


「あ…
 確かにたけしだな」

って改めて同じ印象を深めただけだった。




ここからがネタバレ






















このゲームで特に理不尽な点と言えば

宝の地図をもらう所か…

『スナック あぜみち』でカラオケを使う所だな。

「カラオケは壊れています」

言われるのに、お酒を2杯飲むと歌うのを勧められるという…
(この時点でキツイ)
それから3回やって上手い評価が続くと

「いいかげんにしねえか」

と襲ってくるヤクザを殴り倒すとジジイが

「みどころがある」つって宝の地図をくれる。

それから

「『水につける』を選び、5分後マイクを使用する」or「『日光にさらす』を選び1時間待つ」

もう無茶苦茶だよね…

ちなみにここでジジイを倒しておかないと、最後の最後で

「ははは は゛かなやつめ
 おまえの あとを つけてきた
 のた゛
 たからは おれの ものた゛
 しねっ」

と、戦う事も出来ず無条件にバッドエンドにさせられるので注意。


それからひんたぼ島に行く事になるのだが…
ここでの

『ハンググライダー』一体何なん?

ハンググライダー操作方法

左右キー:移動
下キー:下降
Aボタン:射撃(銃所持時)

上ボタンで任意で上昇できんじゃねーか!
上昇方法自体はあって、突風に触れる事だ。
ただ、自キャラ1つ分ぐらいしか上昇しない。

そして鳥がウザ過ぎる。
餌でもくっついてるのかこちら目掛けてすり寄って来る。
しかもライフはなく触れたら即死…
上ボタンで任意で上昇できないから
あまり自由に下降を多用していると島に直撃して死亡する。

それに、死亡すると完全に即死でコンテニューを受け付けず、タイトル画面。
パスワード打ち直しはだる過ぎる…

で、2つ目の島を超えたあたりから出て来るUFO達。
ビームを撃って来るけど、体力があると当たっても体力消費で即死ではなく数発許容という謎
(UFO本体に触れると即死)


島に着き、ヒントもなしに島民の家に行くと

「おい おまえ
 ひとのいえに なにしにきた」

と言われ候補が上がるがどれを選んでも

「あやしいやつた゛ かまにいれ
 ろ」

と、釜茹でにされかける。

「ははは おもいしったか」
 しぬまえに なにか け゛いを
  してみろ」

と言われ候補が上がる。

「尺八を吹く」
「三味線を弾く」
「ブレークダンスをする」
「社交ダンスを踊る」
「命乞いをする」
「とびかかる」

それでカルチャースクールで習得した「三味線を弾く」を

「すは゛らしい あなたを そん
 けいします」
「このしまにすむ せんにんのと
 ころへ いってみてください」

言われて釜から出た直後に殴られる。
(コイツらにとっては暴力は挨拶なのか?)

『ほこら』の仙人に会い、水筒を渡すと

「たからへのかき゛は むらにい
 るひとか゛ もっている
 それをもらうのし゛ゃ」

というので、再び釜茹でにされかけた家に行って
『刺繍』を渡すと『聖なる石』をもらえる。
それが鍵なのだ(『ソードマスターヤマト』みたいだな…)

しかし、ここの村の無関係の家に
一旦入ると出られないんだよな。『EXIT』なんて書かれているくせに…
なめとんのかと…
(パスワードを取って再開するしかない…)



色の変化などもなしにしゃがんで山でしゃがんで地下に行き、
その地下も色も何の変哲もない所でしゃがむ事で下階に行けるとか…
そしてやっとのことで見つけた宝箱。

「ついに たからを みつけた
 そ゛ーー」

という主人公の言葉
(宝箱付近にある財宝っぽいのがゴミにしか見えんけど…)

だけど、その後の主人公が描かれる訳でもなく
スタッフロールもなしに曲も変わる事もなく急に

『ビートたけし』氏が現れ

「えらいっ」

という言葉が表示され文字が消える。
待つ事5分

「こんな け゛ーむに まし゛に
 なっちゃって と゛うするの


                  完」


(これも数秒しか表示されないのでトイレとか長々と行っていると見逃すので注意!)

コレ…
「髭人」は某アドベンチャーの「犯人は〇〇」並に既に知っていたが
ノーヒントで宝箱を見つける条件がある「ドルアーガの塔」も
マニアたちが集まって宝箱の出す方法やら取得するか否かなどを検証したんだろう。
本作も攻略本を頼らずにクリアした猛者がいると思うが…
その人たちのコレを初見時の心境を是非とも知りたいものだ…

「こんなげーむにまじになっちゃって」ばかりが有名だが
他にバッドエンドが存在する。
釜茹でにされそうになった時、社交ダンスを習得して披露すると
現地の娘と結婚をさせられるというものがあるという。
これはこれで幸せなんかなぁ?


そうそう。
タイトル画面で2万発パンチを打ち込むと
洞窟の最下層から始まる。
左端に行くと宝があって触れるとクリアとなる。(オヤジは既に倒してある設定)

さぁ!どうしてもハンググライダーを越えられない人は
2万発パンチだパンチ!
(動画を見るとパンチを連射させていると50分ちょっとで完了する模様)


さて…
本作に関しては自由過ぎるゲームなのだから
少なくとも楽しめるようにできなかったのかってのが残念だよね。

日本を離れて「カジノ」で当てれば所持金が倍になる。
倍になったらパスワードを取ってやり直せば簡単に所持金をカンストできる。
日本では「カジノ」がないからこれが出来ないからなぁ…
入って色んな事をしたいんだけども~。
強盗傷害で手に入れられる金額はたった300円ぽっち…

「最初のボーナス」「退職金」「へそくり」なんか手に入れられるけども

ちゃんとクリアするには離婚する為に「慰謝料」を妻に払わなんといかんし…
(無一文になる)


ファミコンゲーの賭けでよくあったサイコロによる
「丁半」
なんてやってもええやん。

あ?博打は日本の法律で禁止されている?
無抵抗な人に強盗傷害が出来て、
ひんたぼ島で銃買ったら、免許などなしに即発砲できる世界観で何が法律だ。
どんな手段を使ってもいい!金を稼がせろ!

そうそう。
ネット上で調べたら本作のパスワードを解析したサイトがあって
データをダウンロードすると、所持金やフラグの状態を任意に決めて表示する事が出来る。
そこで日本での状態を決めるのが一番なのかもしれない…







まぁ、このゲームに関してはゲームをプレイする事よりも
発売経緯とか発売後の多くの逸話を見ていた方が遙かに面白い。

例えば
ホテルの部屋を借りて打ち合わせを行われ

「こんなに難しくしたらゲームバランスが崩壊する」

と、忠告を受けたが「たけし」氏はそれを受け入れなかったからこその
本作の難易度になった。


「よゐこ」の「有野」氏が「ビートたけし」氏に

「酔っぱらった勢いで言った内容がそのままゲーム化されたのは本当か?」

と、直接尋ねると、

「全部本当の事」

と、認めたそうだ。




他にも攻略本を出した出版社は

「攻略本買ったけど、解けない!」

と、苦情の電話が殺到。
1日に400本もかかってきて疲労困憊の担当者は

「担当者は死にました」

と、答えたという…
その後、攻略本の攻略本を発売するハメになったという…
その際、

「これで解けないからと言って、間違っても傘と消火器を持って
 出版社に殴り込まないように」

とフライデー事件のネタを書かれているとの事。



「たけし軍団」の団員は
クリアできない世の子供たちに

「金返せ!」

と、言われ殿である「ビートたけし」氏のゲームという事もあって手を出す訳にもいかず
対応に苦慮したという…
(クリアの仕方を教えてもらって子供と一緒にクリアするってのはダメだったんかな?)


プレイヤーは勿論の事、作り手や直接かかわってすらなない軍団すらも翻弄したゲーム。
だからこそ、ゲームや「ビートたけし」氏本人に関わった全ての人に言うのだろう。

「こんなゲームにまじになっちゃってどうするの」

と…

無論、髭人もまた本作に関わってマジになっちゃった1人です(笑)




「アストロ・ファング」 レビュー (ファミコン)

2018-08-24 21:00:35 | ファミコンレビュー
アクション&カーゲーム
A-WAVEから発売
1990年10月26日発売



あらすじ
広大なる銀河の片隅にかつて超文明を誇っていた惑星「RS-121」
その惑星に残された文明の遺産1本のハイウェイがあった。
その名も「ブラックライン」
この「ブラックライン」には伝説がありそれを解き明かそうと
このハイウェイに多くの者達が挑戦したが誰一人として戻って来るものはいなかった。

調査官『ライバー』はスーパーマシン『アストロ・ファング』を駆り
「RS-121」に降り立った。
ちょうど同じころ凶悪犯罪組織『ブラディ・ホーン』が
失われた伝説を暴こうと「RS-121」に降り立った。

『ライバー』と『ブラッディ・ホーン』が伝説をめぐる戦いが今、
この「ブラックライン」で繰り広げられようとしていた。


特徴

エネルギーが尽きる前にボスを倒し、ゴールまでたどり着く事がルール。
多くのレースゲームにある残り秒数はない。


自車で敵車を破壊する事が出来る。
「体当たり」や「ミサイル」などでだ。

ショップでアイテムの購入が可能。

走行距離を伸ばしたり、敵を倒す事で「SCORE」が増える。
「SOCRE」はお金と兼務している。
ただ、障害物に当たると減点されるので、お金も減る。

ショップのアイテム

「ファング」:タイヤの側面部に剣が装備され高速回転する。
 自車両サイドの敵車に触れると破壊出来る。
 但し、一度クラッシュすると無くなる
 (路上に落ちている黄色い『P』と同じ効果)

「強化ボディ」:5回まで敵車や障害物を破壊できる。

「スノータイヤ」:雪道でも滑らず走れる。

「ミサイル」:30発ミサイルを補充する。

「燃料」:エネルギー回復
 (路上に落ちている青い『P』と同じ効果)

「バリヤー」:一定時間無敵
 (路上に落ちている赤い『P』と同じ効果)




操作方法

左右キー:ハンドリング
上キー:ミサイル発射
下キー:変形
 変形すると車幅が狭まるがミサイルを撃てなくなる。

Bボタン:ブレーキ
Aボタン:アクセル

セレクトボタン:BGMのON、OFF
スタートボタン:ポーズ



得点は45点


良い点
・背景が豊富

悪い点
・上キー、ミサイル
・障害物
・分岐点


良い点の解説
・背景が豊富
雪の銀世界、岩場なんてのは他でもよく目にしそうだが
都市とかはるか遠くのカプセル型のコロニーとか太陽のプロミネンスなど
背景は多い。
ってあんま見ていると事故るけど(笑)

悪い点の解説
・上キー、ミサイル
どーも慣れないんだよね。

左右でハンドリングしながらミサイルってのは…
何でこんな操作方法にしたんだろう

アクセルがAボタンなら
ミサイルはBボタンでええやん。

下キーが減速で
上キーが変形。


・障害物
走行している路上のど真ん中になど障害物があるのだ。
当たると「バリヤー」や「装甲強化」してないと「ファング」が剥がれる…
買った矢先にこんな事になるとイラッと来るんだよな。

それにこのゲーム、路上ド真ん中にアイテムが転がっていることが多いので
アイテムを拾おうとして走行をど真ん中をキープしていると障害物が来たり…

「カーブ」「アイテムショップ」「この先、雪あり」
などをお知らせしてくるのだから障害物も教えんかい!

・分岐点
どういう処理をしているのか分からんけど
分岐点を残像で二股を表現するもんだから初見時に

「何やコレ?
 バグったか?」

と、戸惑った。






後、個人的にレース中も地図が見たかったわ。
何でレース前とゲームオーバー時しか表示せんねん。
今どこで先の分岐とかショップの場所を知りたいわ。

パスワードやセーブはないがゲームとしては全6面で短めで
無限コンテニューなので繰り返し遊んでいればクリアも困難ではない。
(再開はステージ最初から)

プレイしていて気を付けるべきは安全運転かな。
このゲーム、障害物に接触するとエネルギーが1メモリ減る。
全12メモリなので大した事がないって思えるかもしれないが
エネルギーは燃料込みなので走っていれば自然と減る。
エネルギーのアイテムはポンポン出てくる訳でもないし
ショップも1つの面で2つぐらいなのですぐに購入できるわけでもないので
あまり障害物に当たっているとすぐにエネルギー切れを起こす。
(障害物に当たると、減点でお金も減るからショップでアイテムを買えなくなる)

後、ファングつけてない状態で敵に左右から接触するとかなり跳ね飛ばされるから
並走しようとするのはやめて一旦スピードを落として
敵の車を先行させてからミサイルで破壊していくのがいいのかもしれない。


ソフトには車の絵はないが
タイトル画面や取説に描かれた「アストロファング」の車体はなかなかのハイセンスだわな。



↑:取説絵
 時速300kmが出るモンスターマシン。
 ミサイルも発射出来て変形も可能。
 機能としては申し分ない!!
 車で男を見極める女もいるようだからこんな車で来た男をどう見るのだろうか?
 是非ともデートは「アストロファング」で!

 車の改造などその他諸々で捕まります(笑)



ここからがネタバレ























エンディング


ボスは多くの面で大きな車がゴミを流してくる。
ミサイルで前方を走る車を破壊すればOKってな感じだが…
大きさやパッと見で『改造ミキサー車』って感じなんだよな。

そのボスを倒すとその先に飛行物体が攻撃してくる。
こちらは何もできないので指をくわえてみているだけである。
そのうちいなくなる。

ステージクリアの後、空中から別の飛行物体が
給油&ミサイルの補充を行ってくる。

空中から何とかなるのならわざわざ車で走行する必要ないんとちゃう?



ラスボスを倒し洞窟を抜けると
目の前に空中都市みたいのが現れ、「アストロファング」が浮き上がって
その空中都市に入っていき…
メッセージが流れる。


かくて ライバーの長く険しい道のりは
終わり、彼の目の前には 主を失った
都が 燦然と 輝いていた。
これこそ 忘れられた伝説の 黄金都市
そのものであった。

そして 今、新たなる 伝説が 生まれた。
幾多の危機を乗り越え、古の 伝説を
解き明かした 男の名を 伝えるために……



って出るんだけど
主人公「ライバー」の姿は一切ない。(取説にもなし)
それに謎を解いたみたいに出るけど
冒頭のあらすじのメッセージとエンディングのメッセージ以外何も文章ないんだよね。
黄金都市とか言われてもさ…
何故そんなものが作られたのかとか何も明らかにならない。

いきなり車が浮いて都市の方に吸い込まれていくのを見て

「お前、飛べるんなら端から飛んでいけや」

まぁ、道を走らないと都市が出現しないのかもしれない。
一時あった「ドラゴンボール」のちゃんと登らないといけない「カリン塔」みたいだな…

ってか、空飛ぶ敵放置でええんかい?
それと、誰一人として帰って来た人がいなかったという「ブラックライン」
今回「ブラッディーホーン」がいたから色々面倒だったけど、前は敵もいなかったんだろ。
岩ぐらいしかないショップがある道で何故帰れなかったのだろうか?
そっちの方がはるかに謎である…


「魔鐘」 レビュー (ファミコン)

2018-08-17 21:00:49 | ファミコンレビュー
クォータービューのアクションRPG
レナ―ル、タムテックスが開発
アイレムから発売
1986年12月15日発売


あらすじは

『ウィルナー王国』の王子『マイヤー』は王位継承の成人式の前に落ちつかずにいた。
ある日、王子は王国の行く末を案じ、湖のほとりで考えに耽っていた。
すると夜空に月が出ていて月の光を映した湖に影が落ち、
それは人の姿に代わり湖上に着き、話しかけて来た。

「『マイヤー』王子よ! 聖王家の光よ! 今こそ闇を照らす時が来たのだ。
 ウィルナー王国に暗黒の魔王ルーパスの手が伸びようとしている。
 魔王『ルーバス』は北の山に城を造り、魔法の鐘を鳴らし、魔物を集め、
 王国に攻め入ろうと企んでいる。
 そなたが王国の永遠の平和を望むなら、魔王『ルーバス』の魔宮にいき、
 7つの魔鐘を聖なる炎で焼き尽くしてしまわなければならない」

我に返るとその人影はなかった。
このことを父に報告すると『マイヤー』王子は父王に魔王討伐を言い渡された。
王子は『魔鐘』を焼き尽くし、魔王『ルーバス』を打倒する事が出来るか?

特徴

パスワードコンテニュー
パスワードはゲームオーバー時に表示

斜め向きが可能


操作方法
十字キー:移動
Aボタン:剣を投擲
Bボタン:メニュー画面時、不要アイテムを捨てる。

スタートボタン:ゲームスタート
セレクトボタン:メニューを開く

得点は0点

良い点
なし

悪い点
①主人公が弱すぎる
②迷宮の仕様。
③ノックバック
④崖
⑤ゲームオーバー時&パスワードでの再開での仕様

悪い点の解説

①主人公が弱すぎる
いくつもあるので分けて解説する。(漢数字で表記)

 一、初期、防御力が低すぎる。
  最初は「100」から始まり、
  近くに最大HP増加アイテムで「200」まで上がる。
  後半に置いてある最大HP増加アイテムで最終的に「299」まで上がる。

  「100」もあればなかなか戦えるんじゃないかと思えるが
  初期装備でスライムに触れるとダメージは「50」を超える。
  2発当たると「さようなら」である。
  弾など小さい物はもっとダメージは抑えられるが…
  体当たりだとどれも50越えは必須。
  体感で言えば「ゼルダの伝説」だと開始時ハートは3個であるが… 
  本作で例えるのなら「1個半」って所だろうか?
  仮に「200」まで増やしても「2個半~3個」ぐらいだな。

  「ゼルダ」なら

  「ピーピーピーピー」

  鳴りやまないってレベル…

  ハートが出るとHPが10増える。
  ハート出現頻度は高い物の回復するのもかなりの作業である…
  「ゼルダ」の『妖精の泉』のような全回復施設など存在しない。


 二、初期、攻撃力が低すぎる。
  攻撃力がかなり低く、剣1発で倒せる敵はほとんどいない。
  『スライム』だと20発ぐらい刺さなければならない。
  大きさから言えばぶどう1粒に20本以上のつまようじを刺すぐらいだろうか?
  あまりにも刺し過ぎて、もう刺す所ないだろ…

  「ギャグ〇ンガ日和」内の劇中劇
  『ソード〇スターヤ〇ト』で10回刺さないと死なない為に
  『ザ・不死身』と呼ばれる『サイアーク』も

  サイアーク「俺より最悪だぜ」

  と言うだろう。
  (ちなみに最強装備の『ドラゴンスレイヤー』装備で7発…)

  まぁ…そんな『スライム』が1体しか出ないのならともかく
  隣マップから戻ってくればすぐ復活するし、他に堅い敵はいくらでもいる。
  ウンザリ感が尋常ではない。

 三、初期攻撃は画面中1発のみ
  主人公が貧弱なので遠くから攻撃したいところだが
  初期武器は画面中1発しか放てないので
  1発1発撃っていたら時間がかかり過ぎる…

 四、初期攻撃の弾速が遅い
  装備を整えればかなり早くはなるが初期装備だとかなり遅い…
  ハエが止まれるんじゃないかと思えるレベルである。

  (三、四の要素は敵と0距離であれば連打で切り抜けられるのだが…
   うっかり外すと撃てない時間が長すぎる…)

 五、当たり判定がデカイ。
  「ゼルダの伝説」や「ワルキューレの冒険」に比べて
  横幅は同じだが、身長が倍ぐらい違う。
  そして、剣の発生は手の辺り
  (見ようによっては股間からにも見えなくもない…)
  頭部がお留守である。


②迷宮の仕様
 いくつもあるので更に細かく説明する。
 (既にウンザリしている方が大半だろうがお付き合い願いたい。
  というか髭人自身がウンザリしきっている…)

 一、迷宮の入り口は見えない
  (もうこの時点で「何それ?」って感じである)
  ただ歩いているといきなり迷宮にワープするのだ。
  (大抵、フィールドの端辺りである)
   突然の事に戸惑う事うけあいだ。
   見えるようになるアイテムは存在しない。

 二、部屋に出口がない
  入ったその場所にフィールドに戻る出口はない。何で?
  (落とし穴に落ちた的な感じか?)
  出口を探し回らなければならないのだ。

 三、敵の配置
  迷宮内で敵の配置について殆ど考慮されておらず
  扉に入り、隣の部屋に入った途端に敵がいて即ダメージは割とある現象。
  特に、下部の部屋に移動する際は緊張感が漂う。

 四、上下左右がループしている。
  壁がある所もあるが壁がない所は
  上下左右ループしていて困惑する。

 五、部屋の個性が殆どない。
  障害物や仕掛けはなく
  上下左右に扉があるか、敵の種類と数の違い、
  お店(魔法陣)があるかという違いしかない。

  部屋の構造は全く変わらない為、
  ループしているという仕様と相まって非常に迷いやすい。

  ここまでくれば
  察しがつくだろうが地図なんて親切なものはこのゲームに存在しない。

 六、『魔鐘』取得数で店から迷宮になる。
  城マップにあったお店は『魔鐘』を入手すると
  何故か迷宮が変化する。
  だからゲーム後半はお店は迷宮マップ内にあるものしか利用できなくなる。
  ウゼェ…

③ノックバック
 被ダメージ時のノックバックは強烈で
 それでいて下部の壁などに固められやすく身動きが出来なくなる。
 無敵時間は殆どないのでダメージを食らい続ける中
 投擲連打で敵を倒すのが先か…
 こちらがやられるのが先か…


④崖
 フィールド上の普通の部分では崖部分で下を押しても落ちないが
 奇妙な変化をしている縁の部分で下を押すと落下して即死、ゲームオーバーである。
 これが③のノックバックと⑤のゲームオーバー時の仕様が組み合わされることの極悪さは…
 比類なき酷さと言える。


⑤ゲームオーバー時&パスワードでの再開での仕様
 HPは100固定
 お金は50固定(『魔鐘』取得後は『0』)
 装備品以外のアイテム紛失





これら、悪い点を掛け合わせていくと
プレイヤーが悶絶するほどの極悪化学反応が起きるのである…
作り手は素晴らしいセンスあるよ。嫌がらせの。

まずフィールド上で

被ダメージ

③(ノックバック)

④(崖があってボッシュート)

ゲームオーバー

というのが本作でよく見られるゲームオーバーである。



他にも

被ダメージ

③(ノックバック)

②(迷宮に飛び込むが出口はねぇ)

②二&四(出口を求めて探し回るがループしていて激しく混乱)

②三(入った部屋の敵に包囲され)

①二(攻撃力が低く敵をなかなか倒せない)

①一(敵の被ダメージが高く)

ゲームオーバー。


しかも、これにプレイヤーのプレイに追い打ちをかけて来るのが
ゲームオーバーでアイテム紛失。

「主人公弱いから、薬を沢山買って固めよう」

つって薬だらけにしても、
うっかり被ダメージでノックバックして崖下落ちたら全てを無くすのだ。
ゲームやめようと思ってパスワード取りたくなった際は死ぬしかないし…
その貯めた金も一死で固定金額となる。

入口見えないって何なんだよ…
設定的に

 「7つの鐘が共鳴して作りだした空間のゆがみが目に見えない入口」

は?

「げーむのせつめいしょ」さんの「魔鐘」
ならば、このゲームも空間のゆがみによって見えなくなってしまえ!(本音)

1986年8月1日に発売された「ワルキューレの冒険」
本作は4か月後の12月15日である。
ディスクシステムの「ゼルダの伝説」と比較するよりは
「ワルキューレ」と比較するべきなのかもしれないな。
「ワルキューレ」の場合、
ゲームオーバー時の再開はちゃんとアイテムを残している。
しかしパスワードで再開すると殆どのアイテムは紛失する。
が、「ワルキューレ」の方はお金はパスワードで保持されるので
パスワードが取得できる宿屋の近くにある質屋でアイテムを
全て売ればお金だけは残る。
再開時はその金でアイテムを買い揃えばいいのだ。

本作で「ワルキューレ」より勝っているのは…
パスワードが短いって事ぐらいか?
だがそういったお金やアイテムのデータを消した分、短くなったってんなら
大馬鹿野郎としか言いようがない。


このゲームの本番は、フィールド面の最上階にある塔ステージが乱立するエリアだけど…
まず、そこまでたどり着いた人が当時、一体、どれだけいたのやら…
もはや巨大なウ〇コの塔がいくつも聳え立っているようにしか思えん。


しかし、パッケージの主人公どうなってんのかね?



寝違えたんだか変な首の角度だし、表情も何か険しいし

きっと主人公はこう思っているんだろう。

「俺のゲーム、この出来でええのか?」

と、首を傾げ困惑しているのだろう…
ハッキリ言っとく。

ダメです。


しかし、ここまで来るとこのゲームが一体何の為に生み出されたのか甚だ疑問である。
どれをとっても苦しみしか生まない仕様の数々。
製作側からプレイヤーに楽しんでもらおうと意図を微塵も感じさせない。
ただ難易度が高いだけなら何度も繰り返しプレイして技術力を磨くって事で
プレイを続ける事が出来るが本作の場合、仕様での難易度だもんな。

「このゲーム、クリア出来る物ならやってみろバ~カ!」

と、コケにされているとすら感じられる。
ゲームって楽しむためにあるのではないのか?


「崖」や「ノックバック」を考えて実装した製作者は
火サスなどのサスペンスドラマのエンディングで出てくるような
崖際2mぐらいの所に立って、ドロップキックされろとすら思うわ。
割とマジで…


そんなゲームの犠牲となった『マイヤー』王子以下
キャラクター達や世界観などすべてに対し涙を禁じ得ない!



ここからがネタバレ






















ボス戦は大体下に向けて攻撃を繰り返してくるので斜めを向いての攻撃が有効。
というか、真下で攻撃しているとノックバックして
出入り口に吹っ飛ばされる可能性が高いからなんだが…


さて、ラスボス戦。
ラスボスの部屋の前に最強の剣が落ちている。
刺さっているのではない落ちているのだ。
ゲーム的に盛り上げる気0だよな。やる気も0だし

そして3連戦。
巨大なヘビみたいのと2匹の熊みたいのは良く動きを見ていればさほど問題なく倒せる。
ラスボスの『魔王』であるがこのバカ、魔法なのか周囲に点々と円の形に敵を配置する。
部屋は狭いので避けるのは困難。
というか、1度当たるとノックバックで固められて身動きが取れない。
その間に、攻撃していくしかない。
大ダメージを受けるので薬が必要になる。
回復して体力が減り続ける中連射し、再び回復である。
無敵時間が殆どないので体力をよく見てないと死ぬ。

もはや避けたり見抜くテクニックなどなく
剣を連射し回復するタイミングを計るだけのゲームでしかない。
(まぁ、それが結構難しい…被ダメージがかなり大きいからだ。
 髭人は3度失敗した)

一体、何なんだよ。この盛り上がらないラスボス戦はよ。
(プレイ動画を見たら安全地帯があるようでそこまで良ければノーダメージで倒せる模様
 但し、うっかり1発でもあたると上記の通りノックバックで身動きが取れなくなる…)

で、何とかラスボスを倒すと
無数の『魔鐘』が降って来て割れまくる。

それで、王室で王位継承でもしたのか
大きめの主人公と王が出て来てお互い目を合わせてから微笑み

スタッフロールとなる。





本作、唯一の評価点は
「ワルキューレの冒険」と違って簡素ながら動くエンディングが存在していること。
上記の、王様と王子が出てくるところだ。
初期のファミコン容量では致し方なかったというか
文字だけその後を解説して終わりなんてよくあったからな。(文字すらないのもある)
しかも全文英語で、全く分からない人は

「なんのこっちゃ?」

で終わる無知の悲しみ(涙)

だからと言って、そのエンディングだけで
本作の全てを挽回できるかっつたら
無理無理無理無理。

ってかその魔王『ルーバス』を倒した後
無数の『魔鐘』が落ちてきて割れるシーン。
(見ているだけで色々と思い出してゲロを吐く思いだった…)
そもそも『魔鐘』は7つしかないんじゃなかったのか?
しかも下に落ちて『魔鐘』は割れまくるんだが『聖なる炎』じゃないと消滅させられないんじゃなかったのか?
まぁ、こんなゲームの製作者がゆえに今、自分たちが作っているゲームの設定を理解している訳はねぇか。




さて…
本作についてまとめていこうか?
このゲームはどーもゲームの流れと仕様がかみ合っていない。
非常に多くの 『無駄』 が存在している!

購入アイテムはかなり種類があるが
上記ラスボス戦で体力が持たないので薬を買うぐらいだ。
それ以外は『無駄』だと言い切れる。
何でかって?
結局、うっかり穴落ちゲームオーバーをしてしまうと
買ったアイテムを全てを失うのであれこれ買いそろえるのはバカがする事だ。
というか配置が酷いから別マップ移った瞬間に

被ダメージ→ノックバック→穴落ち→ゲームオーバー

というコンボはよくある。
もらい事故というレベルだ。
そのリスクを考えたら消失するアイテムを大量に買うのは『無駄』でしかないし
愚行であるという認識しかしなくなる。


次に
迷宮は10種類もあるが
「ゼルダの伝説」の『トライフォース』のような取得必須アイテムはないし
迷宮毎の個別アイテムもない。
中に入ったらせいぜい『スライム』のタワーで
楽々金稼ぎとお店を探してアイテムを買うってだけである。
お店の品ぞろえは8店舗。1つの迷宮に4店舗以上あるので
2つか3つの迷宮に行けばお店自体、全部を回れる。(品揃えはかぶりあり)
それ以外の迷宮は『無駄』である。
(ノックバックで入口に飛ばされて侵入させられるという実質ペナルティ扱い)

そして
塔エリアのボスを倒すと『魔鐘』を手に入れる事が出来る。
その取得した魔鐘の数によってお店の商品が変わる。(面倒くせぇ仕様)
一応、武器防具などは強力な物を置いてくれるのだが…

その塔エリアに存在する隠しエリア(見えないスペース)で最強の防具があるという…

お店で購入する中途半端に強いだけの武器防具なんて
ハッキリいって『無駄』である。
その上、1度『魔鐘』を手に入れると攻略した塔への侵入が出来なくなってしまうので
態と、別のアイテムを手に入れてから最強防具を取ろうなんて事も出来なくなってしまう。


ひたすらプレイヤーはこのゲームの無駄に付き合わされることとなる。
ここまで無理、無駄の連続だと

「無理とか無駄とか言う言葉は聞き飽きたし
 俺達には関係ねえ」

と、言った「ジョジョの奇妙の冒険」の『空条承太郎』も本作をプレイしていたら

「これは確かに無駄だな…」

と、頷くかもしれない…



さて、長々と怒りと嘆きを語りつつ
憎しみがある反面、不思議な感情も湧く事に気付く。
これほど『無駄無駄無駄無駄』と続けていると逆に興味が湧いてくるんだよね。
製作者と話をしてみたい。

「良くこんなゲーム、世に出せた物ですね。
 何でこんな出来になったんですか?
 テストプレイするしない以前の話だと思いますが…
 プレイヤーのみんなにはどう思ってこのゲームをプレイしてもらいたかったですか?
 それと、発売直後の世間の反応はどうだったんですか?」

などなど純粋に聞いてみたい。
割とファミコン初期のゲームである本作。
ゲームについて右も左もわからない人が

「取り敢えずファミコンだから買ってみよう」

という風に購入された可能性が高い分、『被害者』は多いだろう。
対談したら「たけしの挑戦状」並に面白い逸話が山のように出て来るかもしれない。


『魔鐘』を焼くのが目的のゲームタイトルが『魔鐘』

本作も漏れなく、焼いてやるのが最大の供養となるだろう。
製作側の隠しメッセージだろう。

ただ、今、プラスチック製のカセットを実際に焼こうとすると問題だよな。
焼くにも焼けないとかどーすりゃええねん…このソフト…

『マイヤー』王子は常にこのソフトを握りしめて冒険してほしい。
そうすれば

「被ダメージ→ノックバック→穴落ち→ゲームオーバー→アイテム紛失」

という流れで
この憐れむべき「魔鐘」を抹殺する事が出来るだろう。

あ…
アイテムとしての『魔鐘』は死んでも消えないんだった。
もう処理にも困る産業廃棄物じゃねーか!!
頼むからもう忘れさせてくれッ!!

やっぱり『魔鐘』を焼く専用の『聖なる炎』じゃないとダメか…
ちなみに『マイヤー』王子も炎に触れるとダメージを受けるんだよな。
過酷な運命であるがこの際『マイヤー』王子に背負ってもらうしかないか…
本作、『魔鐘』を持って『聖なる炎』に飛び込んでもらうのだ!!

さらば!『マイヤー』王子!!
君の愛と勇気とゲーム中数え切れないほど死亡したことは忘れない!!



合掌…





「ダブルドラゴン」 レビュー (ファミコン)

2018-08-10 21:00:54 | ファミコンレビュー

同名アーケード版の移植作品(1987年6月)
ベルトスクロールアクションゲーム
開発も発売もテクノスジャパン
1988年4月6日発売
「ゲームセンターCX ~有野の挑戦~」プレイソフト#201

あらすじ
アーケード版を表記する。
ファミコン版を知る人がいたら教えてくだしぇ~。

199X年、ニューヨークは暴力の街へと化していた。
政治、法律の介入も出来ず強い者だけが生き延びられる世界となっていたのだ。

街の外れで貧しい暮らしをする双子の兄弟がいた。
兄の「ジミー・リー」弟の「ビリー・リー」
ニューヨークの中心に功夫道場を営んでいて
道場には2000人以上の門下生がいて30以上の支部を抱えていたほどだった

しかし、5年前に全世界を巻き込んだ核戦争が起き大半の門下生は死亡した。
かろうじて生き残った2人は日々の鍛錬を怠る事はしなかった。

弟の『ビリー』は女子部の師範代の『マリアン』と恋仲であった。
兄の『ジミー』もまた密かに『マリアン』に思いを寄せていた。

ある日、スラム街の路上でマリアンが何者かに誘拐された。
2人の元に一通の手紙が届く。
それはニューヨーク最大の暴力組織「ブラック・ウォーリアーズ」からの通告だった。


特徴
主に2つのモードがある。

タイトル画面で

「ストーリーモード」(『MODE A』という表記)と
「対戦モード」(『MODE B』という表記)がある。

いずれも1人用2人用があるので計4つの中から選ぶことになる。



アーケード版になかったレベルが存在し
敵に攻撃が当たるたびに経験値が入り
レベルアップする1~7。

レベルに応じて技を技が追加される。



操作方法(通常ゲーム時)

十字キー:移動
Aボタン:パンチ
Bボタン:キック

[レベル1]
 ヘッドバット:左右キーを素早く2回叩く

[レベル2]
 アッパーカット:敵の屈み中にAボタン
 回し蹴り:敵の屈み中にBボタン

[レベル3]
 飛び蹴り:A+Bボタン

[レベル4]
 ]髪つかみキック:敵の屈み中に近づき、髪を掴んだらBボタン連打(最大4回)
 背負い投げ:敵の屈み中に近づき、髪を掴んだらAボタン

[レベル5]
 腰掛パンチ:敵のダウン中に接近し、腰を掛けたらA連打(払われる可能性あり)

[レベル6]
 肘打ち:敵が後ろにいる状態でAボタン

[レベル7]
 旋風脚:敵屈み中にBボタン


「髪掴みキック」「背負い投げ」「腰掛パンチ」と投擲武器は敵に当てても
経験値は入らない。(旋風脚はレベルMAXなので意味なし)


対戦時
(通常モード時と対戦モード時、一部操作が異なる)

十字キー:移動
 十字キー同一方向素早く2回:ダッシュ
Aボタン:パンチ、武器持ち、武器殴り、道具投げ
 ※鞭やバットなどの打撃系の道具は投げたり置いたりすることが出来ない

Bボタン:キック

A+Bボタン:ジャンプ攻撃(『オボボ』除く)
 武器を持っている時のモーションも若干異なる。


点数は40点

良い点
特になし

悪い点
・ストーリーモード時、2人同時プレイ不可
・全員双子の兄弟喧嘩

悪い点の解説
・ストーリーモード時、2人同時プレイ不可
『ダブルドラゴン』って名前
タイトル画面でストーリーが2Pモードなんて書いてあるけど
交互プレイであるので同時に戦えない。



・全員双子の兄弟喧嘩
対戦モードの「MODE B」である。
2人用を始めると6人の顔写真が現れる。濃い!
女キャラのリンダですら濃い(苦笑)
すると1つ疑問がわく。

「あれ?カーソルが2つねぇぞ」

2人用にもかかわらずキャラ選択カーソルが1つだけなのだ。
これはどういう事なのかというと…
単純に、別キャラ同士で対戦が出来ないのだ。
同キャラ対戦しか出来ない。
スーパーファミコンのストⅡは同キャラ対戦するのに
コマンドを入力しなければならないという実質裏ワザ扱いだったのに…
本作はそれだけ…

実に思い切っていると言える。



パンチは硬直が長くて隙を晒すのでキックが安定。

そしてレベル6になってからのエルボーゲー。
食らわせると1発ダウンなのでダウンさせて距離を取るなど仕切り直すのに有効。
左右に囲まれると面倒だけどね。

レベル7の旋風脚はその後の作品のをイメージしてグルグル回る物かと思いきや
見た目としては回し蹴りでしかなくて残念。
そして、しゃがまれると隙を晒して反撃を受けるのですぐに封印である。

オープニング曲の盛り上がりは異常。

にしても、アイテムなどなく、点数を稼いでも1UPしなかったり
裏ワザコンテニューなどもないので
結構ストイックなゲームである。
慣れてくれば20~30分程度でクリア出来るだけの代物であるが…

仕様として敵毎の武器が決められており、
その武器を持っていてもその敵を倒すと、武器が消滅するのが無くなるので注意。



一応、
裏ワザというか、バグ技か…
2面ラストのビルの梯子を登る所でリンダが複数出て来る。
1階の2匹を倒し、2階でも2匹降りて来るがそのうち1匹を倒し、
残りを1階に誘導して放置。
それで3階まで上がると2階から降りて来た1匹が消滅するのだが
ダメージ判定だけは残っているようでその消えた場所を攻撃すると経験値が手に入る。

TAS動画で俗にいう「無を取得」という奴に似ている。
本作の状態を正確に称するのなら「無に攻撃」とか「無から経験値」って所だろうか?

殴り続けるとレベルが上がる。手軽にレベル7まで持っていける。
但し、3階から降りて来る1匹を先に倒してしまうとダメージ判定が消えるので注意。

レベルをマックスにすれば経験値を意識する必要もなくなり
2面のボスを投げ飛ばしビルから転落させて
勝利を得るなんて外道作戦も問題ないのである(笑)


PS)アーケード版ではボディ食らって担がれる『マリアン』
 その際、パンチラしていたけど、本作は見えないよ。
 というか、スパッツ穿いているっぽいし

PS2)「ダウンタウン熱血物語」で
 『りゅういち』『りゅうじ」を二度倒すと
 死に際に
 「ふぁみこんのだぶるどらごんもよろしく」

 という。
 いやいや、お前等出てこないじゃん。
 

PS3)パッケージの背後の「名探偵コナン」に出て来そうな黒塗り女は何なん?
 最初コイツがラスボスなんじゃねーかと思ったよ(苦笑)





ここからがネタバレ






















にしても、同キャラ対戦しか出来ないモード…
ってみんな双子だったのか!?

ビリー:双子の兄貴と戦う事になるなんて…
ジミー:弟と戦うとはな…

ウィルアムス:奇遇にも俺達も双子だったんだ。
ローバー:マジで!?俺達も双子なんだぜ。
リンダ:凄い確率じゃない?私たちも双子なの!
チン:信じられん。お前達も双子だったとは…
アボボ:奇妙なつながりもあるものだな…
 俺達も双子だったんだ。

ビリー:こりゃ双子同士で戦っている場合じゃないな!
ジミー:みんなで呑みだ!

ウィリー:……。


こんなに双子ばかりだからこそ「ダブルドラゴン」だったのか?
しかしここまで双子ばかりってなると
何か、女キャラはみんな双子の異様なハーレムアニメが
昔深夜にあった事をふと思い出したよ…
そして1人ぼっちの『ウィリー』(涙)


ゲームとしては

4面、「アボボ」が岩をぶち抜いて出て来るが放置して崖を登っていい。
黙って見つめる濃い「アボボ」が実にシュール(笑)
岩をぶち抜くところは「浦安鉄筋家族」の「春巻」の初登場シーンを思い出したよ。

4面のその後のリフト面が結構面倒。
ジャンプ中の操作を受け付けないゲームで
「スーパーマリオブラザーズ」みたいな真似をさせんなって…
しかも動きがかなり硬いのに…池ポチャするケースが多発。

そこを超えると
ラストの敵キャラ全員集合場面。
今まで倒してきたボスを含めた奴らが2匹同時に襲ってくる。
出てこないのが銃を持っている唯一の一人っ子の「ウィリー」
銃はウザい。
それを倒したら真の黒幕…
それは主人公の兄「ジミー」だとぉ!?

しかしこの場面、時間が苦しい…
あまりダウン攻撃ばかりで時間を取っていると時間切れになる。
但し、焦って「ジミー」にやられたら「ジミー」戦からの再開であったから
ゆっくり余裕をもって倒せた。

そして、エンディング。
「ビリー」と「マリアン」とのキスなんだけども…


アーケード版だと、「ウィリー」がラスボスだから
敵総登場の場面の壁に吊るされているんだけど本作では違う。

「マリアン」は部屋にいて
「マリアン」は縛られている訳でもなく
ベッド、ソファ、テーブル、テレビ(?)、ヤシっぽい木などがある部屋にいて
結構快適な部屋でくつろいでいたんじゃないか?
テーブルの下には猫がいるし…(カワイイ)

「ドラゴンボール」の『ウーロン』みたいな事になっていたんじゃないか?
変身能力で村人を恐れさせて女の子をさらって来たけど正体が知られて
女の子がワガママを言い出す…みたいな…

「ジミー」の苦労がじみ~に分かるな…





……。


………。


髭人「え?何ですか?」

ボコッ!ボコッ!(蹴り2発)

ガスガスガス(髪つかみキック3発)

ビュン!(投げ)

髭人「うわ――――――!!」

哀れな男は谷底へ…



終劇





つまらなければ押すんじゃない。

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