幼稚園児の男の子がいました。
公園で近所の男の子や女の子の友達と遊んでその帰りです。
結構、寒くなっているのにもかかわらず水道の水を出して遊んだので手が冷たくなっていました。
「手袋忘れた」
お気に入りのヒーローが描かれた手袋を家に置いてきてしまいかなり冷えていました。
はぁ~
息を吐いて、手を温めますが冷たい風が吹いて温度を奪いました。
「手が冷たい」
「私の手袋使う?」
女の子が自分の右手を差し出してくれました。
「え?」
ありがたいところだったのですが女の子の手袋はピンクでハートの柄が入っており、明らかに女の子もの。彼が気に入るわけはありませんでした。
ヒュウ
「そんなのいっ!クシュン!」
嫌だと言おうと思ったらくしゃみが出てしまい言えませんでした。
「風邪引いちゃうからホラ~」
強く言われて思わず手袋を受け取ってしまいました。
それからいらないと突き返すわけにもいきませんから渋々手袋をはめました。
「あったけぇ~」
女の子がさっきまでつけていたものですからぬくもりが残っていました。
「でも、俺に貸しちゃっていいのかよ。片手、冷たいだろ?」
男の子も気を使います。
「こうすれば温かくなるよ」
女の子は渡した手袋の右手を男の子の手袋を渡していない左手を取りました。
「つめた~い!こんなに冷たくて、手、痛くない?」
「うん。あ、ちょっと待って」
ゴシゴシ・・・
男の子は手を離して、手を合わせて擦ったり、左をズボンで擦りました。
「コレでよし」
それから手をつなぎました。
「さっきよりちょっと温かくなった」
「お前の手、本当に温かいな」
「じゃ、帰ろう?」
そのまま二人は手をつないだまま帰るのでした。
公園で近所の男の子や女の子の友達と遊んでその帰りです。
結構、寒くなっているのにもかかわらず水道の水を出して遊んだので手が冷たくなっていました。
「手袋忘れた」
お気に入りのヒーローが描かれた手袋を家に置いてきてしまいかなり冷えていました。
はぁ~
息を吐いて、手を温めますが冷たい風が吹いて温度を奪いました。
「手が冷たい」
「私の手袋使う?」
女の子が自分の右手を差し出してくれました。
「え?」
ありがたいところだったのですが女の子の手袋はピンクでハートの柄が入っており、明らかに女の子もの。彼が気に入るわけはありませんでした。
ヒュウ
「そんなのいっ!クシュン!」
嫌だと言おうと思ったらくしゃみが出てしまい言えませんでした。
「風邪引いちゃうからホラ~」
強く言われて思わず手袋を受け取ってしまいました。
それからいらないと突き返すわけにもいきませんから渋々手袋をはめました。
「あったけぇ~」
女の子がさっきまでつけていたものですからぬくもりが残っていました。
「でも、俺に貸しちゃっていいのかよ。片手、冷たいだろ?」
男の子も気を使います。
「こうすれば温かくなるよ」
女の子は渡した手袋の右手を男の子の手袋を渡していない左手を取りました。
「つめた~い!こんなに冷たくて、手、痛くない?」
「うん。あ、ちょっと待って」
ゴシゴシ・・・
男の子は手を離して、手を合わせて擦ったり、左をズボンで擦りました。
「コレでよし」
それから手をつなぎました。
「さっきよりちょっと温かくなった」
「お前の手、本当に温かいな」
「じゃ、帰ろう?」
そのまま二人は手をつないだまま帰るのでした。