RPG
開発はコナミ開発三部
発売はコナミ
1991年4月26日発売
あらすじ
22世紀、人類は地球から離れたラグランジュポイントに巨大なコロニーを建造した。
『ランド1』『ランド2』『サテライトベース』
という3つのスペースコロニーは
『イシス星団』と呼ばれた。
イシス歴0024
『ランド2』でバイオハザードが発生し、住民に多数の犠牲者が出た。
バイオ研究を指揮していた『シュトルテ』博士は失踪。
同時期に『イシス星団』の最高責任者『プレジデントファイブ』のうち
『オレギ』『レデスマ』『ウェーバー』がクーデターを起こし
3人はバイオ軍を結成し自ら『バイオノイド3将軍』と名乗り
同じプレジデントファイブの『トーゴ』を追放し
『タニア議長』を幽閉した。
1人だけ逃れた『トーゴ』は生き残りのランド住民に
徹底抗戦を呼びかけレジスタンスを結成。
事態を重く見た地球は調査のため宇宙艇を発進させたが
次々と消息を絶ってしまった。
最後の調査隊の宇宙艇のパイロット『ジン』は『ランド1』のポートへ
入ろうとしていた。
彼の身に待つ運命とは!?
尚「ラグランジュ・ポイント」は世界や敵などの架空名称ではなく実在する言葉である。
「ラグランジュ点」とも言われ天体同士が放つ引力の中和地点である。
「機動戦士ガンダム」ではコロニー群がこのポイントに建造される。
特徴
他のファンタジー系RPGとは一味違う要素が多数存在する。
(長いので飛ばしてもいいよん)
まず、他のRPGの「魔法」や「呪文」に準ずる要素を「能力(キット)」と呼称する。
(ステータス画面を見ようとして『能力』を選んでしまう事、が結構発生した)
「能力」はレベルを上げても覚えず、ゲーム中アイテムとして入手する必要がある。
次に他のRPGで見られる「HP」の他に
「BP(バッテリーポイント)」という物がある。
敵との戦闘時の攻撃時の武器や能力を使う際に使用する。
他のRPGでいう気力とMPを兼ねたものという所だろうか?
それが尽きると微々たる攻撃しか出なくなるので回復アイテムが必要となる。
お金は戦闘後に得られるものではなく
ゲームで内では敵を倒した情報を得て、町などの宿+セーブの店で
報酬としてまとめてもらえる。
「MOTHER」と同じ形式だと思えばいいだろう。
キャラの属性として「人間」「サイボーグ」「ロボット」とある。
「人間」と「サイボーグ」は同列として扱うが「ロボット」とは別である。
それぞれ違いがあり
まずBPは共通であるがHPは別である。
「人間」「サイボーグ」のHP回復は
アイテムでは「カロリー」系。能力では「HP回復」
武器や防具は個別に手に入れる必要がある。
武器は1種。防具は、「頭」「手」「体」「足」と4種
武器はキャラ毎に特異な属性が決まっていて
改造した武器を装備する事が出来る。
(武器改造については後述)
「ロボット」のHP回復は
アイテムでは『ロボHP』。能力では『ロボ回復』
回復の仕方が異なるので
『カロリー』でロボ系のキャラの回復は出来ないのである。(逆も当然)
人とロボの混合チームでは回復アイテムを別々に持たなければならない。
(主人公は入れ替えできないからロボを入れると必然的に2種持つ羽目になるが…)
武器は『ロボパーツ』というアイテムを使用するごとに1段階強化される。
(最大8段階)
防具は1つ装備する事で全ての箇所を装備したことになる。
次に「人間」「サイボーグ」「ロボット」の共通の状態異常は
『気絶』『瀕死』の2種。
『気絶』:HPが0以下になる攻撃を受けた時にHP1となる。
死ぬダメージを受けても一旦HP1で止まるという所である。
但しこの時、行動不能である。
通常の回復を行うと行動可能となる。
『瀕死』:気絶の状態で攻撃を受けるとHPが0になり
完全に行動不能となる。
こうなってしまうとただの回復で復帰する事は出来ず
町のターミナルで治さない復帰できない。
一般的RPGで言う「死亡」「戦闘不能」扱い
なお、主人公の『ジン』が『瀕死』になると
仲間が生きていようが問答無用で全滅扱いとなる。
全滅すると前にいた町などに強制送還となる。
「人間」「サイボーグ」キャラのみの状態異常
『骨抜き』『眠り』:戦闘時のみの状態異常。
『混乱』『パニック』『貧血』『麻痺』:戦闘後も継続する状態異常
状態異常ではないが感情がある「人間」「サイボーグ」は
『メラメラ』『オロオロ』という状態がある。
『骨抜き』:攻撃力ダウン
『眠り』:眠ってしまい行動不能
『混乱』:自分含め味方を攻撃する。
『パニック』:泣いたり動けないなど事実上の戦闘中の行動不能
『貧血』:歩くたびにダメージを受ける
『麻痺』:移動中の行動も不能
(『混乱』『パニック』中はフィールド上では能力の『使用』が可能)
『メラメラ』:強気の状態
ステータス上昇、HP毎ターン自動回復、クリティカル率上昇など効果がある
『オロオロ』:弱気の状態
『決め技』『能力』が使えなくなるなど効果が起きる。
「ロボ」キャラは
『錆び』:フィールド上で歩くとダメージを受ける。戦闘後も継続
フィールド上では『リーダー』を選定する必要がある。
『リーダー』であると操作キャラとして1名だけ表示される(他キャラは出てこない)
町などのモブキャラに操作キャラと知り合いがいると台詞が変わる事もある。
戦闘時でオートを選ぶ時に『リーダー』を選定する必要がある。
『リーダー』はキャラ毎に戦闘スタイルが変わる。
通常攻撃を重視したり、回復重視したりといった形だ。
(この時、決定したリーダーはフィールド上でも継続する)
フィールド上は基本的にキャラ自らは歩く事が出来ず
町で乗り物を借りて乗る事になる。(出来る所もあるよ)
その際、ガレージ(車のマーク)に入る。
ただ、ロボットが操縦しているという設定があり
その乗り物に合ったロボがないと搭乗する事は出来ない。
戦闘では戦闘終了後も気を抜く事は出来ない。
やられた敵が応援を呼んだ結果、別の敵が駆けつけて来て再度戦闘になる事もあるのだ。
その応援をすべて倒さないと最初の戦闘での経験値や報酬は得られない。
武器改造について
ゲーム中盤で武器を改造できる施設がある。
武器同士を合体させ別の武器を生み出すのだ。
改造というよりは合成というのが適切か…
武器には「R1」~「R6」までのランクがあり
同一ランクの武器を合成させると上位ランクの武器を作り出せる。
合体には費用がかかる。ランクが高いものほど費用は高い。
しかし費用さえあればゲーム中盤でも最高ランクの武器は生み出せる。
但し、高ランクの武器は
使用条件として使用者が決められているのと他に
武器ごとに「パワー」「ブレイン」の決められた数値があり(非表示)
これが下回っていると装備できない。
マップはコロニー内であると縦での移動は上下つながっている。(円筒の内壁)
得点は70点
良い点
・武器合成
・音楽
・演出
悪い点
・アイテム所持数
・敵の特殊攻撃
良い点の解説
・武器合成
武器の合成で高ランクの武器を装備するとかなり強化される。
あれこれ属性などの違いなどで考えるのは楽しい。
「じゅうべえくえすと」みたいに失敗しないし(笑)
※「じゅうべえくえすと」の合成はアイテムは失敗する事もがあるが武器は失敗しない。
そして本作と違い無料である。
・音楽
髭人は音楽について細かい事は知らないが
自社特製の専用音源チップといいうのを「VRCVII」を導入している為
FM音源を実装、実に15種類の音色を記録させることができるとの事。
無知な髭人は「へぇ…」ぐらいの感想しかないけども…
それは別にしていい曲は確かに多い。
ちなみにその音源チップの為
基本的にファミコン互換機でプレイできないとの事
(仮にプレイ出来ても拡張音源が鳴らず音がおかしいらしい)
・演出
オープニングからコロニーの大きさやら
宇宙艇に取り付く自動階段やら
物語の壮大さを予感させる演出に驚かされる。
そして…あの…
悪い点
・アイテム所持数。
『24個』である。(重要アイテムは別欄で所持)
20も超えていると結構持てるじゃないかという気がするが
武器合成用に取っておいているのが数個。
状態異常の回復やらバッテリーなどパーティの能力に合わせた回復アイテムが数個。
この時点で10個以上は埋まる。
これで新しい町の防具ってなると人間サイボーグ系の4人の防具を買い替えるなんてなると
16個も空欄が必要となるのだ。
幾つかしかない空欄で防具を買い、装備を替え古い防具を売り、
また買い直すなんて手間がかかるのだ。
武器合成が面白いんだから武器欄のみ個別に10個ぐらいのスペースは欲しかったわ。
2つの物を合成して1つにするのだから…
1つの武器を最下位ランクから最上位ランクにあげるとなると
2の5乗で最下位ランクの武器は『36個』も必要なのだ。
そう考えると所持数『24個』は少ないわ。
・敵の特殊攻撃
状態異常を引き起こすのはよくあるけどさ…
「HP半減」とか「BP半減」はやり過ぎだろと…
しかもコレって複数出て来る雑魚がやってくるんだよね。
その上、結構な確率でやってくる。
同じ敵が4匹出てきて2~3匹やってくる事もある。
それが宿、泊まってからの回復後とか…
戦闘終了後にアイテム等で回復した後とかに再度やられると…
イラァァァッッッ!!
悪い点とまではいかないけど
不満としてはいくつかある…
・ランド間の移動
・全体マップ
・イベント時の台詞
・フィールド上でのボス表示
・エンカウント率
・ランド間の移動
ゲーム途中からランド間をいくつも行き来する事になる。
それで行き来する際にはシャトル発進シーンのデモがあるんだけど
そのデモはなくても良かったけど
ゲームの舞台を全体を俯瞰したようなマップが欲しかったなぁ~。
オープニングのコロニーが映るようなシーンみたいに…
それがないからすごく近くにあるように思えてしまうんだよな。
車や自転車でコンビニに行くぐらいの感覚で(苦笑)
・コロニー内全体マップ
移動時にすぐに表示される全体マップが欲しかったなぁ…
マップはあってもマップの縮尺が小さくすぐにマップの端に来てしまい
ちょっと移動して何度も確認しないといけないんだもんよ。
メニューを開いて確認って面倒だったよ…
Bボタンとかセレクトボタンでええやん…
・イベント時の台詞
イベントに対して仲間たちの台詞が欲しかった。
バイオハザードが起きて多くの人達が死んでいる舞台で
プレイ中でも死者は出る。
目の前で死にゆくのにプレイヤーキャラ達は無言である。
何か言って欲しかったなぁ…
一々仲間毎に台詞を変えると容量を食うってのは分かるけど…
せめて入れ替え不可の主人公ぐらいはさぁ~。
・フィールド上でのボス表示
ダンジョンなどを歩いていると唐突にボスからの台詞が出て来るんだよな。
隠れているとしたら情けないし、奇襲っていうのもねぇ…
ドンと立ちふさがっていてほしかったわ。
・エンカウント率
一歩歩いたら即エンカウントなんてバカな事態にはならないが…
乗り物関係は結構速いのに動き出したらすぐエンカウントなんだもんな~。
エンカウントを減らすようなアイテムはあるものの
購入するようなものじゃないから安易に使うなんて事出来ないしなぁ…
折角のフィールド曲を移動しながら1ループ聴く事が出来ん…
(メニューを開いている時には聴けるが…)
髭人個人の感想はというと…
まずこのゲームは宇宙の星々をまたにかけた大冒険かと思っていたんだよね。
統一感があまりない個性豊かなキャラクター達ばかりだったからね。
色んな星に行くみたいな…(それじゃ「ラグランジュポイント」じゃなくなるが…)
それが近いコロニー間での大異変だったという…
それからお話も結構過酷…
ゲーム自体は
キャラが沢山いて、『能力』の使い勝手の差が激しいから固定しがちになるわな。
でも、人それぞれ個性が出て来る。
↑:上記の大体のキャラが仲間キャラである。
各キャラの『能力』で満遍なくパーティをカバーしていくのか…
一点特化でアイテムを使う事によってパーティを維持するのか…
好きなキャラで固めていくのか…
そこら辺はプレイヤーの自由だわな。
ただ、抜けているメンバーのステータスを見るような手段が欲しかったわ。
一々、メンバーを出し入れしてからステータス画面の確認ってだるいわ~。
そういえば、武器装備時に『パワー』と『ブレイン』が
少ないと『ブレイン足りない』と言う風に装備が出来ないのだが
これって
「お前、アホだからこの武器使いこなせんわ」
って言われているも同じだよな。
いい大人がこんな事言われるのはかなりの屈辱だろう(笑)
PS)アイテムショップの女の子が
沢山アイテムを買うと
「もうかっちゃった」
言ってカワイイ。
ん?って事はぼったくり価格なのか?
まぁ、可愛いから許す!
PS)ファミマガで全4話のマンガが掲載されたとの事。
単行本化はされておらず、4話のため話が急転し
ネタバレを避けるため展開が異なるらしい。
ここからがネタバレ
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にしてもラスボスの『バイオカイザー』
名前ダサくね?
何か『忍者龍剣伝』の『邪鬼王』みたいでさ…
アイツも本名があって『ガルディア・ダ・ミュー』って名前があるのに
自分で名乗っているらしいからね。
きっと『シュトルテ』は『忍者龍剣伝』をプレイしたんだろうな。
シュトルテ:これだ!
ウェーバー:何がこれなんですか?
レデスマ:『忍者龍剣伝』をプレイしておりましたが…
シュトルテ:いや~。『シュトルテ』じゃ印象として弱い気がしてな…
何とかインパクトを与えようと思ったら…
自分で新しい名前名乗っていけばいいってな!
オレギ:じゃ、どういう名前を名乗るつもりなんです?
シュトルテ:そうだな…バイオ化したので『バイオ』って名前は外せん…
それプラスで何かカッコいい名前は…
う~む…
!!
『バイオカイザー』
どうだ?
3人:(ないわ~)
シュトルテ:な?いいだろ?
ウェーバー:ま…まぁ…
レデスマ:なかなか個性的ですね…
オレギ:一度聞いたら忘れられない。
シュトルテ:そうだろ?そうだろう?
と、今、閃いた!私天才過ぎる!
ウェーバー:何を閃かれたのです?
オレギ:(ロクなモンじゃねーな)
レデスマ:(嫌な予感しかしない…)
シュトルテ:お前等の名前も思いついたんだよ…
3人:はぁ!?
シュトルテ:バイオ〇〇ーってのが基本になるから…
『バイオエンペラー』『バイオマスター』『バイオコマンダー』とかどうだ?
実に素晴らしい呼び名だろう?
私の画期的アイデアだが特別にお前等に譲ろう。
ウェーバー:か、考えておきます。
レデスマ:迷いますね~ちょっと考えます。
オレギ:俺ら3人で相談しますよ。
ダン将軍:いいですね~。ホント!
流石、『バイオカイザー』様!最高!
素晴らしいセンス。誰にもまねできない!
オレギ:(マジか?コイツ)
レデスマ:(変におだてるとシュトルテ博士調子乗って
こっちに迷惑被るからやめてほしいんだが…)
ウェーバー:(うわ~。コイツ、目がマジだ~)
ダン将軍:で、3人に名前があるのならば私の名前は?
まだ『バイオ何とか』ってあるんですよね?カッコいい奴が!
シュトルテ:うんうん!
お前にも私のセンスが分かるか~。
しかも3人以上の良いリアクション。
なかなか見どころがあるぞ。お前。
そうだな…じゃぁ…
ダン将軍:(ドキドキ…)
シュトルテ:偽バイオカイザー
ダン将軍:何でやねん!
と、なんかすんません。
いつも通りの見苦しく寒いネタに走りました…
髭人の悪い癖ですが…
先に悪い膿を出し切ってしまってここからは真面目モードに切り替えましょう。
最終的に髭人のパーティは
『クリス』『リタ』『チック』に落ち着いた。
能力的に考えると『クリス』ではなく
ロボットを直せる『キエサ』にしたかったんだけどね。
あのシーン目撃したし、女キャラだしな…
よく『ぱにっく』に陥るからウゼェと思いながらも使い続けたわ(苦笑)
『チック』は最終的に火力不足になるが『BP転送』があるし
男入れるぐらいなら性別などないロボを入れたかった(苦笑)
『リタ』は女キャラの上に平均的に優れている。
エンディングでは仲間達の今後どうするかについて語って来る。
デニス:おい スゲえじゃないか!
とうとう やっつけちまったじゃにか!
お前なら 出来ると思ってたぜ
『デニス』1人で『ジン』を胴上げをする
リタ:ありがとう ジンさん
バイオカイザーさえいなくなれば きっと
ミュータントたちも 大人しくなります
ウサギみたいなミュータントが現れついていく『リタ』
パミル:これにて 一件落着だな
これから どうするつもりだい? 旦那
手を振る『パミル』
クリス:あたい サイボーグさんたちと
地球に 行ってみようと思うの
とっても 素敵な所なんでしょ?
振り返りつつ去っていく『クリス』
アストロ:俺も 地球に いくぜ
ダン将軍みたいのが いる限り
地球も まだまだ 心配だからな
歩き去っていく『アストロ』
チック:科学は 人のためにある
私達 機械も 同じ
使う人 次第です
歩き去っていく『チック』
キエサ:我々 サイボーグ部隊は
地球に 戻る事にするよ
まだまだ 地球が 心配なんだ
『ジン』と別れる『キエサ』
リュウ:兄貴 何ぐずうずしてんだよ
みんな 兄貴を待ってるぜ!
去る『リュウ』についていく形になる『ジン』
タック:あなたが イシスを 救った
あなたが 地球を 救った
みんなが あなたを 待っている
首を長くしたりしながら去る『タック』。ついていく『ジン』
最後はコロニーの住人たちに囲まれ
最初の『イシスシティ』で主人公を看病してくれた名無しの女の子に
ほっぺにキスをされて照れる主人公って所でスタッフロールとなる。
キャラクター達についてだが…
地球に行くという『クリス』『アストロ』『キエサ』の3名。
『クリス』は観光気分だが
『アストロ』『キエサ』は地球が心配と言っていた。
(『タム』について誰か言及しやがれ…)
地球に行くっていうのでこのゲームの世界の地球の事が気になるわな。
どんな地球になっていたのだろうか?
事の発端の『シュトルテ』も
「地球はバイオの体でなければ生きられない星になる」
なんて言っていたし
スタッフロールの最後の所で地球が出ていたし
『リタ』もミュータント的な一面があるみたいな伏線もあった。
続編を作ろうと思えば作れたんだろうけどねぇ…
売上的にはそんなにだったからコナミ的には失敗作という認識のようだ。
ちなみに、バーチャルコンソール化されてないのは
『タム』のシーンがあるからショッキングなので…って訳ではなく
スタッフの殆どが退職してしてしまっていたり
開発資料の所在が不明などの理由があるようだ。
残念である。
さて本作「ラグランジュポイント」と言って
避けては通れないのが
『タム』関連だわな。
そう。序盤終わりの最大の山場。
そして、プレイした人の多くを鬱へと叩き込んだトラウマシーン。
「ラグランジュポイント」で検索しようとすると
「攻略」よりも先に「タム」と出るぐらいだ。
他にもプレイ動画などでは大抵そのシーンがサムネイルに使われているが多い。
それぐらい本作の印象を刻み付けたシーンなのだ。
では、『タム』関連を詳しく紹介していくとする。
(まぁ、ネタバレ欄まで来て『タム』について何も知らんって人はいないだろうが…)
ゲーム中で連れていくことになるキャラで
サイドキャラの紹介ではこう書かれている。
「タム
市民の子
じーたんは ロボット博士ら
おうちは アイアンちちいにあったのら
とーたんも かーたんも バイオ軍に 殺された
でも タムくんは なかないのら」
主人公たちは
そのロボット博士『トムトム』博士という老人の元へ
連れて行く事になった『タム』という舌足らずの少年…というより幼児か?
博士がいるという『セラミシティ』に向かうダンジョン内の出口間際
タム「わーい! でぐちら」
と、『タム』が一人先行して歩いていたら急にオープニング以来のムービーとなる。
無邪気に『タム』が手前に向かって歩いていると待ち構える巨大な影。
それを見上げた『タム』
そんな少年に放たれる無情な一手。
吹き飛ばされ、倒れ込む少年の口からは目は虚ろで口からは血が流れている状態。
そして
「…ジンにいちゃん…」
と言って
目を閉じる『タム』
『タムは いきを ひきとった』
の文字。
プレイヤーの殆どが沈鬱とした気持ちになった事だろう。
そして始まる『タム』を手にかけた
下半身がサーベルタイガーみたいなミュータント『オレギ』戦
戦闘中、メンバーに『クリス』がいると
「タムの タムのかたき!」
というメッセージが出る。
しかしその時の戦闘中『オレギ』は敵側からの連絡を受けて逃走する。
出口から出た『セラミシティ』
そこに『タム』の祖父である『トムトム』という爺さんがいる。
トムトム「そう わしは アイアンシティの隣の
ロボ工場にいた トムトム博士だ
敵に 襲われて 逃げて来たのだ
ところで 孫のタムが 見つからんのだ
知らんかのう?」
更に話しかけると
「タムをしらんかのう…
タムをしらんかのう…」
その時は何度話しかけてもずっとそれ…
悲しい。心から悲しい…
主人公達もほんの100m手前ぐらいで命を落としましたとは言えんわなぁ…
『オレギ』は町を出た後、『ランド1』の『シャトル発着場』通路で再戦する事になる。
今回は逃走せず倒す事になる。
すると人間の姿を現す。
オレギ「…驚いたか ジン …これが…
このオレギさまの 生身の 姿さ
…俺も かつては…
『プレジデントファイブ』と呼ばれた
…イシスのリーダーの 一人だった
俺達は 間違ってはいない
イシスを そして 地球を救えるのは
…バイオカイザー様だけだ
バイオカイザー様 バンザイ!」
と言って『オレギ』は息絶える。
俺達は間違っていないだと?
あんな幼子を殺害することがか?
そういえば、『タム』は戦闘中、
「バイオ軍は弱虫!」
とか悪態ついていたからな…
だから殺されるのも自業自…
ってなるかァァッッ!!
バイオ軍に両親殺されているのだからな。
憎しみも入っているのだろうし子供やで!
『タム』死亡後もまだ関連する出来事はある。
その後、『オゾンシティ』に着いた時
『オーダ』という男から『ピコ』というガイドロボットを渡される。
オーダ「(略) それから このガイドロボは どうやら
ジンくんを 気に入っているようだ
連れて行くと良い」
ピコ「おいらピコ ガイドロボのピコ
イシスのデータが 記憶されてるピコ」
サイドキャラのデータを調べるとロボットが表示される。
『ピコ
ロボット
BH183型 ガイドロボ
オゾンシティ 製造
トムトム博士により バイオハザード後の
イシスの データが インプットされている」
との事。
だからその後に『トムトム』博士の元に訪れると
トムトム「ピコはわしがつくった
タムのコピーロボットじゃ
大事にしておくれ」
って託される事になる。
『ピコ』はところどころでしゃべるマスコット的存在である。
それからクライマックス間際
『偽バイオカイザー』である『ダン』将軍倒した時
ピコ「このままでは バイオカイザーに
みんな やられてしまうピコ
ピコの 力を 渡すピコ
ピコは ここで お別れだ…ピ…コ」
そう言って力を分けてくれる。
『みんなの 力が フルになった
だがピコは 2度と 動かなくなった』
そうメッセージと表示される。
自らエネルギー分けてくれて死んでしまうのである…
以上が本作の『タム』関連のイベントである。
上記で言ったがエンディングでは『タム』に触れることは誰からも一切ない。
主人公は無言だし、『タム』イベント前までに
『デニス』『チック』『クリス』『アストロ』なんかが仲間になれるけど
このゲーム、仲間にするのは任意だからな。
だから、『タム』の死亡シーンを見てないのに言及するのはおかしくなってしまう。
(そこら辺のフラグ管理は難しいんかな?)
一応、バイオハザード関連で数知れぬ人達が死んでいるからな。
子供が死ぬのもキャラクター達は見慣れていたともいえるのかもしれない…
エンディングは
『トムトム』博士を出しても良かったんじゃないかな?
『ピコ』の件もあるんだし…
2回も孫を失うような状態になっているのに
完全にスルーされているような状態だといたたまれない気持ちになるわ。
ちなみに髭人としては
『タム』関連はちと外れた事が多いんだよなぁ…
何が外れているかっていうとストレートに描写を受け取るって所だろうか?
具体的に言うとだね…
『タム』死亡のムービーを見た後
髭人「タム――――――――!!
オレギィィィ――――!このクソ外道ォォォォ――――――!!!
必ず貴様を倒してやるぜ―――ッッ!!」
って誰もが怒りに身を任せる所なんだろうけど…
この時では強いんだよな。このにっくき『オレギ』のクソ野郎がさ…
友人を目の前に殺されてブチギレて金髪になるみたいな
覚醒パワーアップ展開は本作にはないし…
「タムの仇」としきりに言うけどダメージが低い『クリス』が空しい…
その為、戦っていくがじり貧。
髭人「このボケの『オレギ』。
めっちゃ腹立つけど、コイツの全体攻撃がヤベェ…
回復が間に合わねぇ…」
その時、『タム』と一緒に行動を共にしていた『モリタ』ってキャラが
「逃げるのも作戦だ」
っていうから試しに逃げるコマンドを選んだら
普通に逃げられた。
髭人「あれ?
中ボス戦なのに普通に逃げられちゃったけど…
逃げちゃっていいんかな?」
まぁ、『タム』が殺された直後逃げるなんて事をする人は
あまりいないだろうけど(苦笑)
ちなみにいったん撤退し、再び同じ場所に戻ってくると
『オレギ』戦がまた行われる。(コイツ、ずっと待っていたのか?そばにある『タム』の亡骸を眺めていながら?)
やっぱり戦闘中で通信があって『オレギ』は逃走する。
その時、逃走させても
髭人「直後じゃなくて、仕切りなおした後だもんなぁ…
『タム』は許してくれるだろうか?」
微妙な気持ちになりました。
それからガイドロボとして
参入する事になる『タム』のコピーロボットである『ピコ』
『タム』の一体何をコピーしたのか気になるところだが…
道中あれこれ教えてくれる可愛い存在。
しかし『偽バイオカイザー』戦の後にパワーを分けてくれて力尽きるわけだ。
髭人は上記の『ピコ』のセリフを見て
ピコ「このままでは バイオカイザーに
みんな やられてしまうピコ
ピコの 力を 渡すピコ」
髭人「おいおいおいおい!!
何言ってんのピコお前…
別にそんなことせんでもええんやで」
そんなことを言いつつ『ピコ』の最期のセリフがある。
ピコ「ピコは ここで お別れだ…ピ…コ」
HPとBP全回復の『エナジーパック』をラスボス戦に備えて温存していたから
実質、別に『ピコ』が死なんでも普通に回復できたのである。
髭人「何で勝手に先走ったんだお前――――――!!
まず、聞けやお前―――――!
体力回復させるかしないかをォォォォォォ!!」
そんな状況でした…
って事は実質
「『タム』は二度死ぬ」
ってなるかぁ~。
「007は二度死ぬ」なんてサブタイトルの007があるけども…
あんな子供がなんて過酷な扱いに遭うねん。
『ジェームズ・ボンド』も涙を流して同情してくれるわ。
それにしても髭人としては何かごめんよ…
お前達の描写を素直にストレートに受け入れる事が出来なかった…
『タム』&『ピコ』
しかし…
そんな『タム』殺しの『オレギ』のインパクトが強すぎて他の敵キャラの印象が薄まる…
ラスボスの『シュトルテ』博士こと『バイオカイザー』もね。
ラスボスなのにフィールド上で姿もなく突如として現れるからね。
目的なんかもすでに部下が喋ってしまったせいか
襲って来る時は
「とうとう ここまで来たか
私が シュトルテ
いや バイオカイザーだ! いくぞ!」
と、大したことも喋らずフィールド上ではやっぱり姿がなく
(しかも、本名言ってから訂正しとるやん。)
戦闘に入り、倒したとき
『辺りは 静けさに 包まれてた
うごめく 影は もうどこにもない
…やったぞ…やったんだ…
遂に バイオカイザーを 倒したんだ』
というメッセージが出るだけで『シュトルテ』自身何も言わんし…
『オレギ』が強化されて再登場しても良かったのかもしれない。
死亡シーンと言えば本作は名有りで瀕死のモブが目の前で死ぬ事が多数。
気絶してないんだから回復してやれやと思うんだけど…
イベントだからな。
こちらの無力感凄いわ…
ただまぁ…
そんな厳しいストーリーだけどもスタッフロールの時の音楽が沁みるわ。
優しい音色がちと涙腺に来るね。
涙もろい人なんかは泣いた人もいたんじゃないだろうか?
最後に…
長かったし結構しんどい部分もあった…
本作の扱いについても含めて…
このゲームの良さである音楽。
エンディングテーマでも思い出しながら心癒そうではないか…
『タム」や『ピコ』など劇中で命を落としたすべての魂たちへの鎮魂歌として…
安らげますように…
開発はコナミ開発三部
発売はコナミ
1991年4月26日発売
あらすじ
22世紀、人類は地球から離れたラグランジュポイントに巨大なコロニーを建造した。
『ランド1』『ランド2』『サテライトベース』
という3つのスペースコロニーは
『イシス星団』と呼ばれた。
イシス歴0024
『ランド2』でバイオハザードが発生し、住民に多数の犠牲者が出た。
バイオ研究を指揮していた『シュトルテ』博士は失踪。
同時期に『イシス星団』の最高責任者『プレジデントファイブ』のうち
『オレギ』『レデスマ』『ウェーバー』がクーデターを起こし
3人はバイオ軍を結成し自ら『バイオノイド3将軍』と名乗り
同じプレジデントファイブの『トーゴ』を追放し
『タニア議長』を幽閉した。
1人だけ逃れた『トーゴ』は生き残りのランド住民に
徹底抗戦を呼びかけレジスタンスを結成。
事態を重く見た地球は調査のため宇宙艇を発進させたが
次々と消息を絶ってしまった。
最後の調査隊の宇宙艇のパイロット『ジン』は『ランド1』のポートへ
入ろうとしていた。
彼の身に待つ運命とは!?
尚「ラグランジュ・ポイント」は世界や敵などの架空名称ではなく実在する言葉である。
「ラグランジュ点」とも言われ天体同士が放つ引力の中和地点である。
「機動戦士ガンダム」ではコロニー群がこのポイントに建造される。
特徴
他のファンタジー系RPGとは一味違う要素が多数存在する。
(長いので飛ばしてもいいよん)
まず、他のRPGの「魔法」や「呪文」に準ずる要素を「能力(キット)」と呼称する。
(ステータス画面を見ようとして『能力』を選んでしまう事、が結構発生した)
「能力」はレベルを上げても覚えず、ゲーム中アイテムとして入手する必要がある。
次に他のRPGで見られる「HP」の他に
「BP(バッテリーポイント)」という物がある。
敵との戦闘時の攻撃時の武器や能力を使う際に使用する。
他のRPGでいう気力とMPを兼ねたものという所だろうか?
それが尽きると微々たる攻撃しか出なくなるので回復アイテムが必要となる。
お金は戦闘後に得られるものではなく
ゲームで内では敵を倒した情報を得て、町などの宿+セーブの店で
報酬としてまとめてもらえる。
「MOTHER」と同じ形式だと思えばいいだろう。
キャラの属性として「人間」「サイボーグ」「ロボット」とある。
「人間」と「サイボーグ」は同列として扱うが「ロボット」とは別である。
それぞれ違いがあり
まずBPは共通であるがHPは別である。
「人間」「サイボーグ」のHP回復は
アイテムでは「カロリー」系。能力では「HP回復」
武器や防具は個別に手に入れる必要がある。
武器は1種。防具は、「頭」「手」「体」「足」と4種
武器はキャラ毎に特異な属性が決まっていて
改造した武器を装備する事が出来る。
(武器改造については後述)
「ロボット」のHP回復は
アイテムでは『ロボHP』。能力では『ロボ回復』
回復の仕方が異なるので
『カロリー』でロボ系のキャラの回復は出来ないのである。(逆も当然)
人とロボの混合チームでは回復アイテムを別々に持たなければならない。
(主人公は入れ替えできないからロボを入れると必然的に2種持つ羽目になるが…)
武器は『ロボパーツ』というアイテムを使用するごとに1段階強化される。
(最大8段階)
防具は1つ装備する事で全ての箇所を装備したことになる。
次に「人間」「サイボーグ」「ロボット」の共通の状態異常は
『気絶』『瀕死』の2種。
『気絶』:HPが0以下になる攻撃を受けた時にHP1となる。
死ぬダメージを受けても一旦HP1で止まるという所である。
但しこの時、行動不能である。
通常の回復を行うと行動可能となる。
『瀕死』:気絶の状態で攻撃を受けるとHPが0になり
完全に行動不能となる。
こうなってしまうとただの回復で復帰する事は出来ず
町のターミナルで治さない復帰できない。
一般的RPGで言う「死亡」「戦闘不能」扱い
なお、主人公の『ジン』が『瀕死』になると
仲間が生きていようが問答無用で全滅扱いとなる。
全滅すると前にいた町などに強制送還となる。
「人間」「サイボーグ」キャラのみの状態異常
『骨抜き』『眠り』:戦闘時のみの状態異常。
『混乱』『パニック』『貧血』『麻痺』:戦闘後も継続する状態異常
状態異常ではないが感情がある「人間」「サイボーグ」は
『メラメラ』『オロオロ』という状態がある。
『骨抜き』:攻撃力ダウン
『眠り』:眠ってしまい行動不能
『混乱』:自分含め味方を攻撃する。
『パニック』:泣いたり動けないなど事実上の戦闘中の行動不能
『貧血』:歩くたびにダメージを受ける
『麻痺』:移動中の行動も不能
(『混乱』『パニック』中はフィールド上では能力の『使用』が可能)
『メラメラ』:強気の状態
ステータス上昇、HP毎ターン自動回復、クリティカル率上昇など効果がある
『オロオロ』:弱気の状態
『決め技』『能力』が使えなくなるなど効果が起きる。
「ロボ」キャラは
『錆び』:フィールド上で歩くとダメージを受ける。戦闘後も継続
フィールド上では『リーダー』を選定する必要がある。
『リーダー』であると操作キャラとして1名だけ表示される(他キャラは出てこない)
町などのモブキャラに操作キャラと知り合いがいると台詞が変わる事もある。
戦闘時でオートを選ぶ時に『リーダー』を選定する必要がある。
『リーダー』はキャラ毎に戦闘スタイルが変わる。
通常攻撃を重視したり、回復重視したりといった形だ。
(この時、決定したリーダーはフィールド上でも継続する)
フィールド上は基本的にキャラ自らは歩く事が出来ず
町で乗り物を借りて乗る事になる。(出来る所もあるよ)
その際、ガレージ(車のマーク)に入る。
ただ、ロボットが操縦しているという設定があり
その乗り物に合ったロボがないと搭乗する事は出来ない。
戦闘では戦闘終了後も気を抜く事は出来ない。
やられた敵が応援を呼んだ結果、別の敵が駆けつけて来て再度戦闘になる事もあるのだ。
その応援をすべて倒さないと最初の戦闘での経験値や報酬は得られない。
武器改造について
ゲーム中盤で武器を改造できる施設がある。
武器同士を合体させ別の武器を生み出すのだ。
改造というよりは合成というのが適切か…
武器には「R1」~「R6」までのランクがあり
同一ランクの武器を合成させると上位ランクの武器を作り出せる。
合体には費用がかかる。ランクが高いものほど費用は高い。
しかし費用さえあればゲーム中盤でも最高ランクの武器は生み出せる。
但し、高ランクの武器は
使用条件として使用者が決められているのと他に
武器ごとに「パワー」「ブレイン」の決められた数値があり(非表示)
これが下回っていると装備できない。
マップはコロニー内であると縦での移動は上下つながっている。(円筒の内壁)
得点は70点
良い点
・武器合成
・音楽
・演出
悪い点
・アイテム所持数
・敵の特殊攻撃
良い点の解説
・武器合成
武器の合成で高ランクの武器を装備するとかなり強化される。
あれこれ属性などの違いなどで考えるのは楽しい。
「じゅうべえくえすと」みたいに失敗しないし(笑)
※「じゅうべえくえすと」の合成はアイテムは失敗する事もがあるが武器は失敗しない。
そして本作と違い無料である。
・音楽
髭人は音楽について細かい事は知らないが
自社特製の専用音源チップといいうのを「VRCVII」を導入している為
FM音源を実装、実に15種類の音色を記録させることができるとの事。
無知な髭人は「へぇ…」ぐらいの感想しかないけども…
それは別にしていい曲は確かに多い。
ちなみにその音源チップの為
基本的にファミコン互換機でプレイできないとの事
(仮にプレイ出来ても拡張音源が鳴らず音がおかしいらしい)
・演出
オープニングからコロニーの大きさやら
宇宙艇に取り付く自動階段やら
物語の壮大さを予感させる演出に驚かされる。
そして…あの…
悪い点
・アイテム所持数。
『24個』である。(重要アイテムは別欄で所持)
20も超えていると結構持てるじゃないかという気がするが
武器合成用に取っておいているのが数個。
状態異常の回復やらバッテリーなどパーティの能力に合わせた回復アイテムが数個。
この時点で10個以上は埋まる。
これで新しい町の防具ってなると人間サイボーグ系の4人の防具を買い替えるなんてなると
16個も空欄が必要となるのだ。
幾つかしかない空欄で防具を買い、装備を替え古い防具を売り、
また買い直すなんて手間がかかるのだ。
武器合成が面白いんだから武器欄のみ個別に10個ぐらいのスペースは欲しかったわ。
2つの物を合成して1つにするのだから…
1つの武器を最下位ランクから最上位ランクにあげるとなると
2の5乗で最下位ランクの武器は『36個』も必要なのだ。
そう考えると所持数『24個』は少ないわ。
・敵の特殊攻撃
状態異常を引き起こすのはよくあるけどさ…
「HP半減」とか「BP半減」はやり過ぎだろと…
しかもコレって複数出て来る雑魚がやってくるんだよね。
その上、結構な確率でやってくる。
同じ敵が4匹出てきて2~3匹やってくる事もある。
それが宿、泊まってからの回復後とか…
戦闘終了後にアイテム等で回復した後とかに再度やられると…
イラァァァッッッ!!
悪い点とまではいかないけど
不満としてはいくつかある…
・ランド間の移動
・全体マップ
・イベント時の台詞
・フィールド上でのボス表示
・エンカウント率
・ランド間の移動
ゲーム途中からランド間をいくつも行き来する事になる。
それで行き来する際にはシャトル発進シーンのデモがあるんだけど
そのデモはなくても良かったけど
ゲームの舞台を全体を俯瞰したようなマップが欲しかったなぁ~。
オープニングのコロニーが映るようなシーンみたいに…
それがないからすごく近くにあるように思えてしまうんだよな。
車や自転車でコンビニに行くぐらいの感覚で(苦笑)
・コロニー内全体マップ
移動時にすぐに表示される全体マップが欲しかったなぁ…
マップはあってもマップの縮尺が小さくすぐにマップの端に来てしまい
ちょっと移動して何度も確認しないといけないんだもんよ。
メニューを開いて確認って面倒だったよ…
Bボタンとかセレクトボタンでええやん…
・イベント時の台詞
イベントに対して仲間たちの台詞が欲しかった。
バイオハザードが起きて多くの人達が死んでいる舞台で
プレイ中でも死者は出る。
目の前で死にゆくのにプレイヤーキャラ達は無言である。
何か言って欲しかったなぁ…
一々仲間毎に台詞を変えると容量を食うってのは分かるけど…
せめて入れ替え不可の主人公ぐらいはさぁ~。
・フィールド上でのボス表示
ダンジョンなどを歩いていると唐突にボスからの台詞が出て来るんだよな。
隠れているとしたら情けないし、奇襲っていうのもねぇ…
ドンと立ちふさがっていてほしかったわ。
・エンカウント率
一歩歩いたら即エンカウントなんてバカな事態にはならないが…
乗り物関係は結構速いのに動き出したらすぐエンカウントなんだもんな~。
エンカウントを減らすようなアイテムはあるものの
購入するようなものじゃないから安易に使うなんて事出来ないしなぁ…
折角のフィールド曲を移動しながら1ループ聴く事が出来ん…
(メニューを開いている時には聴けるが…)
髭人個人の感想はというと…
まずこのゲームは宇宙の星々をまたにかけた大冒険かと思っていたんだよね。
統一感があまりない個性豊かなキャラクター達ばかりだったからね。
色んな星に行くみたいな…(それじゃ「ラグランジュポイント」じゃなくなるが…)
それが近いコロニー間での大異変だったという…
それからお話も結構過酷…
ゲーム自体は
キャラが沢山いて、『能力』の使い勝手の差が激しいから固定しがちになるわな。
でも、人それぞれ個性が出て来る。
↑:上記の大体のキャラが仲間キャラである。
各キャラの『能力』で満遍なくパーティをカバーしていくのか…
一点特化でアイテムを使う事によってパーティを維持するのか…
好きなキャラで固めていくのか…
そこら辺はプレイヤーの自由だわな。
ただ、抜けているメンバーのステータスを見るような手段が欲しかったわ。
一々、メンバーを出し入れしてからステータス画面の確認ってだるいわ~。
そういえば、武器装備時に『パワー』と『ブレイン』が
少ないと『ブレイン足りない』と言う風に装備が出来ないのだが
これって
「お前、アホだからこの武器使いこなせんわ」
って言われているも同じだよな。
いい大人がこんな事言われるのはかなりの屈辱だろう(笑)
PS)アイテムショップの女の子が
沢山アイテムを買うと
「もうかっちゃった」
言ってカワイイ。
ん?って事はぼったくり価格なのか?
まぁ、可愛いから許す!
PS)ファミマガで全4話のマンガが掲載されたとの事。
単行本化はされておらず、4話のため話が急転し
ネタバレを避けるため展開が異なるらしい。
ここからがネタバレ
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にしてもラスボスの『バイオカイザー』
名前ダサくね?
何か『忍者龍剣伝』の『邪鬼王』みたいでさ…
アイツも本名があって『ガルディア・ダ・ミュー』って名前があるのに
自分で名乗っているらしいからね。
きっと『シュトルテ』は『忍者龍剣伝』をプレイしたんだろうな。
シュトルテ:これだ!
ウェーバー:何がこれなんですか?
レデスマ:『忍者龍剣伝』をプレイしておりましたが…
シュトルテ:いや~。『シュトルテ』じゃ印象として弱い気がしてな…
何とかインパクトを与えようと思ったら…
自分で新しい名前名乗っていけばいいってな!
オレギ:じゃ、どういう名前を名乗るつもりなんです?
シュトルテ:そうだな…バイオ化したので『バイオ』って名前は外せん…
それプラスで何かカッコいい名前は…
う~む…
!!
『バイオカイザー』
どうだ?
3人:(ないわ~)
シュトルテ:な?いいだろ?
ウェーバー:ま…まぁ…
レデスマ:なかなか個性的ですね…
オレギ:一度聞いたら忘れられない。
シュトルテ:そうだろ?そうだろう?
と、今、閃いた!私天才過ぎる!
ウェーバー:何を閃かれたのです?
オレギ:(ロクなモンじゃねーな)
レデスマ:(嫌な予感しかしない…)
シュトルテ:お前等の名前も思いついたんだよ…
3人:はぁ!?
シュトルテ:バイオ〇〇ーってのが基本になるから…
『バイオエンペラー』『バイオマスター』『バイオコマンダー』とかどうだ?
実に素晴らしい呼び名だろう?
私の画期的アイデアだが特別にお前等に譲ろう。
ウェーバー:か、考えておきます。
レデスマ:迷いますね~ちょっと考えます。
オレギ:俺ら3人で相談しますよ。
ダン将軍:いいですね~。ホント!
流石、『バイオカイザー』様!最高!
素晴らしいセンス。誰にもまねできない!
オレギ:(マジか?コイツ)
レデスマ:(変におだてるとシュトルテ博士調子乗って
こっちに迷惑被るからやめてほしいんだが…)
ウェーバー:(うわ~。コイツ、目がマジだ~)
ダン将軍:で、3人に名前があるのならば私の名前は?
まだ『バイオ何とか』ってあるんですよね?カッコいい奴が!
シュトルテ:うんうん!
お前にも私のセンスが分かるか~。
しかも3人以上の良いリアクション。
なかなか見どころがあるぞ。お前。
そうだな…じゃぁ…
ダン将軍:(ドキドキ…)
シュトルテ:偽バイオカイザー
ダン将軍:何でやねん!
と、なんかすんません。
いつも通りの見苦しく寒いネタに走りました…
髭人の悪い癖ですが…
先に悪い膿を出し切ってしまってここからは真面目モードに切り替えましょう。
最終的に髭人のパーティは
『クリス』『リタ』『チック』に落ち着いた。
能力的に考えると『クリス』ではなく
ロボットを直せる『キエサ』にしたかったんだけどね。
あのシーン目撃したし、女キャラだしな…
よく『ぱにっく』に陥るからウゼェと思いながらも使い続けたわ(苦笑)
『チック』は最終的に火力不足になるが『BP転送』があるし
男入れるぐらいなら性別などないロボを入れたかった(苦笑)
『リタ』は女キャラの上に平均的に優れている。
エンディングでは仲間達の今後どうするかについて語って来る。
デニス:おい スゲえじゃないか!
とうとう やっつけちまったじゃにか!
お前なら 出来ると思ってたぜ
『デニス』1人で『ジン』を胴上げをする
リタ:ありがとう ジンさん
バイオカイザーさえいなくなれば きっと
ミュータントたちも 大人しくなります
ウサギみたいなミュータントが現れついていく『リタ』
パミル:これにて 一件落着だな
これから どうするつもりだい? 旦那
手を振る『パミル』
クリス:あたい サイボーグさんたちと
地球に 行ってみようと思うの
とっても 素敵な所なんでしょ?
振り返りつつ去っていく『クリス』
アストロ:俺も 地球に いくぜ
ダン将軍みたいのが いる限り
地球も まだまだ 心配だからな
歩き去っていく『アストロ』
チック:科学は 人のためにある
私達 機械も 同じ
使う人 次第です
歩き去っていく『チック』
キエサ:我々 サイボーグ部隊は
地球に 戻る事にするよ
まだまだ 地球が 心配なんだ
『ジン』と別れる『キエサ』
リュウ:兄貴 何ぐずうずしてんだよ
みんな 兄貴を待ってるぜ!
去る『リュウ』についていく形になる『ジン』
タック:あなたが イシスを 救った
あなたが 地球を 救った
みんなが あなたを 待っている
首を長くしたりしながら去る『タック』。ついていく『ジン』
最後はコロニーの住人たちに囲まれ
最初の『イシスシティ』で主人公を看病してくれた名無しの女の子に
ほっぺにキスをされて照れる主人公って所でスタッフロールとなる。
キャラクター達についてだが…
地球に行くという『クリス』『アストロ』『キエサ』の3名。
『クリス』は観光気分だが
『アストロ』『キエサ』は地球が心配と言っていた。
(『タム』について誰か言及しやがれ…)
地球に行くっていうのでこのゲームの世界の地球の事が気になるわな。
どんな地球になっていたのだろうか?
事の発端の『シュトルテ』も
「地球はバイオの体でなければ生きられない星になる」
なんて言っていたし
スタッフロールの最後の所で地球が出ていたし
『リタ』もミュータント的な一面があるみたいな伏線もあった。
続編を作ろうと思えば作れたんだろうけどねぇ…
売上的にはそんなにだったからコナミ的には失敗作という認識のようだ。
ちなみに、バーチャルコンソール化されてないのは
『タム』のシーンがあるからショッキングなので…って訳ではなく
スタッフの殆どが退職してしてしまっていたり
開発資料の所在が不明などの理由があるようだ。
残念である。
さて本作「ラグランジュポイント」と言って
避けては通れないのが
『タム』関連だわな。
そう。序盤終わりの最大の山場。
そして、プレイした人の多くを鬱へと叩き込んだトラウマシーン。
「ラグランジュポイント」で検索しようとすると
「攻略」よりも先に「タム」と出るぐらいだ。
他にもプレイ動画などでは大抵そのシーンがサムネイルに使われているが多い。
それぐらい本作の印象を刻み付けたシーンなのだ。
では、『タム』関連を詳しく紹介していくとする。
(まぁ、ネタバレ欄まで来て『タム』について何も知らんって人はいないだろうが…)
ゲーム中で連れていくことになるキャラで
サイドキャラの紹介ではこう書かれている。
「タム
市民の子
じーたんは ロボット博士ら
おうちは アイアンちちいにあったのら
とーたんも かーたんも バイオ軍に 殺された
でも タムくんは なかないのら」
主人公たちは
そのロボット博士『トムトム』博士という老人の元へ
連れて行く事になった『タム』という舌足らずの少年…というより幼児か?
博士がいるという『セラミシティ』に向かうダンジョン内の出口間際
タム「わーい! でぐちら」
と、『タム』が一人先行して歩いていたら急にオープニング以来のムービーとなる。
無邪気に『タム』が手前に向かって歩いていると待ち構える巨大な影。
それを見上げた『タム』
そんな少年に放たれる無情な一手。
吹き飛ばされ、倒れ込む少年の口からは目は虚ろで口からは血が流れている状態。
そして
「…ジンにいちゃん…」
と言って
目を閉じる『タム』
『タムは いきを ひきとった』
の文字。
プレイヤーの殆どが沈鬱とした気持ちになった事だろう。
そして始まる『タム』を手にかけた
下半身がサーベルタイガーみたいなミュータント『オレギ』戦
戦闘中、メンバーに『クリス』がいると
「タムの タムのかたき!」
というメッセージが出る。
しかしその時の戦闘中『オレギ』は敵側からの連絡を受けて逃走する。
出口から出た『セラミシティ』
そこに『タム』の祖父である『トムトム』という爺さんがいる。
トムトム「そう わしは アイアンシティの隣の
ロボ工場にいた トムトム博士だ
敵に 襲われて 逃げて来たのだ
ところで 孫のタムが 見つからんのだ
知らんかのう?」
更に話しかけると
「タムをしらんかのう…
タムをしらんかのう…」
その時は何度話しかけてもずっとそれ…
悲しい。心から悲しい…
主人公達もほんの100m手前ぐらいで命を落としましたとは言えんわなぁ…
『オレギ』は町を出た後、『ランド1』の『シャトル発着場』通路で再戦する事になる。
今回は逃走せず倒す事になる。
すると人間の姿を現す。
オレギ「…驚いたか ジン …これが…
このオレギさまの 生身の 姿さ
…俺も かつては…
『プレジデントファイブ』と呼ばれた
…イシスのリーダーの 一人だった
俺達は 間違ってはいない
イシスを そして 地球を救えるのは
…バイオカイザー様だけだ
バイオカイザー様 バンザイ!」
と言って『オレギ』は息絶える。
俺達は間違っていないだと?
あんな幼子を殺害することがか?
そういえば、『タム』は戦闘中、
「バイオ軍は弱虫!」
とか悪態ついていたからな…
だから殺されるのも自業自…
ってなるかァァッッ!!
バイオ軍に両親殺されているのだからな。
憎しみも入っているのだろうし子供やで!
『タム』死亡後もまだ関連する出来事はある。
その後、『オゾンシティ』に着いた時
『オーダ』という男から『ピコ』というガイドロボットを渡される。
オーダ「(略) それから このガイドロボは どうやら
ジンくんを 気に入っているようだ
連れて行くと良い」
ピコ「おいらピコ ガイドロボのピコ
イシスのデータが 記憶されてるピコ」
サイドキャラのデータを調べるとロボットが表示される。
『ピコ
ロボット
BH183型 ガイドロボ
オゾンシティ 製造
トムトム博士により バイオハザード後の
イシスの データが インプットされている」
との事。
だからその後に『トムトム』博士の元に訪れると
トムトム「ピコはわしがつくった
タムのコピーロボットじゃ
大事にしておくれ」
って託される事になる。
『ピコ』はところどころでしゃべるマスコット的存在である。
それからクライマックス間際
『偽バイオカイザー』である『ダン』将軍倒した時
ピコ「このままでは バイオカイザーに
みんな やられてしまうピコ
ピコの 力を 渡すピコ
ピコは ここで お別れだ…ピ…コ」
そう言って力を分けてくれる。
『みんなの 力が フルになった
だがピコは 2度と 動かなくなった』
そうメッセージと表示される。
自らエネルギー分けてくれて死んでしまうのである…
以上が本作の『タム』関連のイベントである。
上記で言ったがエンディングでは『タム』に触れることは誰からも一切ない。
主人公は無言だし、『タム』イベント前までに
『デニス』『チック』『クリス』『アストロ』なんかが仲間になれるけど
このゲーム、仲間にするのは任意だからな。
だから、『タム』の死亡シーンを見てないのに言及するのはおかしくなってしまう。
(そこら辺のフラグ管理は難しいんかな?)
一応、バイオハザード関連で数知れぬ人達が死んでいるからな。
子供が死ぬのもキャラクター達は見慣れていたともいえるのかもしれない…
エンディングは
『トムトム』博士を出しても良かったんじゃないかな?
『ピコ』の件もあるんだし…
2回も孫を失うような状態になっているのに
完全にスルーされているような状態だといたたまれない気持ちになるわ。
ちなみに髭人としては
『タム』関連はちと外れた事が多いんだよなぁ…
何が外れているかっていうとストレートに描写を受け取るって所だろうか?
具体的に言うとだね…
『タム』死亡のムービーを見た後
髭人「タム――――――――!!
オレギィィィ――――!このクソ外道ォォォォ――――――!!!
必ず貴様を倒してやるぜ―――ッッ!!」
って誰もが怒りに身を任せる所なんだろうけど…
この時では強いんだよな。このにっくき『オレギ』のクソ野郎がさ…
友人を目の前に殺されてブチギレて金髪になるみたいな
覚醒パワーアップ展開は本作にはないし…
「タムの仇」としきりに言うけどダメージが低い『クリス』が空しい…
その為、戦っていくがじり貧。
髭人「このボケの『オレギ』。
めっちゃ腹立つけど、コイツの全体攻撃がヤベェ…
回復が間に合わねぇ…」
その時、『タム』と一緒に行動を共にしていた『モリタ』ってキャラが
「逃げるのも作戦だ」
っていうから試しに逃げるコマンドを選んだら
普通に逃げられた。
髭人「あれ?
中ボス戦なのに普通に逃げられちゃったけど…
逃げちゃっていいんかな?」
まぁ、『タム』が殺された直後逃げるなんて事をする人は
あまりいないだろうけど(苦笑)
ちなみにいったん撤退し、再び同じ場所に戻ってくると
『オレギ』戦がまた行われる。(コイツ、ずっと待っていたのか?そばにある『タム』の亡骸を眺めていながら?)
やっぱり戦闘中で通信があって『オレギ』は逃走する。
その時、逃走させても
髭人「直後じゃなくて、仕切りなおした後だもんなぁ…
『タム』は許してくれるだろうか?」
微妙な気持ちになりました。
それからガイドロボとして
参入する事になる『タム』のコピーロボットである『ピコ』
『タム』の一体何をコピーしたのか気になるところだが…
道中あれこれ教えてくれる可愛い存在。
しかし『偽バイオカイザー』戦の後にパワーを分けてくれて力尽きるわけだ。
髭人は上記の『ピコ』のセリフを見て
ピコ「このままでは バイオカイザーに
みんな やられてしまうピコ
ピコの 力を 渡すピコ」
髭人「おいおいおいおい!!
何言ってんのピコお前…
別にそんなことせんでもええんやで」
そんなことを言いつつ『ピコ』の最期のセリフがある。
ピコ「ピコは ここで お別れだ…ピ…コ」
HPとBP全回復の『エナジーパック』をラスボス戦に備えて温存していたから
実質、別に『ピコ』が死なんでも普通に回復できたのである。
髭人「何で勝手に先走ったんだお前――――――!!
まず、聞けやお前―――――!
体力回復させるかしないかをォォォォォォ!!」
そんな状況でした…
って事は実質
「『タム』は二度死ぬ」
ってなるかぁ~。
「007は二度死ぬ」なんてサブタイトルの007があるけども…
あんな子供がなんて過酷な扱いに遭うねん。
『ジェームズ・ボンド』も涙を流して同情してくれるわ。
それにしても髭人としては何かごめんよ…
お前達の描写を素直にストレートに受け入れる事が出来なかった…
『タム』&『ピコ』
しかし…
そんな『タム』殺しの『オレギ』のインパクトが強すぎて他の敵キャラの印象が薄まる…
ラスボスの『シュトルテ』博士こと『バイオカイザー』もね。
ラスボスなのにフィールド上で姿もなく突如として現れるからね。
目的なんかもすでに部下が喋ってしまったせいか
襲って来る時は
「とうとう ここまで来たか
私が シュトルテ
いや バイオカイザーだ! いくぞ!」
と、大したことも喋らずフィールド上ではやっぱり姿がなく
(しかも、本名言ってから訂正しとるやん。)
戦闘に入り、倒したとき
『辺りは 静けさに 包まれてた
うごめく 影は もうどこにもない
…やったぞ…やったんだ…
遂に バイオカイザーを 倒したんだ』
というメッセージが出るだけで『シュトルテ』自身何も言わんし…
『オレギ』が強化されて再登場しても良かったのかもしれない。
死亡シーンと言えば本作は名有りで瀕死のモブが目の前で死ぬ事が多数。
気絶してないんだから回復してやれやと思うんだけど…
イベントだからな。
こちらの無力感凄いわ…
ただまぁ…
そんな厳しいストーリーだけどもスタッフロールの時の音楽が沁みるわ。
優しい音色がちと涙腺に来るね。
涙もろい人なんかは泣いた人もいたんじゃないだろうか?
最後に…
長かったし結構しんどい部分もあった…
本作の扱いについても含めて…
このゲームの良さである音楽。
エンディングテーマでも思い出しながら心癒そうではないか…
『タム」や『ピコ』など劇中で命を落としたすべての魂たちへの鎮魂歌として…
安らげますように…
鹹いな・・・。
ちなみに私はファストプレイ時には
クリス、リタ、デニス。
2度目以降は特に縛り無しプレイの場合は
パミル、リタ、デニスに落ち着いた。
ファストプレイ時にはパミルを使った
裏技ランク上げを知らなかったのだ。
デニスは能力ダメダメだがウザいクリーチャーどもをぶっ壊せる
決めわざが使えるので私的に外せない。
クリスは年端のいかぬ女の子だけあって
パニックに陥りやすいと言う弱点が否めない。
リタは能力決めわざHPどれも申し分ない。強い。
ってかリタを外す人は縛りプレイ以外では聞いた事が無い。
ただ、縛りプレイ以外でロボ入れてる人も初めて見る。
(中々マニアックやな。そんなにモビルスーツが好きか?!)
クリアー後もジンのみ1人プレイとかロボのみ等の縛りプレイ
で楽しめたりとか、なんとなく音楽を聴きたくなった時に
サントラとしても楽しめる中々良いゲームだった。
ちなみに初戦オレギから逃げられるとは知らなかった・・・・・・(爆)
ってかタムをあんな目に遭わせた奴相手に逃げるなんて私的にはアリエナイ。
(ある程度ダメージ与えると親分から携帯電話?が掛かってきて
「運のいい小僧だ」とか何とか言って去っていく)
ちなみにオレギが極悪過ぎて他の悪役が印象薄すぎじゃね?ってのには同意。
コメントさんきゅーです。
私はあまり我慢強くなく
遊びやすさ重視の採点をするのでエンカウント率等を考えると70点ぐらいが妥当かと…
ロボを入れいていたのは全体攻撃が便利だなと。私決め技はあまり使ってなかったなぁ~。
初オレギ戦の逃走はやっぱりアリエナイ…
ですよねぇ~(笑)
ダンジョンの出口間際でしたから
パーティの状況が芳しくなかったんですよ~(言い訳)
その上、『モリタ』が「逃げるのも作戦」言うもんだから試しに逃げてみたら…
逃走成功?
ちなみに、この時『タム』は復活しませんので2度ムービーを見る事はありません。(当然ですが)
それで次来る時まで待っていてくれる『オレギ』はなかなかの暇人(笑)
他のボスに関しては…
『オレギ』は最初のボスで『タム』殺しですから他のボス印象皆無でも仕方ないのかもしれません…
それにしても本作を度々推すので
「グフ」殿がお越しになってコメント下さるんじゃないかと待っていた所でした~(笑)
コナミ広報担当がプレイして流れたタム死亡のムービーに石化してしまった中学生チャッピー
その影響で未だにプレイ出来ません。出来るわけが無い!!
ぬわーっ!こと、ドラクエ5のパパスには断末魔がある意味ネタっぽい所がありますが、コレはトラウマ以外何者も無い惨いシーンだと思います。
ファミ通の中面白黒漫画でもこのシーンがグロテスクに表現されてて辛かったです。
余談ですが、約半年後にリリースされたコナミ「ランパート」のメルヘン編で赤ずきんちゃんを守る大砲役として、タムが出演されてますね
ラグランジュポイントで活躍する前の話だったのかと思うと哀しみもひとしおです。
まるでロックマンXシリーズのアイリスみたい・・・
未プレイな為、ゲーム内容に全く触れられなくてすみません。
それくらい、ラグランジュポイント=タム死亡
なゲーム何ですよね
コメントさんきゅーです。
ロックマンXでは
アイリスってキャラが死ぬんですか…
私は2までしかプレイしておりませんけども…
コナミの宣伝担当がタムのシーンを流す。
なかなか激しい事をしますな。
でも、当時はそういう事多かったか…
アニメの次回予告で死亡者をネタバレするのは結構あったもんなぁ~。
ドラゴンボールで奇怪な生物に自爆されて死ぬ奴の回の予告とか…
ラグランジュポイントは確かにタム死亡シーンが印象的で検索候補の上の方に
「ラグランジュポイント タム」
って出るぐらいですからね。
間違ってはいません。
ただ、イデオンの発動編を見た私からすれば耐えられるレベルでした。
ただPV映像だけで判断してしまうと
本作は「タム死亡」一色でしかなくなってしまいます。
それは勿体ない。
チャッピー殿、レビューに書かれている通り
厳しいイベントを超えた先にあるエンディングがありますので
歯を食いしばってプレイして
乗り越えてみるのもいいかもしれませんよ。
って中古屋に行けば大体置いてあるほど数があるソフトではありませんが…