横スクロールのアクションゲーム
日本テレネットが開発
徳間書店からの発売
1987年8月21日発売
あらすじとしては
幾重にも折り重なった世界、現実世界もその1つであり、
均衡を保っていたのはエネルギー体である「ヴァリス」の力であった。
「ヴァリス」は「ファンタズム・ジュエリー」という貴石に宿っていた。
しかし、拡大を続ける次元に等しく力を与えるのは容易ではなく
「ヴァリス」は自らの力を増幅し各次元にエネルギーを与えるパワーコントローラーの必要性を感じ、
「ヴァリス」に感応する者を探した。
そこで出会ったのが無幻界ヴァニティの王女「ヴァリア」だった。
「ヴァリス」は邪悪なものたちから身を守る力として「ヴァリスソード」を「ヴァリア」にさずけた。
「ヴァリア」はパワーコントローラーとして膨張する次元を安定させることができた。
しかし、「ヴァリア」の能力にも限界があり突然、肉体崩壊が始まった。
力の供給もままならない所へ「ヴァリス」を手に入れようとする夢幻魔王「ログレス」だった。
ログレスは「ヴァリア」を捕えたのだ。
「ログレス」は「ヴァリス」である「ジュエリー」を手に取ろうとして誤って破壊してしまったのだ。
ジュエリーは5つに分かれ「ログレス」と異次元魔王達の手に渡り
「ヴァリス」は宿る器をなくしてしまった。
このままで、次元が崩壊する。
「ヴァリス」は新しいパワーコントローラを探すために
「ヴァリス」に感応できるものだけが取れる5本の剣を次元の果てまで放った。
その1本が普通の女子高生である「優子」の手に渡る。
「優子」は夢幻界を救えるのか?
ふ~ん。そうなの…
少しまとめてみたけど、コピペした方が早かったかねぇ…
でも、このあらすじを知らないと台詞や説明が乏しいこのゲーム
クライマックスで少し台詞が出てくるのだが
「なんのこっちゃ?」
ってなるからゲームをやる上で結構重要。
ゲームの特徴としては
様々なアイテムを持ち、それを使い分ける事でステージを進んでいく。
左右キー:移動
上下キー:マップ間移動
下キー:しゃがむ
Bボタン:ショット
Aボタン:ジャンプ
スタートボタン:アイテム画面の切り替え
点数は40点
良い点
・優子
・マルチエンディング
悪い点
・マップ複雑すぎ
・敵の出現場所
・しゃがんで倒す敵
・序盤、貧弱すぎ
・パスワードがない
良い点の解説
・優子
1面ではセーラー服姿、2面からはビキニアーマーとなる。
操作キャラが女子っていう事でプレイ意欲が湧くわな。
これでキャラが野郎だったのなら序盤の難しさに心が折れていたかもしれない(笑)
↑
麻生優子(この画像は「熱血!ファミ道」より)
・マルチエンディング
この時期では珍しいマルチエンディングである。
ラストでの選択やラスボスとの勝敗がそれを決める。
ただ、それを確かめるために再プレイするパワーは…
髭人には…ない。
悪い点の解説
・マップ複雑すぎ
1面である現実世界は大したことはないが
2面の夢幻世界は広大且つ複雑。
地図があり、それを取ると現在地も表示されるが
地図をもらってもその建物に何があるのかは分からないので1度訪れてみるほかないし
迷路になっているところとかあるのでマッピング必至だと思うね。
(地図の中には虫食いされて現在地が分からなくなる場所もある)
まぁ、アホそのものみたいな髭人よりも記憶力がいい人はいらんかもしれんけど
それと地図は、ステージ最初に置いてあるわけではないので(入口が複数あるからだろう)
ステージを散々歩きまくりアイテムを広いボスを倒して
そのステージは用済みって段階になってからようやく発見なんて事も起こりうる現象(笑)。
・敵の出現場所
このゲームは手前と奥や左端右端でマップがつながっている。
で、アクションゲームということで敵が限りなく湧いて出るのだがその出現場所が
「左端」「右端」なのだ。
「隣のマップに行こうっと!」
と、歩いていると突如として出現する敵にイラッと来る事この上ない。
しかも0距離で出てくるから避けるなんてことは不可能。
ダメージ必至である。瀕死状態なら死ぬ事だってありうる。
敵の出現バターンを覚えるしかないのか?
そんな高等技術、髭人には出来ん。
・しゃがんで倒す敵
手前に道がある場合、下ボタンでそのマップに移動するのだが
(奥の場合、上ボタンで移動)
しゃがまなければ倒せない敵がウヨウヨしてくる。
当然、しゃがむと行きたくもないマップに移動している。
倒さずジャンプで飛び越えて無視しろってことか?
そんなにジャンプ力がある訳じゃないぞ。
・序盤、貧弱すぎ
ライフが10あるが、敵からは基本2食らうので5回当たると死亡である。
1機のみなので死ぬとゲームオーバー。
敵を倒しても回復アイテムなどは出現しないので瀕死になったらいっそ死ぬってのもありかもしれない。
(コンテニューは無限)
まぁ、後になればダメージが半減する「シールド」や
最大4個まで所持可能な体力回復アイテム「ポット」がもているようになるが…
そこに行くまでに挫折した人が多いんじゃないだろうか?
・パスワードがない。
2面からマップが複雑で広大だってのにパスワードがないので
やめたら最初からである…
(アイテム取得の都合上、面セレなどの裏ワザもない)
一応、ある程度までマッピングして
「これはクリア出来る!」
と、手応えを感じてからぶっ通しでやって3時間強でクリアした。
パスワードがなくてもギリギリ行ける範囲かねぇ?
でも、付けるべきではあった。
そうそう。改めてプレイして最初に
「こんなゲーム。クリア出来ねぇよ!タコッ!!」
って思っていた(笑)。でもネットで調べてクリアしている人がいるのを見て
「やってみるか…」
という気になって続けてみた感じ。
思い出したのだが、昔、友達のうちでプレイして
「何だ!このゲーム。敵がわんさか出るし!
主人公弱すぎてすぐ死ぬし、クソゲーだ!」
と、思っていたガキの頃。まさか改めてプレイして同じ心境になろうとはな…
でも、クリアした。
とは言っても子供時代に挫折し、久々にプレイして軽く心が折れかけた1面の現実世界が
このゲームで最も丁寧にプレイしなければならない面だからな。
まず、このゲーム仕様として
「敵を倒しても何も出ず、アイテムは特定の場所にしかない」
「1面のクリア条件である倒すべき中ボス(同じ敵2体+別の敵1体)は、
コンテニューすると復活する」
「消耗品のアイテムは、コンテニューすると消滅する」
「主人公である優子は貧弱」
これらを考慮した上で、プレイしなければならない。
だから1面クリアの必須事項として
・アイテムの取得場所の把握
・敵の動きパターンの把握とそれに伴うプレイヤーの行動の最適化
まず、1面の優子が貧弱過ぎて中ボスに対してゴリ押し戦法が使えない。
仮にそれで勝ったとしても、回復場所に戻るまでに雑魚に当たって死ぬ可能性が高い。
コンテニューすると倒した中ボスは復活するからな。
だからパターンを覚える必要がある。
そんなに難しいものではないから良く動きを観察していれば
「貴様の動き…既に見切った!」
って事は可能。(ガキの頃は反射神経だけでプレイしていたから永遠に無理)
プレイしようと考えている方には参考になれば…(なるかねぇ?)
2面に入り
「シールド(ダメージ半減)」や「ポット(体力回復)」を取ってからがこのゲームの本番だろうな。
それまでが結構、長い…
上の2点のアイテムを取るとボス戦でゴリ押しが可能。
こちらには無敵時間があって敵にはないので0距離で攻撃を浴びせ続けるという方法が非常に有効。
弾、避けながらちょこちょことダメージ与えながらの長期戦は神経をすり減らす。
だったら少しのダメージ覚悟で連打で済ませたほうが簡単である。
そういえばこの「ヴァリス」と同時期にサンソフトから
「そこそこ露出度の高い衣装の美少女が
剣を使うファンタジー世界の横スクロールのアクションゲーム」
という共通のゲーム。それが「マドゥーラの翼」である。
「マドゥーラの翼」のキャラデザイン「もりけん」氏が優子のビキニアーマーを見て
「しまった!」
って思ったほどらしい。(マドゥーラの主人公「ルシア」はレオタード風アーマー)
どちらを勧めるかつったら「マドゥーラの翼」の方だね。
マップ構成が単純だし、最大HPをあげるという作業があるけど、
それをクリアしてしまえば楽にステージを攻略できる。
ゲームセンターCXでも有野氏が挑戦していたし
(仮に「ヴァリス」に挑戦しようものなら自力クリアするのは無理じゃないだろうか?)
後、何よりゲーム上でのルシアが良い。
「ルシア」は少しデフォルメであり、目があるのに対し正面をむいている。
「優子」はリアル等身の為、目がなく横向き。
キャラである以上、目って大切だよね。いくら1ドット2ドットぐらいの小さな点に過ぎなくても。
一応、フォローしておくのなら
ヴァリスが勝っている点と言ったら優子などの顔が大きなビジュアルが少ないながらもあるって所かな?
後、マルチエンディングでもある。
この「ヴァリス」はパソコンやらPCエンジンやら様々なハードから出ているが
色々とネットで調べた限り、設定が異なっているようで案外適当って気がするな。
だが、熱狂的なファンに支えられていたようだ。
1989年には「ミス優子コンテスト」なんてものも開かれていたほどらしいし
スーパーファミコンなどでもシリーズも続いていったほどだから…
だが、2006年だかに版権を持つ「日本テレネット」が
シリーズの権利をエロゲー会社に売った結果「ヴァリスX」という陵辱ゲーを出てしまった。
落ちぶれたアイドルみたいだなぁ…
人気が無くなってAVに転向する感じ。
ファンの怒りを買い、その結果、不買運動に発展したとか…
その後、「日本テレネット」は
別の過去の作品を「ヴァリス」と同じようにエロゲーで出してさらなる怒りを買い
翌年2007年「日本テレネット」は倒産。(エロゲーだけの問題だけではないだろうが)
まぁ、詳しいことはwiki等にも載っているようなのでご自分で調べてみてはいかがだろうか?
こういうのもなんだが「ヴァリス」ってそれほどメジャーなゲームとは言い難い。
ファンの数もそれほど多くはなかろう。
だが、それでも着いてくるっていうのはファンってのは
心の底から「ヴァリス」を愛しているという何よりの証拠だろう。
金銭面での事情は汲むけどだからと言ってエロゲー会社に…
一応、現在、「ヴァリス」の版権は「サンソフト」が所持しているので
100%ヴァリスシリーズは終わった訳ではないけども…動きあんのかなぁ?
折角だから同じ時期に出た「マドゥーラの翼」の「ルシア」とコラボしてもいい気がするがね。
ヴァリスの設定がいくつもの次元にパワーを送るって話だから
「マドゥーラ」の世界にもパワーを与えていたって感じで…
PS)優子、静止時、故「マイケル・ジャクソン」氏ばりの前傾姿勢なのがちょっと笑える。
PS2)ネットで調べていたらサンソフトが版権持っているならって事で「もりけん」氏がルシアを描いて、
優子に関してはよく知らない人が描いたコラボ画像があったな。
ここからがネタバレ
↓
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↓
2面の廃墟で
「ミニスカートもええのう。セーラー服も見たかった」
とか言って沼地で通常通りに歩ける靴をくれるオッサンがいる。
スカートばかりでビキニアーマーは別にいいのかねぇ。
あれ?いつ俺、出演していたっけ?(アホか…)
後で「ヴァリスソード」というのを見つけるが最初は呪われている為、使用不可
沼地の泉で清めることで使えるようになるのだが…
泉に入ったら穴に落ちた扱いでゲームオーバー。
どういう事やねんッ!!
正解は、泉手前の色が変わった部分に立つことで泉に入ったという扱いになる。
泉に足場作っておけよ。全く…
折角なのでCMとプロモーションアニメの動画があったのでそれも紹介
「夢幻戦士ヴァリス」CM
夢幻戦士ヴァリス FC版 プロモーションアニメ
夢幻戦士ヴァリス FC版 プロモーションアニメ(上と同じ)
(こっちは英語字幕有りだけど光の加減で見やすい)
これを見る限り「優子」は剣に関しての技術はない普通の女子高生の様子。
「キャ――!」
言っているだけで勝手に敵を斬り殺しているもんな。剣有能過ぎ(笑)
というか敵が勝手に剣に斬り殺されに行っているよな…
というか、無幻界に飛ばされて敵に襲われてふっ飛ばされたらビキニアーマーに…
「何、これぇ?」(困惑)
というのは正しい。
髭人だって、ふっ飛ばされて海パン一丁になったら驚くわ!
ちなみにCMのアニメとプロモーションアニメの監督は
後の「ふしぎの海のナディア」や「新世紀エヴァンゲリオン」の監督の『庵野秀明』氏
同氏の初監督作品に当たるんだとか…
ゲーム展開を言えば
上記プロモーションのように
「優子」より先に来た友達である「麗子」が「優子」の前に立ちふさがる。
彼女は「ログレス」に心奪われ、彼の敵となる「優子」に対して戦い挑んでくるわけだ。
戦いの果てにはからずも「麗子」を殺す結果となってしまい涙する優子。
アニメやマンガであればもらい泣きしてしまうような悲しいシーンであるが自分は笑ってしまった。
別に描写がおかしいとかいう訳ではない。
(まぁ、二人の関係について深く説明書にも書かれてないようだしな)
「じゃぁ、お前頭おかしいのか?」って?
おかしいのは否定しないけど…(苦笑)
まぁ、ちょっとその経緯を説明しますから読んで下さいな。
このゲームの仕様として
・「ボム」と「ブーメラン」という攻撃用消耗品アイテムは
一定時間(10秒ぐらい)であるが無限に使用できる。
・攻撃は画面内に2個表示出来る。
(攻撃モーションはあるが何も出ない)
・「ボム」は攻撃力は高いが、射程が短い。
放物線を描いて飛び3~4キャラ分程度しか飛ばない。
爆風があるが一瞬で消える。
それで、髭人が取った戦術は
「動き回り攻撃を続ける『麗子』に対してダメージ食らおうが無視して
ひたすら二人の身長から見た目算4~5m(3~4キャラ分)の距離を取って
使える限り、ボムを投げ込みまくって爆殺」
「承太郎」や「DIO」ばりのラッシュ。
他のゲームで例えるなら「マーヴルスーパーヒーローズVSカプコン」の
「憲麻呂」のスーパーコンボで物をありったけ投げる奴があったが、あんな感じである。
CMでは撃剣し、壮絶な戦いを繰り広げていたけど
髭人は「剣」を使わず「麗子」を爆殺して涙を流す「優子」…
「俺、酷いなぁ~(笑)」
と、思いながら眺めていました。
皆さん原作を尊重するのならこんな非道な戦法取らないでくださいね~(笑)
そして、「麗子」を惑わす結果となった「ログレス」を倒すと
何と「ヴァリア」が
「私に代わる者を見つけました。それは『優子』あなたです。
その肉体を貸して!」
などと言ってくるのだ。プレイヤーは「YES」「NO」の選択が可能。
それを「NO」を選ぶと再び、襲いかかってくる。
この展開はなかなか理不尽だわな。
上記のプロモーションアニメは教室に突如として現れた剣を触ったと同時に夢幻界に引き込んで
友達をブチ殺す羽目になって、それから憎き「ログレス」をやっとこ倒したら
「お前、私の代わりをやれ!」
って…
その「ヴァリア」は2回倒す事によって
改心したらしく最終的に「ヴァリス」と共にジュエリーでコントローラの役目を果たすことになる
一方、さっきの選択肢で「YES」を選んだり
『ヴァリア』に倒されると肉体を取り込まれてしまうという実質バッドエンディングとなる…
ちなみに「日本テレネット」はこのゲーム内にも登場する。
1面で、建物に「日本テレネット」と書いてあるのだ。そこに入ると地図をもらえる。
「地図か…
もはや『優子』に渡す地図に、自社の文字はない」
って事かねぇ…
上記のプロモーションアニメは力が入っていたから
「日本テレネット」にしてもかなりこのヴァリスを推そうとしていたかが分かる…
だが、人気が衰えてからの扱い…
1つのゲームの終焉。何とも物悲しいものであろうか?
しかし、CMで「眠らせない」か…
「日本テレネット」は永遠の眠りについたなぁ…
合掌…
日本テレネットが開発
徳間書店からの発売
1987年8月21日発売
あらすじとしては
幾重にも折り重なった世界、現実世界もその1つであり、
均衡を保っていたのはエネルギー体である「ヴァリス」の力であった。
「ヴァリス」は「ファンタズム・ジュエリー」という貴石に宿っていた。
しかし、拡大を続ける次元に等しく力を与えるのは容易ではなく
「ヴァリス」は自らの力を増幅し各次元にエネルギーを与えるパワーコントローラーの必要性を感じ、
「ヴァリス」に感応する者を探した。
そこで出会ったのが無幻界ヴァニティの王女「ヴァリア」だった。
「ヴァリス」は邪悪なものたちから身を守る力として「ヴァリスソード」を「ヴァリア」にさずけた。
「ヴァリア」はパワーコントローラーとして膨張する次元を安定させることができた。
しかし、「ヴァリア」の能力にも限界があり突然、肉体崩壊が始まった。
力の供給もままならない所へ「ヴァリス」を手に入れようとする夢幻魔王「ログレス」だった。
ログレスは「ヴァリア」を捕えたのだ。
「ログレス」は「ヴァリス」である「ジュエリー」を手に取ろうとして誤って破壊してしまったのだ。
ジュエリーは5つに分かれ「ログレス」と異次元魔王達の手に渡り
「ヴァリス」は宿る器をなくしてしまった。
このままで、次元が崩壊する。
「ヴァリス」は新しいパワーコントローラを探すために
「ヴァリス」に感応できるものだけが取れる5本の剣を次元の果てまで放った。
その1本が普通の女子高生である「優子」の手に渡る。
「優子」は夢幻界を救えるのか?
ふ~ん。そうなの…
少しまとめてみたけど、コピペした方が早かったかねぇ…
でも、このあらすじを知らないと台詞や説明が乏しいこのゲーム
クライマックスで少し台詞が出てくるのだが
「なんのこっちゃ?」
ってなるからゲームをやる上で結構重要。
ゲームの特徴としては
様々なアイテムを持ち、それを使い分ける事でステージを進んでいく。
左右キー:移動
上下キー:マップ間移動
下キー:しゃがむ
Bボタン:ショット
Aボタン:ジャンプ
スタートボタン:アイテム画面の切り替え
点数は40点
良い点
・優子
・マルチエンディング
悪い点
・マップ複雑すぎ
・敵の出現場所
・しゃがんで倒す敵
・序盤、貧弱すぎ
・パスワードがない
良い点の解説
・優子
1面ではセーラー服姿、2面からはビキニアーマーとなる。
操作キャラが女子っていう事でプレイ意欲が湧くわな。
これでキャラが野郎だったのなら序盤の難しさに心が折れていたかもしれない(笑)
↑
麻生優子(この画像は「熱血!ファミ道」より)
・マルチエンディング
この時期では珍しいマルチエンディングである。
ラストでの選択やラスボスとの勝敗がそれを決める。
ただ、それを確かめるために再プレイするパワーは…
髭人には…ない。
悪い点の解説
・マップ複雑すぎ
1面である現実世界は大したことはないが
2面の夢幻世界は広大且つ複雑。
地図があり、それを取ると現在地も表示されるが
地図をもらってもその建物に何があるのかは分からないので1度訪れてみるほかないし
迷路になっているところとかあるのでマッピング必至だと思うね。
(地図の中には虫食いされて現在地が分からなくなる場所もある)
まぁ、アホそのものみたいな髭人よりも記憶力がいい人はいらんかもしれんけど
それと地図は、ステージ最初に置いてあるわけではないので(入口が複数あるからだろう)
ステージを散々歩きまくりアイテムを広いボスを倒して
そのステージは用済みって段階になってからようやく発見なんて事も起こりうる現象(笑)。
・敵の出現場所
このゲームは手前と奥や左端右端でマップがつながっている。
で、アクションゲームということで敵が限りなく湧いて出るのだがその出現場所が
「左端」「右端」なのだ。
「隣のマップに行こうっと!」
と、歩いていると突如として出現する敵にイラッと来る事この上ない。
しかも0距離で出てくるから避けるなんてことは不可能。
ダメージ必至である。瀕死状態なら死ぬ事だってありうる。
敵の出現バターンを覚えるしかないのか?
そんな高等技術、髭人には出来ん。
・しゃがんで倒す敵
手前に道がある場合、下ボタンでそのマップに移動するのだが
(奥の場合、上ボタンで移動)
しゃがまなければ倒せない敵がウヨウヨしてくる。
当然、しゃがむと行きたくもないマップに移動している。
倒さずジャンプで飛び越えて無視しろってことか?
そんなにジャンプ力がある訳じゃないぞ。
・序盤、貧弱すぎ
ライフが10あるが、敵からは基本2食らうので5回当たると死亡である。
1機のみなので死ぬとゲームオーバー。
敵を倒しても回復アイテムなどは出現しないので瀕死になったらいっそ死ぬってのもありかもしれない。
(コンテニューは無限)
まぁ、後になればダメージが半減する「シールド」や
最大4個まで所持可能な体力回復アイテム「ポット」がもているようになるが…
そこに行くまでに挫折した人が多いんじゃないだろうか?
・パスワードがない。
2面からマップが複雑で広大だってのにパスワードがないので
やめたら最初からである…
(アイテム取得の都合上、面セレなどの裏ワザもない)
一応、ある程度までマッピングして
「これはクリア出来る!」
と、手応えを感じてからぶっ通しでやって3時間強でクリアした。
パスワードがなくてもギリギリ行ける範囲かねぇ?
でも、付けるべきではあった。
そうそう。改めてプレイして最初に
「こんなゲーム。クリア出来ねぇよ!タコッ!!」
って思っていた(笑)。でもネットで調べてクリアしている人がいるのを見て
「やってみるか…」
という気になって続けてみた感じ。
思い出したのだが、昔、友達のうちでプレイして
「何だ!このゲーム。敵がわんさか出るし!
主人公弱すぎてすぐ死ぬし、クソゲーだ!」
と、思っていたガキの頃。まさか改めてプレイして同じ心境になろうとはな…
でも、クリアした。
とは言っても子供時代に挫折し、久々にプレイして軽く心が折れかけた1面の現実世界が
このゲームで最も丁寧にプレイしなければならない面だからな。
まず、このゲーム仕様として
「敵を倒しても何も出ず、アイテムは特定の場所にしかない」
「1面のクリア条件である倒すべき中ボス(同じ敵2体+別の敵1体)は、
コンテニューすると復活する」
「消耗品のアイテムは、コンテニューすると消滅する」
「主人公である優子は貧弱」
これらを考慮した上で、プレイしなければならない。
だから1面クリアの必須事項として
・アイテムの取得場所の把握
・敵の動きパターンの把握とそれに伴うプレイヤーの行動の最適化
まず、1面の優子が貧弱過ぎて中ボスに対してゴリ押し戦法が使えない。
仮にそれで勝ったとしても、回復場所に戻るまでに雑魚に当たって死ぬ可能性が高い。
コンテニューすると倒した中ボスは復活するからな。
だからパターンを覚える必要がある。
そんなに難しいものではないから良く動きを観察していれば
「貴様の動き…既に見切った!」
って事は可能。(ガキの頃は反射神経だけでプレイしていたから永遠に無理)
プレイしようと考えている方には参考になれば…(なるかねぇ?)
2面に入り
「シールド(ダメージ半減)」や「ポット(体力回復)」を取ってからがこのゲームの本番だろうな。
それまでが結構、長い…
上の2点のアイテムを取るとボス戦でゴリ押しが可能。
こちらには無敵時間があって敵にはないので0距離で攻撃を浴びせ続けるという方法が非常に有効。
弾、避けながらちょこちょことダメージ与えながらの長期戦は神経をすり減らす。
だったら少しのダメージ覚悟で連打で済ませたほうが簡単である。
そういえばこの「ヴァリス」と同時期にサンソフトから
「そこそこ露出度の高い衣装の美少女が
剣を使うファンタジー世界の横スクロールのアクションゲーム」
という共通のゲーム。それが「マドゥーラの翼」である。
「マドゥーラの翼」のキャラデザイン「もりけん」氏が優子のビキニアーマーを見て
「しまった!」
って思ったほどらしい。(マドゥーラの主人公「ルシア」はレオタード風アーマー)
どちらを勧めるかつったら「マドゥーラの翼」の方だね。
マップ構成が単純だし、最大HPをあげるという作業があるけど、
それをクリアしてしまえば楽にステージを攻略できる。
ゲームセンターCXでも有野氏が挑戦していたし
(仮に「ヴァリス」に挑戦しようものなら自力クリアするのは無理じゃないだろうか?)
後、何よりゲーム上でのルシアが良い。
「ルシア」は少しデフォルメであり、目があるのに対し正面をむいている。
「優子」はリアル等身の為、目がなく横向き。
キャラである以上、目って大切だよね。いくら1ドット2ドットぐらいの小さな点に過ぎなくても。
一応、フォローしておくのなら
ヴァリスが勝っている点と言ったら優子などの顔が大きなビジュアルが少ないながらもあるって所かな?
後、マルチエンディングでもある。
この「ヴァリス」はパソコンやらPCエンジンやら様々なハードから出ているが
色々とネットで調べた限り、設定が異なっているようで案外適当って気がするな。
だが、熱狂的なファンに支えられていたようだ。
1989年には「ミス優子コンテスト」なんてものも開かれていたほどらしいし
スーパーファミコンなどでもシリーズも続いていったほどだから…
だが、2006年だかに版権を持つ「日本テレネット」が
シリーズの権利をエロゲー会社に売った結果「ヴァリスX」という陵辱ゲーを出てしまった。
落ちぶれたアイドルみたいだなぁ…
人気が無くなってAVに転向する感じ。
ファンの怒りを買い、その結果、不買運動に発展したとか…
その後、「日本テレネット」は
別の過去の作品を「ヴァリス」と同じようにエロゲーで出してさらなる怒りを買い
翌年2007年「日本テレネット」は倒産。(エロゲーだけの問題だけではないだろうが)
まぁ、詳しいことはwiki等にも載っているようなのでご自分で調べてみてはいかがだろうか?
こういうのもなんだが「ヴァリス」ってそれほどメジャーなゲームとは言い難い。
ファンの数もそれほど多くはなかろう。
だが、それでも着いてくるっていうのはファンってのは
心の底から「ヴァリス」を愛しているという何よりの証拠だろう。
金銭面での事情は汲むけどだからと言ってエロゲー会社に…
一応、現在、「ヴァリス」の版権は「サンソフト」が所持しているので
100%ヴァリスシリーズは終わった訳ではないけども…動きあんのかなぁ?
折角だから同じ時期に出た「マドゥーラの翼」の「ルシア」とコラボしてもいい気がするがね。
ヴァリスの設定がいくつもの次元にパワーを送るって話だから
「マドゥーラ」の世界にもパワーを与えていたって感じで…
PS)優子、静止時、故「マイケル・ジャクソン」氏ばりの前傾姿勢なのがちょっと笑える。
PS2)ネットで調べていたらサンソフトが版権持っているならって事で「もりけん」氏がルシアを描いて、
優子に関してはよく知らない人が描いたコラボ画像があったな。
ここからがネタバレ
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2面の廃墟で
「ミニスカートもええのう。セーラー服も見たかった」
とか言って沼地で通常通りに歩ける靴をくれるオッサンがいる。
スカートばかりでビキニアーマーは別にいいのかねぇ。
あれ?いつ俺、出演していたっけ?(アホか…)
後で「ヴァリスソード」というのを見つけるが最初は呪われている為、使用不可
沼地の泉で清めることで使えるようになるのだが…
泉に入ったら穴に落ちた扱いでゲームオーバー。
どういう事やねんッ!!
正解は、泉手前の色が変わった部分に立つことで泉に入ったという扱いになる。
泉に足場作っておけよ。全く…
折角なのでCMとプロモーションアニメの動画があったのでそれも紹介
「夢幻戦士ヴァリス」CM
夢幻戦士ヴァリス FC版 プロモーションアニメ
夢幻戦士ヴァリス FC版 プロモーションアニメ(上と同じ)
(こっちは英語字幕有りだけど光の加減で見やすい)
これを見る限り「優子」は剣に関しての技術はない普通の女子高生の様子。
「キャ――!」
言っているだけで勝手に敵を斬り殺しているもんな。剣有能過ぎ(笑)
というか敵が勝手に剣に斬り殺されに行っているよな…
というか、無幻界に飛ばされて敵に襲われてふっ飛ばされたらビキニアーマーに…
「何、これぇ?」(困惑)
というのは正しい。
髭人だって、ふっ飛ばされて海パン一丁になったら驚くわ!
ちなみにCMのアニメとプロモーションアニメの監督は
後の「ふしぎの海のナディア」や「新世紀エヴァンゲリオン」の監督の『庵野秀明』氏
同氏の初監督作品に当たるんだとか…
ゲーム展開を言えば
上記プロモーションのように
「優子」より先に来た友達である「麗子」が「優子」の前に立ちふさがる。
彼女は「ログレス」に心奪われ、彼の敵となる「優子」に対して戦い挑んでくるわけだ。
戦いの果てにはからずも「麗子」を殺す結果となってしまい涙する優子。
アニメやマンガであればもらい泣きしてしまうような悲しいシーンであるが自分は笑ってしまった。
別に描写がおかしいとかいう訳ではない。
(まぁ、二人の関係について深く説明書にも書かれてないようだしな)
「じゃぁ、お前頭おかしいのか?」って?
おかしいのは否定しないけど…(苦笑)
まぁ、ちょっとその経緯を説明しますから読んで下さいな。
このゲームの仕様として
・「ボム」と「ブーメラン」という攻撃用消耗品アイテムは
一定時間(10秒ぐらい)であるが無限に使用できる。
・攻撃は画面内に2個表示出来る。
(攻撃モーションはあるが何も出ない)
・「ボム」は攻撃力は高いが、射程が短い。
放物線を描いて飛び3~4キャラ分程度しか飛ばない。
爆風があるが一瞬で消える。
それで、髭人が取った戦術は
「動き回り攻撃を続ける『麗子』に対してダメージ食らおうが無視して
ひたすら二人の身長から見た目算4~5m(3~4キャラ分)の距離を取って
使える限り、ボムを投げ込みまくって爆殺」
「承太郎」や「DIO」ばりのラッシュ。
他のゲームで例えるなら「マーヴルスーパーヒーローズVSカプコン」の
「憲麻呂」のスーパーコンボで物をありったけ投げる奴があったが、あんな感じである。
CMでは撃剣し、壮絶な戦いを繰り広げていたけど
髭人は「剣」を使わず「麗子」を爆殺して涙を流す「優子」…
「俺、酷いなぁ~(笑)」
と、思いながら眺めていました。
皆さん原作を尊重するのならこんな非道な戦法取らないでくださいね~(笑)
そして、「麗子」を惑わす結果となった「ログレス」を倒すと
何と「ヴァリア」が
「私に代わる者を見つけました。それは『優子』あなたです。
その肉体を貸して!」
などと言ってくるのだ。プレイヤーは「YES」「NO」の選択が可能。
それを「NO」を選ぶと再び、襲いかかってくる。
この展開はなかなか理不尽だわな。
上記のプロモーションアニメは教室に突如として現れた剣を触ったと同時に夢幻界に引き込んで
友達をブチ殺す羽目になって、それから憎き「ログレス」をやっとこ倒したら
「お前、私の代わりをやれ!」
って…
その「ヴァリア」は2回倒す事によって
改心したらしく最終的に「ヴァリス」と共にジュエリーでコントローラの役目を果たすことになる
一方、さっきの選択肢で「YES」を選んだり
『ヴァリア』に倒されると肉体を取り込まれてしまうという実質バッドエンディングとなる…
ちなみに「日本テレネット」はこのゲーム内にも登場する。
1面で、建物に「日本テレネット」と書いてあるのだ。そこに入ると地図をもらえる。
「地図か…
もはや『優子』に渡す地図に、自社の文字はない」
って事かねぇ…
上記のプロモーションアニメは力が入っていたから
「日本テレネット」にしてもかなりこのヴァリスを推そうとしていたかが分かる…
だが、人気が衰えてからの扱い…
1つのゲームの終焉。何とも物悲しいものであろうか?
しかし、CMで「眠らせない」か…
「日本テレネット」は永遠の眠りについたなぁ…
合掌…
確かにスケバン刑事流行ってましたし優子のスカートも長すぎてスケバンっぽいですもんね
FCでの貴重な女子キャラゲーではあるんですがマップの切り替わりの視点変化が謎すぎてギブアップ
コメントさんきゅーです。
当時の女子高生はスカートは膝下が基本でしたからね。時代背景を知るのもいいのかも。
私がクリアしたのは主人公に対する熱意ですね~(笑)
女子キャラってのはかなり重要!
「アテナ」しかり(苦笑)
先ほど、wikiを拝見しましたら、あの庵野秀明氏が、ファミコン版のヴァリス制作スタッフをしていたのを始めて知りましたw
どおりで、革新的なゲームシステムにキャラクターのエロかわいいデザインなのかと今更ながら思いました。
私は87年に地元近くのショッピングモール(というより上野にあるような商店市場)にあった中古ファミコンソフト販売屋さんに本作のカセットを見つけてエロくていい女のキャラクターだなぁ~と思いながら手に取る勇気はなく眺めていました。
その後にPCからPS3までと幅広く展開を見せていたとは思いませんでした。
コメントさんきゅーです。
中古ファミコン屋…
当時手に取らず正解だったと思いますよ。
子供ではきっと難しさに悶絶しますわ(苦笑)
庵野氏は、ファミコン版のプロモーションアニメでの参加のはずでしたよ。
メガドライブやPCエンジンはありましたがPS3ではPCエンジン版のアーカイブスでの配信との事ですね。
しかし、検索を経てうちに戻ってこられるとは奇妙な縁を感じますな~