おねえちゃん。さようなら。

ショックだったよ。
第一報を携帯のニュースで知ってさ。その日、色々を考えていたよ。

「アイツの声は水谷さんだっけ」「ソイツの声も水谷さんだっけ」

ってな感じでね。
髭人としては「機動戦士Ｚガンダム」の「サラ・ザビアロフ」が印象深い。
ＰＳ２の「機動戦士Ｚガンダム　ガンダムＶＳＺガンダム」でキャラとして選んだものな。
後は「キャッ党忍伝 てやんでえ」の「おみっちゃん」とかいうミサイル娘とか
「セイバーマリオネットＪ」の「ルクス」とかね。

マイナー所のゲームで言えば
「スーチーパイⅡ」のメイドの「チェリーパイ」
「麻雀同級生special」のコスプレ好きの「田町ひろみ」
「麻雀学園祭２」のメガネの関西人「坂田 涼子」

あんま紹介していると逸れるからやめとこう。（趣味もバレるしな）
ただ、残念なのは水谷さんのキャラで
「これだ！」っていうような短くてインパクトがある台詞がなかったんだよなぁ…
「ちびまる子ちゃん」の『お姉ちゃん』である「咲子」が

「まる子のバカ！」
「バカまる子！」

って言っていそうなイメージはあるけど、うう～ん…
必ずって感じではないしなぁ…

それはともかくとして…
ついさっき水谷さんが最後のお姉ちゃんを演じられた「ちびまる子ちゃん」を見たよ。

『お姉ちゃんと写生大会に行く』『友蔵、まる子を叱りたい』

最後の最後の台詞は『友蔵』メイン回の方だけど、
個人的には『お姉ちゃんと写生大会に行く』を推したい。

写生大会に行こうとしてお母さんから

「お姉ちゃんと一緒に行ったら？」

と言われてまる子がこういう訳だ。

「お姉ちゃん何かと行きたくないよ～」

見ていてマジ切れしそうになったわ。

『テメー！このガキィィ！！（水谷さんの）お姉ちゃんとこれから２度と一緒に行けなくなるんだぞ！』

ってね。
お母さんがお弁当を作るって事で一緒に行く事になり絵を描く場所選びで苦労しつつ
ようやく絵を描く場所が決まったってぐらいでお腹が空いてお昼にするんだけどそこへ山田が水道で水を飲んでいた。
山田はお弁当を持って来なかったのだという。
それで、お姉ちゃんとまる子はお弁当を分けてあげる事にした。

「ありがとうだじょー。二人は命の恩人だじょー」

と言って去っていった。
最終的にお姉ちゃんとまる子の絵は大会で揃って佳作を選ばれたのだが
何と山田の作品が特別賞に選ばれたのだ。

そのタイトルは「いのちのおんじん」
お弁当をもらって笑顔の山田自身が大きく描かれた物であった。

何かそのタイトルにジ～ンと来たわ。
今まで様々なキャラクターに息を吹き込んで来られた水谷さん。
その声に心から惚れこんで辛い事があっても水谷さんの声を聞いて頑張ってこられた方や救われた方も数多くいるだろう。
これ以上ない特別賞と言っても過言ではない。

水谷さん。安らかに…

『ちびまる子ちゃん』姉役・水谷優子さんに追悼続々