カメラ大好きおばあちゃん パート2

写真を撮るのが大好きな、おばあちゃんのブログです。
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新・心のサプリ 心療内科医 海原純子 「時間の裁量権」 (毎日新聞)

2019年08月21日 | 日記
誰かに命令されてそれをしているのではなく、自分でそうしたいからそれをする、と決められることが大切なのだ。早く起きなさいと促され、 目覚まし時計をかけていやいやながら起きるのでは時間は活用できない。何をするにもそのひと時を充実させ活用し更に力を与えてくれるものにするには、 それを自分がしたいからするという能動的な姿勢でいられるかと、それをする時間を自分が決める裁量権があるかということになるだろう。
しかし一日を振り返ってみて自分の裁量で時間を決められることは、 ほとんどないのではないだろうか。仕事は決められた時間にしなければならないし、 昼休みの時間も決められている。習い事をするにもそれぞれ決められた時間がある。みんなが自分の裁量で動いていたら社会が動かなくなるから、取り決めは必要だが自分たちに時間の裁量権が少ないことを自覚して、 せめて一日の内どこかで自分を取り戻すひと時を作っておくことは心を回復させるために必要なのだと思う。
自分の裁量で「個の時間」を作るのだ。この時間は外的な刺激をなるべく少なくし、 あれこれ考えるのをやめ、一人で過ごす時間でもある。時間の長さでではなく、質が大切だ。
仕事に追われて疲れた時、 ビルの谷間のカフェに座って少しの時間一人で過ごす。 帰り道緑の多い歩道をゆっくり歩いてみる。この時間を自分の時間にするのだと決めて過ごすと、それが時間の質をアップさせてくれる。そしてその時間は心を乱す思考を立ち入り禁止にしてほしい。

私はここ数十年来朝は5時ごろに起きると決めて実行しているが、 人にこのことを話すとそんなに早く起きて何してんのと言われる‥バリスタで淹れた熱いコーヒーを飲みながら新聞を読んだり、当日の予定を確認したりして一時間ほどを過ごしている。 時間の裁量権を読んで毎朝5 時に起きると決めた朝一番の時間こそが、私にとって自分の裁量で決めた自分を取り戻す貴重な時間だったと分かりました。
今後もあまり大げさに考えないで今まで通り朝5時起きを続け、熱いコーヒーを飲みながらゆったりとした一時間を過ごしたいと思います。