国語に関する国民の意識や理解度を調べるため1995年度から毎年実施している。今回は今年2~3月に16歳以上の男女3590人に面接し1960人から回答を得た。
「憮然(ぶぜん)」 「砂をかむよう」を本来とは違う意味で使っている人が約6割いることが2018年度の調査で明らかになった。 また「論戦を張る」 「天地天命に誓って」のように辞書にない表現を使う人も増えており、文化庁の担当者は「言葉の意味が変化する過程なのかもしれない」と分析する。
「憮然」の意味を本来の「失望してぼんやりしている様子」と理解している人はわずか28.1%で56.7%の人が「腹を立てている様子」と考えていた。 「砂をかむよう」は本来は「無味乾燥でつまらない様子」という意味だが、56.9%の人が「悔しくてたまらない様子」と答えた。 「御の字」も本来の「大いにありがたい」は36.6%にとどまり、「一応、納得できる」という意味だと思っている人が49.9%だった。
論理を組み立てて議論を展開することを「論陣を張る」「論戦を張る」のどちらを使うか聞いたところ、本来の「論陣を張る」は29.5%にとどまり、辞書には載っていない「論戦を張る」を使う人が44.0%。「天地天命に誓って」「と天地神明に誓って」についても辞書にはない「天地天命」を使う人が53.7%を占めた。担当者は「いずれも日本語として問題がない。 日常的に使われ始めているのだろう」と新たな表現として定着しつつあるとみている。
行政文書などで使われている「ごみ」という表記よりも「ゴミ」の方がなじみがある。2018年度の「国語に関する世論調査」で、 公用文に使われる六つの単語表記について聞いたところ、 五つで別の表記を“支持”するという結果が出た。調査では、「ごみ」のほか「又は」「できる」「けが」「田植」「踏切」という公用文で使われる表現と別の書き方をそれぞれ比べ、どちらが良いと思うかを聞いた。“支持率”は、「ごみ」が20.8%▽「又は」28.2%▽「できる」38.6%▽「けが」32.2%「田植」17.7%と軒並み低かった。それぞれ「ゴミ」73.0%▽「または」65.0%▽「出来る」56.0%▽「ケガ」61.2%▽「田植え」77.9%。「踏切」だけは60.4%が公用文の表記を「よい」と答え「踏み切り」は35.2%だった。
「絆」は常用漢字ではないが、「この漢字を使うのがいい」と答えた人は90.0%に上った。11年の東日本大震災後に目にする機会が増え、 日本漢字能力検定協会の「今年の漢字」 に選ばれたことなどが背景にあるとみられる。
話は変わりますが新聞を読んでいて読み辛かったり、 読めなかったり、読めなくて意味も分からなかった漢字などメモしてあった内から幾つか書き出してみました。
詳(つまび)らかに・就中(なかんずく)・与(くみ)する・抗(あらが)う・轍(わだち)・憑依(ひょうい)・欺罔(ぎもう)・隠蔽(いんぺい)・鎬(しのぎ)を削る・購(あがな)うなどですが目で字面を追っている場合には読めているつもりですが、いざ声を出して読んでみると読み辛い漢字が多い‥(-_-;)
「憮然(ぶぜん)」 「砂をかむよう」を本来とは違う意味で使っている人が約6割いることが2018年度の調査で明らかになった。 また「論戦を張る」 「天地天命に誓って」のように辞書にない表現を使う人も増えており、文化庁の担当者は「言葉の意味が変化する過程なのかもしれない」と分析する。
「憮然」の意味を本来の「失望してぼんやりしている様子」と理解している人はわずか28.1%で56.7%の人が「腹を立てている様子」と考えていた。 「砂をかむよう」は本来は「無味乾燥でつまらない様子」という意味だが、56.9%の人が「悔しくてたまらない様子」と答えた。 「御の字」も本来の「大いにありがたい」は36.6%にとどまり、「一応、納得できる」という意味だと思っている人が49.9%だった。
論理を組み立てて議論を展開することを「論陣を張る」「論戦を張る」のどちらを使うか聞いたところ、本来の「論陣を張る」は29.5%にとどまり、辞書には載っていない「論戦を張る」を使う人が44.0%。「天地天命に誓って」「と天地神明に誓って」についても辞書にはない「天地天命」を使う人が53.7%を占めた。担当者は「いずれも日本語として問題がない。 日常的に使われ始めているのだろう」と新たな表現として定着しつつあるとみている。
行政文書などで使われている「ごみ」という表記よりも「ゴミ」の方がなじみがある。2018年度の「国語に関する世論調査」で、 公用文に使われる六つの単語表記について聞いたところ、 五つで別の表記を“支持”するという結果が出た。調査では、「ごみ」のほか「又は」「できる」「けが」「田植」「踏切」という公用文で使われる表現と別の書き方をそれぞれ比べ、どちらが良いと思うかを聞いた。“支持率”は、「ごみ」が20.8%▽「又は」28.2%▽「できる」38.6%▽「けが」32.2%「田植」17.7%と軒並み低かった。それぞれ「ゴミ」73.0%▽「または」65.0%▽「出来る」56.0%▽「ケガ」61.2%▽「田植え」77.9%。「踏切」だけは60.4%が公用文の表記を「よい」と答え「踏み切り」は35.2%だった。
「絆」は常用漢字ではないが、「この漢字を使うのがいい」と答えた人は90.0%に上った。11年の東日本大震災後に目にする機会が増え、 日本漢字能力検定協会の「今年の漢字」 に選ばれたことなどが背景にあるとみられる。
話は変わりますが新聞を読んでいて読み辛かったり、 読めなかったり、読めなくて意味も分からなかった漢字などメモしてあった内から幾つか書き出してみました。
詳(つまび)らかに・就中(なかんずく)・与(くみ)する・抗(あらが)う・轍(わだち)・憑依(ひょうい)・欺罔(ぎもう)・隠蔽(いんぺい)・鎬(しのぎ)を削る・購(あがな)うなどですが目で字面を追っている場合には読めているつもりですが、いざ声を出して読んでみると読み辛い漢字が多い‥(-_-;)