Fast Food Nation…

風邪気味なので、この休みはTSUTAYAにて映画を借りまくり見ていました…。ということで何とか風邪からは立ち直れたようです。

今回借りた映画の中で興味深かったのは、新しくリリースされたばかりの『Fast Food Nation』ですかね？アメリカのファースト・フード事情のお話なわけなのですが…、ここでも日本で今話題になっている食品への異物混入があったり…、今のアメリカ社会の縮図が見られるのです。

簡単なあらすじをお話しますと…、

アメリカのファースト・フードはとても色々な種類がありまして、その中でやはり多いのがハンバーガーですね！で、そのハンバーガーのパテを作っている工場では、どうやら多くのメキシコ人が働いてるようなのです。映画の中では国境を夜中に越えて密入国したメキシカン達が、闇のブローカーによって次々にここの工場に連れて来られては、牛の～解体～ミンチ～パテ～冷凍といった工程ラインに立って働かされるのです。

一見辛い仕事には見えるのですが、がしかしですね、メキシカンの人々はメキシコで働くとするとだいたい日給で2～3ドル程度しかもらえず、ここでは時給10ドル程度で採用されているので、仕事は辛いですが、数か月我慢してお金を貯めて国に帰ればかなり割が良いわけなのです。

しかしですね、長時間のシフトに人々はやがてドラッグを使用しながら働いたり、或いは長時間労働の末大けがをしてしまったメキシカンなどが沢山いるわけですが、当然密入国者なわけであるので、会社側もあまり良い対応をしてくれないわけです。要は使い捨てといった感じなのでしょう…。

そんな悪循環な工場で、実は更に最悪な事態が起こっておりまして…、どうやら牛肉の内臓を取り出す際に、腸から牛の大便が出てしまい…、かなりの高確率でミートパテは汚染されているという事態が起こったのでした…。

といった感じの内容なわけなのですが…、しかしこれは所謂フィクションとして作られている映画なわけですが…、おそらく話の内容の大部分はノンフィクションではないでしょうかね？？

実際僕がアメリカにいたころにもハンバーガーを食べた子供が集団食中毒を起こしたり…といった話は頻繁にニュースにでてきてましたし…、又、ドライブスルーなんかで注文を入れる際は、なるべく機嫌良く注文しないと…、ハンバーガーに唾を入れられたりといった細工をされると言われてまして…笑。

でもこれって要は日本と中国との関係にもかなり似ていたりするわけですね？この対中国とのやりとりもまたすべては大量生産＆大量消費目的に生産される商品になるわけですが、アメリカのファースト・フードもまた大量生産＆大量消費そして大量廃棄へと繋がるわけです。

おそらく今後はマス・プロダクション的な商品は環境問題的に考えても限界にきているわけで…、それがおそらくは今のアメリカ経済破綻につながっているような気がします。











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