播磨灘のメモ帳。

時空を超えて、播磨灘の周辺を徘徊する
姫路の市川のほとりに住む
豆石煌、豆石光と、市川のカッパのメモ帳です。火山豆・

〔27°-1〕五色塚古墳(その1)/電車が突っ切る前方後円墳。

2009年11月29日 | 播磨
電車が突っ切る前方後円墳。

電車の線路が突っ切る古墳で最も有名なのは、京都府の木津川市・山城町にある、
椿井大塚山古墳であろう。
古代史・考古学の教科書に必ず出ている。

◎ 椿井大塚山古墳は、古墳時代・初期の古墳。
    墳丘は全長   175m
    後円部の直径  110m  高さ20m
    前方部の長さ   80m  高さ10m
  その後円部を真横に、JR奈良線が突っ切る。

 その竪穴式石室から32面もの三角縁神獣鏡(卑弥呼の鏡?)が
 出土したコトで有名である。

  ◎JR奈良線も、奈良県内を通っていないコトで有名。(京都ーーー木津。)
   (木津ーーー奈良、は、関西本線。)
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◎ 五色塚古墳  ・パワースポット!
 日本史の教科書に必ず、写真が出ています、と思います。有名です。
 兵庫県最大の前方後円墳。
 神戸市垂水区五色山4丁目。(播磨国)。

 築造年代は、4世紀末ーー5世紀初頭。
 墳丘は、前方部が南南西の海の方に向いています。
   全長194m
   高さ、前方部  11,5m
      後円部  18m
  前方部は、現在より、もう3分の1長かった?? ようです。

(写真版は、wikipediaの 五色塚古墳など)
 

五色塚古墳も、その前方部を電車が突っ切ります。
このことは、あまり知られていないようだが、JR新快速も、山陽電車も、
古墳の中を走っている。のだ。
(JRの各駅停車の電車線は古墳のソト?らしい)
電車線を通す為に、古墳が30mほど削られたと聞く。
(一説には、古墳の長さ=300m?とある。国道2号線を越える?)
(その説による?モニュメントが、古墳の入り口にある?とかいう。)
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神戸・三宮に、姫路から毎日新快速で通う友人に、この話をしたが、
「電車から古墳など見えない」という。

実際、ほとんど見えないのである。          (灯台下暗し)
高速で走る新快速電車は、一瞬でその部を通過し、
また、単なる小山の切り通しにしか見えない。
注意深く見ようとしても、ヨク分からないのである。

その反対側の車窓には、美しい大阪湾が拡がっており、
そちらを見るのが正常人である。

JRなら、  舞子駅ーー垂水駅の間。
山陽電車なら、霞ヶ丘ーー垂水駅の間。のおはなし。
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アクセス。
五色塚古墳への最寄り駅は、山陽電車の「霞ヶ丘」駅です。
駅を出て線路の北側を東へ、歩、約5分。
見晴らしは最高です。 ◎東・南の  大阪湾。
               ◎南西の  明石海峡。 明石海峡大橋。
               ◎西の    播磨灘。


                         姫路・豆石光 記。
     

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