持続可能な未来に向けてWWFからの提言
③ IPPCによる報告
5月9日、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は、『再生可能エネルギー源と気候変動の緩和に関する
特別報告書』を発表しました。これは、再生可能エネルギーに関する現在の動向と今後の見通しを包括的に分析したものです。
この中でIPCCは、再生可能エネルギーが今後、最も急速に発展していくエネルギーであると予測し、
ほとんどの再生可能エネルギーは、今後数十年でコストが下がってくるとしました。
現在、化石燃料により発生した大量の温室効果ガスが地球温暖化を加速している一方、エネルギーの恩恵を
享受していない人々が異常気象などの被害を真っ先に被っています。
世界人口は増加、エネルギー需要も拡大し続ける中で、温暖化を防ぎながら、
公平に分かち合える安全なエネルギー源が必須ですが、それは恐らく、再生可能エネルギーしかないのではないでしょうか。
④ 今日からの行動が未来を決める
再生可能エネルギーがすべてのエネルギー需要をまかなえれば、
世界のエネルギー起源による二酸化炭素排出量を1990年比で80%削減できます。
今、私たちに最も求められていりのは、「これからは再生可能エネルギーを主要なエネルギー源にする」
と心を決め、それを最大限に活用するための仕組みを整えることです。
WWFは、再生可能エネルギーの導入に対するさまざまな疑問に答え、本格的な議論を進めるために、このレポートを発表しました。
現在、幾つかの国のWWFでは、レポートを参考に、国の政策にどう活かせるかを検討しています。
日本でも、大幅なエネルギー効率改善と原発の段階的な廃止を目指して活動しています。
『エネルギー・レポート』をかみくだいて説明しながら、新しいエネルギー源について考えるシリーズ連載を
WWFジャパンのウェブサイト上で監視しています。また、現在、「再生可能エネルギー100%」を目指す一環として、
署名活動を実施中です。ぜひ、ご賛同とご協力をお願いします。
40年後の未来を想像することは困難です。しかし過去を振り返れば、今から40年前に、誰が現在の社会を予測できたでしょうか?
この間、世界は劇的に変化しましたが、私たちはある日突然、生活を大きく変えたわけではなかったはずです。
望ましい未来の社会を築けるか否かは、私たち一人ひとりが、今日から何を選び、どんな政策を支持するかにかかっています。 WWFマガジン
WWFの10の提案
1 クリーン・エネルギー
最もエネルギー効率の高い製品のみ普及させる。
2050年までに全てに人にクリーン・エネルギーを供給できるよう、
既存および新たな再生可能エネルギー源の開発を行う。
2 送配電網
配電網および取引を通じて、クリーン・エネルギーの供給と売買ができるようにし、
さまざまな地域間で持続可能なエネルギー源を最大限に有効活用する。
3 エネルギーへのアクセス
全てのひとがエネルギーを使えるようにする。
途上国の全ての人にクリーンな電気を供給し、安全で持続可能なエネルギー利用を推進する。
4 投資
再生可能でクリーンなエネルギーとエネルギー効率の高い製品や建物に投資する。
5 食糧
食糧を粗末にしない。
土地を自然な状態に近づけ、持続可能な林業やバイオ燃料の生産を行うため、
効率的で持続可能な方法で生産された食糧を選ぶ。
全ての人が持つ、たんぱく質を摂取する権利を守るため、富裕層は肉の摂取を控える。
6 材料
廃棄物を最小にし、エネルギーを節約するために、リデュース・リュース・リサイクルを行なう。
耐久性の高い材料の開発をする。必要のないものは作らず、必要のないことはやらない。
7 輸送
公共交通の利用が大幅に増加するような、また、人やものの輸送距離を減らすようなインセンティブを提供する。
可能な用途は電化を進め、船舶・航空分野については、水素燃料や他の代替燃料の研究を支援する。
8 技術
エネルギー効率と、再生可能エネルギーの研究開発を促進する。
国レベル、二国間、多国間の行動計画を策定する。
9 持続可能性
再生可能エネルギーの拡大が、環境の保全と開発の目標を確実に両立できるようにするための
厳格な持続可能性基準を策定・施行する。
10 国際社会の合意
再生可能エネルギー拡充と、エネルギー効率の向上のために、世界の協力を促す指針となるような、
積極的な温暖化防止・エネルギー合意(「京都議定書」の第一約束期間に続く次期枠組み合意)を支援する。
WWFによる10の提言より
どれぐらい私が協力できるのかもわからないけど、福島の悲しい状況をみれば原子力発電に頼らない社会は
必要ではないかと思うのです。私たちだけが豊かでエネルギー使い放題でいいのでしょうか?
全ての人に安全でクリーンなエネルギーを供給したい、しなければいけない・・って!
できることは小さいけど、協力していきたいって思うのです。
これを読んでいただいた方があるとうれしいです。
WWFのウェブサイトを見ていただき、賛同していただけたら、ぜひぜひ署名をしていただきたいと思うのです。
③ IPPCによる報告
5月9日、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は、『再生可能エネルギー源と気候変動の緩和に関する
特別報告書』を発表しました。これは、再生可能エネルギーに関する現在の動向と今後の見通しを包括的に分析したものです。
この中でIPCCは、再生可能エネルギーが今後、最も急速に発展していくエネルギーであると予測し、
ほとんどの再生可能エネルギーは、今後数十年でコストが下がってくるとしました。
現在、化石燃料により発生した大量の温室効果ガスが地球温暖化を加速している一方、エネルギーの恩恵を
享受していない人々が異常気象などの被害を真っ先に被っています。
世界人口は増加、エネルギー需要も拡大し続ける中で、温暖化を防ぎながら、
公平に分かち合える安全なエネルギー源が必須ですが、それは恐らく、再生可能エネルギーしかないのではないでしょうか。
④ 今日からの行動が未来を決める
再生可能エネルギーがすべてのエネルギー需要をまかなえれば、
世界のエネルギー起源による二酸化炭素排出量を1990年比で80%削減できます。
今、私たちに最も求められていりのは、「これからは再生可能エネルギーを主要なエネルギー源にする」
と心を決め、それを最大限に活用するための仕組みを整えることです。
WWFは、再生可能エネルギーの導入に対するさまざまな疑問に答え、本格的な議論を進めるために、このレポートを発表しました。
現在、幾つかの国のWWFでは、レポートを参考に、国の政策にどう活かせるかを検討しています。
日本でも、大幅なエネルギー効率改善と原発の段階的な廃止を目指して活動しています。
『エネルギー・レポート』をかみくだいて説明しながら、新しいエネルギー源について考えるシリーズ連載を
WWFジャパンのウェブサイト上で監視しています。また、現在、「再生可能エネルギー100%」を目指す一環として、
署名活動を実施中です。ぜひ、ご賛同とご協力をお願いします。
40年後の未来を想像することは困難です。しかし過去を振り返れば、今から40年前に、誰が現在の社会を予測できたでしょうか?
この間、世界は劇的に変化しましたが、私たちはある日突然、生活を大きく変えたわけではなかったはずです。
望ましい未来の社会を築けるか否かは、私たち一人ひとりが、今日から何を選び、どんな政策を支持するかにかかっています。 WWFマガジン
WWFの10の提案
1 クリーン・エネルギー
最もエネルギー効率の高い製品のみ普及させる。
2050年までに全てに人にクリーン・エネルギーを供給できるよう、
既存および新たな再生可能エネルギー源の開発を行う。
2 送配電網
配電網および取引を通じて、クリーン・エネルギーの供給と売買ができるようにし、
さまざまな地域間で持続可能なエネルギー源を最大限に有効活用する。
3 エネルギーへのアクセス
全てのひとがエネルギーを使えるようにする。
途上国の全ての人にクリーンな電気を供給し、安全で持続可能なエネルギー利用を推進する。
4 投資
再生可能でクリーンなエネルギーとエネルギー効率の高い製品や建物に投資する。
5 食糧
食糧を粗末にしない。
土地を自然な状態に近づけ、持続可能な林業やバイオ燃料の生産を行うため、
効率的で持続可能な方法で生産された食糧を選ぶ。
全ての人が持つ、たんぱく質を摂取する権利を守るため、富裕層は肉の摂取を控える。
6 材料
廃棄物を最小にし、エネルギーを節約するために、リデュース・リュース・リサイクルを行なう。
耐久性の高い材料の開発をする。必要のないものは作らず、必要のないことはやらない。
7 輸送
公共交通の利用が大幅に増加するような、また、人やものの輸送距離を減らすようなインセンティブを提供する。
可能な用途は電化を進め、船舶・航空分野については、水素燃料や他の代替燃料の研究を支援する。
8 技術
エネルギー効率と、再生可能エネルギーの研究開発を促進する。
国レベル、二国間、多国間の行動計画を策定する。
9 持続可能性
再生可能エネルギーの拡大が、環境の保全と開発の目標を確実に両立できるようにするための
厳格な持続可能性基準を策定・施行する。
10 国際社会の合意
再生可能エネルギー拡充と、エネルギー効率の向上のために、世界の協力を促す指針となるような、
積極的な温暖化防止・エネルギー合意(「京都議定書」の第一約束期間に続く次期枠組み合意)を支援する。
WWFによる10の提言より
どれぐらい私が協力できるのかもわからないけど、福島の悲しい状況をみれば原子力発電に頼らない社会は
必要ではないかと思うのです。私たちだけが豊かでエネルギー使い放題でいいのでしょうか?
全ての人に安全でクリーンなエネルギーを供給したい、しなければいけない・・って!
できることは小さいけど、協力していきたいって思うのです。
これを読んでいただいた方があるとうれしいです。
WWFのウェブサイトを見ていただき、賛同していただけたら、ぜひぜひ署名をしていただきたいと思うのです。