視線 2007年09月19日 | 四方山話 スーパーの階段の踊り場で、年中さんか年長さんくらいの小さな女の子が一人でしゃがみこんでいた。癇癪を起こしてお母さんに置いていかれたのか、べそをかきながら小さい声で何かをイライラした口調で呟いている。 辺りを見回したが、目のつくところに親の姿はない。この物騒なご時勢である。こんな年頃の子を一人で置いておくのも気が引けて、声をかけた。 「どうしたの? ママは?」 彼女ははっと顔を上げた。次の瞬間 . . . 本文を読む