命 2008年06月09日 | お仕事 担当している利用者さんが亡くなった。九十歳を越えて、年齢的には不足はないと言われるようなお歳だった。 しかし人生に悔いはないかと聞かれると、きっと彼は悔いがあったろうと思う。認知症が相当進行していて、昔の話も最近の話も彼には意味のないものになっていたが、彼が昔中国で犯した罪についての記憶と悔恨だけは最後まで彼の中に残っていた。 戦争中の事だから、誰も彼を責めることはできない。実際、戦犯として . . . 本文を読む