丘を越えて~高遠響と申します~

ようおこし!まあ、あがんなはれ。仕事、趣味、子供、短編小説、なんでもありまっせ。好きなモン読んどくなはれ。

新たなる試練?

2009年10月22日 | 四方山話
 お母さんの仕事と言えば、編み物とか小物作りとか、そういうのを連想する人も多いのではないだろうか……。実は私、自慢じゃないが、お裁縫は大の苦手。家庭科でも調理は得意(というか、学生の頃から半分主婦だったので日常業務)だったが、裁縫はOut of the question! 要するに問題外!! 編み物もほとんどやったことないし、縫い物なんてせいぜいボタン付けと亭主のズボンの裾揚げくらい。だいたいミシンを持ってないし(笑)。仕事で患者さんに編み物を処方するにも、「ちなみに私、出来ませんから」
 などと、とんでもない前置きをしなくちゃならない(笑)。ほんまにOTかい? と疑惑をもたれそうだ。コレではイカン! とばかりに、産休中には「ちょっと妊婦みたいな事をしてみようかしらん」と思って編み物に挑戦したものの、三十分もしているとお腹が張って苦しくなるので結局完成せず(爆)。
 それが去年くらいから妙に裁縫づいている。

 きっかけはチビ共のダンスの発表会だった。零細ダンス教室なもので、衣装も自分達で用意しなくてはならない。ヒップホップと違ってモダン・ジャズなので、衣装も市販のTシャツとパンツって訳にはいかず、それぞれ縫わなくちゃならない羽目になった。

この私が。
裁縫。
それも衣装。

 それこそ気が狂いそうになりながら必死のパッチで用意したのだった。

 やっと発表会が終わったと思ったら、新しい振り付けの踊りでまたしても衣装を用意しなくちゃならない事になった。それも、
「この振り付けにあったイメージで、好きなように作ってみて~」
 はい~~~~~?! それはデザインも自分でしろってことかあああ?! ……泣きの涙。だいたい、布を買いに行く暇もなく……。この私にどうしろと?

 ままよ! とばかりに、納戸をひっかきまわして出てきたレースのカーテン。十年近く前に住んでいたマンションの窓にかかっていたやつで、今の家の窓にはサイズが合わないのでしまいこんでいたのだ。
 これが、案外と美しい生地でね。うんうん。
 開き直って、この生地を使って衣装を作成することにした。古代ギリシャのイメージの、簡単な巻きスカートと上半身のベール。
 ミシンがないので、当然手縫い。三晩かかってなんとか仕上げた。え? 出来はどうかって? それは聞いてはならないのじゃ!

 それでほっとしたのもつかの間、チビ太郎が新たな課題を持ってきた。クマ・フェチのチビ太郎は大小さまざまなクマの人形・ぬいぐるみをコレクションとしているのだが、そのうちの一匹であるテディ・ベアの足が取れたのだ。それも両足(汗)。これをくっつけろという……。
 初めて知ったのだが、テディの足って、車の車輪のように両足が同じ糸で止まってるんだね~。ってことは、胴体を貫通してボタンと足と胴体をくっつけるという事だ。
 ……経過は省略。とにかくなんとかくっつけた。

 妙に勢いづいたのか、最近読んでいる分厚い本にカバーを着けたくなった。そんでもって、大判のハンカチを利用してブックカバーを縫ってみた……。
 ……これについても出来はきかないように。

 これはちえぞー生誕四十年にして新たな趣味の世界を発見か?! と一瞬思ったが、右手は痺れてるし、目は老眼が始まっているので、こんなモン、絶対に趣味にはしたくないとつくづく再確認したのであった(笑)。


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