丘を越えて~高遠響と申します~

ようおこし!まあ、あがんなはれ。仕事、趣味、子供、短編小説、なんでもありまっせ。好きなモン読んどくなはれ。

厳しい選択

2008年08月09日 | 趣味
 先日編集者に送った原稿について、担当さんから返事が来た。一言で言うと、かなり厳しい内容。もっとも私としても書きながら感じていたことを、そのまま指摘されたという感じではあるが……。

 書き直しに手をつけるかどうか、やる気はあるかという選択をまず迫られている。正直なところ、非常に悩ましいところだ。まず書き直しに手をつけること自体は、まあ、いい。忙しいけど、なんとか取り組む気がない事はない。ただ、問題は取り掛かったところで完成を見るかどうか。正直なところその自信がない。

 今回取り上げた題材が非常に難しかった。現実の政治経済の状況をあまりにも色濃く反映させているというのが、一番難しいポイントで、自分の頭にある知識や、付け焼刃の知識ではどうにも足りないという実感は執筆作業中、常に付きまとっていた。かなりの量の資料に目を通しはしたが、読めば読むほどドツボにはまる感じ。真山仁じゃあるまいし、政治経済ネタの娯楽小説が書けるほど私は賢くない。
 この問題を解決するには、いっそ現実世界からかけ離れた設定とか、作品の世界観をがらっと換えるしかないのかもしれない。

 しかしながら、ということは、一からやり直しという訳で。また四ヶ月ほどかかって苦しみながら書く訳だ。で、面白いものが書けるかどうか、全く見通しはたたない。

 さて、編集者になんと言って返事をすべきか。これでこの話を断ったら、次は無いのだろうか。もう一回、別の作品で挑戦というのは全くあり得ない話なのだろうか。タダでさえ忙しい今年、これ以上睡眠時間削って、体力削って、あれもこれも全力で取り組むというのはかなり難しい。今でも瞼にチック症状が出ているくらいなのに……。嗚呼、全てが悩ましい……。




 と、まあ、こんな事で悩んでいますが(笑)。よくよく考えたら、本を出してもらえたのは、物凄くラッキーな事で、それだけでも宝くじで百万円当たったくらいの価値はあるんですよね。そうそうラッキーな事が続くハズもなく、自分の実力もまだまだ発展途上な訳ですわ。仮にこれでアルファポリス社さんとのご縁が一度切れたとしても、今後またぼちぼち精進しながら、投稿三昧な生活に戻れば良い訳で……。

 そんな事を考えていたら、なんとなく気が楽になった(笑)。私って、単細胞だなぁ。

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