丘を越えて~高遠響と申します~

ようおこし!まあ、あがんなはれ。仕事、趣味、子供、短編小説、なんでもありまっせ。好きなモン読んどくなはれ。

「崖の上のポニョ」を観た!

2008年08月11日 | レビュウ
 ♪ぽ~にょぽ~にょぽにょ 魚の子
 崖の上に やってきた~♪

 まるで壊れたレコードようにチビ共がこのフレーズを歌いまくっていたので、すっかり刷り込まれてしまいました(笑)。で、チビ共と一緒に観て参りました。

 世間の評価は真っ二つだそうで。「とんでもなくしょうもない」という意見と、「いやあさすが宮崎さん」という意見。私はというと、どちらかというと後者寄りでしょうか。正直なところ「さすが宮崎アニメ」とは思いませんでしたが、
「とんでもなくしょうもない」とも思いませんでした。

 近年の宮崎アニメはその絵の美しさに定評があります。勿論、今のご時勢、CG使いまくりですよ。今回のポニョは宮崎さんが手書きのアニメーションにこだわったというところがもっともミソなのです。そしてその原点回帰は絵だけではなく、話自体にも見られました。
 そう、私達が子供の頃に観た、「アルプスの少女ハイジ」、「パンダコパンダ」の世界なのですよ。
 そう思えばポニョは間違いなく、子供(それも幼児)のための良質のアニメなのです。それ以上でもそれ以下でもありません。

 だからそこには大人が共感するような複雑な感情は要らないのです。必要なのは「好きなものは好き!」それだけ。
 そこにあえて小難しいテーマを見出すならば、「理由なしに物事の本質を受け入れる柔軟さと寛容さ」とでも言いましょうか。
 でも、これってある意味、今の大人たちにはとても難しいことなのです。自分すら受け入れられない事があるのですから。自分の事を自分で受け入れられるかどうか。子供を親がそのままの姿で受け入れられるかどうか。……そう問われると、確信を持って「はい!」と答えられる人は、そう多くはないはず。
 ポニョの世界はそれがまかり通るのです。少々、乱暴なやり方ではありますが(笑)。

 パンフレットにあった言葉「不安と神経症の時代」。まさにその通りでしょう。そんな世の中だからこそ、ありのままに受け入れる寛容さを宮崎さんは描きたかったのかな~。

 ただ、個人的には「パンダコパンダ」の方が好きだけど(笑)。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (カミュ)
2008-08-11 19:18:37
なるほど。なかなか見ると得るものがありそうですね。なんだか結婚して子供が欲しくなってきた(笑)
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ぜひ! (ちえぞー)
2008-08-11 21:57:26
>カミュさま
得るものがあるかどうかは……(笑)。子供目線で観るのが一番正しい見方かもしれません。
 
結婚→子供というプロセスもいずれは挑戦してくださいね~
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