丘を越えて~高遠響と申します~

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めざせ、世界征服!~関西弁増殖計画~

2006年03月09日 | 四方山話

 ブックマークに載せていますが、「新選組!!」のサイトで山本耕史と片岡愛之助の対談が公開されていまして、ちょこっと(全部聞いている時間はとても無い・・・)聞いてみました。内容はともかく、ヤマコーと愛之助さんの言葉の違いがなかなか興味深いものがありました。
 山本耕史は聞くところによると新宿生まれの「チャキチャキの江戸っ子」だそうで。「べらんめぃ!こちとら江戸っ子よ!!」などといいながら鼻をこするかどうかは定かではありませんが、キャラクターは江戸のイナセなニイチャンである事は疑う余地なしでしょうな。ところで新宿というとベタベタな南河内の私にとっては、「新宿ごちそうビル」(阿倍野にあるのに何故新宿?)くらいしか思いつかないのですが・・・。
 一方、片岡愛之助は上方歌舞伎の若手ということでテレビではわかりませんでしたが、トークはなんとも品のある関西弁。落ち着きがあって「エエ氏のボン」といった風情でなかなか味があります。落語といい、歌舞伎といい、上方芸能の方の大阪弁はホンマによろしいなぁ・・・。聞いていてほっとします。ちなみに私は河内弁と大阪弁のチャンポンに加え、最近は南河内・年寄りモードも入っているので正当な大阪弁とはだいぶ違います。
 江戸っ子と大阪のボンのトークを聞いていてあまり違和感を感じないのが不思議でした。

 そういえば、ここ十年ぐらいで関西弁の全国普及率は確実に上がりましたね。二十年近く前に東京に行った時には、電車の中で友人と話していると「君たち、大阪から来たの?」などとサラリーマンのおっちゃんに話しかけられたり、山手線で母としゃべっていると5歳くらいの少年が「ねぇ、パパ、大阪弁喋れる?」なんてお父さんに聞いているなんて情景に出会ったりと、結構珍しがられたものです。地方に行っても友人と騒いでいる間に、周りの高校生達が静まり返っていた・・・なんて事もあったっけな。(そんな珍獣を見るような目で見んといて・・・)
 それがアナタ、いまやテレビをつけると関西出身の芸能人が芝居はともかくバラエティーやトーク番組では臆することなく堂々と関西弁丸出しで喋っているではありませんか。ビジネスに厳しいジャニーズでも関西弁はOKなんですなぁ。観ている方も関西弁だからといってあまり「あ、この人関西人?」と意識しなくなりつつあります。まぁ、私が関西人だから余計でしょうけど。この勢いはなんでしょうね?まさか「探偵ナイトスクープ」が全国ネットになったから(笑)??

 関西弁はついに「天下統一」を成し遂げるのか?!いやいや、天下統一で満足していてはアキマヘン。目指すは世界征服や!アメリカには既にスティーブン・セガールという強力な関西人がおりまんがな。関西人よ!世界に散らばって関西弁で地球を支配しまひょ!!
 ・・・でも海外で関西のオバチャンに会うと物凄い恥ずかしいのはなんでやろか。

 



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