丘を越えて~高遠響と申します~

ようおこし!まあ、あがんなはれ。仕事、趣味、子供、短編小説、なんでもありまっせ。好きなモン読んどくなはれ。

本と私とチビ太郎

2008年02月07日 | お子様
 出版社から本が届いた。契約書に書かれてあった「著者贈呈分」と、自ら営業活動に回る用(嗚呼、特別攻撃営業隊《笑》)に二十冊ほど頼んでおいたのだ。


 胸を躍らせながら、箱のガムテープを剥がす。
「お? まぁ、丁寧にエアシートで包んでくれてるわ~。」
 本が傷つかないように包んでくれてあったエアシートを慎重に外して……。
「ハ、ハードカバーぢゃないですか?! なんとゴージャスなのでしょう。」
 思わずうっとりと本の装丁に見惚れる私。

 そこへやって参りましたのは我が家の悪戯クマの子・ご存知チビ太郎。
 箱を覗いて、目を輝かせ、
「うわあああ、お母さん! すご~い!!」
 そうだよ、息子! 母ちゃんはついにやったよ!! そう言いながら息子を抱きしめようかと思ったその時であった。
「めっちゃ仰山プチプチあるぅ!! チビ太郎にプチプチさせてなあ!!」

……はい? プチプチ? 
プチプチと言いますと、もしかして、このエアシートの事ですか???

思わず吉本のギャグのように、その場でコケた。

こらぁ! チビ太郎!! 面白すぎるぞ、そのリアクション!!!

まぁ、要するに、チビ太郎にとって私の出版なんぞ、所詮その程度のモンと言う事で(笑)。母ちゃんは現実に引き戻されたのであった。

 浮かれてないで地道に頑張れよ、ってことやね。は~い、頑張りますぅ。なぁ、チビ太郎や、また出版社からエアシート、送られてきたらええなぁ(笑)。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿