賞味期限

　不二家の賞味期限切れ牛乳使用の話が騒がれている。以前に雪印の暴挙があっただけに神経質になるのはわかるけれど、ちょっと疑問に思うのも又確かだ。
　そもそも一昔前には賞味期限ではなく、製造年月日が表示されていた。表示が切り替わった当時は「賞味期限って、何が基準だかわからない。製造年月日の方がいいなぁ・・・。」と子供心（？）に思ったものだ。いい大人になって主婦になった今もその思いは心の中にある。
　だいたい人間の五感なんてものは使わないとどんどん鈍くなる。そもそも嗅覚や味覚なんてものは特に「食べられるか否か」を判断するために特化した器官だ。それを使わない現代人（現代の日本人）って、生物として間違っているのではないだろうか？？
　誤解を招くと困るので補足するが、「賞味期限切れのものを使ってもいい」と言っている訳ではない。不特定多数の人が食べるものを怪しい材料で作るのはやっぱりイカン事ではある。でもその「怪しい」基準をもうちょっと考えた方がいいのではないかと思うのだな・・・。製造からどれくらいで本当に食べられなくなるかとか、業界レベルでの基準を作ってそれで製造する方がいいんじゃないのだろうか。一日くらいの消費期限切れなら使いたくなるのが人情だ。それも60キロの牛乳・・・。火を通せば大丈夫やろ・・・なんて思うのが普通だと、ちょっと不二家に同情するのである。
　だってさ～、家の調味料なんて賞味期限内に使い切った事ないもん。ひどいヤツなんか一年くらい前にきれてたりするけど（パプリカとかシナモンとか）、お腹こわしたことないし（笑）、匂いだってそう変わらないよ？納豆なんか一週間くらい切れてても死なないし、お腹もこわさないよ（但し子供には食べさせないけど）。
　日本人が東南アジアや中国で地元の物を食べて、お腹を壊す事が多いとよく聞くが、ちえぞーファミリーはきっと大丈夫だろうな。普段から鍛えているから（笑）。年配の方だって結構いい加減な物を食べて長生きしていることだし、あまり神経質にならない方が絶対いいって（笑）。