ナカニシヤ出版発行の「鈴鹿の山と谷」西尾寿一著、です。発行年は昭和62年から平成4年にわたって。
「鈴鹿山地を登山の観点からだけでなく有史以前から営々と築かれて来た人間との共通のドラマを追うという形で漂泊型の登山を実行して約10年を経たが膨大な地名や地形のデータの中から役立ちそうなものを残しておきたいとの願いから書きはじめたものが本編である」と著者もいっているように、ガイドだけでなく歴史伝承までに踏み込んだスゴイ情報量の書物です。鈴鹿の山のバイブルで、他にこれに匹敵するような書物はありません。
谷の遡行図も満載、モノクロながら貴重な写真も豊富でもうお腹いっぱいです。
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