滋賀県・京都府とその周辺の山と滝

比良・鈴鹿山等の滋賀の山や京都北山を中心とした、山登り・滝巡りなどを写真で綴る個人記録帳です。

2002.10.06 山梨県金峰山

2002-10-06 16:31:43 | 中部地方の山と滝
2002.10.06[瑞牆山荘~富士見平小屋~大日小屋~大日岩~金峰山往復]with MIK
久しぶりの高山。昨年の最高峰は雨飾山で2000メートルに満たなかったから、2000メートルを超えたのは一昨年の北アルプス薬師岳以来ということになる。前日は白州町の尾白川渓谷で足を慣らしており、本日も快食快便、天気も上々で調子は最高潮だった。ところが歩き始めてすぐ、足が上がらず腰が怠いことに気がつく。次第に腰の怠さは増して足に力が入らなくなってきた。しかし貴重な休日でせっかくここまで来たのだからと、とりあえずは山頂の見える大日岩までは行かねばならぬと登山を続けることにした。近場の山なら諦めるところだが、登山道周辺の変化に富んだ風景にも助けられ、大日岩まで休み休みやって来た。視界は広がり南アルプスの山並みが雲の上に浮かんでいる。山頂からの風景はもっと素晴らしいだろうなと思い浮かべると、やはり山頂まで行きたくなってきた。怠さはそれ以上増すことがなかったので、時間はかかるものの一歩一歩山頂を目指した。高度が増すにつれ後方に瑞牆山の勇壮な姿が望め、金峰山山頂の五丈石も見えてきた。森林限界からは岩の積み重なった登山道となり段差が大きく、足をあげるのに腰がつらかったが、それでもなるべくつらさを思わずいい景色を見るようにした。紅葉は急斜面の山腹をはうようにせりあがっており、針葉樹の緑と絶妙のコントラストを見せていた。しかし天気予報通り空は曇ってきて、南アルプスの山並みは雲に隠れてしまった。急にガスも南斜面からまとわりつくように上がってくるようになり、ようやくたどり着いた山頂からの展望は望めずに残念だった。風も吹き出し太陽は隠れたのでにわかに寒くなり、五丈石の岩陰に隠れて昼食をとった。それでも、辛かったのによくやったとのご褒美とばかりに、時々切れる雲の間から遠く富士山が姿を現せてくれた。寒いので長居はできず、元来た道を下り始める。下りでは腰の怠さは大丈夫なようだ。再び晴れてきた空の下、変化に富んだ森を撮影しながら快適に高度を下げ、大日岩から大日平へくだって行く。このコースは人も少なく変化に富んだ風景と森を楽しめ、また来たいと思うところだった。次回は今回予約を断られた山頂の小屋に泊まって夕刻と朝方の静かな時の流れを感じてみたい。

















































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