〜2008年10月、コンラッド・アンカー、ジミー・チン、レナン・オズタークの3人はメルー峰へ挑むため、インドに到着した。7日間のはずだった登山は、巨大な吹雪に足止めされ、20日間に及ぶ氷点下でのサバイバルへと変貌。過去の多くのクライマーたちと同じく、彼らの挑戦は失敗に終わった。難攻不落の山頂まで残りわずか100メートルのところで。
敗北感にまみれたアンカー、チン、オズタークの3人は、二度とメルーには挑まないと誓い、普段の生活へ戻っていく。ところが故郷へ帰ったとたん、肉体的にも精神的にも苦しい数々の苦難に見舞われる。一方、心の中のメルーの呼び声が止むこともなかった。そして2011年9月、コンラッドは2人の親友を説得し、シャークスフィンへの再挑戦を決意。それは前回以上に過酷なチャレンジとなった……。
友情、犠牲、希望、そして人間の奥底に眠る、原始的な冒険心について描いた、壮大なスケールの映像美で綴られる山岳ヒューマン・ドキュメンタリー 〜
http://meru-movie.jp/sp/
(MELU オフィシャルサイトより)
(出典:”Shark’s Fin Full Report – Alpinist.com” by Mariah Coley , Photo by Jimmy Chin)
Amazon primeで無料だったため、三連休最後の夜に観た映画。
今の僕に一番届いたものはオフィシャルサイト内、以下のコメントだった。
「情熱の追求は必ずしも美しいものではないということも伝えたかった。そこには葛藤や、迷いや、苦しい妥協が溢れている。自身の心に従いながら、他人への責任を果たすことはとても難しい。私もよく自問します。一体どこで線を引けばよいのか、と。」
監督/山岳カメラマン/クライマー
ジミー・チン
僕は日帰り登山くらいしかしたことがない。
蓼科山で大満足した程度だ。
登山が特段好きなわけではない僕は、恥ずかしながらこの3人のことは何も知らないまま鑑賞。
それでも次第に、映像の美しさとともに、3人のクライマーに引きこまれた。
常に自問自答を繰り返しながら、目の前に向き合い続けている3人。その三者三様のドラマを見せてもらえた。
心がブルブル震えた、素敵な映画でした。
久々に登山&写真、トライしようかなぁ。