お正月には、なんだか懐かしい気持ちになることが、いっぱいあります。
もうずっと会っていない友人から年賀状が届いたり、実家では、母や妹たちと一緒に台所に立ちながらさんざんおしゃべりして、話の端々にひょいっと子供の頃の楽しかったことや切なかったことや可笑しかったことが顔を出したり。
そして今年のお正月は、中学の同窓会(同期会)があって、出席してきました。
とはいっても、実は私はその中学を卒業していないばかりか、通ってさえいなかったのです。その中学校に進むはずの小学校に、5年生の秋から6年生の春にかけてたった半年あまり通っただけ。そして、高校生になってからまたその地域(そして、今も住んでいる地域)に戻ったので、高校には、同じ中学校区から通った友人が何人かいて、あいつもあいつも来るからおいでよ、と今回の中学校同窓会に誘ってもらったのです。
そんなわけなので、本来同窓生ではないうえ、どちらかというと人見知りの私は、ぎりぎりまで迷ったのですけれど、なんだか、行ってみようかな、という気持ちになって。
会場には、すぐにわかった高校や大学で一緒だった何人かをはじめ、今、地域でおつきあいのある人も数人。その中には同期と知らなかった人も。そして小学校の半年を思い出せる顔が、思ったよりもたくさん。学校から雪合戦しながら一緒に帰った男の子、転校するとき写真をくれた目のくりっとした女の子、江戸川乱歩を貸してくれた男の子。いつもにこにこしていたあの子、エレクトーンが上手だったあの人。そして、たぶん今回初めて話をした人たち。
和やかないい会でした。それぞれに、それぞれの年月を重ねて、いい大人になって。
ほかの人たちは、15才の頃を思い出していたのでしょうけれど、私は10才から11才の、髪が短くてやせっぽっちで、不器用で口数の少ない、小学生の自分に再会したみたいでした。広い外の世界に対してとっても小さく見えるその女の子に、もし声をかけるとしたら、「だいじょうぶだよ」って言ってあげよう。あまり大きな進歩はないかもしれないけどね。
もうずっと会っていない友人から年賀状が届いたり、実家では、母や妹たちと一緒に台所に立ちながらさんざんおしゃべりして、話の端々にひょいっと子供の頃の楽しかったことや切なかったことや可笑しかったことが顔を出したり。
そして今年のお正月は、中学の同窓会(同期会)があって、出席してきました。
とはいっても、実は私はその中学を卒業していないばかりか、通ってさえいなかったのです。その中学校に進むはずの小学校に、5年生の秋から6年生の春にかけてたった半年あまり通っただけ。そして、高校生になってからまたその地域(そして、今も住んでいる地域)に戻ったので、高校には、同じ中学校区から通った友人が何人かいて、あいつもあいつも来るからおいでよ、と今回の中学校同窓会に誘ってもらったのです。
そんなわけなので、本来同窓生ではないうえ、どちらかというと人見知りの私は、ぎりぎりまで迷ったのですけれど、なんだか、行ってみようかな、という気持ちになって。
会場には、すぐにわかった高校や大学で一緒だった何人かをはじめ、今、地域でおつきあいのある人も数人。その中には同期と知らなかった人も。そして小学校の半年を思い出せる顔が、思ったよりもたくさん。学校から雪合戦しながら一緒に帰った男の子、転校するとき写真をくれた目のくりっとした女の子、江戸川乱歩を貸してくれた男の子。いつもにこにこしていたあの子、エレクトーンが上手だったあの人。そして、たぶん今回初めて話をした人たち。
和やかないい会でした。それぞれに、それぞれの年月を重ねて、いい大人になって。
ほかの人たちは、15才の頃を思い出していたのでしょうけれど、私は10才から11才の、髪が短くてやせっぽっちで、不器用で口数の少ない、小学生の自分に再会したみたいでした。広い外の世界に対してとっても小さく見えるその女の子に、もし声をかけるとしたら、「だいじょうぶだよ」って言ってあげよう。あまり大きな進歩はないかもしれないけどね。