そして昨日の夜は、パイヴィ・オッリカイネンさんをゲストに迎えて、ラウマの今年最後のライブを、今年もたくさんお世話になった「のや」さんで。
前半はラウマコーナー。嵯峨さんの演奏はこの日も冴えていましたよ~。革張りの馬頭琴・革馬くんの繊細な音色のカレワラや、モンゴル民謡の「深い海」や「オヨーダイ」の美しさにも、隣りで演奏していて聴き惚れます。トプショールと喉歌のソロもかっこよかった。曲の最後を締める「シュッ!」が打ち上げで話題に。馬を走らせる鞭の音。そしてそれは、歌を野に放つということに通じるのだそう。すばらしい。
休憩をはさんでパイヴィさんのソロコーナー。クリスマスソングから始まって、エルトン・ジョンやビリー・ジョエル、そしてパイヴィが一番好きなアーティスト、マイケル・ジャクソンのナンバーやゴスペルを、美しい歌と、ビートの利いたカンテレで。
弦のダンピングや、弦やボディを叩く音も生かしたパーカッシヴな演奏法は、タッピングギターの手法を参考にしてパイヴィ自身が編み出したのだそう。細やかなレバー操作でコードのニュアンスをきっちり追って、タッチやミュートによって表情を豊かに変化させる彼女の演奏からは学ぶところがたくさんです。
最後は3人で、嵯峨さんの曲と、パイヴィのうたが素敵な”More Than Words”、そして、5曲からなるゴージャスなクリスマス・メドレーを。とても楽しい夜になりました。パイヴィ、嵯峨さん、ありがとう!
寒い中聴きにきて下さった皆様、そしていつも素晴らしいライブの場と、美味しすぎる打ち上げまでご用意下さる「のや」さん、ほんとうにありがとうございました!!