昨日から一宮市議会の一般質問が行われ、昨日6議員、今日6議員が終り、明日から12日までに残り8議員となりました。
昨日、今日の両日に多くの議員が循環器呼吸器センター(旧尾張病院)と一宮市民病院との統合について質問されました。
また、市民の運動で循呼センターの統合廃止とならないための署名活動も進められているようです。
私は、平成19年の9月議会で一宮市民病院が救急救命センターを担うことに、44議員中、43対1で唯一一人で反対しました。
この時にすでに今日の状況になり得る予測は出来たと思います。
それは、救急救命センターを担うためには、一宮市民病院に不足している診療科目として循環器の診療科と麻酔の診療科があるからです。
一宮市民病院として救急救命センターを開設するために、今後必ず新設しなければならない診療科なのです。
しかし、尾張西部医療圏内には県立循環器呼吸器センターがあり、大学病院から双方への医師派遣は困難です。
そこで、一宮市民病院が循呼センターの循環器の専門医療チームを譲り受け入れなければなりません。
したがって、県立循呼センターは、結核病棟と感染症病棟だけが残ることになってしますので、一宮市民病院に「おまけ」として押し付けられることになります。
私は一宮市民病院で救急救命センターを担うことは反対でした。
一宮市内では民間病院の大雄会病院で救急救命センターの施設が完成しているからです。
医師の確保も順調に進んでいると聞いています。
民間で出来ることは、民間でお願いし、どこにも担い手が無い時は官が担うそれが行政の基本姿勢と考えます。
しかし、すでに一宮市民病院には、今建設中の工事が完成すると、200億円以上の投資となり、私は今後これ以上市民の負担とならないような病院経営にしていただくよう強く望みます。