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TENNIS COACH DIARY

ハンサム木全のたわごとです

7月1日その1(1311)

2008-07-09 23:54:31 | OUATTフランス遠征2008
7月1日(火曜日)

朝7時朝食。今日もりんはとってもおいしいオレンジジュースに砂糖を入れて飲んでいます。レイのお気に入りピンクのアディダスポロシャツは、昨日の乾燥機で縮み、へそ出しルックになったため、おさがりとしてあゆみへ。あゆみはルンルンで着てます。昨日よりバスは早めにお迎えに。朝の練習コート取りは戦争です、バスが会場に着いてこコートにのんびり歩いて向かっている場合ではありません。あゆみ達は練習してたら、他の子たちに「予約してあるから」といわれコートを奪われたそうです。

●レイ(10&U)4-5(4),5-3,1-5 PAOLA Maza(プエルトリコ10歳以下1位)
序盤レイは少し硬さが目立ちイージーミスが多い。0-2から少し落ち着き、いいプレーが出始めた。1-2で相手にイージーミスが出始める、相手はかっとしやすい性格なのかキレぎみ。レイはとても攻撃的なプレーをする。
プエルトリコの応援はマナーがいい。レイのナイスショットにも拍手してくれる。
3-3からレイのミスが先に出て、相手集中取り戻す、タイブレ突入。
タイブレの3-4、相手がこれでタイブレークは終わりだ(私がタイブレ勝った)と主張、パオラの父さんが本部に確認に行く。(プエルトリコでは4ポイント取ったらタイブレ終了なのかな???)普通のタイブレと判明し7ポイントまで行う、タイブレ4-7で落とす。


セカンドセットゲームカウント0-1の30-30の時、相手が40-15とコールしてファーストサーブを打ってきたので、レイはそのボールを止め、「カウントがちがう」と主張。しばらく話し合い、カウントが30-30が正しかったことは納得してくれたのだが、「今のサーブラケットでさわったから私のポイントになる」と相手が主張。レイは日本ルールで「明らかに打ち返す動作ではなく止めた」と主張するが、相手は「手をあげなかった」とプエルトリコルールを主張。こんな風に各国で、微妙にルールが異なるためのトラブルも多い。結局、相手が折れてくれた。
レイはいい時と悪い時の差がはげしく、このセットは3-3から2ゲーム連取して5-3でゲット。しかしファイナルセットは1-5で落とし負け。


●ひか(10&U)4-5,2-5 FERRARI Paolina(アメリカ)
レイの試合を見ているうちに終わってしまった。最初の2ポイントひかが取ったら、相手は泣き始めたとか、相手はシャラポワ以上の叫び声で打つけどたいしてうまくない、とか、ファーストも3-1でリードしているとかの情報がきたので、楽勝かと思って、そのままレイの試合を見ていたら、なんと逆転負けしてしまったらしい。
相手は根性だけで勝つとのこと。
ミスした時に、ショックをあらわにしてすわりこんだりしたら、相手を助けることになり、自分をよわくするよー、ひか。



相変わらず日本チーム全敗中~。

○あゆみ(9&Uコンソレ)5-1,5-0 KONSTANTINOS Kampouris(ギリシャ)
ギリシャのロードス島から来たコンスタンティノス、カンポウリスちゃん、ギリシャ神話からそのまま抜け出してきたようなお名前の初心者ちゃん。トスの仕方がわからず、まずはトスのやりかた教えから試合が始まる。短いジュニアラケットでプレー、入ったかアウトかのジャッジはすべてお父さんが行う。チェンジコートではお父さんは普通にベンチに行って、娘とお話したり、水を飲ませてあげたりしていた。お兄ちゃんが出場するので、ついでに妹も出すかっ!というようなムード。
でも日本チームの連敗記録をあゆみが止めたっ!!


全員のりりしい姿っ!!↓


毎日上空をこんな2つくっついた飛行機が飛びます、うしろの飛行機はエンジンなしで、このあときりはなして空の旅を楽しむようです。↓


つづく
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6月30日その2(1310)

2008-07-08 23:39:35 | OUATTフランス遠征2008
●かずま(14&U)7-6(6),3-6,3-6MATHURIN Mario(マルティネク、カリビアンアイランドにある国らしい、相手はモンブラン頭のバナナマンくん)
試合が始まってしばらく見た感じ、あまりたいしたことない相手…6060で勝てそう…な、くらいの実力?と思った。…が、あゆみが「相手突然強くなった」と言ったとおり、最初わざと実力を隠していたのか、単に緊張して調子が悪かっただけなのかわからないが、互角くらいの実力とわかってきた。
かずまはうまく組み立てるが決定力がなく、最終的に長いラリーをミスしてしまう。相手もイージーな決め球ミスなどしてくる。3時間オーバーのロングマッチとなった。
中盤、ふたりともナイスプレーの応酬で、いい試合となってくる。
終盤はかずまの感情のコントロールがだめになり、ミスってわめく場面が増えてきた。もっと心が崩れなくならないとダメだよ!


●しんのすけ(12&U)3-6,1-6PERREAU SAUSSINEG(フランス12歳以下20~30位くらい)
試合前の練習を見ただけで、相手は動きがなめらかで無駄がなく、足もかなり早くできない技術がない!こりゃ0-6,0-6で負けるかな?
…と思ったら、立ち上がりしんのすけはすばらしいプレーをする。イージーミスなく相手を振り回し、走り回らせ、最後に決める。今まで見た中では最高のプレーだ。
しかし、長くは続かない。次第に相手は実力を発揮し、しんのすけのミスが増えてきた。相手は振られてもあきらめずにボールをよく追いかける、スライディングキャッチ&ころぶシーンがしばしば見られた。日本ではこういう選手にはめったに出会わない、松浦ゆうたを思い出させた。


●リューりさ(11&Uラウンドロビン)1-6,0-6BASTEN Maartje(オランダ12歳以下4位)
相手は長身、フラット系のいいボールを打ってくる。リューりさワールドを発揮するには少しボールが速すぎてコントロールできない状況。相手の子は試合後、きらきら輝く笑顔でやってきて、りさにアイスをおごってくれた。オランダでは勝者が敗者にジュースなどをおごるのが習慣。とってもいいお友達になった。


りんぺい語録 プールに入りたい話ばかりしているりんぺいに
木全:「りんぺいはプール入るついでに、テニスの試合もやりにきたんだよねー(皮肉のつもりで)」すると…
りんぺい:「うんっ(笑顔)」
木全:(心の中で)「がーーーん、テニスのついでにプールって聞き間違えたのかな??それとも本心???う~~~~ん」


あゆみ語録
木全:「あゆみ、コート空いてるから練習できるかもよ、本部で練習コートあるか聞いてきてごらん!」
あゆみ:「何て言えばいいですか?」
木全:「練習コートはプラクティスコート、これで通じるよ」
あゆみ:「はーい、プラクティスコート、プラクティスコート」
(本部に向かって遠ざかりながら)
あゆみ:「プラクティスコート、プラクティスコート、プラスティックコート、プラスティックコート…」
木全:「プラスティック??ま、いいかー」

クラブには小さなかわいい花がたくさん咲いていて、あゆみとちばりさでお気に入りの花だけ選んで花束つくり。


りんぺいは午後4時半まで待つがデスクへ行くとあっさり「相手がデフォで水曜日(あさって)になった」と言われた。

今のところ、日本チーム全敗中~~~暗雲たれこめる、誰か止めておくれー!

夕方6時からオープニングセレモニー。国歌とともに各国の選手団入場。そしてバボラの帽子、Tシャツ、ボトルなどをゲットできる的当て大会。しんのすけ、あゆみ、ひかがGET。りんぺいは興奮しすぎたのか、生まれて初めての鼻血を経験した。
セレモニーの前、松島コーチのダッシュ系トレーニング、このかなみ以外の子たちの表情がすごい↓


その後子供たちは松島コーチにまかせ、木全&Miho&キューティ藤田はコインランドリーへ洗濯に。子供たちは歩いてケンタッキーへ行ったそうだが、途中、かなみがパトカーでひかれそうになり、かなり長目のフランス語のお説教をくらったとか。全く何言ってるかわからなかったそうですが。
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6月30日その1(1309)

2008-07-08 01:24:09 | OUATTフランス遠征2008
6月30日(月)快晴

 ゆうべはモスクワでの飛行機の大幅な遅れにともない、終電に間に合わずに、やむなくモンパルナスのホテルで1泊。早朝5時台の始発でPLISIRへ。地図をたよりに駅から徒歩でホテルへ、無事一行と出会いほっとしました。長い冒険でした。

 7時からホテルの食堂で朝食。ホテルはお花が美しくとてもいい感じです。↓

あゆみ&レイ&Mihoが同室だったのですが、下にベッドがふたつあるのに、ふたりはロフトで寝たようです。↓


 大型バスに乗って会場へ。途中の景色は広大な麦畑、あまりの広さとその上の青空に圧倒されます。会場はエントランスからピンクのバラの植え込みで、もううきうきしてきます。3面を使って30分ほど練習、試合に備えました。会場全景↓


●あゆみ0-5、1-5ROSCA Andrea(9歳、ルーマニア10歳以下2位)
相手は同じホテルにお父さんと泊まっていたかわいらしい子。ストロークはフラットもトップスピンもうまく、ネットプレー、ドロップショットもうまい、ドライブボレーもすべてミスらず決めていた。
ボールが9歳の部はロープレッシャーボールでラリーがよく続く。あゆみは慣れず、打っても打ってもボールが浅くなった。
あゆみは自分の返球が2バウンド(ノットアップ)だったのはすべて自己申告したが(日本風)、相手は自分がツーバウンド返球しても、対戦相手に指摘されないとラリーを止めない。これがルーマニアルールだと相手のお父さんが言っていた、そのポイントはお父さんが「ツーバウンドだった」と、あゆみのポイントにしてくれた。
あゆみのサーブがフォルトだった時、相手がルーマニアなまりの「アウト」を言っていたが、あゆみは試合後「よくわからない事を言っていた」と言っていた。写真は朝、ホテルの前で1枚↓

こちらは試合中↓

●ちばりさ2-6、1-6PAPAZOVA ZLATKA(ブルガリア)あゆみの試合と重なり見られず…調子が上がる前に終わってしまったとりさは言っていた。
●たいせい2-5、3-5ADAM EDUARD(10歳、ルーマニア10歳以下1位)
厚いグリップのトップスピンでしつこくつなげてくるタイプ…と思ったらドロップ&ロブ作戦を好むテクニック派、スピンロブで下げて、さっとつめてドロップボレーなどもしてくる。
試合前の練習ではミニラリー→ベースラインラリー→相手ボレー&スマッシュのあと、「サーブしようぜ」ときて、たいせいにボレー、スマッシュをさせない。こんな事はよくある事。毅然とした態度で「ボレーお願いします」といかないとねっ。
たいせいのムーンボールで相手をうしろのフェンスが邪魔で打ち返せない作戦はうまくいき、相手をいらつかせるが、後半、逆にやられる。ライジングで処理すればなんてことはないのだが、平常心でプレーできていなく、ぜんぶフェンスにぶつかる。たいせいもドロップを使うが甘くなり相手にうまく処理されてほとんどポイントできない。
ファーストダウン後、セカンド1-4のチェンジコートで、相手は勝ち誇って余裕モード、うしろの親たちと世間話。案の定、たいせいはそこから追い上げムード。1-4から2-4として40-30、3-4にするかノーアドデュースになって相手のマッチポイントになるかの大事な場面、たいせいが放ったダウンザラインは、線の内側10センチくらいにノータッチエース。しかし相手はこれをうそジャッジしてアウトに。たいせいがレフェリーを呼び判定は相手のジャッジ通りアウトに。しかし、そのノーアドのデュースを粘って根性で取り、3-4。
油断していた相手、本気を取り戻しスピンロブでたいせいをフェンスにぶつける作戦で、最後は粘るも負け。

フランスは朝夕すこし涼しく、昼間はカラッと湿気のない暑さで気持ちがいいです。

しんのすけ語録「かずまくんの相手、頭がモンブランみたい」木全:「髪の毛ばっか見てないで、テニスを観察しなさいっ」↓


たいせい試合に負けて、かなり落ち込み、涙もとまったあと。
木全:「あれ?!たいせい、優勝するんじゃなかったっけ?」たいせい:「いやぁ、コンソレ優勝ですよ~!」
木全:「ふ~ん、そうだったんだ」たいせい(小声で):「(本当はさっきまで本戦優勝の予定だったんだけどね)」
下の写真はまだ負けた直後で立ち直っていない時。↓


つづく
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