AKB48グループ総監督の高橋みなみ(23)と、次期総監督の横山由依(22)が12日、新潟県庁を表敬訪問した。
10月1日からの始動を目指し、同県に拠点を置いて準備中の新姉妹グループNGT48についての説明も含めて、AKB48グループを代表して泉田裕彦知事に初めてあいさつ。1期生メンバーのオーディション参加者を4月10日から募集することも発表した。
知事と並んでご当地アイドルグループのNegiccoらにも出迎えられ、2人は「よろしくお願いします」とあいさつ。この日、市内では雪が降っており、横山は「新潟は寒かったんですけど、地元の方々が雪を溶かすくらいの熱い歓迎をしてくださったので、うれしかったです」と笑顔。高橋は「Negiccoさんたちは、女性のいいにおいがしました。大先輩なので、一緒のアイドルとして、一緒に新潟を盛り上げていきたいです」と話した。
元SKE48劇場支配人で、新たにNGT48劇場支配人を務める今村悦朗氏は「劇場の場所はまだ秘密です。4月10日からメンバーの募集をスタートします」と明かした。高橋は「NGT48のイメージカラー? やっぱり白ですかね。真っ白な雪のイメージ。かわいい子たちが集まりそうです。私たちも負けてられませんね」とコメント。横山は「劇場、どこにできるんやろ~? 米俵でできていたら、おもしろいですね」と笑わせた。
NGT48は、AKB48国内5つめの姉妹グループ。今年1月25日に、結成が発表されていた。10月1日に、県内に劇場がオープンする予定。
AKB48グループは11日、東北3県6ヵ所で被災地訪問および公演を行った。また、全国の各劇場では、「東日本大震災復興支援特別公演~誰かのためにプロジェクト2015~」を展開した。同グループが震災後に実施している“「誰かのために」プロジェクト”の一環。
AKB48グループは、2011年3月11日に起きた東日本大震災の後から“「誰かのために」プロジェクト”を立ち上げている。このプロジェクトは、募金活動をはじめ定期的な被災地訪問活動など、被災地への復興支援活動を継続的に行うもの。トラックをステージに見立てたミニライブや握手会に加え、クリスマスやバレンタインイベントなども実施している。
今回は、震災から4年となった日ということで、岩手・宮城・福島の東北3県6ヵ所に、各8名計48名のメンバーが訪問。各会場には、チーム8からは東北6県の代表メンバーである横山結衣(青森)、佐藤七海(岩手)、谷川聖(秋田)、佐藤朱(宮城)、舞木香純(福島)、早坂つむぎ(山形)もそれぞれ参加した。震災が起きた14時46分には、メンバーがそれぞれの場所で黙とうと献花を行い、犠牲になられた方々に哀悼の意を表した。
釜石市を訪れた同グループの総監督を務める高橋みなみは、「4年という月日は長くもありますが、まだ4年なんだなとも思います。被災地は、震災で時間が一瞬止まりました。でも、時は必ず前に進みます」と、力強いコメントを発している。その上で、「私は卒業を発表していますので、AKB48としての3月11日の訪問は今回が最後だと思います。ですが、AKB48に残っている間はAKBとして、そして卒業後は高橋みなみとして、今後もずっと被災地支援活動を続けさせていただきたいと思います」と続けた。
今回の特別公演は、公演の動画配信サービス「LIVE!! ON DEMAND(ライブ オン デマンド)」で、3月12日の午後11時から無料配信される。
AKB48グループのメンバー243人が11日、被災した岩手、宮城、福島3県6か所と東京・秋葉原など全国4か所の専用劇場で復興特別公演を行った。11年5月から毎月、メンバーが被災地を訪問する同グループの支援活動「誰かのためにプロジェクト」の一環として4年連続で実施。復興支援ソング「掌が語ること」を歌う際には、被災地と劇場の全10か所で同時生中継を行い、復興への願いを呼びかけた。
普段の華やかなステージ衣装とは違う、シンプルなTシャツ姿で、渡辺麻友(20)、川栄李奈(20)ら52人がAKB48劇場に登場した。通常の公演はチームごとに行われるが、この日は被災地を訪問したメンバーを除く全員が力を合わせ、復興への願いを届けた。
「ヘビーローテーション」「ギンガムチェック」といったヒット曲に加え、メッセージ性の強い「誰かのために」など15曲を披露。1曲目の「掌が語ること」では全国10か所を同時生中継で結び、総勢243人が歌声を響かせ、トークコーナーではメンバーそれぞれが被災地に訪問した際のエピソードを紹介した。
「誰かのためにプロジェクト」では11年5月から今年2月まで計46回、被災地を訪問。トラックの荷台をステージに見立てミニライブや握手会を行い、クリスマスやバレンタインデーのイベントも開催した。この日も岩手県宮古市、釜石市、宮城県石巻市、南三陸町、福島県南相馬市、相馬市でライブに加え、じゃんけん大会などを行い、地元のファンと交流した。
イオンスーパーセンター釜石店を訪れた高橋みなみ(23)は「被災地は震災で時間が一瞬、止まりました。でも、時は必ず前に進みます」とあいさつ。自身は今年12月に卒業を控えているが、「卒業後は高橋みなみとして、今後もずっと被災地支援活動を続けさせていただきたいと思います」と継続支援を約束した。
総監督の思いを受け継ぐ横山由依(22)は「これからも自分たちにできることを探して、活動を続けていきたい」と同調し、川栄も秋葉原で「私たちにできることは歌って、踊って元気を被災地に届けること。できる限りの支援活動を続けていきます」と話した。
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