バスを降りてから少しこのような隠れ里のようなところを歩いて観音堂まで行きました。
修理中なのかグリーンのシートが掛けられていました。
己高山 石道寺 (ここうざんしゃくどうじとよみます)
桜のころはさぞかし素晴らしいところではないのかと感じさせる場所にありました。
もと石道寺は山間にあったものを旧石道寺の本堂を里人の手によりこの地に移し今日まで守り続け
られています。
観音様は厨子に入っておられ中は暗くお顔は懐中電灯で照らさないと見られないほどでした。
この日の雪はまだ残っておりみぞれが降っていました。
白州正子が言う隠れ里のような静かな里でした。
これは細い道をお寺まで歩いて行くところです。
崩れそうな蔵に赤い南天の実
旧石道寺十一面観音立像(国指定重要文化財) 欅一本造り 極彩色
お堂を守っている村の人の言葉ですが
村の娘さんの姿をお借りになってここに現われていらっしゃるのではないか。
素朴で優しくて、惚れ惚れするような魅力をお持ちになっている。
これは井上靖 「星と祭」の主人公の感想として書かれているそうです。
実はクリスマスのプレゼントで頂いたのはこの本2冊だったのです。
凄くうれしかったです。
これから先、湖南、若狭、京都、美濃、信州ととても沢山の観音様に出会えそうです。
来年にまた楽しみが増え出かけるいい理由になるようです。
今日も見ていただいて感謝です。