もしか、あなたの幸せとオツベルの幸せは似ていますか?
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遊びをせんとや生れけむ 戯れせんとや生れけん
遊ぶ子供の声きけば 我が身さへこそ動がるれ(梁塵秘抄)
子供というのは、
遊びをしようとしてこの世に生れてきたのであろうか、
それとも戯れをしようとして生れてきたのであろうか、
無心に遊び戯れている子供たちの声を聞いていると、
それだけでもう、私の体までもが反応していることだ。
〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇
誰かの獲物を横取りしようと虎視眈々と隙をうかがう獣たち、
獣たちに狩りのツレはいても、獲物を譲りあう仲間はいない。
強い者から順繰りに腹いっぱいに食べるのが弱肉強食の社会。
秩序にみえて、実は、互いの隙を窺がい、懐を狙う敵対関係。
弱い者は全てを奪われ・失い、人間としても扱われなくなり、
が生まれ、奴隷が生まれ、農奴が生まれ、憎しみが残る。
弱い者はイケニエとされて、邪悪の法はイケニエを容認する。
強い者を保護し守ろうとする集団で、法は弱者をいたぶる。
奪い・騙しを悪と認めない集団内に争いが絶えることはなく、
そのような奪い合いの関係からは、平和が育つことはなくて、
日本では毎年3万人以上の弱者が自殺に追い込まれています。
そんなふうに獲物を奪い合う野獣の時代の混沌に社会は在る。
腹が減ったら大人だって、手当たり次第に食べたいだろうし、
奪い合いは詰らないと本能的に気づいたのは母かも知れない、
子のために獲物を持って帰る母の本能は譲り合いへと育った。
母に発言権がある母権社会は譲り合いの心が育ちやすいかも。
私自身は家族と分け合い・助け合って暮すなかに育ちました。
譲り合いの家庭の温もりを知っている数少ない現代人かも…。
その経験が、奪い合いに狂奔する人たちの愚かぶりを教える。
自分だけが得しようとして、結局、なんの幸せも得ていない。
甘い儲け話に飛びついた筈なのに、なぜ貧しいのでしょうか?
誰も知る人のない美味しい儲け話…ぜったい儲かる筈なのに?
奪い合いの社会からあなたに舞い込んだ貴重な儲け話でしょ?
欲深い人があなたに教えてくれた有難い儲け話★感謝・感謝★
珍しい御馳走を食べたい…あなたは、食べなきゃ承知しない、
他人より豪華に暮したい…あなたは、豪華でなきゃ許せない、
他人に羨ましがられたく…あなたは、他人の顔色をうかがう、
そして結局、いつだって…あなたは、不平・不満の中に住む。
幸せは儲け話にあるかも知れません、それが儲からなくても…
儲け話を聞いてるだけで贅沢な生活を想像して楽しいあなた…
それなら儲け話をみんなに教えてもちっとも損はしないんだ…
それなら儲け話でなくても構わない…楽しく時を過せばいい。
子供は本来、自分だけが楽しもうとして過してる訳ではない、
誰かを羨ましがらせよう・見せびらかそうと望んでもいない、
自然の子供は、みんなと共に楽しもうとしているものであり、
みんなとの触れ合いそのモノを楽しんでいるもののようです。
その純真な子供の心…子供の心を忘れているなら、不幸です。
幸せを財産で換えず、地位で換えず、卑しい心で換えられず。
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遊びをせんとや生れけむ 戯れせんとや生れけん
遊ぶ子供の声きけば 我が身さへこそ動がるれ
オツベルはお金で幸せを購えると思い違いしてたのですね★