野菜畑のひょうたん族

ひょうたん・たん・たん!大きくなあれ♪
野菜作りと日々の生活をやんわく綴ります。

本場の本葉

2010-05-16 | ひょうたん
沖縄は梅雨に入り、
長い日本は、次々と梅雨に入る。

でも今日は
初夏のような晴れっぷり。

いいお洗濯日より
いいお散歩日より
………

ずいぶん暇そうに見えるけれど

案外忙しい。
うちの畑はずいぶんと
にぎやかになったから。


梅雨本場を控えて
ひょうたんたちは
本葉を2枚、3枚と増やし
厚い雲の向こうのお日様を
受け止める準備をしているんだ。


がんばってるんだ。
この子も、
この子も、
この子も

捨てられても生き吹いてきた
強いひょうたんたち


小さな畑で

明日
1週間後
1ヶ月後と
ささやかな喜びをつなげていく。


いもむし見っけ!!

2010-05-14 | 野菜
今年は春になっても寒かったり
お天気が安定しなかったために

つい最近まで
野菜が高かった。
特に葉ものが高く、
8分の1でこの値段?と
目を疑いたくなる数字だった。

うちの畑のキャベツは、
ちまたの高いキャベツを横目に
立派に葉っぱを増やして大きくなっていた、

はずだった…

のに

なんと
無農薬はおいしかったのでしょう。

いもむしが
ガリガリ、ムシャムシャ
食べてくれて
穴あきもいいところ…

私の食べるところがない!!


でも、
体をくねらせて
おなかを膨らませている
もっちりいもむしを見ていたら

なんだかなあ
取ってしまうのもかわいそうな気がして
そのまま
見なかったことにしてしまった。


今は人間の足音におびえながら
変身する夢と使命に胸いっぱいで
ひたすら食べ続けているけれど

もしも父に見つかったなら
きっと
容赦なくつまみ出されるから

蝶になるのは
運に
まかせて
いるのだろう。



きっとあと数日?もすれば

私にはとうてい生えてこない
羽をふわふわさせて
好きな花のところに行くんだね。




うらやましい



いもむしの恩返しって
ないかなあ??

ひょうたん、たんたん…

2010-05-06 | ひょうたん
おこぼれで発芽した
ひょうたんは1つではなかった。

あっ、ここにもっ、ここにもっ…

灰の中から頭を出したのは6個。


手を合わせて植えたひょうたんが
全滅したにもかかわらず、


シンデレラのような
灰かぶりの
6個のひょうたんたちは
元気に成長してくれていた。

ひょうたん、たんたん…
ありがとう
生きててくれて。


素直にそう思った。

生き抜く力

2010-05-03 | ひょうたん
4月3日にまいたひょうたんの種。
実は、芽が出なかった。

2週間くらいたっても
芽がでないので、
おかしいかな?
と思い始め、

3週間たったころ、
この芽はでないことに気付いた。

こんなことってあるんだ!?

もらったひょうたんの種がダメだったのか?
周りの雑草はのびのび成長するので、
土は悪くないはず…

2年連続の失敗を理解し
悲しみにくれていたとき



奇跡がおきていた。



もらった種のいくつか
私が選び損ねた種のおこぼれが

抜いた雑草を捨てるところで
息づいていたのだ。

捨てたはずの種が
芽吹いていた。

これは、ある意味
ショックだった。

焼いた後の灰かぶりの中に
図太く頭をもたげて
「生きるぞ!」
と自己主張しているひょうたん。

捨てられてもなお生き抜こうとする力に
脱帽。。

イチゴ

2010-04-12 | 野菜
イチゴ農園に行くと、
プリプリの
大きなイチゴが
真っ赤なのから青白いのまで
たわわに実っている。

4月はもう収穫も終わり頃で
1月頃のピークに比べるとほんの少し
小さめだが、
甘さは変わらず、おいしい。

6年前、
イチゴの苗を
何の気なしに
庭に植えた。

キンモクセイがそのころ
まだ「1本の棒」状態で、
すっからかんに空いた棒の
前に
イチゴを植えた。

その翌年から、
さみしいキンモクセイの周りを
イチゴがぐるっとおおい、
かわいい実をつけるようになった。

「小さいけど、
 野いちごじゃないよ!」
って、
ころころ葉っぱの間から顔を覗かせる。


今年もまた
イチゴたちがいつのまにか
花をつけていた。

その上で
6年かけて大きく成長した
キンモクセイが葉を茂らせている。

6年間、
イチゴたちとキンモクセイは
どんな話をしていたのだろう。

日陰の身になったイチゴたちは
きらきら太陽の光をさえぎる
キンモクセイをまぶしく思っているのだろうか?

老人ホームに咲く花

2010-04-11 | 季節・花
老人ホームに行ったとき
もうひとつ
心に残る花を見つけた。

名前は知らないが、

数本植えると
どんどん株が増えて
あっという間に群生するらしい。


雑草のようにたくましいのに
花は可憐できれいだ。

んんっ??

どこかで似たような…
  
最近の女性のようなのかも。

私の周りには
きれいな人ばかり。
これはきれいに装ったというのかもしれないが
ひと昔の、やぼったい女性は見たことがない。
そして口調も強く、
自己主張もする。

ずいぶん強い女性が増えたなあと思う。

老人ホームでは、
散っていく桜の下で
風雨に負けない、
強い花が
ここに住む人々の
心をいやしているのかもしれない。

あら汁

2010-04-08 | 料理
今、ぶりと鯛がよく釣れるという。

父がまた釣ってきてくれたので
あら汁を作った。

具は大根、白菜…、
そのときにある野菜はなんでもよいが
今回は適当な物がなかったので
長ネギと豆腐。

魚のだしがよくきいて
しょうがで生臭さも消え、

「うまい!」の一言。

外食で
新鮮な魚が食べたいときは
たまに
近くの漁師さんの店に行く。

そこは、
伊勢エビや魚を漁師さんが釣ってきて
その日の新鮮なうちに
料理して食べさせてくれる。

運がいいと、
たわしのようなホタテや
皿からはみ出た姿揚げ、
酒のつまみはザルで出てくる。


伊勢エビコースは値もはるが
それでも都会ではありえない価格だと思う。
食べきれないほどの量だし。


最近はよく父が釣ってきてくれるので
その店には行かないが、
伊勢エビ解禁のころには
また行きたいなあ。

花見~桜~

2010-04-05 | 季節・花
少し風が強いと
花びらが散ってしまうから

桜が咲くと
早く見に行かなきゃと、
気持ちがせっつく。

今年は少し遠出して
うわさの
老人ホームの桜並木を見に行った。

どんなうわさかというと
その老人ホームは、
高台にあり、
桜の向こうに海が見えて
それは美しいという。

天国みたいな光景…

そんなら是非見に行こうと、
晴れた昨日、
友達と一緒に見に行った。



桜並木が桜色に太い線を描いた
その向こう

海と空が互いを映して
抜けるような青に続いた。

「きれいだねえ…」
ありきたりの言葉しか出ないが
私たちも同化して
きれいになったような気分。

まさに絵のような風景。

何十年か経って
余生を暮らすときは
こんな海が見えるところに
いつか私も住みたい。

大根の花

2010-04-04 | 野菜
畑の隅でそのまま残った大根が
きれいな花を咲かせている。

大根の花は
菜の花を白くしたような感じだが
よく見ると

紫も混じって
かわいらしくもきれいだ。



子供の頃
近所がぐるりと畑だった頃
菜の花が畑を黄色く染めた。
そして、時折その中に白い畑があり、
私はそれが白い菜の花だと思っていた。

今はすっかり
畑はコンクリートに埋まり
マンションが建ち
走り回る子供の姿もなく
笑い声も聞こえない。


わずかなうちの畑が
黒い土に恵まれ
南国の太陽の応援で
実りを期待されて頑張っている。

大根も花を咲かせてくれたから
種を採っておくことにしよう。

ひょうたんの種

2010-04-03 | ひょうたん
ひょうたんの種をもらった。

今年の「ひょうたん」がいよいよ
今日からスタートだ。

もらったのは、
実は種ではなく
去年のひょうたん。
1年間ずっと水につけておいたもの。


古いひょうたんの中で種ができていた。

うちでの小槌を振るように
シャカシャカ振ると、
小さな口から

古い水と一緒に
ポロッ、ポロッと
ひょうたんの種が飛び出してくる。

だ円の顔に小さな耳が二つ付いているような
少し変わった形をしている。

だからこそ、
あのひょうたんの形になるのかも。

野菜畑とは少し離れた場所に
6個植えた。
今日から1週間後くらいに
また別の場所に植えるつもりだ。

今年こそはひょうたんが
無事成るように
かぶせた土に手を合わせた。

野菜の苗植え

2010-03-29 | 野菜
畑に野菜の苗を植えた。

ミニトマト、なす、ピーマン

これらの野菜の実がなるときは、

もちろん旬なので、
スーパーにもよく出回って
値段は安くなるし、
見た目は
そっちのほうがおいしそうであったりする。

しかし

農薬は使ってないから安全
あるだけめいっぱい食べられる、
友達にあげると喜ばれる。

そして、
今年も去年のように
やってみようとか
もっとこうしようとか、

育てる楽しさ、
収穫の期待がたまらない。

何よりも
1年のサイクルをまたスタートして
元気に過ごせることがありがたい。


卒業の歌が聞こえるころ

2010-03-27 | 野菜
3月も後半になると、卒業の歌がよく話題になる。

私が聞いた歌の中で
気持ちがよく分かるというのが



春なのに~お別れですか~
春なのに~涙がこぼれます~

というフレーズだ。

春って、
寒さから解き放たれて
心もうきうきするのに、
とても嬉しいはずなのに
お別れしなくてはいけない時。

美しい桜も、
散る花びらがさよならを言っているみたいに
もの悲しくなる。

新たな出発の前に
別れの決意を込めている、みたいな。

まだまだ私って
”おとめ”…と自分の世界にひたれる時間。

卒業の歌が聞こえるころは、
土も春を感じて、
新しい野菜を待っている。

いよいよ
これから春野菜の出番到来

岩ツツジ

2010-03-25 | 季節・花
朝の数時間しか日がささないところで
うちの岩ツツジはみごとな紫に咲く。

10代のころ、家を出た私は、
たまに帰れる春に、
満開の岩ツツジの、
透き通るような紫を見て、

やっとふるさとに帰ってきたんだと
思ったものだった。

だから
よそで岩ツツジを見ると、
家の岩ツツジにワープする。

何年経っても
か弱い枝は変わらない。

一緒に植えられたほかの木々に
邪魔にならないように咲くからって
ささやいているかのよう、

つつましくも
りんと咲く紫の花は
私にとって
ずっと帰りを待ってくれた母のようだ。

龍馬スイセン

2010-03-24 | 季節・花
玄関の花壇に、また今年も
スイセンが咲いた。
幼児がパッと手を広げたような、
かわいらしい黄色い花だ。

先日新聞にスイセンの話が出ていた。

「龍馬スイセン」だ。


鹿児島県の霧島を坂本龍馬が
ハネムーンで訪れたということで
龍馬ゆかりの地であると、
高知市からスイセンが贈られたのだそうだ。

その善意に応えようと
霧島の地元の高校生らが大事に育てている。

今年はとくに
「龍馬ウォーク」という観光行事と重ねて
かれんなスイセンが華々しく
にぎわっているという。



うちのスイセンはほんの5,6本だが、
龍馬ゆかりの「花」と知り、
また少し
愛でる意味が深くなったような気がする

春の種まき

2010-03-18 | 野菜
数日前、野菜の種まきをした。

枝豆、じゃがいも、さといも。

じゃがいもやさといもは、
去年収穫して、食べ残ったものを
そのまま種芋として植えた。

新しく種用として売っているものを植えた方がいいと
知り合いには言われたが、
食べ残りを捨てるのももったいない!

大丈夫!!
うちの畑は肥えているから
しっかり育ってくれるはず、きっと。

食べるのは家族だけなので、
少しずつ、でもできるだけ種類を多く
今年も計画を立てながらいきたいと思う。

写真は、種を植えた所をだ円に切り抜いた
ビニールをかぶせているところ。

結構手間をかけているのが自慢!?