Windsurfing Hokkaido

北海道でのウインドサーフィン活動や旅行記などの日記

松浦武四郎展

2018-08-09 22:08:54 | 日記
2018年8月9日(木)

友人から頂いた招待券を握りしめて
行ってきました



北海道博物館
(札幌市厚別区厚別町小野幌53-2)



北海道150年事業
松浦武四郎生誕200年記念
「松浦武四郎展」

スケッチや日記など
とても見応えのある内容でした

武四郎は1818(文化15)年、伊勢国一志郡須川村
(現在の三重県松阪市小野江町)で生まれました。
今も残る生家は、江戸時代に伊勢神宮を訪れる
旅人たちが行き交った伊勢参宮街道沿いにあります。
そのような環境で育った武四郎は、
幼いころから旅へ強い憧れを
抱くようになったのかもしれません。
16歳で突然一通の手紙を残して
旅に出たのを皮切りに
(家出同然だったため、すぐに家人に連れ戻されました)、
17歳から全国を巡る旅に出ます。
21~26歳までは長崎で僧侶になるという、
少し変わった体験の持ち主でもあります。

武四郎が初めて蝦夷地に渡ったのは
1845(弘化2)年、28歳のときでした。
長崎でロシアが勢力を広げるために
蝦夷地を狙っていることを知り、
日本の危機を感じた武四郎は、自ら蝦夷地を調べ、
その様子を多くの人に伝えようと決意。
以降、1858年までの間に計6回探査に訪れました。
3回目までは一探検家として蝦夷地を探査し、
多くの報告書や地図をまとめました。
それを評価した江戸幕府は武四郎を
雇い入れ、4回目以降は幕府の命を受け、
探査の任務にあたりました。
その際、武四郎は蝦夷地で暮らすアイヌの
人々の協力を得て、寝食をともにする中で
アイヌ文化に触れ、
その文化や
生活を紹介することにも力を注ぎました。

時代は江戸から明治へ移り変わり、
武四郎は、蝦夷地に詳しい第一人者として
明治政府の一員となり、
開拓使の
役人として、1869(明治2)年7月17日に蝦夷地に
代わる名称の提案を明治政府へ行いました。
その候補にあがったのが「北加伊道」「日高見道」
「海北道」「海島道」「東北道」「千島道」
の6案でした。
最終的に「北加伊道」の「加伊」が「海」となって、
同年8月15日に現在の「北海道」と命名されました。
武四郎は幕末に出版した「天塩日誌」の中で、
天塩川流域を調査した際に出会った
アイヌの長老アエトモから、
「カイという言葉には、
この地で生まれたものという意味がある」と
教えられたと記しており、「北加伊道」に
その意味を込めたと言われています。
これには、武四郎の、アイヌの人々への思いも
込められているのかもしれません。
また、武四郎はアイヌ語の地名に基づき、
郡名・国名(後の支庁、現在の総合振興局と
振興局)の選定にもかかわっています。

武四郎は、江戸時代にアイヌの人々を苦しめていた
「場所請負制度」(特権的な商人が松前藩や
幕府から蝦夷地各場所の経営を請け負った制度)
の廃止を強く訴えていましたが、
それはなかなか実現しませんでした。
開拓使を批判した武四郎は、1870(明治3)年、
開拓判官の職を辞し、長年の功績により
与えられた従五位も返上しました。
晩年は、奈良県と三重県の県境にある大台ヶ原に
3年連続で登って調査を行ったり、
70歳で富士山へ登頂するなど、
1888(明治21)年に71歳で亡くなるまで、
旅への情熱は衰えることはありませんでした。

北海道150年事業HPより引用

6回に渡り
道内を廻り
アイヌと交流
カメラの無い時代
スケッチを描き
日記に記録

150年経過した今
徒歩がハイエースに変わり
スケッチが一眼レフカメラに変わり
日記がブログに変わりましたが
自分も同じようなことをしているなと
武四郎が身近に感じてしまいました

特別室を出て
撮影の許された子供向けの展示室で
床一面の双六(すごろく)に目が留まりました
その一部を撮影したので
ご覧ください



せにはこ
当時は売女の街だったようです
今のススキノですね



エリモサキ
大ダコが居たんですね~



シャコ丹
ロウソク岩
今より太い!



石狩
大川は石狩川ですね



手塩
大川あり
天塩川ですね
ワツカシヤクナイ
ハツカイ
なんか聞いたことのある地名ですね



三石
昆布の名物
今も変わりませんね



箱館湊
大都会です

友人のお陰で
興味深い展示会を観ることが出来ました
ありがとう

武四郎に負けず
もっともっと北海道を観て廻ろうと
心に誓ったオデッセイでした

8月26日(日)が最終日です

北海道命名150年
自分は間もなく還暦
60/150
って
何か凄くね~






コメント (6)
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