昨日から今日にかけての話

「台風来るよ～」と僕の膝が言っている。
古傷は気圧が変動に敏感だ。
頭も痛い。
この頭痛は気圧の変動のせい？
どんだけ頭いがんでんだ？
その状態で昨日、我が部の消防団の有志で飲みに行った。
頭痛のせいか酒は進まず。
宴たけなわ軽井沢町から、ばぁさん行方不明とメールが来る。
酒も入り、そのメールに誰も気付いていないようだ。
「宴たけなわですけど、ばぁさん行方不明のメールが町から来てます」と告げる。
「マジで」みな一斉にスマホを見る。
「ホントだ」
「これ明日朝捜索ですよ」などと冗談で言っていたら、幹部に電話で招集が掛かる。
幹部は消防署に行き、ばぁさんの捜索会議をこれからするようで、慌ててタクシーを呼び、会場を後にした。
「よし、うるさいの居なくなった。さぁ飲むか」
出たっ!!幹部バッシング。
その後、幹部から電話連絡が来て、ホントに朝4時半から捜索となった。
僕はレタスの収穫があったので、出荷が終わってから参加するつもりで、カッパの下に消防団活動服を履き、終わるや否や駆け付けるスタイルをとった。
が、ばぁさんは早々見付かり、僕のカッパの下の活動服は意味をなさなかった。
カッパを着たまま出荷へ。
農協予冷庫でレタスの箱を下ろしていると、チンゲン菜農家がやって来た。
レタスを下ろし終え「おはようございます」と挨拶。
「いっぱい出荷するね」
「いえ、まだウォーミングアップです」
うぁ!!日本一のチンゲン菜農家の息子の言うことは違うねぇ～
凄いわ。
その後、僕はこもれびの下昼寝。
下から見る台風の去った空は、雲ひとつなく、台風が残していった風が木々を揺らし、昨日の雨でいっそう緑を増した木々の若葉の隙間からキラキラと太陽が時々顔を覗かせる。