3月15日はマンデーナイト吃音カフェでした。その前に午後5時から対面吃音セッションがあり、午後6時からは吃音のあるお子さんのご相談を保護者の方から受けていました。総合するとお客様は8人になりました。
午後7時からのお客様は入れ代わりがあって6人。この写真に写っていない方もいらっしゃいます。就職先が決まり、その報告を兼ねて参加してくださいました。大黒様のような大きな荷物を抱えていらっしゃったのは引っ越しの準備のお買い物だそうです。わくわくする希望と、ドキドキする不安もあったのかもしれません。それでも一歩前に歩み出されました。ガンバレ!
この世のお話は吃音のこと、美味しいもの話で「大盛り一丁!」でした。例によって南の編集でご報告いたします。
○吃音のある人に出会ったことある?
・人口の1%という吃音の頻度って本当ですか?誰か調べたのですか?
・海外の研究でそういう調査があります。発症立は8%かもっと多いようです。その中の70%程度は自然治癒すると言われています。結果、一生涯吃音がある有症率は1%かもう少し多いのかもしれません。日本では国立リハビリテーションセンターを中心にした調査があるはずです。
・でもなかなか出会うことがないですね。
・飲み会で5~6人集まったら4くらいの人が吃音だった事がある。
・出会わないのは吃音を隠すからかなあ?わざわざ私は吃音だとは言いませんものね。
○自分が吃音だとして、どう対応してもらえると助かりますか?
・私は、自分の言いたいことが言えなくて困っているときに、もし解ったら「タマゴ?」って言ってもらえたら嬉しい。助かります。
・僕は嫌ですね。最後まで自分で言い切りたい。
。僕は言ってもらうと助かります。その後は出てこなかった言葉を言えるようになります。その場ではですけど。
・私はどっちでも良いですけど、一回吃るとその後は言い易くなるなあ。
○給食好きですか?
・私は給食が嫌いでした。理由は分からないんですけど、なんかあの味が嫌いでした。
・私は給食大好きでした。でも、アサイーが練り込んである、ほんのり紫色の麺は嫌いでした。
・それって、どこの製麺所が作っていたんでしょうね。
・室蘭や伊達では望月製麺が有名ですね。旭川方面だと藤原製麺。
・札幌は西山製麺。タマゴが入った麺ですよね。給食はそうですか?ラーメン屋さんによっては「こういう麺をつくってくれ」と、注文するんでしょう?給食は?
・そうですね。でも札幌の給食では、高くて使えないと思います。別なところの麺を使っていると思います。1食280円の材料費ですから。
・・・食べ物の話ってどうして盛り上がるんでしょうね?書き忘れるといけないので、旭川の製麺所で忘れていけないのは加藤ラーメン。直接工場に買いに行ってしまうほどの美味しさ・・・
○話せる場
・私が前に来たときに、自分の名前が言えないでいるときに、皆さんがあれかこれかって名前を当ててくれました。そして私がやっと自分の名前を言えたら拍手してくれました。吃って拍手してもらえたのは初めてだった。すごく嬉しかった。
・そうでしたね。私たちってどうして名前って言いにくいんでしょうね。それも自分の名前!
・言わなければというか、言えて当然、どうして自分の名前くらい言えないの?って、プレッシャーが強いからかな。
・小さい子って自分の名前を書くのが下手になりやすいんです。ですから大人になっても自分の名前の漢字だけ上手に書けないという人がいます。
・ことばもそれと似た現象なのかな?まだよく回らない口で自分の名前を言っているうちに自分の名前を言うように強いられる。そのうち2~5才で吃音が始まって自分の名前も吃って言うようになるのではないかな。言えて当たり前。社名、学校名、住まいの地域名も。
・母音が言えないって言う人も多いですよね。
・ありがとう、おはよう。他にあ行で始まることばってあるかな。これも「なんで、ありがとうの一言が言えないの!」って怒られちゃう。言いたくないのじゃなくて、文字通り「言えないんだってば!」って言えたらいいのにね。
・こうやって吃音のこと、自分の事を話せる場があるって嬉しいです。もっと話したい気持ちになります。
○他にも方言の事が話題に・・・次の方言はどういう意味でしょうか。
・ずっぱけー!
・たこ(すみ)ついた!
・なしか!
・いっちょかみ。
・ばくろう、ばくりっこ。
※次回のマンデーナイト吃音カフェは3月22日(月)の午後7時から9時です。どんなお話が出てくるでしょうか。お待ちしています。
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