北海道言友会では、2023年11月の南孝輔前会長の逝去後、会長職が不在となっていましたが、2024年末の総会を経て、佐藤佑樹さんが新しい会長に選出されました。
北海道言友会では、新会長の下、今後も吃音当事者への支援や社会に対して吃音の理解を深める活動を続けて参ります。
北海道言友会では、2023年11月の南孝輔前会長の逝去後、会長職が不在となっていましたが、2024年末の総会を経て、佐藤佑樹さんが新しい会長に選出されました。
北海道言友会では、新会長の下、今後も吃音当事者への支援や社会に対して吃音の理解を深める活動を続けて参ります。
本日10月22日は「国際吃音啓発の日」です。
吃音のことを広く知ってもらうために、世界中で様々な取組が行われています。
この「国際吃音啓発の日」にちなんで、本日、北海道新聞の「くらし」面で吃音の特集が掲載されました。
記事では、吃音のある看護師で入職後4ヶ月で自死した2飯山博己さんのご遺族の話や北海道言友会やNPO法人NoLimits北海道吃音・失語症ネットワークの会員が、吃音の体験談や多くの人に知ってもらいたいことについて語っています。
●北海道新聞(10月22日)くらし面
「吃音の困難・苦しみ知って 生きやすい社会へ「発信」-きょう国際啓発の日」
記事は、デジタル版でwebからでも閲覧することができますので、ご覧ください。
●北海道新聞(デジタル版)(10/19)
「言葉が出てこない吃音、声上げる当事者 100人に1人の症状 周囲の理解と配慮が安心感に」
※デジタル版では、会員登録(無料)で全文を閲覧できます。
地域支援ユニバーサルコミュニケーション 様 からのご案内です。
函館市で、昨年12月から、吃音のある方たちの集まり「道南きつ音カフェ」を開催しています。
テーブルゲームで交流を深めたり、当事者だけでなく、保護者どうしで話し合う時間もあります。
函館市や道南地域の方の参加をお待しています。
【道南きつ音カフェ】
【日時】2024年8月25日(日)13:30~15:30
【場所】函館市亀田交流プラザ3階小会議室4
【参加費】500円
【定員】20名
【申し込み】申込みサイト https://forms.gle/mHDimM4CwxaiE2L88 からお申込みください。
【主催】地域支援ユニバーサルコミュニケーション
【お問い合わせ】ことばと発達 地域支援U.C.(認定言語聴覚士 小林)
明けましておめでとうございます。
昨年は、11月に会長の南孝輔さんの突然の逝去という哀しい出来事がありましたが、北海道言友会は、今年も、札幌、旭川、室蘭、帯広、北見と道内各地での吃音カフェを開催する他、中高生会、吃音勉強会等の活動を続けて参ります。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
12/21(木)の北海道新聞朝刊(札幌市内版)に、先月11月9日に亡くなった北海道言友会前会長の南孝輔さんの功績を紹介する以下の記事が掲載されましたので、お知らせします。
「北海道言友会」の会長25年 南さん死去 -吃音の悩み 寄り添い続けた 経験生かし活動、差別解消に尽力-
先月11月9日に亡くなった北海道言友会の南孝輔さん。
突然の逝去から1ヶ月たった12月8日に北海道新聞のデジタル版に南さんのこれまでの活動を伝える記事が掲載されました。
生涯を通じて吃音のある人たちの支援に携わった南さんの人柄や活動の取り組みが伝わってくる記事となっています。
吃音のある人に寄り添った南孝輔さん 死去から1カ月、やまない悼む声<デジタル発>
北海道言友会の会長を長らく務めてきた南孝輔(みなみ たかゆき)さんが11月9日(木)急逝しました。享年70歳。
自宅で倒れられ、そのまま意識を取り戻すことなく、旅立たれたとのことです。
亡くなられた日は、来年度実施予定のプロジェクトの打ち合わせが予定されており、その前日の晩も関係者との打ち合わせやLINEでのやり取りをされていました。
南さんは、小学3年生の頃に自分の吃音を意識したとのこと。大学卒業後、小学校の教員になり、約40年間一貫して障害児教育、特にことばの教室の教員として、吃音のあるお子さんの指導に務められました。退職後は札幌市内の小学校で学びのサポーターを務められ、亡くなる前日も出勤して、発達障害のあるお子さんのサポートにあたっていました。
言友会に出会ったのは、40歳の時のこと。その後約20年近く北海道言友会会長を務められました。会長時代は、「札幌言友会」だった名称を「北海道言友会」に改称し、札幌だけでなく、旭川、室蘭、帯広、北見と道内各地に例会(吃音カフェ)を次々と起ち上げ、毎月道内を飛び回っていました。
また、北海道だけでなく、NPO法人全国言友会連絡協議会の副理事長や、理事長(2013-17年)を務められ、北海道だけでなく、全国の吃音のある当事者のために活動を続けてきました。
近年では、毎週月曜夜にコーヒーを飲みながら気軽に語り合う場である「マンデーナイト吃音カフェ」に特に力を入れており、カフェマスターとして、プロ顔負けのドリップコーヒーを淹れて参加者に振舞い、この活動も、10年以上続けられました。最後となった11/6(月)のマンデーナイト吃音カフェも、様子に特段変わりはなく、最期までライフワークとして、言友会活動に携われた中での突然の死でした。
南さんは、吃音の当事者としてだけでなく、教育者、支援者として、幅広く活躍されました。吃音のある人への合理的配慮や社会的支援の必要性をいち早く全国で訴えてきました。また、吃音のことを社会に正しく知ってもらおうと、専門学校講師や、研修会での講師、イベント出演やテレビ・ラジオの取材を数多く受けてきました。
また、私たちの仲間であった看護師の飯山博己さんの自死に対して労災を求める裁判にも関わり、ご遺族の方を長年サポートされてこられ、亡くなる前日もご家族とお話をされたそうです。
吃音への支援の場、相談の場が非常に少ない中、南さんはその生涯を通じて、幼児から成人まで年齢を問わず吃音の当事者、保護者、支援者に対して、いつでも優しくアドバイスと励ましをし続けました。道内外問わず、多くの方が南さんに励まされ、勇気づけられてきました。
北海道言友会にとって無くてはならない存在だった南さん。その突然の早すぎる旅立ちに言友会会員一同、南さんの存在の大きさを痛感するとともに、心を痛めております。
南さんのご冥福をお祈りします。
南 孝輔さん(2022年撮影。『みんなのしみサポ 』vol62 から掲載。写真は札幌市市民活動サポートセンターのご厚意により掲載させていただきました)